A13 茅ヶ崎市バリアフリー基本構想の策定支援に向けた路面状況の測定・可視化システム開発プロジェクト


概要

茅ヶ崎市では,2015年に策定されたバリアフリー基本構想に基づいて公共交通機関周辺などの整備事業が実施され,高齢者や車いす使用者などを対象に安全な歩行空間の実現を目指しています。しかし,市内にはバリアフリーが配慮されていない歩道が未だに多く存在し,今後も全市的にバリアフリー環境の底上げを図る必要がある.
そこで,本研究では,車いすに装着したスマートフォンの各種センサを活用して歩道の路面状況の測定および可視化システムを開発する.これにより,新たな基本構想を検討する際に有益な情報を提示することを目指しました。

目的

茅ヶ崎市の車いす利用者を対象に、全市的な歩道の勾配や凹凸といった路面状況を測定するアプリと、それらの情報を可視化するWebサイトを開発し、次期の茅ヶ崎市バリアフリー基本構想の策定に向けて有益となる情報を提示すること

目標

  • 路面状況の測定アプリにおいて、以下の測定精度を検証すること
    • 勾配: 8%以上とそれ以上の2段階で判定できること
    • 凹凸:乗り心地を2段階で判定できること(判定基準は、車いす利用者へのアンケートや実際に乗車して決定することとする)
    • 路面状況を可視化するWebサイトにおいて、茅ヶ崎市の全範囲を対象に路面状況を網羅的に把握できること

プロジェクトの概要

  • 開発内容
    茅ヶ崎市の歩道の勾配と凹凸の路面状況を測定するアプリと、それらの情報を可視化するWebサイトの開発
  • 開発機能
    • アプリ
      • Android Studioにて Androidアプリで 勾配、凹凸の測定します。
    • Webサイト
      • JavaScript,CSS,HTMLを使用し地図にて点で表示します。

メンバー

プロジェクトマネージャ 岸  篤輝

プログラマー 梶 剛士

プログラマー  阿久澤 廉

プログラマー 増山 嘉人

デザイナー 倉本 源大

デザイナー  伊藤 翔馬

システム構成図

開発環境

Android Studio/JavaScript/CSS/HTML/Firebase