病理学

年度 2010
科目名 病理学
教員名 伊藤 機一
授業概要 ヒトは母の胎内で1個の細胞から始まり成長しやがて誕生し、さらに成長し老化しついに死に至る。その間に様々な原因で障害を受けたり、死の危険にさらされたりする。解剖生理学ではヒトの正常な状態での構造や働きについて、栄養学ではヒトの成長の元になり活力を補い、子孫を残す生殖に食物がどのようにして消化、吸収されて役立つかを学ぶ。病理学は体の構造の異常、細胞の異常、組織の異常がどのようにして起こり、私たちの健康を脅かす様々な状態になっているのかについて学ぶものである。はじめに正常と異常の概念とその差異について、疾病の原因とその機序について、人体の構造の発達障害についての知識を得る。ついで基礎的病変としての循環障害、代謝障害、炎症、腫瘍などを学ぶ。後半は個別臓器ごとの様々な病変を解説し、栄養士として食事を指導し献立をする時に必要な病気についての知識を深めるための予備的な、しかし総合性をもった講義をする。
授業計画 序説:1)正常と異常 2)病気とは何か 3)病因と病理発生 4)病気の経過
個体の構造:1 個体 1)細胞と組織 2)体制 3)上皮と支持組織 4)臓器の分化
2 遺伝と発生 1)ヒトの発生 2)遺伝 3)突然変異 4)遺伝性疾患 5)周産期の問題
個体の構造(つづき):3 免疫 1)免疫とはなにか 2)アレルギー 3)自己免疫疾患
4 成長・老化・死 1)成長と分化 2)人間の寿命 3)老化 4)個体の死と死後変化
人間の環境:1 寄生と感染 2 環境要因 1)物理作用 2)化学作用
奇形:1 奇形の定義 2 成因 1)発育の抑制と過剰 2)位置の異常 3 種類
循環障害:1 貧血・充血・うっ血 2 血栓症および栓塞症 3 梗塞 4 浮腫 5 副行(傍側)循環 6 ショック
代謝障害:1 壊死 2 萎縮 3 変性 4 蓄積
病的成長:1 肥大と過形成 2 組織の再生・化生 3 創傷治癒
炎症:1 炎症とはなにか 2 炎症の経過 3 炎症細胞 4 炎症の各型 5 感染と炎症
腫瘍:1 腫瘍とはなにか 2 悪性腫瘍と良性腫瘍 3 悪性腫瘍の進展と転移 4 腫瘍の種類 5 悪性腫瘍の原因と病理発生
循環器:1 高血圧 2 動脈硬化症 3 虚血性心疾患 4 その他の疾患
呼吸器:1 気管支の疾患 2 肺気腫 3 肺炎 4 塵肺 5 肺結核症
消化器:1 構造と機能 2 胃かいよう 3 小腸の疾患 4 虫垂炎 5 ウイルス性肝炎 6 肝硬変 7 膵炎 8 胆嚢炎、胆石症 9 消化器のがん
泌尿器:1 腎臓の役割 2 免疫機序と腎臓障害 3 急性腎不全 4 糸球体病変 5 糖尿性腎症 6 膀胱炎 7 腫瘍
性器:1 性器の発生と構成 2 性器の病変 3 睾丸と卵巣の腫瘍 4 乳腺の病変
造血臓器:1 造血臓器の構造と機能 2 貧血 3 白血病と悪性リンパ腫 4 骨髄腫
内分泌臓器:1 内分泌系の意義 2 内分泌腺の病変
中枢神経系:1 脳の起源(構造と機能) 2 脳の循環障害 3 脳・脳膜の炎症 4 脳の変性疾患 5 脳腫瘍
運動器・皮膚
定期試験
評価方法 学期末に試験。その他出席点。授業中の問いに答えることで加減点する。
教科書
参考書
メッセージ 病理学は、自分や身近な人の身体におこった病気についてその原因、体内の変化を知ることであり、自身で観察できるものも少なくない。講義を注意深く聞いてヒトの病変についての知識を深めること。積極的に受講することを勧める。将来家庭をもったときキット役立つ。
カテゴリー: 2010

