EIC II(A)

年度 2009
科目名 EIC II(A)
教員名 阿野 幸一
授業概要 自分の考えをまとめ、英語で表現できるようになることを目指します。今までに身につけてきた英語力を土台に、話す力を伸ばすためのトレーニングが授業の中心になります。この授業では単なる英会話の練習に終わることなく、自己表現能力を育成する場を提供していきたいと考えています。毎回の授業では、ディスカッションの内容についてのグループ代表による英語のレポートや、受講生全員が授業で学んだテーマについて英語によるスピーチを行い、話す力の向上を目指します。
この授業は受講生のスピーキング能力の向上を目指しているため、英語で授業を進行し、ペア・ワーク、グループ・ワーク、スピーチなどの活動をとおして、できるだけ多くの英語を話してもらいます。また、スピーキング力を支えるための音読やシャドーイングなどの練習も随時行います。
受講生の現在の英語力は問いません。ただし、非常にたくさんの英語を話すことになるため、次の条件を満たす意欲のある学生が受講してください。
1.英語のスピーキング力を伸ばすことを本気で望んでいること
2.授業中は日本語を使わずに、英語だけを話す覚悟をもっていること
授業計画 毎時間ごとに1つのテーマを取り上げ、まず英語で話すことに慣れるため、すでに知っているやさしい英語を使ってペアで英語による簡単な会話を行います。その際、細かい誤りは気にせず、話の内容を楽しみながら、受講生同士の英語によるコミュニケーションが取れるようにしていきます。その後、音読やシャドーイングのトレーニングを経て、さらに話題を掘り下げ、いろいろな視点から意見交換を行い、質疑応答やペア・ワーク、スピーチなどの活動を行います。同時にその話題について意見を述べるために必要な語彙や表現を学び、段階を踏んで英語でのディスカッションができるようにしていきます。
1. ガイダンス, Friends
2. Free Time
3. The Past
4. Work
5. City Life
6. Beliefs
7. The Future
8. Transportation
9. Marriage
10. Animals
11. Computers
12. The Generation Gap
13. Travel、まとめ
評価方法 出席状況50%、授業中に行うスピーチ30%、授業での活動状況20%
教科書
参考書
メッセージ 英語を話すことなしにスピーキング能力を向上させることはできません。この授業ではできるだけ多くの発話の機会を設けることによって、英語を使いながら身につけてもらいたいと思います。従って、授業中は積極的に発言し、参加することが求められます。
カテゴリー: 2009

ゼミナール

年度 2009
科目名 ゼミナール
教員名 飯野 守
授業概要 このゼミでは、コミュニケーションと法との関わりに少しでも関心を持っている人を求めています。本や雑誌、放送からインターネットまで、私たちをとりまくメディアには様々なものがありますが、これらのメディア、そしてそのメディアを通じて行われるコミュニケーションに法はどのように関わっているでしょうか。放送法や著作権法は有名ですが、例えばインターネットにはどのような法が関わっているか、このようなことをじっくり考えてみることは、皆さんがこれから社会で活躍するうえで必要な経験と思います。このことを考える視点は、コミュニケーションの目標である「情報の自由な流れ」です。具体的には、春学期はまず法の基礎知識や解決が求められている課題について講義(もちろん単なる講義でなく、意見交換を行います)を行い、コミュニケーションと法との関わりの基本を学んでもらいます。この講義では、最近話題となることが多い著作権を特に重視したいと思います。次に、「情報の自由な流れ」ということを考えるうえで重要と思われる代表的なテーマを幾つか決めて、文献や判例を手がかりとして研究発表をしてもらいます。具体的な研究発表のテーマは受講者と相談して決めることにしますが、チャップリンの映画の著作権に関わる問題やインターネットの威力を多くの人に印象づけたとされる東芝ビデオデッキ事件、インターネットとテレビの関係を考えさせる好材料とされる「まねきテレビ」事件、Web2.0 に影響を与えるのではないかと言われる「MYUTA」事件など、興味を持ってもらえそうなテーマを取り上げる予定です。以上を経て、夏休みの間に各自、自分の研究テーマを決めてもらい、秋学期のゼミナールの内容は、主として各自が決めた研究テーマについての報告とします。
授業計画 春学期
1.ガイダンス-ゼミナールの進め方
2.講義:コミュニケーションと法の課題(1)
3.講義:コミュニケーションと法の課題(2)
4.講義:コミュニケーションと法の課題(3)
5.講義:コミュニケーションと法の課題(4)
6.講義:コミュニケーションと法の課題(5)
7.から13.研究発表
14.まとめ
秋学期
1.から14.個人研究発表と討論
評価方法 研究発表の状況、討論への参加の状況を90%とし、出席状況を10%として成績評価を行います。
教科書
参考書
メッセージ ゼミでの研究を通じて、コミュニケーションと法の関わりに関して情報化時代にふさわしい知識と考え方を学んで欲しいと思います。今年度は特に著作権を重視しますが、ただ知識を持つだけでなく、知識を基にして的確な批判的見方を持つことができるところまで勉強を進めることができれば、社会に出て必ず勉強して良かったと思える日が来ると思います。それから、私のゼミでは、受講者に自分の関心に沿った主体的な学習・研究を進めてもらいたいと思っています。このような学習・研究や研究発表・討論を通じて、資料の収集・分析の方法、発表の仕方、討論の方法など、社会に出ても通用する研究や発表の手法を是非習得して下さい。
カテゴリー: 2009

