| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 情報システム特論D |
| 教員名 | 鈴木 昇一 |
| 授業概要 | 線形代数の基礎的なこと,特に,行列演算を使って,量子演算への入門が解説される.量子演算を行うコンピュータは量子コンピュータと呼ばれる.ノルムを保存する時間的発展(ユニタリ作用素による量子状態の時間的発展)が量子コンピュータの計算である.量子力学に基礎をおいた計算である.量子演算が万能であることが示され,次第に様々な簡単な応用が解説される.応用が量子コンピュータの価値を高める有様が理解できれば,本講義を行った意義がある. |
| 授業計画 | (1)量子コンピュータの仕組み (2)テンソル積ベクトル空間 (3) 量子コンピュータの数理モデル (4)量子ゲート (5)離散積分変換(ウォルシュ・アダマール変換,選択的回転,離散フーリェ変換など) (6)ファイルデータベースの検索 (7)Shorの素因数分解量子アルゴリズム (8)その他の応用 |
| 評価方法 | ペーパ試験,レポート,出席状況の3点で,成績を決める |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 最先端の計算概念が量子計算(ユニタリ作用素の時間的発展)である.勉強する価値があるかも知れない. |
教育原理
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 教育原理 |
| 教員名 | 平澤 茂 |
| 授業概要 | 現代においては、共通の価値観や道徳的基準に混乱が生じており、教育する側のアイデンティテイーが崩壊し、児童生徒は目標を失い、学校や学級への帰属意識がもてないままに不統一な衝動的行動や無統制・無方向な意識や行動、さらには人間としての分裂や脱道徳的な行動等の現象がごく普通にどこの学校にも見られるようになってきています。そうした現象は必ずしも学校にのみ起因するものではないが、ややもすると学校が社会のそうした風潮や文化に迎合し、現象の先鋭化を加速させていることも考えられます。本講義ではこうした状況の中で生徒と真っ正面から対峙できる情熱を持つ教師、確固たる教育的知見を有する教師を育成するための基礎基本的学習を行います。 |
| 授業計画 | (1)荒れる学校の現状 【生徒の荒れ/職員室の荒れ】 (2)教育の目的 【教育における目的の意義】 (3)人間の成長 【素質と環境・アマラとカマラ】 (4)文化の伝達機能 【教育による社会的同一化~能動的学習】 (5)ルソーの教育論 【放任は自由主義教育の天敵】 (6)ペスタロッチの教育論【子弟における道徳的関係】 (7)日本の教育 【目的・教育課程の変遷・教育勅語~教育基本法】 (8)欧米の教育 【目的・教育課程の変遷・実践その成功と失敗】 (9)教育の方法I 【教授と学習の一般原理】 (10)教育の方法II 【教育方法の歴史的変遷】 (11)教育の哲学 【教師の人間観~生徒理解・問題行動に対する態度】 (12)教育制度と教育行政 【学校制度の変遷と教育委員会の業務】 (13)教師論 【教師は世間知らず、世間ずれが良いか】 (14)家庭教育の位置 【教育の原点--家庭】 (15)学校のアカウタビリティー【説明責任・結果責任】 |
| 評価方法 | (1)筆記試験 (2)筆記成績に加えて出席率と受講態度で総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 本講義は、教職を志望する学生や教職免許を取得したい等の様々な思いでこれを受講する学生が多いと思います。職業選択の必須として教育原理を位置づけることもできますが、将来は親として子育てに関わることを念頭にこれを位置づけることもできます。 教育の基本原理原則についてできるだけ現代社会、学校が抱えている課題と関連させながら展開していきます。社会全体が学校に対する応援を手控える風潮にあって教育の本質について再考する機会を提供するので大いに議論してほしい。 |
教育制度・社会論
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 教育制度・社会論 |
| 教員名 | 原田 勉 |
