情報科教育法 II

年度 2009
科目名 情報科教育法 II
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 「情報科教育法I」の内容を踏まえ,現実に教壇に立つための指導案作成,模擬授業とその評価を経験し,情報科の「良い授業」とはどのようなものなのかを考える。生徒一人一人の学習活動を尊重し,学習者参加型の授業展開がより強く望まれる情報科の指導上の難しさ,特に問題設定やその解決過程における有効な学習活動の実現について考える。情報科教員に必要となる教育能力を調査や討議,模擬授業とその評価などの諸活動を通して実践的に身につけることを目的とする。
授業計画 問題設定と問題解決
オープンエンドな問題解決
検定教科書の内容討議
授業タイプの分析
講義型授業の指導案作成
講義型模擬授業と評価(1)
講義型模擬授業と評価(2)
実習型授業の指導案作成
実習型模擬授業と評価(1)
実習型模擬授業と評価(2)
実習型模擬授業と評価(3)
複合型授業の指導案作成
複合型模擬授業と評価(1)
複合型模擬授業と評価(2)
複合型模擬授業と評価(3)
評価方法 授業の出席状況、参加意識、模擬授業の内容等を総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 学習指導要領の情報関連の内容と、その背景にある指導方針に関する研究発表や、模擬授業を中心とした展開となる。授業担当者以外の諸君は、当該模擬授業の受講生として、また、授業の評価者の立場から積極的に参加してほしい。模擬授業の構築に当たっては、単に教科書の内容を理解して説明するだけでなく、教科書の行間を読み、関連知識を十分に身につけることが必要である。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール II

年度 2009
科目名 専門ゼミナール II
教員名 林 薫
授業概要 本ゼミでは国際開発協力を中心に国際協力全般をテーマとして扱います。6セメスターにおいては5セメスターで国際協力の基礎知識を習得したことを受けて、国際協力の各分野別の問題をより詳しく掘り下げます。授業は、ゼミ生の発表と講義を組みあわせます。卒業論文のテーマを選ぶことが目標となります。(なお、授業計画については受講生の関心に応じ適宜変更します)。インターネットによる国際開発協力の実践を継続します。また、夏休みの各自の国内・国外における活動で得られた知識を共有します。
授業計画 援助と政策の一貫性
WTOとドーハラウンド
知的財産権と途上国・公共財としての知識
持続可能な開発
ミレニアム開発目標・その達成への課題
国際的労働移動と移民問題
直接投資と途上国の投資環境
人間の安全保障
グローバルな市場経済化
Information and Communication Technology
(以上はゼミでディスカッションを行うテーマ例です。テーマの選定はゼミ生の話し合いと自主的決定によって行います。また、上記は実際の学期授業実施回数とい一致しません)
評価方法 出席および授業への参加のレベルを考慮します。
教科書
参考書
メッセージ 世界で現在起こっている問題、起こりつつある問題、解決すべき事項などについて強い関心を持つことが必要です。
カテゴリー: 2009

途上国社会論

年度 2009
科目名 途上国社会論
教員名 賈 強
授業概要 まず、「発展途上国」という基本概念を理解するために、途上国社会の一般特徴と途上国に関する従来の研究を紹介する。その上で、発展途上国の歴史的経験(植民地など)、人口構造、産業構造、都市化問題(都市への人口集中とそれに伴う社会問題)、農村と農業問題、貧困問題、地域住民組織、先進国への労働力移動、環境・資源問題、世界経済の秩序における位置づけなどを考察する。授業の目的は発展途上国社会への認識を深め、国際協力や国際社会における政治・社会変動の理解に必要な知識を身につけることである。
授業計画 1.発展途上国とは何か:その歴史と現状
2.従来の発展途上国研究
3.途上国の人口と産業構造( I )
4.途上国の人口と産業構造( II )
5.途上国の都市化問題( I )
6.途上国の都市化問題( II )
7.途上国の貧困問題
8.先進国への労働力移動
9.途上国の地域住民組織
10.世界経済秩序の中の途上国
11.途上国と環境・資源問題( I )
12.途上国と環境・資源問題( II )
13.国際協力と開発援助のあり方
評価方法 学期末のレポートによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

