概要
本プロジェクトでは、対話中、利用者との会話を音声認識し、会話を利用者のニーズや課題といった重要な情報を基に抽出・要約し、ケアプランのテンプレートに自動で挿入されるシステムである。
認識結果はあくまで「下書き」や「参照情報」としての扱いとし、ケアマネジャーが内容を容易に確認・修正できるシンプルなインターフェースを最優先で設計する。
ケアプラン作成後は利用者に合うようなサービスなどを表示させて円滑にケアプランの作成の補助を図る。
想定クライアント
社会福祉法人 麗寿会
背景
ケアマネジャーは、ケアプランの作成や利用者との面談、関係機関との調整など、多岐にわたる業務を担っており、業務過多が問題となっている。その中でケアマネジャーの従事者数は減少傾向にある。
社会福祉法人 麗寿会では、麗寿会の地域包括センターの職員は保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員で合計が14人となっていることに対して、職員一人当たりの相談件数が約320件(一人当たりのアセスメント業務による月間作業時間55時間)ある。
このことから、従業員に対する業務負担の軽減を想定している。
目的
ケアプラン作成の業務の負担を軽減し、効率的かつ質の高いケアプラン作成を支援する。
目標
・職員全体で利用者情報を迅速に共有できるようにする
・利用者との面談中にメモを取る作業をなくし、対話に集中できるようにする
開発環境
プログラミング言語 Python
Webフレームワーク Flask
API Google-speech-to-text
AI/NLP Llama 3
データベース Firebase
機械学習 LoRa
メンバーと役割
福田勇翔 :プロジェクトマネージャー、プログラマ
関俊輔 :プログラマ
武田羽津姫 :プログラマ
大森洸翠 :デザイナー
東慶吾 :デザイナー
辻晃立 :デザイナー
システム構成図
