年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール IV |
教員名 | 高橋 礼子 |
授業概要 | 4年生ゼミの共通研究テーマは、「平和構築と言語の役割」です。紛争後の言語政策と言語教育問題を中心に文献を読みます。前年に引き続き、英語が国際リンガフランカ(ラテン語で『自由語』の意味)として使用されている復興途上にある地域に焦点をあて、社会基盤を構築する上で、現地の言葉と英語がどのような関係にあるのかを研究します。秋学期は卒業論文執筆のための指導が中心となり、中間発表や個人指導も行いながら執筆を進めます。1月卒論提出、2月に卒論発表会を行います。 |
授業計画 | スケジュールは、初回の授業で伝えます。 |
評価方法 | 平常点(出席、発表、課題) 50% 論文発表/論文 50% |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 興味があるテーマについて、集中して研究できる時間は、貴重だと思います。卒業論文執筆に夢中になれるように、サポートしていければと願っています。 |
月別アーカイブ: 2013年12月
情報セキュリティ(E)
年度 | 2010 |
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科目名 | 情報セキュリティ(E) |
教員名 | 税所 哲郎 |
授業概要 | 情報化社会で取り扱うデジタル化された情報は、その加工・編集を自由に行ないやすく、安全性、認証性、秘匿性、完全性、不正複写防止などの問題が発生します。これらは単に技術的問題にとどまらず、人々の倫理や意識等とも密接に関連し情報化社会に大きな影響を及ぼしています。そこで、この授業では、改竄防止やプライバシ保護等の技術面と人々の意識やモラルの社会面といった情報セキュリティ・マネジメントの現状、および関連する国際標準、法規、ガイドラインの実際について理解することを目的とします。 |
授業計画 | 1.イントロダクション 2.情報化社会と情報セキュリティ・マネジメント(1) 3.情報化社会と情報セキュリティ・マネジメント(2) 4.組織と情報セキュリティ・マネジメント(1) 5.組織と情報セキュリティ・マネジメント(2) 6.情報セキュリティポリシーの策定と導入(1) 7.情報セキュリティポリシーの策定と導入(2) 8.情報セキュリティ技術とその適用(1) 9.情報セキュリティ技術とその適用(2) 10.情報セキュリティ・マネジメントと国際標準(1) 11.情報セキュリティ・マネジメントと国際標準(2) 12.情報セキュリティ・マネジメントと関連法規(1) 13.情報セキュリティ・マネジメントと関連法規(2) 14.情報セキュリティ・マネジメントとガイドライン 15.学期末試験 |
評価方法 | 学期末試験(80%)、レポート(20%)で評価します。あるいは、授業出席・参画度合(80%)、レポート(20%)で評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 情報化社会の情報セキュリティということが、実は技術による対策だけではなく、組織の活動にかかわる経営管理のひとつである情報セキュリティ・マネジメントが重要であることを講義を通じて理解できるようになることを目的とします。 授業は教科書にあわせて進められられますが、その内容と進度については、学生のみなさんの理解状況などに応じて変わります。受講生のみなさんは、必ず、事前に教科書を読んだ上で、毎回の授業に出席することが求められます。各章の終わりに、まとめとして、情報セキュリティに関するビデオをみて、授業との関連でレポートを書いてもらいます。ビデオ鑑賞のうえのレポート作成という特殊性(ビデオの前半部分が見れないとレポート全体が書けないこと)がありますので、上映開始後、10分以降の教室への入室者は許可しますが、レポートの受付はできませんので注意してください。したがって、10分までに教室に入室していないとレポートが書けませんし、提出もできませんので注意してください。 また、受講生が少ない場合には、そのメリットを生かしてゼミ形式(テキストの輪読とディスカッションを中心)の授業を採用します。その判断は、第1回目の授業で行いますので、履修希望者は必ず第1回目の授業に出席してください。なお、第1回目の授業に出席できない場合には、第1回目の授業開始までに、上記のメールアドレスに連絡して、学籍番号と氏名、学年を伝えて、授業へ参加する意思表示を行ってください。 |
英語学Ⅲ
年度 | 2010 |
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科目名 | 英語学Ⅲ |
教員名 | 生田 祐子 |
授業概要 | 社会言語学は、言語を人間社会との関わりの中で考察する言語学の分野のひとつである。この授業では、英語を母語とする社会における英語の多様性と、それ以外の社会における英語の役割と変遷に焦点をあて、プラグマティックスから言語政策や英語教育への応用に関するテーマまで、総合的に学習する。英語教育研究においても、社会言語学の視点からのアプローチは最近特に重要視されているため、教材分析および教材開発のためにも、必須の学問領域である。授業は、演習形式でディスカッションを中心に進めるので、予習を前提とする。原則英語を使用する。 |