| 授業概要 | 内外ともに激動・急変する社会にあって人々の価値観も多様化し、教育制度や学校の 在り方について多くの要望や改善が学校や行政に求められている。これまで我が国の 教育を支えてきた義務教育制度にも大きな改革のうねりが押し寄せてきている。 特に、社会の変化に的確に対応する学校が求められ、その結果地域住民の学校運営へ の参画、 学校行事や児童生徒の学習への補助・支援活動、又、安全確保と管理の 協力・支援や学校評価制度等々具体的な変化の姿としても表れている。一方、行政に よる指導によって、教育(指導)内容の改善や教職員の資質向上、特色ある学校づくり、 学校完全週5日制、小・中・高の連携教育等が展開され、学校の質的改善が進められ ている。学校においても、校長以下全職員によって「学力向上対策」「説明責任」「評価 指導体制づくり」「特別支援教育」「人権教育」や「心の教育」への対応等、山積する具体 的な教育課題に全力で取り組んでいるところである。 本授業ではこれまでと、今日の社会の中での教育制度、学校の姿を知り、望ましい学校 教育と社会との効果的・機能的な関連や在り方について学び、そこから学校意義や 在り方 幅広く考え、再認識し、近い将来教職に就こうとする学生諸氏がより良い教師(同時に社会 人)として夢と希望を持って意欲的に目標に向かって取り組んでいくことを期すものである。 |
| 授業計画 | 1. 学校教育と教育行政 ・ 学校と教育行政 ・ 国、都道府県、市町村教育行政の組織と機能 2. 教育行政の意味と仕組み、学校の施設・設備 3. 学校の組織編成 ・ 教職員の組織 ・ 教育課程・学級編制 4. 学校運営の組織 ・ 公務分掌 ・ 職員会議・各委員会等 5. 管理職・主任・の指導性 ・ 校長、教頭、主任、教職員間の人間関係 6. 学校教育目標と学校経営 7. 学校と地域 ・ 学校施設の解放と開かれた学校 ・ 学校と家庭・保護者・地域社会、学校評議員制度 8. 学校とPTA活動 9. その他 ・ 我が国の教育改革の動向について |
| 評価方法 | 定期試験及びそれに加え、出席率や受講態度等から総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 学校の意義や教育制度について再認識し、その中で素晴らしい教師になるための意欲や資質を一層向上させて欲しいと期待する。 |
情報科教育法Ⅰ
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 情報科教育法Ⅰ |
| 教員名 | 釈氏 孝浩 |
| 授業概要 | 情報科教員として必要な資質は何か。それは単にコンピュータやネットワークに関する知識や技能だけではない。教科「情報」,特に普通教科「情報」は,技能教育だけを指向するものではなく,広く国民に必要な情報活用能力の育成を目指して設置された必修科目である。情報活用能力は,問題発見と問題解決に強く結びつく。教科「情報」が,実習を多く含み,生徒自身の学習活動を重視するのはこのためである。この授業では,情報科教員として必要な,発見学習,問題解決学習を指導するために必要な知見を,具体的な課題解決経験や,その過程で必要となるコミュニケーションの内省的分析を通して身につける。 |
| 授業計画 | 情報科の特徴と高校教育の中での位置づけ 普通教科「情報」の各科目とそのねらい(1) 普通教科「情報」の各科目とそのねらい(2) 専門教科「情報」の各科目とそのねらい(1) 専門教科「情報」の各科目とそのねらい(2) 情報活用(1)~情報を用いた問題解決~ 情報活用(2)~調査学習~ 情報活用(3)~コミュニケーション~ 情報活用(4)~プレゼンテーション~ メディアリテラシーと情報格差 知的所有権と情報倫理 教育現場の情報環境(1)~ネットワーク構築~ 教育現場の情報環境(2)~利用者本位の運用~ 教育現場の情報環境(3)~セキュリティ~ 実習指導と問題解決学習 |
| 評価方法 | 授業の出席状況、参加意識、模擬授業の内容等を総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 学習指導要領の情報関連の内容と、その背景にある指導方針に関する研究発表や、模擬授業を中心とした展開となる。授業担当者以外の諸君は、当該模擬授業の受講生として、また、授業の評価者の立場から積極的に参加してほしい。模擬授業の構築に当たっては、単に教科書の内容を理解して説明するだけでなく、教科書の行間を読み、関連知識を十分に身につけることが必要である。 |
情報科教育法Ⅱ
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 情報科教育法Ⅱ |
| 教員名 | 釈氏 孝浩 |
| 授業概要 | 「情報科教育法I」の内容を踏まえ,現実に教壇に立つための指導案作成,模擬授業とその評価を経験し,情報科の「良い授業」とはどのようなものなのかを考える。生徒一人一人の学習活動を尊重し,学習者参加型の授業展開がより強く望まれる情報科の指導上の難しさ,特に問題設定やその解決過程における有効な学習活動の実現について考える。情報科教員に必要となる教育能力を調査や討議,模擬授業とその評価などの諸活動を通して実践的に身につけることを目的とする。 |
