年度 | 2010 |
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科目名 | 市民社会論 |
教員名 | 椎野 信雄 |
授業概要 | 近代市民社会の自己省察の学としての社会学の視点から、現代の「市民社会の構築」と「開発教育」を連携してみる。日本語の「個人」「社会」や「開発」「教育」などのキーワードをアンラーンし、市民社会論や開発教育論を理解することを基本目標とする。「地球市民」の視点で世界の地球的課題を考察する国際学部生としての<あなた>を発見するのが到達目標です。 |
授業計画 | 講義ガイダンス:授業の形式と内容を説明する 「個人」と「社会」:日本語訳成立事情 「近代社会」:西欧「近代」の誕生 市民社会論の系譜:国民国家/産業社会/市民社会 シティズンシップ:人権宣言 ジェンダー平等:マイノリティ問題 「国民」と「市民」:近代国家の矛盾点 「地球市民」:グローバル・シティズンシップの視点 日本の教育:「教育」をUnlearnする。 日本社会の世界観:見えない空間 開発教育:「開発」をUnlearnする。 「自由」と「権利」:日本語訳成立事情 国際協力とNGO/NPO:オランダモデル 市民社会論を学んで 一回ごとの授業は以下のように進める。授業の前日に予習読書課題をeラーニングに提出して授業参加する。授業の最初に前回の皆のコメントパーパーから幾つかを紹介し学習ポイントを復習する。課題の中の皆の「分からないこと」を説明したプリントを配布し解説しながら、相互行為的に授業を進める。最後に授業のまとめとしてコメントペーパーを書いてもらい、次回に私のコメントをつけて返却する。 |
評価方法 | 毎回の読書予習課題の全提出と、2/3以上の出席率で受験資格ありとする。毎回の読書予習課題(32%)、出席・授業コメントペーパー(28%)、定期試験の「レポート」(2000~4000字)(40%)によって評価する。レポートの評価基準は、近代のキー概念のアンラーン度および近代社会と地球市民の理解度です。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この授業は、知識を記憶することではなく、ある物事についての見方を、自分で関心をもって、自分の頭でアンラーンすることで、理解し直してみることに主眼があります。私の言う「アンラーン」の教育方法を知ってみませんか。他の授業とは異なるこの授業の内容と形式を理解し、読書予習課題のあるこの特異な参加型授業の受講を決めてください。受講希望者は第1回目の講義ガイダンスに必ず出席すること。参考書の2冊もテキストとして購入のこと。 |
システム開発の経済性(E)
年度 | 2010 |
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科目名 | システム開発の経済性(E) |
教員名 | 長尾 弘修 |
授業概要 | とかく技術的な面から語られることの多い情報システムとその開発ですが、この授業では「お金の面から」情報システムとその開発運用を解説します。 情報システムの開発運用も企業の経営活動のひとつですから、「投資に見合う効果があるかどうか」が問われます。またシステムを企画したユーザーが開発をベンダーに委託する局面では、「システムの規模を想定し見積もりに合意」しなければ始まりません。開発の責任者は、「与えられた予算の中で」開発を完了する必要があります。 すなわち、情報システムを「お金の面から」理解することも、SEにとっては必須なのです。 |
授業計画 | Ⅰ 講義ガイダンス 講義の狙い、目標、授業運営上のルール、評価方法などを徹底します。 情報システムとお金を巡る3つの視点について説明します。 Ⅱ ユーザーの見る視点 「投資対効果」 Ⅱ-1 情報システムに関わる投資と経費 情報システムを開発し運用するために必要な投資や経費にはどのようなものが あるのでしょうか。 目に見えないコスト、継続的な投資なども整理しなければなりません。 Ⅱ-2 情報システムの効果 導入する情報システムの種類や目的によって、期待される効果は違います。 定量的に把握できるものもあるし、定性的にしか把握できないものもあります。 Ⅱ-3 問われる投資対効果 1と2から投資に見合う効果があるかどうかを判断します。 その情報システムの寿命をどう想定するかも大切です。 Ⅲ ユーザーとベンダー共通の視点 「見積り」 Ⅲ-1 開発の委託と「見積り」の意味 システムを企画したユーザーと開発を請け負うベンダーの間で、 システムの規模や開発費用について双方が納得できて、合意して、 初めて開発に結びつくのです。 Ⅲ-2 開発工数と人月単価 開発費用は開発工数と人月単価をベースに算出します。 