特殊講義A

年度 2009
科目名 特殊講義A
教員名 山口 一美
授業概要 観光は巨大な世界産業であり、今後ますます拡大することが予測されている。日本においては観光立国が叫ばれ、訪日外国旅行者の数も600万人台に達し、2010年には1,000万人にするという目標が掲げられている。観光産業の盛栄は観光消費を増加させ、経済全体に与える影響も非常に大きいと言える。また、観光はもてなす人(ホスト)と観光する人(ゲスト)との交流や出会いの場でもある。観光における出会いの場で、人は共通の気づきや自己を再認識することも多い。このように人と人との関わりを研究するには、心理学的な側面からの検討が必要となる。そこで、本授業では、主に1)観光に関わる人(ゲストとホスト)について、ゲストがどのような対象や形態を求めているのかなど2)観光の対象と形態について、3)観光を構成する要素について、心理学的な知見と他の学問分野の視点から検討する。講義に加えて、ビデオ教材も使用する。
授業計画 1.オリエンテーション
授業の進め方と「観光と心理学との関わり」について
2.旅行者とそれを支える人々
(1)人が旅をする理由
(2)旅行者とその分類
(3)旅行のプランニング過程―パッケージツアーの選択
(4)ホスト:観光業におけるホスピタリティ
(5)マネージャー:旅館の女将
3.旅行の形態
(1)グリーンツーリズム
(2)へルスツーリズム
(3)巡礼―四国遍路
(4)自然志向ツーリズム
(5)祭り
4.観光を構成する要素
(1)都市景観と観光
(2)地域資源の再発見・再評価に基づく地域振興
評価方法 出席、理解度テスト、期末レポートの総合評価を行う
教科書
参考書
メッセージ 観光を通して、人は自分の価値観やものの見方までも影響を受けることがある。それはどのようなメカニズムが働くのだろうか。授業を通して考えてみよう。
カテゴリー: 2009

文章演習C

年度 2009
科目名 文章演習C
教員名 川村 二郎
授業概要 文章は、料理と似ている。料理の命がネタであるように、文章もまたネタ、題材が命である。どう書くかではなく、何を書くか。How to write.ではなく、What to write.肝に銘ずべきはこのことである。料理も文章もネタがよくなければ、目先はごまかせても、客や読者を納得させ、満足させることはできない。自分にしか書けないことを具体的に平易に書けばよい。しかしそれがなかなか難しい。どうすればもっと相手に伝わる文章が書けるのか豊富な経験と添削の実例を通してその極意を熱く伝授する。料理に包丁が欠かせないように、文章を書くときになくてはならないのが辞書である。言葉の意味や使い方で、少しでも疑問に思ったときは、辞書を見ること。辞典は大きいもののほうが良い。毎授業、国語辞典を持参してください、電子辞書は不可です。
授業計画 オリエンテーション
まずはよく観察すること
説明よりも描写をすること
蘊蓄よりもエピソード
書き出しは普通が一番
本気と懸命が心つかむ
立派なふりをしないこと
結びはさらりがいい
さっさと本題に入る
ご馳走はまとめて出す
文章も体も贅肉はない方がいい
「です、ます」は難しい
前置きや理屈はいらない
実例、実例、何ならもう一つ実例
評価方法 毎回の出席を基本として、授業中の議論や演習、宿題、期末の課題レポート(800文字)で総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 教科書で使う「炎の作文塾」は、朝日新聞社から「大学生から作文を公募して添削する欄を作ります。担当してもらえませんか」と言われ引き受けた。理由は簡単だ。僕は朝日新聞社の記者になり、週刊朝日にも在籍したおかげで、言葉について、文章について、多くのことを学ぶことができた。僕にとっては、大きな財産になっている。この財産は、僕だけのものにしておくのは、いかにももったいない。できるだけ多くの人の共有財産にしてもらいたい。そう考えて三年間、夕刊に連載し、一冊にまとめた。広報学科の学生に「炎の文章演習塾」を開くのを楽しみにしている。ただし、厳しい授業になるので意欲のある学生に受講してもらいたい。よろしく。
カテゴリー: 2009

