「2025年度「プロジェクト演習B・C」」カテゴリーアーカイブ

2025_B19: 動物病院向けペットの健康管理システム開発プロジェクト

概要

近年、犬猫の飼育数増加とともにペットの高齢化、慢性疾患を抱えるペットが増加しており、定期的な健康管理の重要性が増している反面、獣医師や動物病院の混雑などの影響で適切な治療の提供が難しくなっている。また、飼い主がペットの些細な健康変化を記録していないケースが多く、これは獣医師への情報共有不足により問診の効率や診断精度を低下させるリスクがある。
 本プロジェクトでは、「平塚動物総合医療センター」を想定クライアントとし、上記の課題解決のため、「ペットの健康管理システム」の設計・開発を行う。
 具体的な機能は3つあり、まず1つ目は、健康管理の可視化機能である。飼い主が入力した体重・食事・行動などの日々の記録を自動でグラフ化し、健康状態を視覚的に管理可能にする。また、獣医師への情報共有が可能になるため問診の効率・診断の精度の向上につながる。2つ目は、AI画像認識機能である。ペットの皮膚などの画像をAIが分析し、健康状態を予測、受診の必要性を判定し飼い主にアドバイスを行う機能である。3つ目は診療予約機能で、システム上から来院予約を可能にすることで、電話対応の削減とスムーズな受診可能にする。

プロジェクトの目的

・獣医師を含む動物病院の業務負担軽減、利益向上
・飼い主のペットの健康状態をより明確に把握すること

プロジェクトの到達目標

・画像認識の精度を80%以上になる事を目指す

メンバーと役割

小関涼介 プロジェクトマネージャ
安藤清佑 プログラマー・プレゼン担当
伊藤勇亮 企画内容考案・プログラマー 
三浦杏介 プログラマー・webデザイナー
江口友弥 プログラマー
矢崎堅信 プログラマー

企画書

システム概要図

システム機能一覧

画面遷移図

2025_B18: 参加者の主体性を引き出す会議支援システム開発プロジェクト

概要

近年、オンラインでの会議が増加している一方で、会議での発言者が特定の少数に偏る傾向が依然として強いという課題があります。このプロジェクトでは、発言・チャット・リアクションをスコア評価することによって会議の参加者全員の活動量を可視化し、その課題の解決を支援するシステムの開発を目指しています。
参加者は、参加者自身のスコア(数値)とそれに対応して変化する顔文字、そして自分以外の参加者の顔文字の一覧をリアルタイムで確認することで、その会議において自分がどれだけアクションを起こしたか、それが他の参加者と比べてどの程度であるかを知ることができます。その機能によって、参加者自身が会議への参加姿勢の見直しや改善を行うきっかけを与え、会議へのより意欲的な参加を促します。

プロジェクトの目的

会議参加者全員が、当事者として話し合いに参加する姿勢を持つこと
学習意欲や主体性を向上させること

プロジェクトの到達目標

会議や授業のグループワークにおいて、未発言者の割合を0%にすること

メンバーと役割

水野有彩:PM、デザイナー(主にUIを担当)
吉澤梨海:デザイナー(資料作成を担当)
渡利祐希:プログラマ
由利海斗:企画(一部)

システム構成図

画面遷移図

動作画面イメージ

2025_B17: 茅ヶ崎市向け 不法投棄対応支援システム 開発プロジェクト

概要

茅ヶ崎市では、年間おおよそ100件から200件近く不法投棄があり、対策としては、早期の発見、情報提供・共有、パトロールや監視カメラの設置が重要である。本プロジェクトではそのような状況を踏まえ、茅ヶ崎市環境部環境事業センターを想定クライアントとして、情報提供・共有の迅速化や、パトロールや監視カメラの設置といった監視活動の効率化などの観点から不法投棄対応を支援するシステムを開発する。

プロジェクトの目的

不法投棄対応業務の効率化と現場職員の負担軽減を支援

プロジェクトの到達目標

web上で通報を自動受付
GISを用いて不法投棄の場所を地図上に正確に表示
撤去やパトロールの際の最短経路を地図上に表示
ヒートマップで不法投棄の多い地域を可視化