特に人月単価の意味を正しく理解しておく必要があります。 Ⅲ-3 システムの規模の見積り ところでシステムの規模というのは何でしょうか。 画面や帳票の数、システムの範囲や機能、開発に必要な工数、プログラムの 総ステップ数などいろいろな考え方があります。 それらをどう見積るのでしょうか。 Ⅲ-4 FP法による見積り FP(ファンクションポイント)法による見積りの考え方について説明します。 Ⅲ-5 いろいろな見積り技法とその特徴 FP法以外にもいくつかの見積り技法があり、それぞれ特徴があります。 開発すべきアプリケーション、具体化の度合い、経験の有無、工程のどの局面で 見積るのかなどによって使い分けています。 Ⅲ-6 実例研究 実際のユーザーやベンダーではその企業としての標準見積り法を定めた上で、 個別の見積りはその時々の事情に合わせて対応しています。 いくつかの事例を説明します。 Ⅳ 開発責任者の視点 「コストマネージメント」 Ⅳ-1 開発責任者の役割 「開発が成功した」ということはどういうことでしょうか そのために開発責任者は何をすればいいのでしょうか。 Ⅳ-2 コストマネージメント 開発責任者の役割のひとつに、与えられた予算の中で開発する、ということが 挙げられます。これが非常に難しい。何が難しくしているのでしょうか。 Ⅳ-3 EVMを使った工数とコストの管理 計画と実績の差異の評価方法にEVMがあります。 これを使用して工数とコストを管理する方法を説明します。 *上記は、授業の予定回数と必ずしも一致するものではありません |
評価方法 | (1)授業への出席(2)授業中に何回か提出を求めるレポートの内容(3)期末試験 この3点で評価します。(1)と(2)に40%、(3)に60%の重みを置きます。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 参加型の授業を目指します。 |
専門ゼミナール IV
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール IV |
教員名 | 渡辺 孝 |
授業概要 | 金融や経済のシステムは加速度的に変化している。バブル崩壊後の混乱を乗り切ったかに見えたわが国の経済・金融は、今再び、「リーマン・ショック」に端を発する世界的金融危機の激震に見舞われている。わが国の経済、金融、企業経営等はどういう状況にあるのか。そして今後、どう変化していくのか……。このゼミでは、こうした問題を幅広く取り上げる。各人は経済・経営や金融問題の中で、自分の関心のあるテーマを研究課題として選定する。ゼミナール I 及び II では、基礎的な事柄を研究し、ゼミナール III 及び IV では、それらの中で特に関心を持ったテーマについて卒論(自由テーマ、但し経済・金融・経営問題等の関係に限る)にまとめていく。 |
授業計画 | 基本的には、参加ゼミ生と相談の上決定するが、一応以下のような内容を考えている。 1.(1)教科書(経済問題の入門書を予定)の輪読と、(2)担当者による調査研究結果の発表を原則として1週間ごとに交互に行う。その報告・発表内容ついて討議を行う。ここでは、如何に自分自身が日頃から経済・金融問題について関心を持って調査研究をしているかが問われる。しっかりとした報告や議論が求められる。 2.春・夏休み等にはレポートの課題を示す。専門書を最低5冊程度読み、課題に即したレポート(5000字程度)を提出する。 3.なお、合宿等についても学生諸君と相談の上決めたい。 |
評価方法 | 毎回の調査報告の内容とそれに対する議論の質・量によって判定する。長期休暇中のレポートや出席状況も評価に加味する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 当ゼミは参加学生自身で創っていくことが基本。従って、参加学生自身の興味や関心に即した内容にしていくことが可能。しかし、逆にいえばそれだけ学生側の自主的な対応が重要ということでもある。こうした活動の中では、知識や考え方が幅広いものとなり、就職活動等にも何がしかのプラスとなろう。いずれにせよ、何らかの縁で2年間一緒に学んでいく訳であり、厳しさの中にも、楽しくかつ有意義なものにしていこう。なお、当ゼミは「学習に精励するゼミ」である。中途半端な気持ちで当ゼミに参加することは、他の熱心なゼミ生にとっても非常に迷惑であるので、遠慮願いたい。 |
フランス語I
年度 | 2010 |
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科目名 | フランス語I |
教員名 | 駿河 昌樹 |
