年度 | 2010 |
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科目名 | 情報学序論 |
教員名 | 松原 康夫 |
授業概要 | 情報化の進展につれて、我々はリアルな世界だけではなくバーチャルな世界をも包含した世界に住んでいる。こうした状況の中で「情報学」を構築する必要性が高まりつつある。「情報学」とはどのような学問なのか。「情報」に関連のある学問や考え方を取り上げて「情報学」のあるべき姿を探る。具体的には以下のような話題を取り上げる。 |
授業計画 | 情報概念の分類 広い意味の情報 狭い意味の情報 情報理論 情報量の概念 エントロピーと熱力学 情報変換と計算 計算できるということ 計算の手間 暗号系と量子コンピュータ 生物とオートポイエーシス 記号と意味 意識の問題 |
評価方法 | 基本的に期末試験によって成績を決定するが、出席状況や課題の提出状況をも考慮する。内容が多岐に亘るので、おおよそ8割の人が達成できるラインを合格とする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 情報学とは、コンピュータあるいは情報を扱うスキルではない。「情報」が人間の生きる世界にとってどのような意味を持つのか、それを考えてほしい。「情報」という概念の広大さを感じ取ってもらうことが目的である。耳慣れない話をたくさんするので、好奇心の旺盛な人に受講してほしい。 |
月別アーカイブ: 2013年12月
CALL II(B)
年度 | 2010 |
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科目名 | CALL II(B) |
教員名 | 小林 ひろみ |
授業概要 | プロの役者の話す英語は一般の人々より聞き取りやすく分かりやすいので、この授業では英語の映画やテレビドラマを使用してSpeakingとPronunciationの訓練を狙います。まず会話の聞き取り訓練をします。相手の話が聞き取れなければ会話は成立しません。そして聞き取ったように発音することが英語らしい発音につながります。次にシャドーイングのトレーニングで発音訓練をします。これにはビデオドラマのアテレコも含まれ、会話のスピードに慣れるほか、間の取り方、感情移入の方法を覚えましょう。また、会話のシーンをクラスで再現し、クラスメートに評価してもらい、自分の英語を客観的に判断する助けとします。 |
授業計画 | この授業に教科書はありませんが、必ずUSBを持ってきててください。教材や自分の音声を録音するのに必要です。 1回目はビデオやテープの録音を行うなど、CALLの機能を覚えるためにあてます。 2回目以降は、ビデオドラマをもとに、穴埋めによるリスニングで教材を完成します。次に自分の発音訓練のためにまずシャドーイングをします。その後、配役を決めてアテレコを行います。 教材としては、導入時はをAladdinを予定しています。その後の教材は皆さんの希望も聞いた上で決定しますが、異なる英語の発音やスピードに慣れるために3種類程度を使用したいと考えています。 |
評価方法 | 授業出席率と参加態度30%、リスニング30%、アテレコと音読のパーフォーマンス40%、として総合的に評価します。クラスワークが評価の対象ですので、忌引き等の特別な理由のある場合を除き、3分の1以上の欠席は評価対象としません。遅刻は授業開始後20分までで、それ以降は欠席扱いです。ただし、提出した課題は100%評価とします。なお遅刻3回は1回の欠席とみなしますので注意してください。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | スピーキングの上達の土台はリスニングと声を出して口を動かすことです。英語が上手になりたかったら、生の英語を真似ましょう。使っていなければ日本語でも話せなくなります。間違ったら訂正すればよいのです。それが自然な会話です。 |
ゼミナール II
年度 | 2010 |
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科目名 | ゼミナール II |
教員名 | 堀田 敬介 |
授業概要 | オペレーションズ・リサーチ(OR),特に数理計画・意思決定を要する問題を数理的に解決する方法について学びます.ゼミでは,基礎的な知識の習得及び応用力を養うことを目的とし,関連分野の専門書の輪読を行います.OR分野で,皆さんに身近な問題としては,例えば「ゼミ配属決定問題…学生・教員の満足度を改善する配属方法の考案」「スポーツ・スケジューリング…多数の制約・要望を満たしながらエキサイティングな試合の日程計画を立てる」「文教大学カリキュラム作成支援・時間割策定効率化システムを作りたい」「パズルゲームの解法:世の中に出回っているパズルを自動で解く仕組みとその効率を考察する」「ゲーム理論…協調または非協調のもとで人はどのような決定を行うか,エスカレータは左と右どちらに乗るの?」「議員定数配分・選挙区画定…公平な選挙を行うためには何をしなければならないか」などがあります. |