ビジネスと法 I

年度 2010
科目名 ビジネスと法 I
教員名 山本 顕一郎
授業概要 ビジネスに関連する諸々の法律のうち、重要なものを取り上げて学んでいく。主に会社法の内容を学習する。その他、独占禁止法、証券取引法、知的財産法などの、事業活動を行う上で目配りの欠かせない法規の基礎を解説する。
授業計画 イントロダクション
会社法
会社の設立
株式
株主総会
取締役・監査役
新株発行
社債
計算・配当
会社の結合
会社の消滅
独占禁止法
カルテル規制
私的独占の禁止
企業結合規制
市場支配力の集中に対する規制
不公正な取引方法の規制
証券取引法
知的財産法
製造物責任法
消費者法
労働法
評価方法 学期末に、四肢択一等の形式による客観式試験を行って評価する(マークシートを使用する)。その試験においてとった点数により、合否等の成績評価を行う。演習科目ではないので出席点はない。
教科書
参考書
メッセージ 受講にあたっては、法学入門、情報法等の法律系の基礎的科目を履修していることが望ましい。
カテゴリー: 2010

線形代数学

年度 2010
科目名 線形代数学
教員名 惠羅 博
授業概要 「線形空間」の概念は、数学上の様々な構造で頻繁に現れる、もっとも基本的な概念である。ベクトルと行列、連立方程式の解法などの個別的問題を学習していき、最終的にそれらを統合し俯瞰する「線型空間」の理解にたどり着くことを目指す。
授業計画 行列の定義
行列の演算
連立1次方程式(1)
連立1次方程式(2)
行列の階数(1)
逆行列
行列式(1)
行列式(2)
クラメルの公式
ベクトル(1)
ベクトル(2)
線形空間の定義
線形空間の基底と次元
線形写像
固有値と固有ベクトル
評価方法 学期末試験の成績による。基礎概念の理解ができていればC以上、簡単な応用問題を処理できればB以上、いくつかの重要な定理、公式などを理解し数理的な考察力を習得していればA以上、という基準で出題、採点、評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 予備知識はあまりいらないが、根気よく考える、計算するといった努力が求められる。これまで自分には未知であった数学の新しい概念を学ぶときに、安易な態度でとりくめば、必ず失敗する。教科内容で簡単に理解できない部分が必ずある。何度でも、判るまで粘り強く学習することが肝要である。
カテゴリー: 2010

情報化社会(K)

年度 2010
科目名 情報化社会(K)
教員名 岩本 純
授業概要 まず、今日我々が生きている情報化社会を、未来論であった1970年代まで遡り、社会論の系譜を検討する。次いで、情報技術が、企業の組織・階層構造や、そこで働く人々の仕事内容や働き方、働く意味等に、いかなる影響と変化を与えているかを考える。コンピュータの商用利用が始まってから、40年あまりが経過したが、工場労働(ブルーカラーの仕事)と異なって、オフィス労働(ホワイトカラーの仕事)への影響は、近年までその範囲が限定されてきた。1990年代に入って、ようやく小型機を軸とした分散処理方式が、高度化した情報通信技術と結合し、本格化の時期を迎えた。長期の景気低迷、国際的経済環境の変化、少子化・高齢化等による労働力構成の変化等とあいまって、オフィスの事務系業務の情報化が進展してきた。
授業計画 情報とは何か:情報の概念
情報化社会論の系譜
脱工業化社会論以前:産業社会論・大衆社会論
未来論としての情報化社会論
脱工業化社会論から情報化社会論へ
技術革新と情報技術
ビジネス・オートメーション
オフィス・オートメーション
エンジニアリング・エンジニア・テクニシャン
量的情報と質的情報
組織構造とその変化:組織・コミュニケーションの類型
階層構造とその変化:1.中間管理職
階層構造とその変化:2.人的資源管理と評価
多様な働き方(就業形態の多様化)
評価方法 授業中のミニテストおよび定期試験
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2010

CALL II(B)

年度 2010
科目名 CALL II(B)
教員名 D.スウィナトン
授業概要 There will be a choice of online communication activities in this class, including studying with movie clips and expressing your opinion on ’voicethread’ interactive slideshows. You can improve communication skills by studying movie dialogs. Students can study educational animations on a variety of topics such as environmental issues, social studies and English study skills, followed by an interactive comprehension quiz.
授業計画 Study movie clips and educational animations on a variety of social issues.
Find out about the history of holidays such as Halloween, Thanksgiving, Christmas and New Year.
Movie topics: Finding yourself: Into the Wild, Penelope.
Nature: March of the Penguins, Earth.
Research how animations are made:
Howl, Totoro, Spirited Away, Toy Story, Finding Nemo, Ratatouille.
Christmas movies: Polar Express, A Christmas Carol, The Tale of Despereaux.
Fantasy movies: Harry Potter, Narnia, Mr. Magoriums Wonder Emporium.
Super heroes: Spiderman, Batman.
Study skills: how to make presentations.
評価方法
教科書
参考書
メッセージ Studying movie dialogs is fun and increases your understanding of real, spoken English.
カテゴリー: 2010