授業概要 | フランス語の基礎を学ぶ。発音の特性、発音と綴り字の関係を若干見た後、文法と基本語彙修得を柱とする学習に入る。英語には見られなかった名詞種類の二分割、及びそれに基づく冠詞や形容詞等の使い分けと変化、また、一動詞につき八形体の適宜運用を要求される動詞活用学習などは、外国語学習として英語しか経験のない一般の学生にとって負担の多いものなので、丁寧にわかりやすく指導する。なお、詳細については授業内で説明する。 |
授業計画 | ・アルファべ。単語を発音してみる。 ・「ほら、~です」「それは~です」 ・冠詞un ・簡単なあいさつ ・名詞の性と数 ・不定冠詞un、une、des ・「それらは~です」 ・「~があります」 ・否定文 確認テスト(1) ・数字1~10 ・定冠詞le、la、les ・etre動詞 ・形容詞 ・数字11~20 ・ ・部分冠詞du、de la ・動詞avoir ・疑問文をつくるEst-ce que 確認テスト(2) ・第1群規則動詞(er動詞) ・「これはなんですか?」 ・疑問文 ・前置詞と定冠詞の縮約 ・曜日 ・曜日の言い方 確認テスト(3) ・所有形容詞・指示形容詞・疑問形容詞 ・数字20~69 ・名前の聞き方と答え方 ・動詞aller ・近い未来の表し方 ・疑問副詞 ・数字70~100 |
評価方法 | 成績評価は、積み上げ型の語学ということもあり、第一に出席を重視、ついで基礎的な練習課題の提出状況、小テスト、及び期末のテストで行う。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | はじめての外国語では、大きな声で発音してみるのが大事。フランス語には、日本語にない奇妙な音もあります。うまく発音できないで、変な声になるのも楽しいものですよ。大声を出しにくる時間だと思って、どんどん練習しよう。 |
東アジア関係史
年度 | 2010 |
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科目名 | 東アジア関係史 |
教員名 | 丸山 鋼二 |
授業概要 | 日本・中国・朝鮮は歴史的に、そして政治的・経済的にその運命をともに歩んできた。その3カ国を含む東アジアという地域における日本と「アジア」諸国との近代以降の諸関係やさまざまな出来事を学ぶ授業です。現在、多くの日本人は日本が「アジア」という地理的な区分に入っていることを自明のこととして受け止めている。その近接性ゆえに、他の「アジア」諸国に対して「アジアン-テイスト」といった言葉に表現されるように親近感を持つものも少なくない。しかし、日本と「アジア」諸国との間にはさまざまな問題が存在しており、それがしばしば大きな対立を引き起こしていることも珍しくありません。その基本的な原因はお互いの国や国民に対する理解不足です。そこで、まず近代以降の東アジア諸国間の関係についての基本的知識を習得することを目指します。テキストは日中韓3カ国の学者や教師が議論しながら作成したものを使用します。それによって、第一に同一の歴史的事象であっても、自国中心の歴史的解釈に陥ることなく、東アジア近代史を客観的に総合的に把握する能力を身につけることを目指します。第二に、世界史的転換期における日本のアジア「進出」およびそれに伴う東アジア地域のさまざまな葛藤を理解した上で、その過去の出来事が今日の我々にどういう意味を持っているかを理解できることを目指します。 |
授業計画 | 1. 導入:20世紀の東アジア史 2. 欧米列強のアジア進出 3. 東アジアを巻き込んだ戦争(日清・日露戦争) 4. 東アジアにおける改革運動 5. 日本の朝鮮支配 6. 朝鮮の抵抗・独立運動 7. 日本の中国東北地方への侵出(満洲事変、満洲国) 8. 日中全面戦争 9. 戦時下の東アジア 10.日本の敗戦と戦後の東アジア 11.東アジアの冷戦と「分断」 12.残された問題 |
評価方法 | 規定上の出席が単位取得の前提です。評価は授業中に数回行なう復習テストと学期末のレポート等で総合的に行ないます。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 現代の日本と「アジア」との関係を把握するためには、近代以降の歴史的な背景を理解することが不可欠です。高校で世界史をきちんと勉強しなかった学生にも理解できるようにと、心がけて講義を行ないますが、近代東アジアの歴史は多くの出来事があるため、一つひとつを丁寧に説明する時間があまりないと思いますので、受講を希望する学生はテキストを中心に予習・復習をお願いします。大学の授業は、自分なりの問題意識・興味・関心と、それをきっかけに集めた多くの知識が支えとなります。この講義を履修することによって、どのように「アジア」諸国と向き合っていくべきかを考えるきっかけになってくれればと希望しています。 |
