プロジェクト背景・概要
神奈川県警察生活安全部サイバー犯罪対策課をクライアントとした、煽り運転動画自動収集システム開発プロジェクトである。
近年、煽り運転による事故や事件が増加している。事件や事故の報道が急増したきっかけが「神奈川県大井町の東名高速道路における煽り運転に起因する事故」である。 報道が増加した原因事故の起きた神奈川県においてはより一層の取り締まり強化と事件事故の摘発が急務となっている。そのため、神奈川県警から全国に向けて、煽り運転の摘発が求められている。
プロジェクトとして作成するシステムは、神奈川県警察生活安全部サイバー犯罪対策課の業務依頼先であるサイバー防犯ボランティアの業務支援及び効率化を図ることを目的としたものである。
システム概要
作成するシステムは煽り運転を検出し、煽り運転動画を自動で収集するシステムである。OpenCVのカスケード分類器を用いて車体や車体周囲の環境を認識する。煽り運転動作についてはPythonを用いた判定プログラムで判定を行う。
このシステムの支援により可能となることは、現在手作業で行われている煽り動画の検索と調査を自動化することによって通報作業の時間短縮化が図れるようになる。
プロジェクトの目的・目標
目的
神奈川県警察生活安全部サイバー犯罪対策課の業務依頼先であるサイバー防犯ボランティアの業務支援及び効率化を図ること。
目標
・煽り運転動画の収集・検出を高い品質で提供
・機械学習による高精度な判定 を行う
開発環境
言語:HTML, CSS, JavaScript, PHP, Python
ライブラリ:Numpy, OpenCV, pytube, Flask
API:YouTube Data API(v3)
ステークホルダー
プロジェクトメンバー
クライアント:神奈川県警察生活安全部サイバー犯罪対策課
エンドユーザー:サイバー防犯ボランティア
プロジェクトの実施体制
プロジェクトマネージャー:大石 海斗
デザイナー・Webプログラマー:今井 青葉
デザイナー:小駒 佑輝
プログラマー:佐竹 夏輝
プログラマー:根本 達矢
プログラマー:松田 賢史
成果物に関する説明
・急ブレーキ判定のフロー
・蛇行運転判定のフロー
・DB設計書