A04 相模湾周辺地域の津波シミュレーション開発プロジェクト


プロジェクトメンバー
プロジェクトマネージャー 齋 圭作
プログラマ 齋 圭作
アニメーター 久保木 旭
3DCGクリエイター 志田 和
3DCGクリエイター 金井 優樹
3DCGクリエイター 辛島 雅弘
サウンドクリエイター 川辺 颯斗
目的

相模湾周辺地域には多くの観光地があり、1日10万人以上の観光客が訪れる。
マグニチュード7クラス(熊本、阪神)の地震が30年以内に起こる確率は現時点で約70%である。
相模湾沿岸部でこの規模の地震による津波が発生した場合周辺地域は大規模な被害に見舞われる。
地震が発生したとき、防災の対象となるのは税金を納めている住民である。そのため、観光客のリスクは考えられていない。
そこで、観光客に対する災害マネジメントの基礎的なデータを得て、自治体にデータを提供する。
その上で、これまで考慮されてこなかった観光客に対する防災計画に資するデータの取得をするため、地震による津波における観光客のリスクデータを取得することのできるシミュレーションシステムの開発を行う。

目標

GISデータ・津波の速度・観光客の速さなどのパラメータを取得し、正確に観光客のリスクデータの取得を行う。
ハザードマップを元に正確に過去の大地震による津波シミュレーションを行えるようにする。

システム説明

システム面では、すべてのAIが同一の行動でなく、それぞれが独自にルートを決めて避難するようにプログラム。モデリング面では、QGISを使って実在する町のデータから地形や建物の3Dモデルを出力した所が特に力を入れて作られている。
VR体験の操作方法は全周囲方向移動とジャンプができる。付属のコントローラを使用し、片手で簡単に操作・移動をすることができる。

シミュレーションシステム

相模湾周辺の詳細な避難シミュレーションを実行することで、総避難者・避難成功者・避難失敗者・生存率を表示することができる。

VR体験

藤沢市を舞台に、実際に津波から避難する体験が出来る。津波到達エリア外まで避難できると成功津波に接触してしまうと失敗、その時点で終了となる。

開発環境