2025_A06: 地域包括センター職員に向けたケアプラン作成補助システム開発プロジェクト


概要

本プロジェクトでは、対話中、利用者との会話を音声認識し、会話を利用者のニーズや課題といった重要な情報を基に抽出・要約し、ケアプランのテンプレートに自動で挿入されるシステムである。

認識結果はあくまで「下書き」や「参照情報」としての扱いとし、ケアマネジャーが内容を容易に確認・修正できるシンプルなインターフェースを最優先で設計する。

ケアプラン作成後は利用者に合うようなサービスなどを表示させて円滑にケアプランの作成の補助を図る。

想定クライアント

社会福祉法人 麗寿会

背景

ケアマネジャーは、ケアプランの作成や利用者との面談、関係機関との調整など、多岐にわたる業務を担っており、業務過多が問題となっている。その中でケアマネジャーの従事者数は減少傾向にある。

社会福祉法人 麗寿会では、麗寿会の地域包括センターの職員は保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員で合計が14人となっていることに対して、職員一人当たりの相談件数が約320件(一人当たりのアセスメント業務による月間作業時間55時間)ある。

このことから、従業員に対する業務負担の軽減を想定している。

目的

ケアプラン作成の業務の負担を軽減し、効率的かつ質の高いケアプラン作成を支援する。

目標

・職員全体で利用者情報を迅速に共有できるようにする

・利用者との面談中にメモを取る作業をなくし、対話に集中できるようにする

開発環境

プログラミング言語 Python

Webフレームワーク Flask

API Google-speech-to-text

AI/NLP Llama 3

データベース Firebase

機械学習 LoRa

メンバーと役割

福田勇翔  :プロジェクトマネージャー、プログラマ

関俊輔   :プログラマ

武田羽津姫 :プログラマ

大森洸翠  :デザイナー

東慶吾   :デザイナー

辻晃立   :デザイナー

システム構成図