授業計画 | I.通常授業___[4~9月,10~2月] 数理計画・最適化・意思決定に関連する専門書の輪読(4~9月,10~2月) II.その他定期イベント___[4月上旬] (4年)卒研テーマ発表会___[9月上旬] 夏合宿集中輪読ゼミ・(4年)卒研中間発表会___[12月中旬](4年)卒研最終発表会 III.学生主導による自発的・積極的な活動[勉学・スポーツ他]を推奨 |
評価方法 | ゼミへの積極的な活動態度,勉学への姿勢を評価(輪読準備状況,質疑応答参加の程度など).無断欠席・遅刻厳禁. |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ゼミはそれまで受けていた講義や演習と違い,各自が自主的・積極的に活動して成果を得ていくものです.自分から学習する姿勢と努力を要す大学の学問にしっかりと取り組んでください.そのために,学生は事前の準備をしっかりとする必要があります.予習せずにただ参加することには意味がありません.輪読とは,順番・分担を決め,各自が担当箇所を事前に読んでその内容を授業時に講義・議論する事です.発表者は,聴き手が理解でき,質問にも答えられるようにします.また,聴き手も予習をし,内容の把握に努めます.なお,ゼミの時間の輪読とは別に,学生同士で自主的にゼミをすることを強く薦めます. |
専門ゼミナール III
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール III |
教員名 | 工藤 政博 |
授業概要 | ゼミI、IIで学習したことを基礎に、いよいよ卒業論文にとりかかります。自分の関心があるテーマを選定し、文献・資料の収集を開始します。 |
授業計画 | 論文の書き方、文献・資料収集の方法について学習 論文のテーマ選定と論旨の発表・討論 執筆中の論文の中間発表・コメント |
評価方法 | ゼミへの出席状況、研究発表の内容(理解度と研究レベル)およびプリゼン能力、討論への積極参加度、レポートの内容などを総合的に評価します。特に社会人に必要とされる能力・・・自分で課題を見つけ調査する能力、物事を考える能力、人前で話す能力(プリゼンテーション能力)、英語力に重点を置き、到達度を見ます。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 常日頃から新聞やテレビ報道に関心を持ち、直近の経済情勢や航空、観光に係わる知識吸収に心がけること。就職活動による欠席はやむを得ないが、論文作成のためのスケジュールはしっかり立てておくこと。 |
生活と化学
年度 | 2010 |
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科目名 | 生活と化学 |
教員名 | 土屋 隆英 |
授業概要 | この授業では、生活関連物質を取り上げ、その分子構造と働きとの関係を理解することを目的としている。最初に原子と分子の基礎を学ぶ。次いで、日常生活でよく使用している、洗剤、燃料、化粧品、繊維などを取り上げ、それらの構成分子と働きとの関係について解説する。セッケンで手を洗うと何故汚れが落ちるのか、合成繊維は何故丈夫なのかという素朴な疑問を解決し、分子を身近に感じる機会としたい。 |
授業計画 | 1.生活関連物質の化学 2.元素の性質 3.水の性質 4.水と生活I 5.水と生活II 6.水と生活III 7.水と食品 8.アミノ酸・タンパク質I 9.アミノ酸・タンパク質II 10.糖質 11.糖質 12.油脂、脂肪酸 13.炭化水素、石油、医薬品 14.ポリマー、プラスチックI 15.ポリマー、プラスチックII |
評価方法 | 成績は、出席・レポートおよび試験により評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |
専門ゼミナールⅡ
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナールⅡ |
教員名 | 宮原 辰夫 |
授業概要 | 前期で学んだ知識をもとにして、卒業論文の基本を学ぶと同時に各自でテーマを決める。いくつかの自分の関心領域や関心あるテーマを発表することで、卒業論文として相応しいテーマであるか、期間内に提出できる内容になるかどうかを検討する。質疑応答を繰り返しながら、卒業論文のテーマを決め、参考文献を収集した上で、最後にその概要をまとめて提出する。 |
授業計画 | 各自卒業論文のテーマを報告 質疑応答の上テーマの妥当性を検討 テーマの決定後、参考文献を収集し概要をまとめる |
