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文教キャリeye 平成24年度企業訪問第四回

日本発条株式会社

日本発条株式会社
企業訪問風景

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平成24年度 第四回企業訪問

訪問レポート

コーディネーター後記

世界に誇れる日本の"ものづくり産業"から学ぶ、
ふんばり力・底力

今期最終回の第4回目は、2009年に創立70周年を迎え、「世界NO.1のばねメーカー」として日本のものづくり産業をリードする日本発条株式会社(以下、ニッパツ)にご協力を頂きました。
世界に誇れる日本企業の本社が湘南キャンパスと同じ神奈川にあり、取材に対応して頂いた斉藤さまは、なんと本学の情報学部広報学科の第1期生です。実際にOBが活躍している姿を見ると、嬉しい気持ちになりますね。
自動車の重要部品として不可欠な懸架ばねに着目し、戦後の経済成長の波に乗って順調に発展を遂げたニッパツ。しかし1990年代からは"失われた10年、20年"とも言われるように、世界的な不況による経済の低迷から自動生産台数は減少し、かつてない大きなダメージを受けました。
しかしニッパツは、このピンチこそが"新しい挑戦に向けた絶好の機会"ととらえ、情報通信分野にまで視野を拡大し、ハードディスクドライブ用サスペンションでも、世界トップクラスの生産量を打ち立てました。
企業経営も長くなれば、人生と同じように"吉凶禍福は糾える縄のごとし"で、さまざまな出来事が起こります。
ニッパツの意識・行動規範に見られる、「KKD(経験・勘・度胸)だけでは本当の仕事ができない。」「情熱があれば、苦難は乗り越えられる。夢とビジョンを持ち続けよう。」
どんなに辛い状況にあっても、挑戦・創造する姿勢で、本気で苦しい時代に立ち向かう。
まさに企業・組織がニッパツのばねのように、柔軟かつ軽快に、しなやかに強い信念を貫き、 商品の特性である"より軽く、より強く、進化する"を社員全員が体現しているからこそ、現在もトップメーカーとして躍進を続けているのでしょう。
競争が激化するものづくり産業において、幾多の困難を乗り越え、長年歴史を歩んできた企業だからこそ身についた"ふんばり力、底力"、そして広報グループ・斉藤様のひたむきな仕事への情熱と学生への細やかな配慮に敬服いたしました。
ピンチはチャンスと言われるように、苦しい状況の中に、躍進のヒントが隠されている。
学生のみなさんもこれから起こるピンチを前向きに受け止め、成長につながる道筋にある挑戦とし、真剣にぶつかっていきましょう。
本プロジェクトを通じて、学生ひとりひとりが自己実現に向けて意欲的な就活になることを期待します。

コーディネーター  藤原さゆり

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