メンバーと役割

菊地 爽太郎:PM
門 琉之介:プログラマー
小島 暉平:プログラマー
内間 安陽:プログラマー
阿部 和紀:プログラマー
水島 葵:デザイナー

システム構成の概要図

2025_B16: 地図を用いた駐車場と飲食店の統合検索アプリケーション開発プロジェクト

概要

飲食店や駐車場を検索する際、情報源が複数のサイトやアプリに分散しているため、利用者はそれぞれを個別に調べる手間が発生している。特に外出時には「駐車場の空き状況が分からない」「目的地周辺の情報がまとめて確認できない」といった問題につながる。
本プロジェクトでは、利用者が地図上で任意の範囲を指定することで、そのエリア内の飲食店や駐車場の情報を一括で取得できるナビゲーションシステムを開発し、解決を図った。

プロジェクトの目的

飲食店情報と駐車場情報が複数のサービスに分散している現状を改善し、ユーザーが必要な情報を一箇所で取得できるようにする。
地図上で指定した範囲内の店舗・駐車場を自動検索し、移動時の調査や判断の手間を軽減する。
駐車場の有無や最寄りルートを自動判定して案内することで、外出時のストレスを減らし、よりスムーズな移動体験を提供する。

プロジェクトの到達目標

地図上で任意の領域を指定し、その範囲内の飲食店・駐車場を正確に検索できるシステムを完成させる。
検索結果として、各店舗のレビューや駐車場の有無を分かりやすく表示する UI を実装する。
店舗に駐車場がない場合、自動で最寄りの駐車場を検索し、目的地として案内できるナビゲーション機能を実装する。

メンバーと役割

・桐ヶ谷 悠真:プロジェクトマネージャー
・藤崎 颯:プログラマー、デザイナー
・田村 拓己:プログラマー、デザイナー
・畑 遼真:プログラマー、デザイナー
・東郷 日向:プログラマー
・金子 優斗:プログラマー

画面遷移図

動作画面イメージ

2025_B15: 綾瀬市向け自由経路ミーティングポイント型デマンド交通予約システム開発プロジェクト

概要

綾瀬市では、少子高齢化による利用者数の減少や、運転手の高齢化、なり手不足等により公共交通の維持が難しく、より利便性が高く効率的な運用が求められている。また、綾瀬市は公共交通機関である電車が止まる駅が存在しないため、公共交通機関であるバスの効果的な利用方法が求められる。そこで、このプロジェクトでは綾瀬市役所都市部都市整備課を想定クライアントとし、特定のバス停から特定のバス停までのバスを予約できるWebアプリケーションを開発した。

プロジェクトの目的

バスの運行時間削減および遊休時間の削減。

プロジェクトの到達目標

機能一覧の全実装によって、運行時間が削減されれば目標達成とする。
実証方法は仮の予約を作り、運行時間を予測する。

メンバーの役割

古澤大地:プロジェクトマネージャ
佐藤幸介:プログラマ
原綺杜:プログラマ
後藤愛実:プログラマ
石井脩平:デザイナー
池田悠真:デザイナー

システム概要図

画面遷移図

2025_B14: 高校教員を対象とした生徒主体の記録運用による評価業務支援アプリケーション開発プロジェクト

概要

本プロジェクトは、高校教員の部活動についての成績記録業務の負担について注目しました。生徒が日々の練習内容や大会の結果、活動の振り返りなどをアプリに入力することで、その記録が直接、教師の成績評価(特別活動の評価)や指導要録作成(所見)の材料として活用できるのではないかと考え、プロジェクトの企画を始動しました。
想定クライアントは神奈川県教育委員会。エンドユーザーを高校教員・生徒としています。