授業計画 | 1.Introduction to Sociolinguiistics(社会言語学とは何か?) 2.Human society and the role of language(人間社会と言語の役割) 3.Sociolinguistic Competence (社会言語能力) 4.Pragmatics(英語語用論): Politeness (ポライトネス) 5.Pragmatics(英語語用論): Apology (アポロジー) 6.Gender and English language(英語の中のジェンダー) 7.Language Variation:(言語スタイルの多様性) 8.Speech Function 1 (言葉の機能的役割) 9.Speech Function 2 (言葉の機能的役割) 10.Language policy and Language Education(言語政策と言語教育) 11.World Englishes(世界の英語) 12.English as an International Lingua Franca(国際リンガフランカとしての英語) 13.Multilingual Society and English (多言語社会と英語) 14.Sociolinguistics and English Education (社会言語学の英語教育への応用) 15.Project Presentations |
評価方法 | 平常点(授業への参加度)25%。授業の課題25% 学期末プロジェクト/プレゼンテーション50% |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ |
国際コミュニケーション論
年度 | 2010 |
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科目名 | 国際コミュニケーション論 |
教員名 | 山脇 千賀子 |
授業概要 | 本授業では、学生のみなさんが国際社会における諸問題を「コミュニケーション」という視点から理解・分析できるようになることをめざします。そのために、基本概念として自文化中心主義と文化相対主義という考え方をふまえます。そのうえで、現代社会に特有なグローバリゼーションの進行とそれに付随する異文化接触にともなう公的レベルにおける諸問題について、具体的かつ理論的に分析していきます。「国際社会」とは基本的に「国民国家」枠組みを前提としていますが、現実のコミュニケーションは必ずしも国家の枠組みに縛られるものではありません。そのため、複雑な枠組みの交錯状況が生まれています。こうした「国際状況」について、なぜそのような交錯状況が起こっているのかを、実感をもって理解してほしいと考えています。 |
授業計画 | 授業ガイダンス 文化相対主義と自文化中心主義(1) 文化相対主義と自文化中心主義(2) 世界の教科書にみる日本のイメージ(1) 世界の教科書にみる日本のイメージ(2) 情報とどうつきあうか 国際社会とマスメディア 移動・移住する人々と日本(1)外国人労働者問題とは 移動・移住する人々と日本(2)日本人移民とデカセギ 援助を介したコミュニケーション―ODAとNGO/NPO 商品を介したコミュニケーション―日本の輸入食品とフェアトレード グローバル・イデオロギーの形成と困難(1)人権(1)子ども グローバル・イデオロギーの形成と困難(2)人権(2)女性 グローバル・イデオロギーの形成と困難(3)人権(3)先住民 グローバル・イデオロギーの形成と困難(4)経済発展と開発 グローバル・イデオロギーの形成と困難(5)環境 グローバル・イデオロギーの形成と困難(6)平和と構造的暴力 グローバリゼーションと文化(1)マクドナルド化 グローバリゼーションと文化(2)多文化主義(1) グローバリゼーションと文化(3)多文化主義(2) グローバリゼーションと文化(4)クレオールの可能性 グローバリゼーションと宗教 カウンター・グローバリゼーションの諸相(1)共生経済 カウンター・グローバリゼーションの諸相(2)社会運動 まとめ |
評価方法 | 毎回授業終了時に提出してもらうコメント・ペーパーを50%、中間レポートおよび期末試験をそれぞれ25%として、総合的に評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 私は授業を学生とのコミュニケーションの場と捉えていますが、本授業は大教室で実施されることになるので、なかなか直接意見を交換できません。ですから、上述したように毎時間コメント・カードを提出してもらいます。授業に関して、わからなかったこと、疑問に思ったこと、感想・意見などを書いてもらうのです。このカードを通したコミュニケーションで、学生の皆さんと一緒に授業をつくっていきたいと思います。刺激的なコメントを期待しています。 |
異文化理解演習B
年度 | 2010 |
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科目名 | 異文化理解演習B |
教員名 | 若林 一平 |