| 授業計画 | 問題設定と問題解決 オープンエンドな問題解決 検定教科書の内容討議 授業タイプの分析 講義型授業の指導案作成 講義型模擬授業と評価(1) 講義型模擬授業と評価(2) 実習型授業の指導案作成 実習型模擬授業と評価(1) 実習型模擬授業と評価(2) 実習型模擬授業と評価(3) 複合型授業の指導案作成 複合型模擬授業と評価(1) 複合型模擬授業と評価(2) 複合型模擬授業と評価(3) |
| 評価方法 | 授業の出席状況、参加意識、模擬授業の内容等を総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 学習指導要領の情報関連の内容と、その背景にある指導方針に関する研究発表や、模擬授業を中心とした展開となる。授業担当者以外の諸君は、当該模擬授業の受講生として、また、授業の評価者の立場から積極的に参加してほしい。模擬授業の構築に当たっては、単に教科書の内容を理解して説明するだけでなく、教科書の行間を読み、関連知識を十分に身につけることが必要である。 |
特別活動の研究
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 特別活動の研究 |
| 教員名 | 松本 浩之 |
| 授業概要 | 特別活動は本来、学習塾や予備校には存在しない領域(最近では少数ではあるが塾などがこれに近い活動を試みる例がありますが)です。従って、特別活動は学校固有な活動として位置づけられ、学校や学級の集団、仲間集団の文化を形成し、個々の生徒の在り方にも大きな影響を与える領域であります。まさに、学校にしかできない教育の真骨頂を担う領域です。また、教師の意欲、熱意、創意工夫、キャラクターが活動の内容や成否を左右する領域でもあります。思い出深い修学旅行や仲間と力を合わせた文化祭、一方では退屈この上ない儀式なども皆さんは経験していることと思います。本講義では、特別活動の全体像を把握するとともに、人間関係が希薄になりつつある現代の学校において集団活動を通していかに改善、介入するかについて考察を深めていきます。 |
| 授業計画 | (1)特別活動の特色と指導の重点【特別活動ってなに】 (2)特別活動のねらい 【特別活動で生徒のなにを成長を促すか】 (3)特別活動の歴史的変遷I 【自由研究時代~特別教育活動・学校行事等の時代】 (4)特別活動の歴史的変遷II 【学級指導新設の時代~学級活動新設の時代】 (5)特別活動の実際 【全体計画の意義・年間指導計画の作成】 (6)集団活動の実際 【集団主義教育批判~民主的集団形成】 (7)集団と個の関係 【集団内における自己実現・人間関係づくり】 (8)自己教育力の育成と特別活動【自己教育力の構造と集団活動】 (9)生きがい感のある存在【役割配分・役割期待・役割認識・役割遂行・評価】 (10)思春期・青年期の特質を前提とした活動の実際 (11)生徒会活動の特質と指導I【集団による問題解決能力の向上・発達の最近接】 (12)生徒会活動の特質と指導II【学校生活の向上を目指した活動】 (13)学校行事の特質と展開 【なぜ学校行事が必要なのか】 (14)特別活動と総合的な学習【体験学習・自ら考え/行動し/感動し/解決する力】 (15)特別活動の実践的課題 【集団活動と集団主義との境界】 |
| 評価方法 | 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を40%、期末の試験成績を60%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次のとおり。AA)形式に不備がなく内容に特筆すべき知見が盛り込まれている。A)形式に不備がなく出題意図に応じた内容である。B)形式は満たしているが内容がやや不足している。C)形式に若干不備があるか、内容にやや難点がある。D)形式、内容ともに課題を達成していない。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 教職課程の中には、林間学校や修学旅行に行けるといった理由で教師を目指す学生がいます。現職教員にもこうした理由で教師になった者は結構多いものです。生徒と一緒に活動することが大好きな先生です。一方、林間学校など宿泊があるから高学年を外してほしい、卒業学年はアルバム作成があるからいやだと言う先生も結構多いのも事実です。行事に際しても生徒への指導は自主性の名のもとに放任し、生徒に引率される頭数だけの教員も時々見かけます。前者のすべてが良い教師とは言えませんが、少なくとも後者に属する教師は特別の事情のある者を除けば、職務上の重要な領域への姿勢が欠けている教員であり、生徒にとって好ましい存在とは言えません。受講する学生は、子どもと一緒に何かができる。授業を離れて考え、活動することに胸がときめかせる学生であってほしい。 |
教育方法・技術論
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 教育方法・技術論 |
| 教員名 | 釈氏 孝浩 |