評価方法 | 原則として3分の2以上の出席、卒業論文のテーマの報告および参考文献の収集能力、そして概要の内容を総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | このゼミナールの目標は、卒業論文を作成するための基本を学ぶことである。卒業論文は、これまでのレポートとは異なり長い地道な努力を必要とする。なかでもテーマを決める作業は、卒業論文の最初の段階とはいえ、とても大事なものである。テーマ選びで誤ると最後まで尾を引き、苦労することになる。その意味でも、このゼミナールでしっかり論文作法を学んでほしいと考えている。 |
ゼミナール II
年度 | 2010 |
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科目名 | ゼミナール II |
教員名 | 石田 晴美 |
授業概要 | 財務会計の基本的な概念、現行会計基準、会計の国際的動向等、教員が与えたテーマについて学生が調べ発表する形式とテキスト輪読を交互に行う。各テーマでは、基本書・参考書の他、各種会計基準等の原本に触れることを心がけている。全体として財務会計の理解を深めていくことが目的である。ゼミ在籍中に日商簿記3級に合格することがゼミ生に課せられる最低限の課題である。 |
授業計画 | 財務会計テキスト輪読 ゼミ生発表テーマ 会計基準のコンバージェンス リース会計 減損会計 税効果会計 退職給付会計 金融商品会計 外貨換算 企業結合 新株予約権付社債・ストックオプション キャッシュ・フロー計算書等 工事契約に関する会計基準 資産除去債務 内部統制報告制度 棚卸資産評価 |
評価方法 | ゼミナールへの参加、授業への取り組み、課題の提出、日商簿記3級の資格取得等により評価する。無断欠席は認めない。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ゼミは、学生自らが調べ考え、発表する場であることを肝に銘じてください。日商簿記3級程度の簿記の知識があることが前提ですが、「これから会計を学びたい」、「ゼミ在籍中に日商簿記3級に必ず合格する」という意志があれば、ゼミ入室にあたり、必ずしも十分な会計の知識の有無を問いません。将来、公認会計士・税理士等の会計専門職を希望する、あるいは興味がある学生を歓迎します。 |
コンピュータと通信
年度 | 2010 |
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科目名 | コンピュータと通信 |
教員名 | 八ツ橋 武明 |
授業概要 | 「コンピュータ概論」の続編の位置づけで、概論はデジタル情報編、本授業はコミュニケーション編である。授業では通信ネットワークを介してコンピュータ間通信を実現する技術的な仕組みについて学習し、その通信上で実現している様々なコミュニケーションの仕組みと、さらにはそれらのコミュニケーションに伴うウイルスや情報モラル等のセキュリティ問題の発生と対策を学ぶ。最後にコンピュータ・コミュニケーションの普及と社会的な意義について学ぶ。現在はコンピュータと通信の融合に引き続き、放送との融合が生じつつあり、いわばコンピュータ・メディアとでも呼ぶべき多くのメディアが出現し、さらに変容を続けている。これらのメディアの利用シーンと利用状況を理解するためには不可欠な知識であり、さらによりよいコンピュータ・メディアの利用者となるためにも不可欠な知識である。 |
授業計画 | 毎回プリントを配布し、また適宜課題を課す。 コンピュータ間通信ネットワークの歴史:データ通信とLAN 通信ネットワークの各種方式:アナログ/デジタル、回線交換/パケット交換 通信ネットワークの基本要素:ISO参照モデルとプロトコル、TCP/IP インターネットに利用している各種通信ネットワークの現状 インターネットのコミュニケーションの仕組み:ウェブと電子メール コミュニケーションが直面する諸問題:情報モラル、通信網と伝送速度、ファイルサイズ インターネットのセキュリティ問題と対応策:ウイルス、認証・暗号、システム保守管理 ネットワーク実習:各種ファイルアクセス時の伝送方式、伝送路、伝送速度の比較 コミュニケーション実習(1):各種情報検索システムの利用と評価 コミュニケーション実習(2):電子メール、電子会議、チャットの利用評価 コミュニケーション実習(3):情報検索による個人のリンク集の作成コンテスト セキュリティ実習:ウイルスの現状と対応法、セキュリティの確認法 インターネットの普及と利用の動向 インターネットのメディア特性と情報の棲み分け インターネットの社会的意義とメディア産業の行方 |
評価方法 | 評価は期末試験(約70%)と授業中の課題(約30%)にそれぞれを得点化し、合計値で評価する。授業内容の目標水準の理解と再現の到達度で決まり、特に高いものをAA、高いものをA、やや低いものをB、低いものをC、かなり低いものをDとする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 情報通信革命とでも呼ばれる現在のデジタル化と社会変化は、世界レベルの巨大な潮流であり、メディア関係者は誰でもがその推移に関心を持っている。広報学科の学生諸君には特に学ぶ必要のある授業内容である。広報学科生でこの授業を受講する人は1セメの「コンピュータ概論」の受講を勧めます。「情報」の教職志望者は、この科目の履修が必要です。 |