プロジェクトの目的

・生徒が入力し教員が確認する流れを作り成績記録業務の負担を軽減する
・文部科学省の部活動ガイドラインに則り、業務の効率化をはかる

プロジェクトの到達目標

・日々の記録や行動を可視化し支援するWebアプリケーションを開発する
・教師の成績評価の補助を行い、記録業務を減少させる
・学校全体の部活動に関わる業務を可視化する

メンバーと役割

髙橋 杏:プロジェクトマネージャー・デザイナー
竹内 愁詞:プログラマー
松下 祐翔:プログラマー
アリ アハメド:プログラマー
鋤柄 光:デザイナー
杉崎 誠心:デザイナー

システム構成図

画面遷移図

動作画面イメージ

Untitled design – 1
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2025_B13: 道の駅における情報発信アプリケーション開発プロジェクト

概要

本プロジェクトは、茅ヶ崎市茅ヶ崎市 経済部 産業観光課を想定クライアントとした道の駅における情報発信アプリケーションの開発プロジェクトである。観光客・市民をエンドユーザーとし、茅ヶ崎市が推進する「茅ヶ崎ライフスタイルツーリズム」の実現に向け、地域の魅力発信と回遊性向上をデジタル面から支援するシステムを制作する。
茅ヶ崎市では、茅ヶ崎市観光振興ビジョンおよび茅ヶ崎DMO事業観光マーケティング戦略を掲げ、繰り返し訪れたくなる地域・観光魅力づくりを重点としている。しかし、現状では観光客の滞在時間が短く、消費額が伸びない課題がある。
そこで、本プロジェクトでは「道の駅湘南ちがさき」を起点として市内周遊を促すデジタル基盤サービスを開発し、観光体験の向上とリピート促進を図る。
QRコードによる旅の開始、スポット訪問や投稿によるスコア取得、地域貢献活動への投票機能、称号獲得に応じた名誉報酬(限定ステッカー等)を提供し、単なる情報発信にとどまらず、来訪動機を継続的に生み出す仕組みを実装する。
開発にはフロントエンド(Nuxt4/Vue3)、バックエンド(Python,Cockroach DB,Docker)、地図機能(Mapbox/GSI)を組み合わせ制作を進める。

プロジェクトの目的

「道の駅湘南ちがさき」を起点として市内周遊、観光体験の向上とリピートを促進する。茅ヶ崎市の推進する「茅ヶ崎ライフスタイルツーリズム」の実現に向けた地域の魅力発信と回遊性向上。

プロジェクトの到達目標

APIにおける平均応答時間を300ms以内
低速4G及び3Gのスロットリング時の平均DOM表示時間を500ms以内
ユーザー投稿の認可処理時間を1分以内に判定・反映

メンバーと役割

高野百花:プロジェクトマネージャー プログラマー
守屋光晟:プロジェクトマネージャー補佐 プログラマー
高杉悠:プログラマー
日高栞菜:デザイン
GUAN MIN:デザイン

画面イメージ

動作イメージ

2025_B12: ながら運動を提供する健康促進アプリケーションの開発プロジェクト

概要

健康を維持するために運動をしたいが忙しく運動をすることができない人は多くいる。
本プロジェクトでは、~しながらできる運動を動画やバーチャルを用いて紹介するアプリケーションとなっている。また、過去の運動時間や体重の記録をすることもできる。
本プロジェクトではクライアントをフィットネス会社とし、クライアントが販売している商品を紹介する。

プロジェクトの目的

運動が続かない人、忙しい人の運動習慣を作ることを目的にしている。ジムに通えない人や健康を維持したい人のサポート、筋力維持や姿勢改善に役立ち、定期的な運動で持病のコントロールに繋げることができる。

プロジェクトの到達目標

運動とストレッチを体の部位ごとにリスト化、スマートフォンの画面を見なくても運動ができるようナレーション等を使用し行った運動時間を可視化する。

メンバーと役割

星野 杏:プロジェクトマネージャー
川久保 広毅:プログラマー
富岡 和希:プログラマー
毛呂 天花莉:プログラマー
田畑 來実:デザイナー
穂坂 雫:デザイナー

