A12 江戸時代後期の江の島を対象とした浮世絵風景観シミュレーション開発プロジェクト


概要

過去の古文書,古地図,浮世絵を基に江戸時代の江の島の景観を再現したシミュレーション開発.
影をなくす,グラデーションを用いるなどを行い,アウトラインを強調するレンダリングによって浮世絵の世界を再現したもの,現実の世界のようなリアル感のある写実的なレンダリングによって当時の景観を再現したもの,これらの異なるレンダリングによる二つの江の島を体験できるシミュレーションである.
ユーザは椅子に座り,Oculusを付け,Xbox oneのコントローラを使用しプレイする.

比較
浮世絵風レンダリングと写実的なレンダリングの比較
※この画像は開発中のものです.

目的

近年,総務省によって,歴史資料などの公共的な知的資産をデジタル化し,広く共有することで,誰もが見られるようになる仕組みとしてのデジタル・アーカイブ化が促されている.
その考えを受け,江戸時代の江の島を仮想空間で再現することによって,物理的に展示が難しかった有形・無形の文化資源をよりわかりやすい形で伝えることが可能であると考えた.
さらに、当時の景観をそのまま再現するだけではなく,浮世絵風レンダリングを用い,より手軽に浮世絵を体感してもらうことで,浮世絵延いては藤沢地域の歴史文化に興味関心を持たせる.

メンバ

鴇巣 凌哉 :プロジェクトマネージャ,統合
伊藤 沙恵 :サウンドデザイナ,建物モデリング補佐
遠坂 彩香 :人体モデラ,アニメータ
清川 真純 :建物モデラ,イラストレータ
小林 夏美 :設置物モデラ,プログラマ,統合
土屋 輝恵 :イラストレータ

開発環境

 

開発ソフト
・Unity 2017.5.6.3p1
モデリングソフト
・Blender 2016.2.78
・3ds Max 2015,2016
・LightWave 2015.3
・Sculptris Alpha6
使用するデバイス
・Oculus Rift CV1
・Xbox one
ペイントツール
・Adobe Photoshop
・Adobe Illustrator
音楽ソフト
・Cubase 7.5 など 
操作説明
使用デバイスと操作

コンテンツ紹介