| 授業概要 | 小学校から現在までの間に各自が経験した膨大な授業時間の中で、印象に残った授業、「良い授業」と思えるものを思い出してみよう。児童・生徒の立場から魅力的に映ったその授業は、なぜ魅力的だったのだろうか。教師の立場からは、どのように設計され、どのような方法論に基づいて工夫されていたのだろうか。プレゼンテーション環境の進歩によって、情報伝達が容易になったように感じられるが、本質的なのは、その内容である。授業と言う局面で、教育的配慮に基づいて工夫された情報伝達とはどのようなものだろう。こうしたことは、経験豊かな教師の持つノウハウのように思われがちだが、授業を対象とした研究に基づく基礎理論が存在する。この講義では、それらの議論を踏まえた上で、教育機器の活用を考える。生徒・教師・教育機器の3者を学習という局面に位置づけ、各種教育機器の特性理解とその効果的な活用方法を考える。過去に得られた知見を考察しながら、教育機器、特にコンピュータとネットワークの教育活用について具体的に考えていく。 |
| 授業計画 | 「良い授業」の記憶 教育方法を考える難しさ~思い込み・先入観からの解放~ 授業の様式 授業の歴史 学習形態の変化 ~一斉授業から個別学習・共同学習へ~ 学習環境 ~発見学習と問題解決学習~ 授業設計 教材研究・教材開発 教育機器の種類と特性 教育メディアとしてのインターネット 遠隔教育 評価技術 教育機器利用実習(1)指導計画の立案 教育機器利用実習(2)ソフトウェアの作成 教育機器利用実習(3)指導展開と評価 |
| 評価方法 | 随時実施する課題レポートとそのプレゼンテーション、試験成績、出席状況等を総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 少人数グループによるディスカッションとプレゼンテーションが中心となる。高い参加意識が必要である。 |
生徒指導・進路指導論
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 生徒指導・進路指導論 |
| 教員名 | 柳生 和男 |
| 授業概要 | 青少年の問題行動は戦後から数えて第4のピークに突入しています。また、小・中学校では学級が壊れて授業が成立せずに頭を抱え込んでいる教師が数多く報告されています。生徒指導、進路指導は教育活動の根本に位置するものであり、いかに知識に優れた教師であってもこれを欠いて教育を営むことはできません。 本講義では実践的な生徒指導、進路指導の理論を演習を交えて展開することによって、生徒に高度な自己実現を促す学校現場の指導の実際について学習していきます。 |
| 授業計画 | (1)生徒指導の意義 【生徒・学校の自律と校則】 (2)生徒指導の歴史的変遷 【生徒指導主任はなぜ怖い】 (3)生徒指導の諸理論I 【自己指導力の育成・欲求階層説他】 (4)生徒指導の諸理論II 【現実原則と快楽原則・規範意識は市民社会の文化投影】 (5)生徒指導と学校教育相談 【生徒指導は鬼か教育相談は仏かその真相は】 (6)生徒指導と教育課程 【生徒指導は担任教師の生命線】 (7)生徒指導の実際 【全体計画・年間指導計画の立案】 (8)問題行動の理解と対応I 【校内暴力・いじめ・対教師暴力】 (9)問題行動の理解と対応II 【不登校・無気力・摂食障害等他】 (10)生徒理解の方法(査定)I 【ソシオメトリックテスト・交流分析他】 (11)生徒理解の方法(査定)II 【職業適性検査等進路関係査定法】 (12)進路指導の意義 【生き方と在り方を体験から学習】 (13)進路指導の実際 【進路指導年間計画・全体計画の立案】 (14)生徒指導と地域社会連携 【学校と地域の連携/保護者とも連携】 (15)生徒指導と理論と哲学 【教師の人間性と生徒指導】 |
| 評価方法 | (1)筆記試験 (2)筆記成績に加えて出席率と受講態度で総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 教職は、生徒の人生に介入していく極めて重大且つ責任のある仕事であります。生徒指導と聞くとスカートの長さだの、頭髪だの、校則が焦点になりがちですが、それらは常に人間の生き方、在り方との関係で模索されなければなりません。つまり生徒指導こそ教育の中心に据えられる課題であるのです。生徒指導を修めることは教育実習や教職生活に必須であることはもちろん、将来、学生諸君が親として子育てに関わる時に大いに役立つ実践的学問であります。 |
学校教育相談(カウンセリングを含む)
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 学校教育相談(カウンセリングを含む) |
| 教員名 | 柳生 和男 |
