※市町村名は想定としての対象です.実際の依頼があって作成したものではありません.
概要
本プロジェクトは教員の異動や知識レベルに左右されることなく、想定ユーザにおいて持続可能かつ質の高い防災教育を安定的に提供できる仕組みを構築することを目指しています。
背景
現在の防災教育における課題は、取り組みの継続性が特定の教職員の熱意に依存し、異動や退職によって途絶えてしまう「属人性の問題」にあります。
教員が個人の知識レベルに頼らず「自走できる」ような、体系的で活用しやすい教材や教育プログラムの整備が不可欠であると考えられます。
目的
・システムを活用することによる教員完結の防災授業の実施負担軽減と生徒主体の防災授業の実現
目標
・システムのマニュアル作成を行い、活用15分以内に授業
・本システム活用した生徒の活動時間の確保
想定クライアント・対象ユーザ
想定クライアント
・宮城県 延岡市 教育委員会
対象ユーザ
・小学5年生
メンバーと役割
- 野村陽太 プロジェクトマネージャー
- 清水稜也 プログラマー
- 永山龍哉 プログラマー
- 田中旺 プログラマー・デザイナー
- 下村鈴音 プログラマー・デザイナー
- 島田直洋 プログラマー
システム内容
避難経路評価ツール
児童は地図中で開始地点と避難先を選択し、自由にルートを描くことで、浸水・土砂などのリスクを自動判定した安全度のフィードバックが表示され児童の避難判断の試行錯誤と繰り返し学習を促進する。
マイタイムライン作成ツール
警戒レベル3・4のどちらで避難するかを選択し、その判断に基づいて、自分の行動を選択。
学習記録・評価支援ツール(教員用)
授業内の児童が作成したマップ、マイタイムラインを一覧で表示・ダウンロードが可能「主体性」「思考・判断・表現」「知識・技能」の各観点に対してコメントとチェックリスト形式で評価記録。
防災に関する資料リンクの表示
防災に関する調べ学習の補助として信頼性の高い防災関連のウェブサイトリンクを集約。
業務フロー図(導入後)

開発環境
- HTML
- CSS
- JavaScript
- Python
- Leaflet
- FastAPI
- Shapely
- PyProj
実行環境
- Windows11