日米比較経済論

年度 2009
科目名 日米比較経済論
教員名 杉山 富士雄
授業概要 1990年代からアメリカ経済が経済成長を実現し、2008年にサブプライム金融危機を迎えるまで長期間の繁栄を実現した理由はどこにあったか。財政赤字と経常収支赤字を出して、なおかつ国内の過剰消費体質に悩むアメリカ経済は、オバマ大統領の民主党政権下で再生できるか。ドルを基軸通貨とする世界経済は、どのような問題を抱えているか。日本経済は同じ時期に、情報技術革新で欧米に出遅れ、またバブル崩壊後の不良債権処理の判断ミスと膨大な国債発行などの問題を抱えながら、2000年以降は小泉首相の下で構造改革路線を遂行する。しかし、輸出主導による中途半端な成長回復は、サブプライム金融危機で頓挫した。今後の世界経済の再生は、誰が担うのか。このようなテ-マを、理論経済学の基礎知識を応用しながら検討する。
授業計画 経済成長の事実
ソロ-の経済成長論
新古典派成長モデルの経験的応用
知識の経済学
成長のエンジン
成長と開発の経済学
制度の経済学
内生的成長論
キャッチアップ型工業化のモデル化
長期経済成長の終焉
構造不況論
1990年代の高度成長
ITバブルの崩壊
アメリカ経済の再生
日本の高度成長の終了と「失われた10年」の長期不況
日本型雇用システムと戦後の日本経済
経済発展の阻害要因ー市場の失敗ー
ベンチャー・キャピタルとアメリカの情報革命
日本的下請取引の合理性
評価方法 出席点(10点)、レポ-ト2回提出(50点)定期試験(40点)
原則として、就職活動による欠席は認めない。
教科書
参考書
メッセージ 授業に出席するときは、テキストを購入・持参してください。これが単位取得の前提条件。次に2回の課題レポ-ト提出を怠らないこと。理論的にアメリカ経済を解明するので、論理的思考を要求されます。単位取得は簡単ではありません。十分に考えた上で、受講してください。
カテゴリー: 2009

システムセキュリティ

年度 2009
科目名 システムセキュリティ
教員名 佐久間 拓也
授業概要 コンピュータネットワークにおけるセキュリティ技術について、安全性や利便性を中心に学習する。組織内のシステムを外部からまもるファイアウォールの構築などを実習を交えて行なう。Webページの改竄、個人情報の漏洩など、現在セキュリティということが、コンピュータネットワークにおいて重要な課題になっている。このようなことが起きないようにするにはどうしたらいいのか、またシステムを守る上で何をどのようにしておけばいいのかを考えていく。しかし、セキュリティを厳しくすると利便性が失われていくことも事実であるので、その関係についても重要な課題である。
授業計画 セキュリティの意味と歴史
セキュリティを脅かす脅威
ユーザとファイルパーミッションについて
ユーザとファイルパーミッションについて(実習)
暗号化と認証について
暗号化と認証について(実習)
ファイアウォールについて
ファイアウォールの設計と構築(実習)
プロキシーについて
プロキシーサーバの構築(実習)
ネットワークサービスのアクセス制限について
ネットワークサービスのアクセス制限について(実習)
総合的な技術を利用したファイアウォールの設計と構築(実習)
利便性と安全性の狭間で
総合演習
評価方法 学期末のテスト及び課題の提出状況によって判断する。学期末のテストはセキュリティに関する知識を問う筆記試験と各種サーバを構築する実技試験を行う。なお出席が前提であり、欠席は減点対象になる。
教科書
参考書
メッセージ この科目ではコンピュータやネットワークについて十分な知識があることを前提とする。またシステムを構築する上で、試行錯誤を繰り返し行い、そのときの事象について考えることを惜しまない人のみ受講登録して欲しい。なお、実習は2-3人のグループになって行う。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール I

年度 2009
科目名 専門ゼミナール I
教員名 山口 一美
授業概要 観光事業(旅行、エアライン、ホテル、旅館、飲食業など)におけるホスピタリティ・マネジメントについて、課題資料の中から学生自身が興味のあるテーマを選択し、研究、発表、討論を行う。これらの学習を通して、ホスピタリティ・マネジメントおよび卒業テーマに関する知識の習得を行う。また、観光事業においてどのような人材が必要とされ、顧客満足を促進させるのかについて、心理学的視点から考察する方法を学ぶ。それらの学習を通して得た知識をもとに、上記にあげた観光事業の訪問(フィールドワーク)を行い、実際の現場でどのようにホスピタリティを提供しているのかを理解する。
授業計画 ガイダンス
専門ゼミナール I の目的、すすめ方などを説明、確認する
観光事業とホスピタリティ・マネジメントについて
課題図書を使って学ぶ-その(1)
課題図書を使って学ぶ-その(2)
課題図書を使って学ぶ-その(3)
新聞記事、雑誌記事から学ぶ-その(1)
新聞記事、雑誌記事から学ぶ-その(2)
人材開発と顧客満足について考える
心理学的視点からの人材開発
心理学的視点からの顧客満足
観光事業とホスピタリティ・マネジメントの実際
フィールドワークー観光事業訪問 その(1)
学生自身が興味のあるテーマにかかわる高業績企業について事前調査、研究、訪問、まとめ
フィールドワークー観光事業訪問 その(2)
沖縄フィールドワーク(水族館、ウエデイング会社、リゾートホテルなど)沖縄での高業績企業について事前調査、研究、訪問、まとめ
評価方法 発表、討論の積極的参加、レポートの総合的評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 受講生には、ゼミへの積極的な参画(討論、発表を含む)を希望します。ゼミ生同士の活発な意見交換による相互刺激はゼミ生全員の成長の糧になるはずです。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール IV