画面遷移図

動作画面イメージ

2025_B11: トマト農園に向けたハウス内管理システム開発プロジェクト

概要

近年、日本の農業業界は高齢化に伴う労働力不足や技術・ノウハウの継承といった課題に直面しており、食料の安定供給の維持が喫緊の課題となっている。
本研究では、この現状を踏まえ、想定クライアントとして井出トマト農園を選定した。同農園で使用されている農園の業務支援システムと連携可能な、害虫の判別と記録を自動で行うシステムの開発を行い、熟練者のノウハウに依存しがちであった害虫管理業務を標準化・効率化することで、労働力不足の解消と安定的な生産に貢献することを目指している。

プロジェクトの目的

害虫の判別及び起票の作成、保存、参照を可能にする

プロジェクトの到達目標

害虫の判別制度90%及び起票の作成、保存、参照が可能

メンバーと役割

鈴木優人 : PM,プログラマ
奥田彰人 : プログラマ,デザイン
松本晃宜 : プログラマ
小野哲汰 : プログラマ
松本康平 : プログラマ
江成弘輝 : デザイン,プログラマ

企画書

システム構成図

画面設計

データベース設計

2025_B10: 自主学習支援システム開発プロジェクト

概要

現在、中学、高校、大学などの受験の重要性が高まっており、早くから継続して勉強できる力を持つことが重要になっています。しかし、勉強における継続的に勉強できる人と、そうでない人のその能力の差が顕著になっており、課題となっています。その原因として、モチベーションの維持が課題となっています。
そのため、本プロジェクトでは、ゲーミフィケーションを利用し、達成した課題を評価・可視化するシステムと、遠隔でも塾の自習室のような集中してそこにいる人たちで頑張れる環境を作り出すシステムを統合した自主学習支援システムを開発し、勉強に慣れていない人をサポートします。一つ目のシステムは、モチベーション維持の改善を目的に、達成した課題やテストの難易度に応じたバッジを配布するシステムです。バッジの収集により、自分の努力が形になり残ることで努力の可視化を行っています。また、後者のシステムであるデジタル自習室内で、まわりのユーザーから見える形で自分自身にそのバッジを飾ることができます。これにより、自分の頑張りを周りに見せることができます。後者のシステムでは、ゲーミフィケーションだけではなく、塾の自習室で回りが勉強しているのを見て自分も頑張れるといったような、ある種の強制力を生み出す環境を遠隔で生み出すことで、ゲーミフィケーションだけでなく、この強制力によるモチベーション維持をサポートするために、仮想空間に自分がいるようなUIでチャット機能で周りとコミュニケーションをとったり、前述の周りの人のバッジを見て自分のモチベーションを高めたりできるようなシステムを開発しました。
これらの機能により、本システムは努力の可視化と学習環境による強制力から継続的な学習を支援し、勉強初心者の学習意欲の維持とそれによる学習の習慣化を促します。

プロジェクトの目的

学習初心者の勉強のモチベーションを提供し、継続的な学習を補助すること。

プロジェクトの到達目標

学習初心者のモチベーション維持をゲーミフィケーションを用いた報酬システムで補助するウェブシステムの提供

メンバーと役割

平谷 駿次:プロジェクトマネージャー
宮田 直承:システム
山崎 智也:デザイン
渡邊 郁人:システム
田久保 輝:システム
中村 優作:システム

画面遷移図

2025_B09: 茅ヶ崎市基幹型地域包括支援センター向け 認知症初期集中支援業務管理システム開発プロジェクト

概要

本プロジェクトでは、想定クライアントとして基幹型地域包括支援センター(自治体)を設定し、認知症初期集中支援におけるアセスメント情報を一元的に管理し、過去の支援事例を活用して支援方針の検討を行うためのWebベース業務管理システムを開発する。
背景として、地域包括支援センターでは、訪問記録表・DASC-21・DBD-13など複数のアセスメントシートがExcelファイルとして個別に管理されており、情報が分散してしまうことで担当者間の共有の難しさ、更新履歴管理の煩雑さ、支援経過の把握のしにくさといった課題が生じている。また、支援方針の検討においても、過去の類似事例の参照が体系化されておらず、担当者の経験に依存している点が課題とされている。
本プロジェクトでは、これらの課題を踏まえ、学生チームが対象者情報の記録・閲覧、アセスメント結果の入力、過去事例の検索(テキストマイニングによる類似ケース抽出)などの機能を備えたシステムを設計・実装する。これにより、認知症初期集中支援に携わる職員が業務を効率的に進められるよう、業務のデジタル化・標準化を実現する仕組みを開発することを目的とする。

