A10 体感的に手話の基礎に触れるゲーム開発プロジェクト


概要

平成18年度の国の調査で分かっている日本の聴覚障害者数は、18歳以上で34万3000人、18歳未満で1万5800人である。およそ1000人に3人が聴覚障害者である。聴覚障害者にとってコミュニケーションをとるうえで手話はとても大切である。そこで今回のプロジェクトではリープモーションを用いて実践的に手話の基礎に触れられるゲームの開発を行った。ゲームではモニターに指示された手話を、ユーザーが実際に手を動かし、それをリープモーションが検知するというもの。
ゲーム内容は閲覧モードと学びモードの2つのモードが存在する。
閲覧モードは、モニターに映る言葉を選択すると3Dキャラがその言葉の手話の動きを再現するというもの。学びモードは、モニターに映る3Dキャラクターがやる手話の意味と手のポーズを覚え、ユーザーが指示通りにその指のポーズをすることで、手話を覚えることができるというもの。指示通りの手話ができると正解となり、次の手話の練習ができるようになる。

メンバー

プロジェクトマネージャ 藤原千寛
プログラマー 村田修平
デザイナー 福本将也
小林悠
吉元颯
吉野雄哉

優位性

これまで登場してきた手話を題材にしたゲームやアプリケーションは数多く存在する。しかしどのコンテンツもキャラクターの動きを見るだけっだったり、手話の辞典の機能を備えているものがほとんどだった。私たちはその点に着目し、ユーザーの手話が正しい動きをしているかどうかを判定することができるゲームを開発した。

コンテンツ紹介

 

開発環境

  • unity
  • Adobe After Effects
  • MikuMikuDance
  • maya
  • Cubase