A10: 読書活動推進のためのビブリオバトル支援システム開発プロジェクト


概要

この企画は深刻化する「読書離れ」を背景にコミュニケーションゲーム『ビブリオバトル』に着目して、その支援を行うことを目的としています。

ビブリオバトルとは、誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに全国に広がり、小中高校、大学、一般企業の研修・勉強会、図書館、書店、サークル、カフェ、家族の団欒などで、広く活用されています!

引用:知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト


上記にあるよう近年幅広く活用されている読書活動です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響からオンラインでの開催が増えていますが、普通のビデオ会議のように単純なものではないため問題点も多く、それを支援するシステムを考案しました。

本システムでは通常のビブリオバトルに加えて「リアルタイムワードクラウド」による観戦の支援を行っています。

発表者が発言するとリアルタイムにワードクラウドが更新される

『ワードクラウド』とは、出現頻度が高い単語をその頻度に応じた大きさで表して可視化する手法です。

発表者の発言を数秒ごとに音声認識でテキストデータ化した後、形態素解析を行ってワードクラウドを生成します。

他にも「ビデオ通話」「リアクション」「投票」「書籍情報の取得」といったビブリオバトルに必要な基本的な機能も実装しています。

目的

オンラインビブリオバトルの環境拡充

目標

・発表から投票までの全てのフローを1つのアプリで行えるようにする
・発表内容をワードクラウドを用いてリアルタイムに可視化する
・観戦者側からもアクションを起こせるようにする

想定クライアント

一般社団法人ビブリオバトル協会

開発環境

サーバ環境: Docker Compose, Node.js

プログラミング言語: JavaScript, TypeScript

フレームワーク: React, Express.js

利用 API: Web Speech API

データベース: PostgreSQL

画面イメージ

紹介動画

⚠️音声が出ます⚠️

発表資料

メンバー

プロジェクトマネージャー

鈴木 克磨

プログラマー

小泉 洸介、新川 兼汰、栗原 龍太郎

デザイナー

竹澤 冬馬、和田 佳己