プロジェクトの目的

関係職員がWeb上で対象者の情報や支援履歴を記録・共有できる環境の整備および、
効率的な支援方針の立案を援助するシステムの構築をする。

プロジェクトの到達目標

・同一入力に対して95%以上の再現率
・類似ケース検索における類似度指標の平均が0.60以上となるケース割合を80%以上とする
・Recall@5が80%以上

メンバーと役割

梅澤暖:PM
砂原虎太朗:PMO
石山広翔:PG
伊藤慧:PG
岩佐圭悟:DZ
高梨元路:PG

2025_B08: ICタグとビーコンを用いた店舗案内システム開発プロジェクト

概要

このプロジェクトはクライアントとして中~大型のスーパーマーケットを対象として、広い店舗内でほしい商品への案内をすることを目的としたシステムの開発を目指しています。
このシステムによって使用者がたどり着きたい商品に対して迷うことがなく辿り着けるように支援を行います。
店内での欲しいもの、場所が見つからないという問題を解決し、従業員がお客さんなどに商品の場所を質問されることを減らすことで仕事の効率化につながっていきます。
また商品の値札等にタグをつけ、そこから詳細な商品情報が取得できるといったシステムも製作し、案内システム内と同じ商品の詳細も確認することができます。

プロジェクトの目的

初めてスーパーマーケット等の店舗を利用する人やアルバイト等で店舗のどこに何の商品があるかわからない人に対してのサポートを行う。

プロジェクトの到達目標

実際にシステムを使って案内を行い、探しているものを見つけるサポートをする。
商品の値札の部分などにタグをつけ、商品情報等を見れるようにする

メンバーと役割

大沢脩人 プロジェクトマネージャー
板垣沙耶 デザイナー
一之谷天音 デザイナー
海渡師恩 プログラマー
千葉幸哉 プログラマー
山田瑛太 デザイナー

画面遷移図

管理画面イメージ

アプリ側画面イメージ

Screenshot
Screenshot

2025_B07: 自動販売機業者に向けた 補充支援システム開発プロジェクト

概要

近年、自動販売機業界では IoT 対応機の増加やデータ活用が進む一方で、依然として非対応機や古い運用フローが残っている。補充ルートは担当者の経験や勘に依存する場面が多く、燃料費高騰・人手不足・作業時間の増加が重なり、業務効率化の必要性が高まっている。
大手メーカーは自社専用の高度な管理システムを保有している場合があるものの、外部には提供されていないことが多く、中小規模の運営会社や委託オペレーターでは導入コストの問題から効率化が進みにくい現状がある。
こうした状況を踏まえ、本プロジェクトでは想定クライアントとしてSUNTORYホールディングスを設定し、規模を問わず利用可能な Web ベースの巡回ルート作成システムの開発を目指す。作成機能として、地図上で自動販売機の位置情報を登録し、適切な巡回順序を計算・可視化でき、補充情報の送信も可能となるアプリケーションを設計・実装することを目的とする。これにより、多様な事業者が導入しやすい汎用的なルート作成環境を提供することを目指す。

プロジェクトの目的

本プロジェクトでは、自動販売機の位置情報をもとに、Web上で最短巡回ルートを自動計算・提示するシステムの構築を行う。
これにより、補充作業の効率化・移動コストの削減を実現する。