授業概要 | この授業は、3セメスターの短期留学に参加した学生が、短期留学で学んだことを理解しなおし、その上で4セメスター以降の学生生活をより充実したものにできるようサポートすることを目的としています。 文教大学の短期留学プログラムは、以下のような学習目標を掲げています。(1)英語運用能力の向上(読解・文法・聴解・会話などの総合的能力)(2)異文化コミュニケーションの理論学習とケーススタディによる理解(3)現地における米国・豪州地域研究的知識の獲得 これらの目標について短期留学中に達成できた程度は、学生ひとりひとり異なるでしょう。まずは、自分が達成したことを確認することが必要です。そして、自分以外の参加者が達成した成果を分かち合いましょう。また、こうした成果に基づいて、4セメスター以降に短期留学の経験を生かした学生生活を送るための学習計画を立ててもらうつもりです。 |
授業計画 | 事前レポートで設定して短期留学中にリサーチした地域研究テーマ(American Studies and Australian Studies)についての成果をプレゼンテーションする。 プレゼンテーションされた地域研究テーマについて、米国と豪州はどのように異なるのか、日本との比較ではどのように分析できるのか、リサーチしてレポート作成を行う。 短期留学中の異文化コミュニケーション体験について、理論的枠組みからの分析を行うプレゼンテーションを行う。短期留学の成果に基づいて4セメスター以降の各自の学習計画をたてる。 次年度短期留学参加予定者へのアドバイス・情報提供を目的に、事前研修授業受講生との合同授業を数回行う。 |
評価方法 | 授業で提出してもらう課題およびレポートさらに授業中のプレゼンテーションなどを総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 短期留学を本当の意味で生かすためには、帰国後の取り組みが重要です。短期留学を終えたという満足感だけで終わらせるのではなく、短期留学をふまえた意欲的な学生生活を送ってもらいたいものです。積極的に授業に取り組みましょう。 |
ネットワークプログラミング
年度 | 2010 |
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科目名 | ネットワークプログラミング |
教員名 | 佐久間 拓也 |
授業概要 | ネットワークで接続されたコンピュータ同士で通信を行う際の基本的な仕組みとプログラムについて講義を行う。もちろん、実際にプログラムを作成することも重要であるので実習も行うことになる。 |
授業計画 | 1. ネットワークとプロトコルの概要 i. TCP/IP(通信技術)の概要 ii. TCPとUDPの仕組み iii. TCPのコネクション管理 iv. TCPの状態遷移 2. ソケットの基礎 i. ソケットのアドレス ii. ソケットのアドレス(実習) iii. TCPソケット iv. TCPソケット(実習) v. UDPソケット vi. UDPソケット(実習) 3. Javaとネットワーク i. メッセージの送信と受信(実習) ii. コミュニケーション用のアプリケーション(実習) iii. セキュリティを考慮したプログラミング(実習) iv. マルチタスク・マルチスレッドプログラミング(実習) 4. まとめ i. 総合プログラミング |
評価方法 | 学期末のテスト及び課題の提出状況によって判断する。学期末のテストはネットワーク通信の仕組みに関する知識を問う筆記試験とプログラミングに関する実技試験を行う。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この科目は、基本的なネットワークの仕組み(「インターネット」が履修済であること)とプログラミングが理解していること(「プログラミングI」が履修済であること)が前提となる。また「通信」であるため相手が必要となり、プログラミングはグループ作業で行う予定である。 |
日本語D
年度 | 2010 |
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科目名 | 日本語D |
教員名 | 清水 道子 |
授業概要 | 日本語Dの授業では、専門科目やゼミでのレポートなどに備えて、論理的に文章を書く能力(読解能力も含む)の育成をはかることを目的とする。また、そのために必要な文法・語彙等の復習も行う。日常使用する文章の書き方も練習したい。 |
授業計画 | オリエンテーション 文章を書くために必要な基礎的な知識・技術 論理的な思考の組み立て方 文章の構成の意識化 |
評価方法 | 学期末にレポートを提出してもらうが、授業への取り組み方、出席を重視し、総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 文章を書くためには、読解能力も必要です。さまざまな文章を読み、自分の言葉でまとめるという意識を持ってください。また、論文作成だけでなく、日常使用する文章の書き方も取り上げたいと思っています。出席を重視します。 |
キャリアプランニング
年度 | 2010 |
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科目名 | キャリアプランニング |