専門ゼミナール III
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール III |
教員名 | 渡辺 孝 |
授業概要 | 金融や経済のシステムは加速度的に変化している。バブル崩壊後の混乱を乗り切ったかに見えたわが国の経済・金融は、今再び、「リーマン・ショック」に端を発する世界的金融危機の激震に見舞われている。わが国の経済、金融、企業経営等はどういう状況にあるのか。そして今後、どう変化していくのか……。このゼミでは、こうした問題を幅広く取り上げる。各人は経済・経営や金融問題の中で、自分の関心のあるテーマを研究課題として選定する。ゼミナール I 及び II では、基礎的な事柄を研究し、ゼミナール III 及び IV では、それらの中で特に関心を持ったテーマについて卒論(自由テーマ、但し経済・金融・経営問題等の関係に限る)にまとめていく。 |
授業計画 | 基本的には、参加ゼミ生と相談の上決定するが、一応以下のような内容を考えている。 1.(1)教科書(経済問題の入門書を予定)の輪読と、(2)担当者による調査研究結果の発表を原則として1週間ごとに交互に行う。その報告・発表内容ついて討議を行う。ここでは、如何に自分自身が日頃から経済・金融問題について関心を持って調査研究をしているかが問われる。しっかりとした報告や議論が求められる。 2.春・夏休み等にはレポートの課題を示す。専門書を最低5冊程度読み、課題に即したレポート(5000字程度)を提出する。 3.なお、合宿等についても学生諸君と相談の上決めたい。 |
評価方法 | 毎回の調査報告の内容とそれに対する議論の質・量により判定する。また長期休暇中のレポ-トや出席状況も加味して評価する |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 当ゼミは参加学生自身で創っていくことが基本。従って、参加学生自身の興味や関心に即した内容にしていくことが可能。しかし、逆にいえばそれだけ学生側の自主的な対応が重要ということでもある。こうした活動の中では、知識や考え方が幅広いものとなり、就職活動等にも何がしかのプラスとなろう。いずれにせよ、何らかの縁で2年間一緒に学んでいく訳であり、厳しさの中にも、楽しくかつ有意義なものにしていこう。なお、当ゼミは「学習に精励するゼミ」である。中途半端な気持ちで当ゼミに参加することは、他の熱心なゼミ生にとっても非常に迷惑であるので、遠慮願いたい。 |
専門ゼミナール III
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール III |
教員名 | 山崎 裕子 |
授業概要 | ゼミに参加することによりゼミ論文を作成していく。各ゼミ生が自分のテーマに基づいて輪番で発表。論文の作成途上で調べたことを発表しながら互いにディスカッションすることによって、より良い論文作成を目指す。 |
授業計画 | 年間を通じ、各ゼミ生が輪番で発表をする。 発表・質疑応答を通じて、自分の取り組んでいる内容を深める。 ゼミ生ごとに論文のテーマは異なるが、互いの発表を聞くことにより、 他のゼミ生の関心事を学ぶとともに視野を広げ、新たな視点を得ることが できよう。 発表の仕方や論文の書き方について、他のゼミ生から具体的に学ぶことも 多い。 ゼミでの発表は、論文作成のペースメーカーとなるはずである。 |
評価方法 | ゼミへの取り組み方とゼミ論文により評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 自分で思っていることを、思っている通りに他者に理解してもらうことは容易ではない。他者も当然知っているはず、思っているはず、という前提を取り払い、理論的に飛躍していない説明をする必要がある。また、文献を調べてそのまま書き写すのではなく、それを自分の言葉で表現しなおすことが重要である。 |
アルゴリズムとデータ構造(S)
年度 | 2010 |
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科目名 | アルゴリズムとデータ構造(S) |
教員名 | 関 哲朗 |
授業概要 | ソフトウエアには良いソフトウエアと悪いソフトウエアがあります.現在では,コンピュータ・ハードウエアの性能が向上し,高速なCPU,大容量の記憶装置が出現し,良いソフトウエアの条件は以前とはずいぶん変わってきました.一方で,プログラムを美しく書くためのアルゴリズムの必要性は,以前から全く変わっていません.本講義では,コンピュータの基本的な演算の考え方から,プログラミングの基礎となる計算手順やデータの扱いについて学習を進めていきます.この授業は学習の一部にHIPLUSによるe-lerningを使用します.各回のe-lerninngによる関連学習は,それぞれの対面学習開始以前に完了していなければなりません.e-lerningによる学習分は対面授業(通常の教室における講義)を休講にすることで振り替えます.振替休講については,授業中及びHIPLUSのお知らせ機能(メール同時発信)で予め周知します.対面授業とe-lerningを合わせた総学習(授業)時間は15回×90分で,対面授業のみの場合と同じです. |