プロジェクトの到達目標

本プロジェクトでは、自動販売機の補充ルート作成を支援する Web ベースのシステムを開発し、以下の機能,性能要件を目標とする。
《機能要件》
・自販機の位置情報を登録・編集し、地図上に表示できること
・登録した地点に基づき、外部APIを用いて巡回ルートを生成・再描画できること
・作成したルートと地点情報を保存・再利用できること
《性能要件》
・20地点以下のルート生成処理を、1秒以内で表示できること
・OSRMで算出された距離情報と他地図アプリ計測との誤差が5%以内であること

メンバーと役割

佐藤大賀 システム開発 プロジェクトマネージャー
安本大致 システム開発
榎田昇太郎 デザイン開発
北村笠悟 システム開発
室井聡志 システム開発
川崎雄翔 デザイン開発

業務フロー図

システム構成図

画面遷移図

画面イメージ

2025_B06: 学校カウンセラーのための心理支援​AIサポートシステム開発プロジェクト

概要

想定クライアント:教育委員会
エンドユーザー:学校カウンセラー、生徒・学生

 プロジェクトの背景として、学校カウンセラーは多くの学校で非常勤・週1回など勤務時間が短く、継続的な支援や全校的な予防活動まで手が回りにくいことが多い。また、在室時間が限られ、予約枠がすぐ埋まるため「相談したいときに相談できない」というアクセスの悪さが指摘されている。子どもや保護者が「行きづらい」「他の目が気になる」「どこまで秘密が守られるのか不安」といった心理的ハードルを感じやすく、必要な人に十分届いていない面も存在している。
 本プロジェクトでは、生徒や学生に一言日記や気分ログ、BIG5性格診断(*)をしてもらい、それをもとにAIがアドバイスすることによって、継続的な支援の実現を図る。AIは人の目を気にすることなく利用でき、かつ24時間365日対応可能なため、上記の問題の解決につながる。
(*)教員註:「BIG5性格診断」という名称は独自のものであり,科学的に実証された性格診断ではありません.本プロジェクトを科学的に正当なもの,あるいは研究成果として引用することが無いよう,ご注意ください.

プロジェクトの目的

 学校で増え続ける心理的な課題に対して学校カウンセラーの業務負担を軽減しつつ、生徒や学生へより良い支援を提供する。AIを活用した心理支援サポートシステムを開発し、カウンセラーが抱える仕事をサポートする。
 本システムでは、性格診断や日々の気分記録を通して、生徒・学生が自分の状態を理解しやすく、AIによる助言で気持ちを整えながらセルフケアを通して安心して学校カウンセラーへ相談につなげられるよう支援することである。

プロジェクトの到達目標

BIG5性格診断(*)の結果と一言日記に基づいた学生向けのアドバイスをAIが提供する機能の開発
ユーザーの情報をレポート化する機能の作成
ユーザーがセルフケアに取り組めるようなシステムの開発

(*)教員註:「BIG5性格診断」という名称は独自のものであり,科学的に実証された性格診断ではありません.本プロジェクトを科学的に正当なもの,あるいは研究成果として引用することが無いよう,ご注意ください.

メンバーと役割

廣田響:プロジェクトマネージャー
佐藤成耶:プログラマー
鈴木瑠夏:プログラマー
LIEW ZHI SHENG:プログラマー
二宮瑞樹:デザイナー
山村珂乃:デザイナー

システム構成図

画面遷移図

動作画面イメージ

2025_B05: 伊勢原市向け地理情報システムを活用した害獣出没情報管理システム開発プロジェクト

概要

伊勢原市経済環境部農業振興課を想定クライアントとして、伊勢原市は令和3年度~令和6年度にかけて農業被害は増減を繰り返しており、近年は人間生活に関わる生活被害も発生しており、有害鳥獣対策は重要な取組となっている。伊勢原市では害獣通報を湘南地域県政総合センター、伊勢原警察、湘南共同合同組合に情報提供してから、応援要請をしていて、共有までに手間がかかるので、通報フォームとGISを活用したシステムを導入することで、通報の効率化・情報共有の迅速化・被害データの可視化が可能になり、住民の安心と行政の業務効率化につながる。