年度 2009
科目名 専門ゼミナール IV
教員名 生田 祐子
授業概要 4年生ゼミの共通研究テーマは、「平和構築と言語の役割」です。紛争後の言語政策と言語教育問題を中心に文献を読みます。前年に引き続き、英語が国際リンガフランカ(ラテン語で『自由語』の意味)として使用されている復興途上にある地域に焦点をあて、社会基盤を構築する上で、現地の言葉と英語がどのような関係にあるのかを、サピア・ウォーフの仮説を軸として母語と英語との関係についても研究します。 9月のゼミ合宿で、卒業論文の中間発表を行い、個人指導も行いながら論文の執筆を進めます。秋学期は卒論執筆のための指導が中心となります。1月卒論提出、2月に卒論発表会を行います。
授業計画 スケジュールは、初回の授業で伝えます。
評価方法 平常点(出席、発表、課題)50% 論文発表/論文 50%
教科書
参考書
メッセージ Ask, and it will be given to you;Seek, and you will find;Knock, and the door will be opened to you.(Matthew7:7)
カテゴリー: 2009

地域研究C(東アジア)

年度 2009
科目名 地域研究C(東アジア)
教員名 賈 強
授業概要 現代東アジア諸国における社会構造、社会変動及び東アジア諸国間の関係を中心に講義する。中国の「改革開放」を始め、韓国の経済成長と社会変動、東アジア地域における日本の役割、中国の経済成長と日本の景気回復、北朝鮮をめぐる諸問題、東アジアにおける大衆文化などを取り上げる。その中で、中国の都市化、中日経済関係、環境・資源をめぐる東アジア諸国間の相互協力などに重点を置き、各国及び東アジア全体の現状と課題への理解を深める。
授業計画 1.東アジア概説
2.中国の改革開放と経済成長
3.中国農村人口の向都移動と都市化
4.深刻化する中国の環境問題
5.東アジアにおける環境問題の国際間協力
6.中国の経済成長と日本経済 I
7.中国の経済成長と日本経済 II
8.中日関係の現状と将来
9.朝鮮半島問題の歴史と現状
10.北朝鮮をめぐる諸問題
11.東アジアにおける日本の役割
12.東アジア共同体の可能性
評価方法 学期末のレポートによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

広報概論

年度 2009
科目名 広報概論
教員名 岡本 久暢
授業概要 「広報」は広い意味で「広告」の世界に包含される。又不即不離である。本講座では、「企業広報」「行政広報」も合わせて論じて行く。
授業計画 オリエンテーション;自己紹介、講義スケジュール、日本の広告費他
(広報論の前提となる)
広告論;広告とは何か?
広告論;広告と社会
広報論;広報計画の基本(1)
広報論;広報計画の基本(2)
広報論;広報の定義・機能
広報論;広報の歴史
広報論;行政広報の歴史及び現状
広報論;企業経営と広報
広報論;パブリシティー印刷媒体
広報論;パブリシティー電波媒体・インターネット
広報論;CSR(企業の社会的責任)
広報論;危機管理
まとめ
評価方法 出席10点、レポート10点、試験80点以上100点満点で評価
教科書
参考書
メッセージ 「広報概論」ではあるが、広く「広告論」も講義する。
カテゴリー: 2009

教育実地研究

年度 2009
科目名 教育実地研究
教員名 松本 浩之
授業概要 教育実地研究年間指導計画に基づいて、その意義や心得、当該の高等学校における教育課程について学習します。また、各高等学校での実習に備えて指導案の作成、模擬授業の実施、生徒指導・進路指導の方法に関する演習等を実施していきます。さらに実習終了後において体験発表の機会を設けるなどして教職への理解と動機づけを深めます
授業計画 (1)教育実習の意義・心得・準備
(2)教育関係法規 【教育基本法・学校教育法・同施行規則・地方公務員法他】
(3)学校の組織と校務分掌
(4)教育課程I 【始業・終業~全体計画・年間指導計画他】
(5)教育課程II 【特別活動他】
(6)教育課程III 【総合的な学習他】
(7)生徒指導I 【青年期における個の理解と方法/集団の理解と方法】
(8)生徒指導II 【問題行動の理解と方法】
(9)生徒指導III 【高等学校における教育相談の意義と実際】
(10)進路指導 【進路指導の理論と実際】
(11)指導案の構成と作成の手順 【ねらい・実態把握・展開・評価・その他】
(12)指導案の作成 【教材の選定・教材の研究・その他】
(13)模擬授業の実施
(14)模擬授業の実施
(15)教育実習の体験発表
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を40%、期末の試験成績を60%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次のとおり。AA)形式に不備がなく内容に特筆すべき知見が盛り込まれている。A)形式に不備がなく出題意図に応じた内容である。B)形式は満たしているが内容がやや不足している。C)形式に若干不備があるか、内容にやや難点がある。D)形式、内容ともに課題を達成していない。
教科書
参考書
メッセージ 演習及び小筆記試験を実施しますので欠席しないことが大切です。実習校では一人前の教員として活動できるようにこの時間を通して鍛え上げます。教職を目指すことを前提に講義や演習を展開しますのでしっかり身につけてください。また、毎回配布する資料は教員採用試験を念頭に作成していますので予習と復習を怠らないように頑張ってください。
カテゴリー: 2009