概要
本プロジェクトでは、想定クライアントとして基幹型地域包括支援センター(自治体)を設定し、認知症初期集中支援におけるアセスメント情報を一元的に管理し、過去の支援事例を活用して支援方針の検討を行うためのWebベース業務管理システムを開発する。
背景として、地域包括支援センターでは、訪問記録表・DASC-21・DBD-13など複数のアセスメントシートがExcelファイルとして個別に管理されており、情報が分散してしまうことで担当者間の共有の難しさ、更新履歴管理の煩雑さ、支援経過の把握のしにくさといった課題が生じている。また、支援方針の検討においても、過去の類似事例の参照が体系化されておらず、担当者の経験に依存している点が課題とされている。
本プロジェクトでは、これらの課題を踏まえ、学生チームが対象者情報の記録・閲覧、アセスメント結果の入力、過去事例の検索(テキストマイニングによる類似ケース抽出)などの機能を備えたシステムを設計・実装する。これにより、認知症初期集中支援に携わる職員が業務を効率的に進められるよう、業務のデジタル化・標準化を実現する仕組みを開発することを目的とする。
プロジェクトの目的
関係職員がWeb上で対象者の情報や支援履歴を記録・共有できる環境の整備および、
効率的な支援方針の立案を援助するシステムの構築をする。
プロジェクトの到達目標
・同一入力に対して95%以上の再現率
・類似ケース検索における類似度指標の平均が0.60以上となるケース割合を80%以上とする
・Recall@5が80%以上
メンバーと役割
梅澤暖:PM
砂原虎太朗:PMO
石山広翔:PG
伊藤慧:PG
岩佐圭悟:DZ
高梨元路:PG