プロジェクトの目的

情報をGISを利用したマップ上で可視化するシステムを構築する。この仕組みにより、通報から対応までの流れを効率化し、行政職員が被害状況を迅速に把握できるようにする。
また、AIを使って、足跡から害獣を判別するシステムを作って、事前に対策をしやすくする。通報データを蓄積・分析することで、出没傾向の把握や今後の対策計画にも活用できるようになり、伊勢原市の業務効率化と地域全体での被害防止体制の強化につなげる。

プロジェクトの到達目標

害獣判別データをGIS(地理情報システム)と連携し、被害マップを生成し、AIを使って足跡から害獣を判別させ、サル・イノシシ・シカ・ハクビシン・アライグマ・アナグマ・タヌキなどの伊勢原市に出る害獣を判別できるようにする。

メンバーと役割

新井悠大  プロジェクトマネージャー+Webページ作成
小澤一斗   Webページ作成
有馬 明輝  データベース作成+AI作成
赤嶺耀太  GIS作成
川上 大翔  GIS作成
田海 蓮真  データベース作成

画面遷移図

2025_B04: 小学校に向けた道徳教育支援アプリケーション開発プロジェクト

概要

児童一人一人の道徳的な判断力や心情、実践意欲などの道徳性を養う重要な教育科目である道徳科の教育では、文部科学省によると、近年小学校で道徳教育を実施するにあたって、「適切な教材入手が難しい」、「指導方法が不明慮」、「指導効果の把握が難点」など、様々な課題を抱えている。
そこで本プロジェクトでは、これらの課題を解決するための有用的な機能に加え、道徳教育のよりよい充実意図を補助する機能を備えたWebアプリケーションを開発した。例えば、道徳教育の指導方法の確立や指導効果の把握を支援するための機能として、道徳科の授業にて児童が発問などに対して考えた意見や感想を双方が閲覧できる「意見共有機能」や、AIを用いてそれらの意見や感想をもとに道徳的思考に対する傾向などの分析を行う「ふりかえり内容分析機能」を実装した。
さらに、道徳科の授業毎において扱う適切な教材の入手を支援するための機能として、各道徳科の授業で取り上げる題材に沿い必要となる教材の提案を行う「教材提案機能」に加え、道徳教育のよりよい充実を図るための別葉の作成を補助する「年間計画ナビ機能」などを実装した。
以上の機能を統合したWebアプリケーションを開発し、道徳教育の課題解決を図る。

プロジェクトの目的

・教諭側面:道徳教育時に適切な教材の入手や指導方法の確立、加えて道徳教育の指導による効果の把握を支援すること。よりよい教育充実実現のための計画作成を補助すること。
・児童側面:日々の道徳教育から、積極的に他者の意見や感想に触れられる状況を作り出し、新たな道徳性の養成に活かすこと。

プロジェクトの到達目標

・AIを用いて授業テーマ別に児童が考え入力した意見や感想をクラス単位での思考傾向・今後養うべき視点別に分析できること。
・AIを用いて道徳科の授業別テーマに沿った内容を扱う教材を提案できること。
・道徳教育のよりよい充実実現のための別葉作成を補助できること。
・児童が他者の意見や感想に目を通しやすい環境を整備し、提供すること。

