新着情報

文教キャリeye 平成25年度企業訪問第四回

森永製菓株式会社

森永製菓株式会社
企業訪問風景

横田様の仕事である製品開発は、一見すると華やか、あるいは、どこかかっこいいイメージを想像しがちですが、実際は会社の顔となる製品を生み出す大変な仕事であり、市場・消費者からの製品開発の評価を伺うなどして、常に情報を収集しながら改良を重ねていくという地道な作業も多いそうです。
製品開発の基本は市場に目を向けることで、マーケティング担当と計画担当は野球でいうところのピッチャーとキャッチャーのような関係だと、わかりやすく教えていただきました。新製品の開発をする際、人の手で試作は可能だが、実際に工場でも製造可能なのか、無理なら設備投資をするのか、材料のコストなどのさまざまな課題や、パッケージのレイアウトや文字を1つ扱うにも、特許関係の問題はないか、またコラボレーション商品の場合は、先方のブランドイメージにも配慮するなど、数多くのステップを経て、やっとの思いで製品が完成し、市場に送り出すことができることを具体的に説明していただいたおかげで、横田様の「モノ作りは勝手にはできない、ひとりではできない」という言葉の重みを強く感じ、一層の理解を深めることができました。
「壁」にぶつかりどうしようもないときは、悩んで思いとどまってしまわずに「なんとかなる」の精神で、打開していくことが大切であることも教えていただきました。これは製品計画など以外にも言えることで、とても大切な心がけだと思います。
また、仕事をする上で、効率的に仕事を進めていくための「時間の使い方」についても貴重なアドバイスをいただきました。
開発、計画に携わるには好奇心旺盛な人が重要であり、今後の社会においてもそのような人材が重要になってくるため、多方面に目を向け、何事にも積極的に取り組める人材に成長していこうと自身の新たな目標を立てることができた取材でした。

健康栄養学部 管理栄養学科  布施 穂波

企業訪問風景1
企業訪問風景2