教員名 | 山口 一美 |
授業概要 | 世界的な競争時代を迎えるとともに、日本経済の再構築の過程で雇用環境が大きく変化し、大学生は将来のキャリアビジョンを描けなくなっている。そのような状況の中で希望の適職を発見するためには、充分な自己分析を行い、自己理解を深めることで自分の本質を見極め、その本質に合った生きがいのライフ・プラン、働きがいのキャリアプランの模索のプロセスが不可欠となる。 そこで、「キャリア形成B」の授業では、(1)自己分析を通して、自己理解を深めるとともに、(2)自分にとっての適職は何かを探ることで、(3)キャリアマネジメントとしての自分のキャリア形成プランを作成することを目的とする。 |
授業計画 | オリエンテーション ・授業の目的、すすめ方など説明、確認 ・「キャリア形成B」に対する履修生のニーズ調査 日本人の生きがい、働きがいの現状と課題 生きがいのライフプラン 自己分析:自分の強みを発見する 自己分析:自分の長所の掘り下げをする 自己分析:他者から見た自分を認識する 働きがいのキャリアプラン 適職選択:好きなこと、興味からのキャリア開発 適職選択:自己効力感からのキャリア開発 適職選択:パーソナリティからのキャリア開発 プロフェッショナル・キャリアドメイン キャリア競争力をつけるには キャリアオプションー就業形態の選択ー キャリアオプションーさまざまな職業からの選択ー キャリア・マネジメント 自分にとっての「良い仕事」とは何か キャリア形成アクションプランの作成 まとめ:グループ討論と発表 |
評価方法 | 履修の留意点:授業の中で、自己分析シート、生きがいライフプラン、キャリア形成 アクションプランならびにキャリアビジョンの作成評価方法:出席点を30%、平常点と課題提出(各種シート、小レポート)を70%で評価する |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 希望の適職を発見するために、授業を通して充分な自己分析を行い、適職を選択しよう。それが自分のキャリア形成の第一歩となります。 |
専門ゼミナール III
年度 | 2010 |
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科目名 | 専門ゼミナール III |
教員名 | 井上 由佳 |
授業概要 | 3年次のゼミナールで学んできたことを基盤に、さらに関連文献を読み込みつつ議論を重ね、卒業論文の執筆への準備を進めていきます。各自の研究テーマを明確にするとともに、必要な文献の収集、論文構成を固めていきます。 |
授業計画 | 第1回:ガイダンス 第2回~14回:研究テーマの発表および議論、コミュニケーション・スキルのアクティビティ 随時:フィールドワークへの参加 |
評価方法 | ゼミへの出席(70%)およびレポート等の提出物(30%)によって判断します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 共に学び合い、一緒に成長していく関係の構築に努めてください。 |
英語学 I
年度 | 2010 |
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科目名 | 英語学 I |
教員名 | 塩沢 泰子 |
授業概要 | 本授業では、言語とは何か、言語と文化の関係など言語学全般の基本命題から始まり、英語の歴史、英語の音声、文構造の特徴、言語獲得ならびに外国語習得理論の基礎など幅広く概観する。その中でも特に英語の文構造に焦点を当て、中学や高校の教科書で扱われている英文の構造を完全に理解した上で生徒たちに説明できるようにする。また、授業で触れた英語学上の問題についてリサーチし、口頭発表する。 |
授業計画 | 1. What is language? 2. Language and Culture 3. Brief history of English 4. Phonology and Phonetics of English 5. Syntax (Sentence Patterns of English) 6. Semantics (Meanings of English) 7. Morphology(Words of English) 8. Language Acquisition 9. Brain and Language 10. Theories in Language Acquisition 11. Language and Society: diversity of English 12. Second/Foreign Language Acquisition 13~15. Presentations |
評価方法 | 授業への参加度(約30%。コメントなどを含む)、レポート(約20%)、プレゼンテーション(約20%)、定期テスト(約30%)を総合して評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 文字や音声言語だけでなく、その裏にある「ことば」、思考、文化、価値観などにも興味を持ち、観察、研究する姿勢でこの授業に臨みましょう。また、この授業を履修するにあたって、英語以外の外国語にも触れておくことを勧めます。 |