システム設計(S)

年度 2009
科目名 システム設計(S)
教員名 石井 信明
授業概要 この授業ではシステムを設計/開発する方法の中から、特に次の項目に重点をおいて学習する。(1)システム設計のライフサイクル。(2)設計した内容を図や表を活用して表現する方法。(3)各種システム開発技法の概要。(4)プログラム設計の作業内容、プログラム作成と利用するプログラミング言語の選び方、プログラムのモジュール化の方法。(5)単体テスト、結合テスト、システム・テストで行う作業内容。(6)システムの開発のプロジェクトマネジメント。
授業計画 オリエンテーション
・講義概要
・システム設計に必要な知識
・システム設計にかかわる人々
・システム分析とシステム設計
システム設計とシステムライフサイクル
システムと開発技法の概要
システム設計の技法(1)
・業務プロセスの作成
システム設計の技法(2)
・業務プロセスの作成
システム設計の技法(3)
・DFDの作成
システム設計の技法(4)
・DFDの作成
システム設計の技法(5)
・インターフェース設計
情報システム設計演習: 基本設計書の作成(1)
情報システム設計演習: 基本設計書の作成(2)
情報システム設計演習: 基本設計書の作成(3)
プログラム設計の概要と技法
テスト工程の概要と技法
情報システム設計演習: テスト計画の立案
システムの開発のプロジェクトマネジメント
システム設計総合テスト
評価方法 演習のレポート、および、定期試験またはレポートの結果を総合的に評価する。出席は必要条件とし、成績への直接の反映は行わない。成績評価は次の通り。(AA)達成目標をほぼ90%以上満たしている。(A)達成目標をほぼ80%以上満たしている。(B)達成目標をほぼ70%以上満たしている。(C)達成目標をほぼ60%以上満たしている。(D)達成目標に対し、60%未満の達成度である。
教科書
参考書
メッセージ 本格的なシステム開発では、多くの様々な人々、企業がプロジェクトチームの一員として参画します。そのためシステム設計で重要な点は、明確な目標に基づき、管理された状況で分りやすい設計とその表現を行うことです。本科目により、実際のシステムの設計の重要性と課題を理解し、成功するシステム設計のあり方について普段から意識を持ってもらえればと良いと考えます。
カテゴリー: 2009

総合科目A

年度 2009
科目名 総合科目A
教員名 林 薫
授業概要 「グローバリゼーション」という言葉を聞かない日は一日としてありません。ところで、グローバリゼーションとはいったい何なのでしょうか? 本当にその意味がわかって使われているのでしょうか? グローバリゼーションといってもその表れ方や本質は分野や領域によって異なっています。この授業ではさまざまな分野における最近の変化・動向をフォローしつつ、「グローバリゼーション」の実像に迫る学際的な授業を試みます。国際学部生には所属学科/領域を超えた知識を習得し、また情報学部生には幅広く国際学部で取り扱うテーマについて学ぶことを目指します。
授業計画 グローバリゼーションをめぐるさまざまな考え方
情報:WEBとICT
世界をめぐるマネー
ツーリズム:大交流時代の到来
英語とコミュニケーション(1)
英語とコミュニケーション(2)
芸術と文化
Museumの世界
環境と市民社会
国際機関/NGOの視点
インドからのメッセージ
ジェンダーとグローバリゼーション
食文化のグローバル化
スポーツとグローバリゼーション
以上は学期授業予定回数と必ずしも一致するものではありません
評価方法 14名の講師が各回ごとにそれぞれ実施するポートもしくは試験で評価します。グローバリゼーションの意味について自ら考えることができる基礎知識や態度が習得できているかどうかが評価基準です。14名の講師が各回ごとにそれぞれ実施するポートもしくは試験で評価します。各回毎の得点(偏差値などで標準化したもの)の平均で総合点を算出します。出席回数もカウントします。
教科書
参考書
メッセージ グローバリゼーションといっても、その理解や評価はさまざまです。この授業を通じ、グローバリゼーションについて自ら考えてください。
カテゴリー: 2009