授業計画 | ガイダンス(対面のみ) この講義の計画と概要をお話しします. ※以下の計画は,進捗によって前週の内容に触れたり,変更になることがあ ります. 構造化定理と構造化プログラミング(対面のみ) この講義はプログラミングの授業ではありません.一方で,アルゴリズムを何らかの方法で実現し,その動作を確認することは大切なことです.本講義では,「順次」,「反復」,「分岐」といった,基本的な仕組みによってアルゴリズムをシンプルに表現することの基本として構造化の概念を学び,その実現手段としてExcel VBAの必要最小限の機能を学びます. 構造化とアルゴリズム記述の練習 その1(対面のみ) Excel VBAを用いて基本的なアルゴリズムを記述する練習をします. 練習のために「数当てゲーム」を作ってみましょう. 構造化とアルゴリズム記述の練習 その2(関連学習e-lerning30分+対面90分) 構造化を意識しながら,数当てゲームのアルゴリズムを完成させましょう. n進数の考え方 その1(関連学習e-lerning30分+対面90分) 10進数以外のn進数の考え方と,相互の変換の仕方を学びます.あわせて,2進数がコンピュータで採用されている意味を考えましょう. n進数の考え方 その2(関連学習e-lerning30分+対面90分) n進数を10進数に変換するアルゴリズムを完成させましょう. 数式の表現方法とスタック その1(関連学習e-lerning30分+対面90分) 電卓やコンピュータで用いられる数式の表現方法である逆ポーランド記法を学びます.また,あわせてスタックの考え方について概説します. 数式の表現方法とスタック その2(関連学習e-lerning30分+対面90分) 逆ポーランド記法で記述された式を計算するアルゴリズムを完成させましょう. 並べ替えの方法(ソート) その1(関連学習e-lerning30分+対面90分) バブルソートなどの基本的な並べ替えの方法を学びます. 並べ替えの方法(ソート) その2(関連学習e-lerning30分+対面90分) 簡単な並べ替えのアルゴリズムを完成させましょう. 再帰の考え方 その1(関連学習e-lerning30分+対面90分) 関数を導入し再帰の考え方を学びます. 再帰の考え方 その2(関連学習e-lerning30分+対面90分) 再帰構造を用いた簡単なアルゴリズムを完成させましょう. |
評価方法 | 出席点については以下のように計算し,総得点33ポイントの2/3以上を取得することが評価(AA,A, B,C,D)の要件です.これを満たさない者の成績は評価される資格のないFとなります. 1)毎回の授業で授業開始時の簡単なテストと終了時の課題提出を行い,合格の場合はそれぞれ1ポイント,2)e-lerningについては,各単元の確認テストに合格(70%以上の正当)することで1ポイントを与えます.評価の要件を満たした者については,出席ポイント,各回対面授業でのテストやe-lerningの単元テスト,演習の回答状況を考慮して成績を付与します.状況に応じて,最終課題を課し,成績の評価に含めることがあります. |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 本講義の内容はとてもオーソドックスなものです.ソフトウエアを勉強したと言う人であれば,誰でもが取り組んだことのある内容ではないかと思います.プログラミングやデータベースなど,計算やデータ操作に関連のある科目を履修していたほうが,具体的なイメージがわきやすいのではないかと思いますが,事前知識が無くても大丈夫ではないかと思います. |
交流文化の社会学
年度 | 2010 |
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科目名 | 交流文化の社会学 |
教員名 | 椎野 信雄 |