マルチメディア技術

年度 2010
科目名 マルチメディア技術
教員名 下平 丕作士
授業概要 (1)概要:マルチメディアとその基盤技術について学ぶ。まず、マルチマディアとは何かについて説明し、情報のディジタル化と情報(データ)圧縮技術を中心として、広くマルチメディア技術について講義する。(2)目標:これらの分野の基礎的概念と手法を理解することを目標とする。(3)背景と重要性:情報圧縮とは、ディジタル化した音声・画像データの様々な性質を利用して、データ量を削減することをいう。今日、インターネットやCD、DVDなどによるコンピュータを用いたコミュニケーションの量が加速度的に増えている。テキスト、音声、画像、映像などの情報媒体を統合してコンピュータで処理、蓄積、伝達するマルチメディア技術が発達したからである。これを根底で支えているのが情報圧縮技術である。講義では、マルチメディアとは何かから始めて、音声・画像の圧縮技術、インターネットや大容量記録媒体の仕組みについて説明する。マルチメディア技術は、今日急速に進歩しつつある情報化社会を支える基盤技術であり、これを理解し習得することは情報関連の技術者にとって不可欠である。
授業計画 マルチメディアとは
メディアの種類と特徴
マルチメディア技術の概要
マルチメディアのディジタル化技術1(アナログ/ディジタル変換)
マルチメディアのディジタル化技術2(マルチメディアの情報表現)
マルチメディアのディジタル化技術3(ディジタル画像)
マルチメディアの標準化
情報の圧縮と復元1(可逆符号化)
情報の圧縮と復元2(不可逆符号化)
情報の圧縮と復元3(静止画像の圧縮)
情報の圧縮と復元4(動画像の圧縮)
マルチメディア情報の制作と利用
マルチメディア情報の記憶装置
評価方法 情報のディジタル化、情報(データ)圧縮技術、マルチメディア技術について、基礎的概念と手法を理解できたか、定期試験の結果によって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 情報圧縮技術などマルチメディア技術では、難しい数式を用いて処理が表される。しかし、授業では、そのような数式をできるだけ用いないで、技術の内容を説明する。この科目を履修することによって、知らないで恩恵にあずかっている様々な技術を理解し、活用できるようになります。
カテゴリー: 2010

コリア語 I

年度 2010
科目名 コリア語 I
教員名 金 榮愛
授業概要 コリア語は、語順が日本語と同じであるだけでなく共通する語彙も多く、一定のルールを身につければとても上達しやすい外国語です。初級レベルの本講義では、ハングル文字、発音から始め、聞き取り、簡単な作文などを通じて、あいさつ文、自己紹介など、韓国語の基礎をかためることに目標をおきます。また、コリア語の理解の手助けとなる文化・社会などについても学んでいきたいと思います。
授業計画 子音と母音の組み合わせと発音
パッチムについて
あいさつ文、自己紹介、家族の紹介など
「~は、~です」の文型
助詞の使い方
疑問文の作り方
数字を使って買い物、食べ物の注文
「~は、~します」の文型
「~は、~にあります」の文型
書き言葉と丁寧語
日常でよく使う会話を勉強
映画や歌などを通して文化に触れる
評価方法 出席、授業態度、レポート提出、テストから総合評価します。
教科書
参考書
メッセージ 予習・復習を心掛け、覚えるようにして下さい。理由があって休んだ場合には、授業内容について他の出席者から聞くなどして補って下さい。
カテゴリー: 2010