| 授業概要 | 学校教育相談は「生徒の人格的発達を援助することを目的とする機能」であり、発達はすべての児童生徒の課題ですからすべての児童生徒が教育相談の対象となります。 とりわけ、教師の教育的指導姿勢に加えて、「傾聴」する、「共感」する、「受容」する、「対決」する態度を形成することは児童生徒の全人的発達に大きく貢献するものと考えられます。本講義では学校教育相談の理論と方法について学校現場の実際に照らしながら学習します。 |
| 授業計画 | (1)学校教育と教育相談 【児童中心志向と社会中心志向の境界】 (2)生徒指導と教育相談 【同一性と相違性・システムアンドトレーニング】 (3)教育相談主任の役割 【リーダーシップ・コーディネーター・研修企画実施】 (4)教育相談の校内体制 【体制確立の意義・全体計画・年間指導計画の作成】 (5)教育相談室の設計と整備 【機能的な教育相談室の条件】 (6)養護教諭と教育相談 【養護教育の専門性と特質・溜まり場保健室の改善】 (7)スクールカウンセラーの活用 【SCの専門性と活用方法・リエゾン機能】 (8)管理職と教育相談 【教育相談体制確立のための教頭校長の役割】 (9)校内研修I 【事例研究法(インシデントプロセス法)・ケースカンファレンス】 (10)校内研修II 【面接演習・心理教育アセスメント法他】 (11)校内研修III 【査定法研修---心理検査の基本】 (12)カウンセリング理論I 【行動理論と方法とその周辺】 (13)カウンセリング理論II 【ロジャーズの自己理論と方法とその周辺】 (14)カウンセリング理論III 【不登校事例研究報告】 (15)キャリアカウンセリング 【進路指導とカウンセリング】 |
| 評価方法 | (1)筆記試験 (2)筆記成績に加えて出席率と受講態度で総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 学校における教育相談は現場の教員から大きな期待を寄せられている反面、そのシステムや機能は、教科や領域のそれと比較すると未成熟で脆弱な状態にあります。学生諸君は学校教育相談の全容を学習するとともに、その課題と限界を学ぶことで学校において良き実践者としてこの領域の発展に努め、児童生徒達の発達に正しくしかも効果的に関与できる力を身につけてほしい。 |
総合演習
| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 総合演習 |
| 教員名 | 松本 浩之 |
| 授業概要 | 例えば、教育の現場や生徒達を取り巻く社会環境の中で発生する現代的問題の中から、人間尊重・人権尊重の精神に関わるテーマを選択し、それらについて教育学や憲法学、臨床心理学等の視点から研究を深め、討論し、発表を通して自分の考え方を効果的に伝達する能力を磨いていきます。 テーマは学生自身が身近な出来事や疑問の中から発見します。一つのテーマに向かって複数の学生がそれぞれの分野を研究し、蜘蛛の巣状に研究の裾野を広げてテーマに肉薄していくことになります。 与えられた課題を消化するのではなく自ら考え、行動し、問題解決を図る場面を自ら設定することが本講義の重要なポイントになります。担当教員はそれぞれ次のような専門領域から指導を行います。子どもと人権:飯野 守准教授、地域社会と子供:松本 浩之 准教授、経済と教育:新井 立夫 講師 |
| 授業計画 | オリエンテーション 【生きる力とはなにか】 研究法とグループガイダンス【総合的な学習理論・ウェビング法】 担当教員の専門性 【憲法・少年法・子どもの権利条約等】 担当教員の専門性 【虐待・不登校・学級崩壊等】 グループ別研究Ⅰ 【テーマの決定・役割分担】 グループ別研究Ⅱ 【テーマに即した個人又はグループ研究】 グループ別研究Ⅲ 【テーマに即した個人又はグループ研究】 グループ別研究Ⅳ 【テーマに即した個人又はグループ研究】 グループ別研究Ⅴ 【中間発表の準備】 グループ別研究中間発表 【研究経過報告と指導修正】 グループ別研究Ⅵ 【修正指導に基づく検討~個人又はグループ研究】 グループ別研究Ⅶ 【テーマに即した個人又はグループ研究】 グループ別研究Ⅷ 【最終発表に向けてのトレーニング】 グループ別研究発表 【情報機器操作を伴う発表】 シンポジウム 【全体のまとめ・意見交換他】 |
| 評価方法 | 出席率と受講態度で総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 現代社会が抱えるかなり大きなテーマが取り上げられる授業になることが予想される。ポイントは学生自身がその課題を発見し研究を協同で組み立て、自身の研究の範囲で問題解決を行い、それを他に伝えるまでの一連の作業を継続的に行うことにあります。 研究テーマや方法が稚拙だと小学生水準の調べ学習程度のものになる危険性をはらんでいることになります。練り込みに十分に時間をとって大学生の発達段階に相応しい学習が成立するようがんばってほしい。 |