授業概要 | <交流文化>の視点からアートと社会の問題を理解する。<交流文化>とは、「文化交流」のことではない。文化交流とは、自文化が他文化や異文化と交わることのようです。交流文化の「交流」とは、異なる系統のものが相互に入り交じることであり、<交流文化>とは、異なる系統のものが入り交じることによって文化が形成されるという視点のことです。この「文化culture」とは人びとの生活様式の総体のことであり、高度な精神活動や文明開化のことだけでなく、自然natureのままでない人為(art)のすべてのことです。<交流文化>の視点を理解することを基本目標とし、この視点から「観光」「アートと社会」「ミュージアム」「市民」について考察できるようになるのが到達目標です。 |
授業計画 | 講義ガイダンス (この授業の内容と形式の説明) 交流文化とは何か? 社会学とは何か?(近代社会と交流文化) 文化とは何か? 交流文化としての観光(1)観光と歴史 交流文化としての観光(2)観光と近代国家 交流文化としての観光(3)観光と文化 交流文化としての観光(4)アートツーリズム 交流文化としてのアート&社会 パブリック・アート(1) パブリック・アート(2) 交流文化としてのミュージアム(1)エコミュ-ジアム 交流文化としてのミュージアム(2)コミュニティミュージアム 交流文化としての都市 交流文化としての市民:21世紀のミュージアム 毎回、予習読書課題を前日にeラーニングに提出して授業参加する。まず前回の内容の復習も兼ねて数人のコメントペーパーを紹介し、提出課題の疑問点の説明をしながら、相互行為的に授業を展開する。授業の最後にまとめとしてコメントペーパーを書いて提出する。コメントペーパーは次回にチェックコメントを記して各自に返却される。 |
評価方法 | 出席・コメント(28点)、課題提出(39点)、最終レポート(33点):合計100点で成績評価します。 レポートの評価基準は、<交流文化>の視点の理解度と個別文化現象の考察の深化の度合いです。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この授業は、知識を記憶することではなく、ある物事についての見方を、自分で関心をもって、自分の頭でアンラーンすることで、理解し直してみることに主眼があります。私の言う「アンラーン」の教育方法を知ってみませんか。他の授業とは異なるこの授業の内容と形式を理解し、読書予習課題のあるこの特異な参加型授業の受講を決めて下さい。受講希望者は第1回目の講義ガイダンスに必ず出席すること。 |
異文化理解
年度 | 2010 |
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科目名 | 異文化理解 |
教員名 | 塩沢 泰子 |
授業概要 | 英語で異文化間コミュニケーションに関する理論を学ぶと同時に、実践的なケーススタディにもとづいたエクササイズを行います。 理論的には、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションに関する分野の学習が中心になります。ただし、講義を受動的に受けるだけではなく、関連するテーマに基づいた学生のディスカッションにより、主体的な実感をともなった理論の理解をめざします。 実践的なケーススタディとしては、米国およびオーストラリアにおける多文化社会のあり方とそこでのコミュニケーションの特徴を学習します。それぞれの社会におけるマジョリティとマイノリティの間でのコミュニケーションをめぐる問題を、民族集団や社会経済的階層や世代・ジェンダーさらには地域間の差異に関連させて理解することをめざします。米国およびオーストラリアにおける生活者に対するインタビュー調査を含むリサーチをすることによって、異文化コミュニケーションの実践を行いながら、設定されたテーマの理解を深めます。 |
授業計画 | 1.コミュニケーションとは何か 2.言語コミュニケーションの理論 3.非言語コミュニケーションの理論 4.英語でのコミュニケーションの特徴 5.英語と日本語でのコミュニケーション・スタイルの比較 6.アメリカ人・オーストラリア人の非言語コミュニケーションの特徴 7.日本人の非言語コミュニケーションとの比較 8.米国・オーストラリアにおけるマジョリティ・マイノリティ間のコミュニケーションに関連する諸問題 (1)民族集団 (2)社会経済的階層 (3)世代・ジェンダー (4)地域 9.設定したテーマに関するリサーチ発表(1) 10.設定したテーマに関するリサーチ発表(2) 11.設定したテーマに関するリサーチ発表(3) 12.まとめ:異文化間コミュニケーションを米国・オーストラリアで体験して ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 授業で出された課題の提出物、授業中におこなわれるプレゼンテーション、授業中のディスカッションへの貢献度を総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |