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文教キャリeye 平成25年度企業訪問第一回

株式会社 内田洋行

株式会社 内田洋行
企業訪問風景

 今回、文教キャリeyeを通して、内田洋行の笠原様と黒木様に取材をさせていただきました。緊張と不安を抱えての取材でしたが、お二方とも丁寧に対応してくださり、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、今回の取材は貴重な経験になったと同時に、考え方を改めるきっかけになりました。
 取材を振り返ると、「大切なことは技術ではない」という言葉が強く印象に残ります。内田洋行様は教育分野やオフィス事業のコンサルティングで大変実績のある企業で、電子黒板などICT機器を学校に導入するといった事業を行っています。私は、機器の開発や導入に関して、より充実した機能の搭載や独自性の追求に目が向けられていると思っていました。しかし黒木様は、技術ではなく子供たちが集中力を維持するための一つの手段を提供しているとおっしゃっていました。技術そのものではなく、その技術をどのように使うかということに目を向けていたのです。たとえ機器を導入しても、使われなければ効果はありません。そのため、教員が機器を使用するためのサポートなどにも力を入れているとおっしゃっていました。
 これは、他の物事にも置き換えることができます。語学に関しても、英語力などのスキルだけでなくコミュニケーション能力が必要であるとお聞きしました。私たち学生は、就職活動の準備において資格取得や筆記試験の対策など、知識やスキルの習得に目を向けてしまう傾向があります。しかし、実際に求められていることは、知識やスキルを所持していることではなく、それらを上手く使いこなせる能力ではないのでしょうか。
 これからの就職活動に向けて、論理的に物事を把握したり、課外活動などに参加して人との交流を広げたりすることで、知識やスキルにとらわれず、コミュニケーション能力なども伸ばしていきたいと思いました。今回の取材はそのための第一歩だと思い、これからも励んでいきます。

情報学部 情報システム学科  増井 里紗

企業訪問風景1
企業訪問風景2