国際理解教育論

年度 2010
科目名 国際理解教育論
教員名 北村 優子
授業概要 国際理解教育・開発教育のねらいを理解し、かつそれを展開させ、国際的視点から現代の教育現状について学ぶ。また、国際理解教育の考え方と実践についてグループワークを通してより深く学ぶ。様々な地域・国の教育を比較することによりそれぞれの長所・短所を把握できるようにする。国際理解教育の主要課題である、地球市民・人権・平和・環境・開発教育の動向と期待される今後の方向について理解を深める。
授業計画 ・授業ガイダンス
― 講義アウトライン
・グローバリゼーションと教育
・国際理解教育・開発教育とは
・国際理解教育・開発教育のねらい
・欧・米・アジア・アフリカの学校と日本の比較(教育国際交流、多文化共生の教育含む)
― アメリカ
― イギリス
― ドイツ
― フィンランド
― ケニア
― オーストラリア
― 韓国
― 中国
・開発、地球市民型社会のための教育の現状と問題、これからの方策
・人権・平和・環境・開発教育の動向と課題、今後の方向
― 開発と教育
― 環境教育、持続可能な開発のための教育
― 平和教育(紛争後の教育復興)
― ジェンダーと教育
― インクルーシブ教育
― 学校外教育(ノンフォーマル教育)
評価方法 出席・小レポート(授業)40%、期末レポート 60%
教科書
参考書
メッセージ 教育が果たす役割は幅広く教育について国際的視点から各国がどのような問題に直面しているかを理解することは大切である。また、環境教育などの現状と課題に注目することで地球市民教育の意義をも学べる。参考書などに目を通しより多くの事に関心をよせ挑戦して欲しい。
カテゴリー: 2010

日本国憲法

年度 2010
科目名 日本国憲法
教員名 飯野 守
授業概要 世界史の近代は憲法とともに始まった。近代から現代に至る憲法の変遷を、理念と現実を追いながら振り返る。また、日本の現代が抱える憲法問題を判例に基づいて解説する。さらにビデオ教材を用いグループディスカッションの機会を設けるので、憲法に対する各自の認識を深め、国家や社会に対する見識を養ってほしい。
授業計画 1.講義ガイダンスと六法の使い方・近代憲法とは何か
2.19世紀から20世紀へ
3.明治憲法と現行憲法
4.世界の人権保障
5.ディスカッションⅠ~人権
6.戦争放棄
7.戦力の不保持と日米安保・自衛隊
8.国際協力と自衛隊
9.平和的生存権
10.ディスカッションⅡ~平和主義
11.国民主権と人民主権
12.議会と行政府の関係
13.裁判所の役割
14.地方分権と民主制
15.ディスカッションⅢ~民主制
評価方法 学期末のテスト・レポート(2~3回)・平常点(授業中の発言など)を総合加算する。 10回を超えて欠席すると学期末試験の受験資格を失うので注意すること。
教科書
参考書
メッセージ 現在、憲法は様々な議論にさらされています。そのような議論について考えるうえで最も重要なのは、憲法がどのような基本原理に基づいて存在しているかを知ることだと思います。この講義では、この基本原理を受講者に出来るだけ伝えたいと考えています。皆さんも、社会の動きに良く注意して、問題意識を持って臨んで欲しいと思います。講義では、残念ながら、国会、内閣などのいわゆる統治機構については触れる余裕がありません。これらについては基本書などで補って下さい。また、教養科目にある、「法学」も是非履修して下さい。憲法とともに「法学」も履修することによって、法的な思考方法をより良く知ることができることになると思います。
カテゴリー: 2010

EIC103(TH4)

年度 2010
科目名 EIC103(TH4)
教員名 J.バンフォード
授業概要 This is an advanced elementary English class focusing on LISTENING and SPEAKING/WRITING skills. The communication strategies to develop their conversation will be introduced so that they can make a short speech on the topics of personal and current issues.
授業計画 Week 1- Introduction to the class
Week 2 Lesson 1 How was your summer?
Week 3- Lesson 2 Do you sometimes by junk food late at night?
Week 4 Lesson 3 Do you like autumn?
Week 5 Lesson 4 Did you come to the school festival last year?
Week 6 Lesson 5 Did you come to the school festival this year?
Week 7 Lesson 6 Do you sometimes eat out with friends?
Week 8Lesson 7 Do you want to make a lot of friends?
Week 9 Lesson 8 Do you like planning?
Week 10 Lesson 9 Is this class tough?
Week 11 Lesson 10 How was November?
Week 12 Lesson 11 Did you have an end-of-the year party last year?
Week 13 Lesson 12 Are you looking forward to the New Year Break?
Week 14 Lesson 13 How was your New Years Break?
Week 15 Lesson 14 Presentations
評価方法
教科書
参考書
メッセージ Summer has finished:( Now, let¥’s enjoy English together again!
カテゴリー: 2010