年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール III |
教員名 | 渡辺 孝 |
授業概要 | 金融や経済のシステムは加速度的に変化している。バブル崩壊後の混乱を乗り切ったかに見えたわが国の経済・金融は、今再び、「リーマン・ショック」に端を発する世界的金融危機の激震に見舞われている。わが国の経済、金融、企業経営等はどういう状況にあるのか。そして今後、どう変化していくのか……。このゼミでは、こうした問題を幅広く取り上げる。各人は経済・経営や金融問題の中で、自分の関心のあるテーマを研究課題として選定する。ゼミナール I 及び II では、基礎的な事柄を研究し、ゼミナール III 及び IV では、それらの中で特に関心を持ったテーマについて卒論(自由テーマ、但し経済・金融・経営問題等の関係に限る)にまとめていく。 |
授業計画 | 基本的には、参加ゼミ生と相談の上決定するが、一応以下のような内容を考えている。 1.(1)教科書(経済問題の入門書を予定)の輪読と、(2)担当者による調査研究結果の発表を原則として1週間ごとに交互に行う。その報告・発表内容ついて討議を行う。ここでは、如何に自分自身が日頃から経済・金融問題について関心を持って調査研究をしているかが問われる。しっかりとした報告や議論が求められる。 2.春・夏休み等にはレポートの課題を示す。専門書を最低5冊程度読み、課題に即したレポート(5000字程度)を提出する。 3.なお、合宿等についても学生諸君と相談の上決めたい。 |
評価方法 | 毎回の調査報告の内容とそれに対する議論の質・量により判定する。また長期休暇中のレポ-トや出席状況も加味して評価する |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 当ゼミは参加学生自身で創っていくことが基本。従って、参加学生自身の興味や関心に即した内容にしていくことが可能。しかし、逆にいえばそれだけ学生側の自主的な対応が重要ということでもある。こうした活動の中では、知識や考え方が幅広いものとなり、就職活動等にも何がしかのプラスとなろう。いずれにせよ、何らかの縁で2年間一緒に学んでいく訳であり、厳しさの中にも、楽しくかつ有意義なものにしていこう。なお、当ゼミは「学習に精励するゼミ」である。中途半端な気持ちで当ゼミに参加することは、他の熱心なゼミ生にとっても非常に迷惑であるので、遠慮願いたい。 |