日本語B
年度 | 2010 |
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科目名 | 日本語B |
教員名 | 野村 美穂子 |
授業概要 | 「日本語B」の授業は、主に書くことと読むことに関して、これまでに習得した基礎的な日本語力をさらに発展させ、講義を受けレポートを書いて学んでいくという大学での学習生活に不自由のない能力を養うことを目的とする。留学生の日本語作文に見られる誤用の中には「定番」とも言えるものがあり、そのような誤用の分析を通じて書きことばにおける日本語の語感を少しずつ培っていく。評価時には授業で用いた問題をもとに総合的なテストを行う。 |
授業計画 | 1.オリエンテーション/自己紹介/授業の進め方の説明 2~12.課題作文のチェック/資料を用いた文章作法の学習 13.中間試験 14~23.課題作文のチェック/資料を用いた文章作法の学習 24.期末試験 |
評価方法 | 出席点20%/平常点(課題提出の有無を含む)20%/中間試験25%/期末試験35% |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | まず、とにかく欠席しないこと。小クラスのため出欠は一目でわかる。遅刻も良くないが欠席するよりはまし。次に、このクラスは原則として全員が留学生であり、どれだけ間違ったことばをつかっても周囲の反応を気にする必要は全くない。授業中はためらわず積極的に発言しよう。 |
情報処理概論
年度 | 2010 |
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科目名 | 情報処理概論 |
教員名 | 石井 信明 |
授業概要 | 情報システム学科に入学した学生諸君の中には、これまでコンピューターや情報処理になじみがなかった人も多いだろう。しかしこれからはそれらに関する科目を専門科目として履修しなくてはならない.また高校時代にそれらについて一応の知識を持つ機会があった人も、さらに高いレベルを追求するためにはもう一度基礎を整理し直すことが必要になるだろう。この授業の目的は、学生諸君がコンピューターに関して知識を持っていることを前提にしないで、今後専門科目を理解する際に役立つと思われるごく基礎的な知識を、バラバラにならないようできる限り体系的に身につけるのを支援する事である。授業ではまず情報処理システムとは何かを述べる。続いて情報処理システムを構成する重要な要素の一つであるハードウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。おわりにもう一つの重要な構成要素であるオペレーティングシステムなどの基本ソフトウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。 なお本授業では、「情報処理に関する基本的な知識を挙げ、説明することができる」、「ハードウェア、ソフトウェアに関する基本的な知識を挙げ、説明することができる」ことを達成目標とする。 |
授業計画 | 情報処理とは:データと情報 情報処理の進化と産業界での利用 コンピュータの基本(1):ハードウエアとソフトウエア コンピュータの基本(2):データの表現とコード 情報処理演習(第1回):データ表現 ハードウエア基礎(1):ハードウエアの基本構成と進化 ハードウエア基礎(2):命令の表現方法とCPUの基本動作 ハードウエア基礎(3):記憶装置の構造と特性 情報処理演習(第2回):コンピュータの動作と制御 ソフトウエア基礎(1):プログラムの基本概念 ソフトウエア基礎(2):OSの役割と進化 ソフトウエア基礎(3):OSの基本機能 プロセス管理、メモリ管理、入出力管理、ファイル管理 ソフトウエア基礎(4):アルゴリズムの基本 情報処理演習(第3回):アルゴリズムの作成 情報処理概論総合試験 |
評価方法 | 授業の達成目標への到達度合いを定期試験により計測し、成績として評価する。出席は必要条件とし、成績への直接の反映は行わない。成績評価は次の通り。(AA)達成目標をほぼ90%以上満たしている。(A)達成目標をほぼ80%以上満たしている。(B)達成目標をほぼ70%以上満たしている。(C)達成目標をほぼ60%以上満たしている。(D)達成目標に対し、60%未満の達成度である。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | このような基礎的な科目では、基本的な事柄をきちんと理解し、自分のものにすることが必要です。疑問があれば、いつでも遠慮なく質問をしてください。 これまでの実績では、出席と成績には強い関係があります。毎回、必ず出席するようにしてください。 |