想定クライアントとエンドユーザ

「想定クライアント」は「教育委員会」、「エンドユーザ」は「小学校教諭」と「児童」とする。

メンバーと役割

馬場羚雅:プロジェクトマネージャ
小野祐:プログラマ
栗原佑旗:プログラマ
田中紫苑:プログラマ
大野琴子:デザイナー
齋藤真綾:デザイナー

システム構成図

画面遷移図

画面イメージ

動作イメージ

2025_B03: バス会社向け画像認識による停留所安全確認支援システム開発プロジェクト

概要

本プロジェクトでは、想定クライアントとして神奈川中央交通を対象に、バス停留所での乗降時における安全確認支援を画像認識技術によって行う。
報告書によると、乗客の移動やドアの挟み込みなどが原因の車内人身事故が増加していることが明らかになっている。一方で、現在は運転手による目視判断に大きく依存しており、確認漏れが生じる可能性が指摘されている。そこで本プロジェクトでは、カメラ映像を用いて車内の乗客の動きやドア付近の状況を画像認識技術を使用し、安全の状態を判定するシステムを構築する。「乗客が移動中」「ドア付近に大型荷物がある」などといった場合に運転手付近の端末で”STOP”と表示する。それらの動きがなくなり、システムが安全であると判断した場合に”GO”と表示し、バスを発進させる。
このようなシステムにより、乗降時の安全確認支援を行う。

プロジェクトの目的

カメラと画像認識によって乗降時の車内状況を把握し、安全確認支援と、そのデータの収集・表示を行う

プロジェクトの目標

・停留所停止時の車内において、移動している乗客の検知率を90%以上とする
・乗降口付近に存在する乗客の検知率を100%とする
・乗降口付近の大型荷物の検知率を90%以上とする

メンバーと役割

伴田洸太郎:プロジェクトマネージャー
木村心優:プログラマー
野島拓斗:プログラマー
浜崎京二:プログラマー
針谷夏生:デザイナー
渡部蒼太:デザイナー

システム構成図

画面遷移図

2025_B02: 海外地域を対象とした防災・観光ピクトマップ開発プロジェクト

概要

日本では自然災害に備えるための仕組みが整いつつありますが、海外では環境や文化の違いから、旅行者が緊急時に必要な情報へ迅速にアクセスできないという課題があります。特に観光地では、土地勘のなさや言語の壁により、避難行動が遅れる危険性があり、平常時から分かりやすく使える防災ツールの必要性が高まっています。

そこで本プロジェクトでは、海外地域を用いた事例としてハワイを対象に、観光と防災の両方に対応した「防災・観光ピクトマップ」を実装しました。本マップでは、観光スポットや名物を写真とアイコンで表し、視覚的に特徴を理解できるように設計しました。また、現地の回りやすさを高めるために、主要地点への最短ルートやおすすめ観光コースを確認できる機能も備えています。

プロジェクトの目的

本プロジェクトの目的は、海外旅行者が直面する言語の壁や土地に不慣れといった課題を解決し、災害が起きていないときの観光の楽しみと非常時の避難行動の迅速化を両立させるWebアプリケーションを構築すること。

プロジェクトの到達目標

平常時の観光の楽しさと非常時の避難行動の迅速化を両立させ、海外旅行者の安全と利便性を大幅に向上させるWebアプリケーション(ピクトマップ)の提供。

メンバーと役割

諏訪 貢志郎 プロジェクトマネージャー
越地 史恩 デザイナー
林 颯太 デザイナー
青木 洸太 システム
八板 弘太朗 システム
守屋 彰人 システム

2025_B01: 横須賀市向け道路維持管理支援システム開発プロジェクト

概要

本プロジェクトは、横須賀市建設部道路維持課を想定クライアントとし、全国的なインフラ老朽化や同市特有の地形条件・予算制約により維持管理の効率化が課題となっている状況を背景に、市民が発見した道路の損傷を写真・位置情報付きで手軽に報告できる機能や行政側がその情報を一元管理して可視化できる機能を備えた「道路維持管理支援Webアプリケーション」を開発・構築することで、インフラ維持業務の効率化と市民協働による管理体制の実現を目指すものです。

プロジェクトの目的

市民が市管理道路の破損を簡単に報告でき、行政がリアルタイムで対応状況の共有することにより、効率的かつ協働的なインフラ維持管理を実現し、インフラ修繕業務を改善する。

プロジェクトの到達目標

境界線上(市道/県道,国道)の座標判定における適合率 100%

メンバーと役割

田村圭 :プロジェクトマネージャー
豊蔵颯大:プログラマ
堂谷健太:プログラマ
田坂奏明:プログラマ
田中優陽:デザイナー
後藤風音:デザイナー

画面遷移図

画面イメージ