「緊急特別無利子貸与型奨学金」とは
今般の新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、アルバイト収入等が大幅に減少し、学生生活への経済的な影響が顕著となっていることから、緊急支援として一定期間、特別の貸与を行う、独立行政法人日本学生支援機構による支援制度です。
本奨学金は、第二種奨学金(有利子)制度を活用しつつ利子分を国が補填し、実質無利子にて貸与されます。貸与終了後は返還の必要があります。
1)貸与期間
*貸与始期
「緊急事態宣⾔」⼜は「まん延防⽌等重点措置」の適⽤に伴い、アルバイト収⼊が⼤幅に減少した⽉以降で希望する⽉(ただし、2022年4月以降)を選択
*貸与終期
2023年3⽉まで(2022年度限りの貸与)
2) 貸与月額
通常の第二種奨学金と同じです。
- 学部生⇒2~12万円の中から1万円単位で選択
- 大学院生⇒5万円、8万円、10万円、13万円、15万円から選択
3)学力基準(通常の第二種と同じ)
1年生 | 下記のいずれかに該当する者 ・出⾝⾼等学校⻑発⾏の調査書評定平均値が原則として2.8 以上 ・⽂部科学省が⾏う⾼等学校卒業程度認定試験合格者 |
2年生以上 | 標準修得単位数を修得しており、前年度までのGPAが1.5 以上 |
院生 | 大学院における学修に意欲があり、学業を確実に修了できる見込みがある者 |
4)家計基準・人物基準(通常の第二種と同じ)
- 家計基準は、機構HP( 学部生 ・ 院生 )で第二種の基準を目安に参照してください。(既に第一種を受けている場合も併用基準ではなく第二種の基準で選考される)
- 人物基準は「学習態度、生活態度がともに優れている人」です。
5)既存の機構制度との併用について
- 日本学生支援機構第一種奨学金⇒併用可
- 日本学生支援機構給付奨学金(高等教育修学支援新制度)⇒併用可
6)保証制度について(参考:機構HP:保証制度)
本奨学金は返還が必要なものであるため、学生本人が返還できなくなった場合の保証制度の選択が必要です。(機関保証から人的保証への途中変更はできないので注意)
人的保証 | 連帯保証人と保証人を選任し、保証をお願いする(事前承諾を必ず得る)
|
機関保証 | 機構が指定した機関に保証を依頼する
|
7)返還について
【機構HP】奨学金の返還
【機構発行】緊急特別無利子貸与型奨学金の返還について
対象者
以下①~⑤の全てに当てはまる人が対象(留学生、留年生は対象外)
① 第⼆種奨学⾦の基準(⼈物・学⼒・家計)を満たしている
② 推薦時において、第⼆種奨学⾦の貸与を受けていない
③ 家庭から多額の仕送りを受けていない(仕送り額が年間 150 万円以上ではない)
④ ⽣活費・学費に占めるアルバイト収⼊の占める割合が⾼い
⑤ 学⽣等本⼈のアルバイト収⼊について、新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響により⼤幅に減少したこと(「緊急事態宣⾔」「まん延防⽌等重点措置」の実施区域となったこと等により、2021年度において新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響でアルバイト収⼊が 50%以上減少した。予定していたアルバイトにつけず⾒込んでいた収⼊が得られなくなった等)
申請方法・期限(2段階手続きです)
【Step①】下記の書類全てを12月23日(木)必着で郵送提出(送付先は下記)
※上記期限に関わらず、必ず早めに提出してください。
書類名 | 備考 |
確認書兼個人信用情報の取扱いに関する同意書 | 教育支援課窓口で書式をお渡しします。 ※対面授業出席免除申請をしている等の理由で、どうしても来課できない場合は、お電話もしくは問い合わせフォームから早めにご相談ください。 |
生計維持者(原則父母)の収入に関する証明書類
※無職無収入でも生計維持者です。 |
父母の収入状況によって必要書類が異なりますので、ここから確認してください。 |
学生本人の収入状況申告書・誓約書
及び、添付書類(生本人のアルバイト収入減等の証明書、家庭から仕送り状況がわかる預貯金通帳の写し等) |
「学生本人の収入状況申告書・誓約書」は左記から印刷して使用してください。 |
スカラネット入力下書き用紙
(コピー可) |
・左記から印刷して使用してください。
・非常に複雑です。よく見て記入してください。 ・自分の手元にも必ず控えをとっておいてください。Step②で使用いただきます。 |
<人的保証選択者のみ>
連帯保証人と保証人両名の「印鑑登録証明書」(原本) ※出願日から遡って3か月以内に発行したもの |
連帯保証人:父母のどちらか
保証人:父母以外の4親等以内の成年親族(65歳未満) |
<右記の中で該当するものがある場合>
特別控除に係る証明書類(詳細はこちら) |
・家族に高校生以上の就学者がいる
・主たる生計維持者が単身赴任中 ・家族に長期療養者がいる ・家族に障害者手帳を有する者がいる ・過去一年間に災害・盗難の被害を受け、2年以上著しく困窮状態におかれると見込まれる |
<1年生のみ>
出身高校の調査書 (高認試験合格者は合格証明書) |
・卒業後に発行したものに限ります。
・評定平均値2.8以上に満たない場合は、調査書に加えて、学修計画申告書を印刷、記入して提出してください。 |
<外国籍の方のみ>
在留カードのコピー |
在留資格に制限があります(参照) |
<提出・送付先>
〒253-8550 神奈川県茅ヶ崎市行谷1100
文教大学教育支援課 奨学金担当宛
【Step②】書類提出後~1月25日(水)までにスカラネットで申込情報を入力
- スカラネットの入力に必要なIDとパスワードは、提出書類が大学に届いたことを確認したら、Bibbsでお知らせします。
- 入力項目が多く複雑なので、必ずスカラネット入力下書き用紙を見ながら入力してください。
採否結果と初回振込
<結果通知>
3月上旬頃に採否に関わらずBibbsでお知らせします。
※提出月日によっては早めに通知できる場合があります。
<初回振込>
採用された場合、初回振込は3月10日(金)の予定です。
※提出月日によっては早めに採否が決定、振り込まれる場合があります。
<採用後>
返還誓約書等の提出が必要です。未提出の場合は採用が取り消されます。