広告演習

年度 2009
科目名 広告演習
教員名 横内 清光
授業概要 本講座は、大学に入って初めて経験する広告のクリエイティブワークの基本講座である。コピーライティングとアートディレクションを学びながら「一枚の絵」をつくる。狙いは「言葉と絵の同時発想」を修得することにある。これがメディアを使ったコミュニケーションの基本である。この基本動作を覚えることで、映像クリエイターも育つ。理論だけではなく、実際に「手と頭」を動かしてみることで、クリエイティブの楽しさ、難しさがわかるだろう。
授業計画 導入=1枚の広告の力(ドキッとさせたり、ハッとさせたり)
気になるグラフィック広告を持ち寄って、どこが気になるか探ってみる。
広告表現の理解 (新聞広告や雑誌広告の構造を理解する)
テレビCMもインターネット広告も、コピーとアートの積み重ね。
「絵入りラブレター」の制作演習 (言葉と絵で口説く演習)
いきなり広告制作に入るのではなく、人を、言葉と絵で「口説く」ことから学ぶ。
「絵入りラブレター」の講評 (広告発想への転換指導)
I love youをどう表現できたか。気持ちが伝わったか。 広告表現の秘密を解き明かす。
「言葉と絵のかけ算」の基本指導(基本パターンの修得)
コピーとアートを結婚させよう。足し算じゃダメ。 どうすれば掛け算になる?
コピーライティング演習 (コンセプトを文字として表現する)
コンセプトの立て方を知らないと、表現があっちこっち散らばって、目的が達せない。
アートディレクション演習 (絵を探してくる訓練)
アートは大胆に。web広告の時代だからこそ、Attention!なのだ。面白い絵を探してみよう。
一枚の絵にコピーをつける演習 (コピーと絵の関係・位置の把握)
絵を見てコピーを書いてみる。ともかく、いっぱい書いてコツをつかむ。
コピーから絵を発想する演習(コピーと絵の関係・位置の把握)
気のきいた言葉が例題にある。さて、それにふさわしい絵を探してこよう。
選択課題による作品づくり (一枚の絵にキーアイデアをレイアウトする)
実際の商品を課題にして、実際に「広告」を作る作業に入る。いよいよ本番。
選択課題による作品づくり (一枚の絵にキーアイデアをレイアウトする)
ミニスケッチを何枚も描いて、その中から良いアイデアをカンプに仕上げる
作品発表と合評(プレゼンテーションと受講者相互の意見交換)
優秀作品の選考と発表。なぜ、その作品が良いのか? プロの広告の見方を伝授。
総合講評と指導。実際に作ってみての感想を受講者から聞きながら、4ヶ月間を振り返る。まとめとして、広告理論への導入を行って、理論講座に繋げる。
広告作品の理解。最近のグラフィック広告を例題に、着く手側からの発想を読み解く。今までの授業で実際にクリエイティブ作業をやってきて、コンセプト、トーン&マナーを理解できる。
最後に、メディアリテラシーの話題に触れる。メディアはすべて構成されたものという第一原則がよくわかるだろう。批判的にそしてクリエイティブな姿勢を考える講座で締めくくる。
評価方法 原則として、授業中に1回、修了時に1回、作品提出で評価する。その他、授業中の小テストの成績も加味する。
教科書
参考書
メッセージ 広告に興味ある人は、「手」から入る入門講座として「広告演習」を受講しておいて欲しい。クリエイターを目指す人も、プロデューサーを目指す人も、「言葉と絵による同時発想」を学べば、広告表現の基本を知ることができる。広告づくりには、パソコンに触る前に覚えておくべき動作がある。この講座をとったら、次に理論編の「広告概論」講座を受講するといい。
カテゴリー: 2009

非言語コミュニケーション論

年度 2009
科目名 非言語コミュニケーション論
教員名 佐久間 勲
授業概要 本講義は、対人関係や対人コミュニケーションにおいて非言語コミュニケーション(以下、NVC)がどのような役割を果たしているかについて概説します。特に社会心理学の観点から行われた研究を紹介しながら、その役割について理解を深めます。講義では、できるだけ多くの実験や調査などの実証的研究の結果を紹介したり、映像などを使用したりしながら、非言語コミュニケーションの役割について説明したいと考えています。
授業計画 以下の内容について1回または複数回にわたり講義をおこないます
ガイダンス
対人コミュニケーションとNVC
NVCと情動(表情、姿勢・しぐさ、パラ言語などと情動の関連)
NVCと親密性(視線、対人距離、接触と親密性の関連、親和葛藤理論など)
NVCと印象(顔、体格、化粧、衣服などが印象に及ぼす影響)
NVCと言語
NVCと会話の調整
NVCと欺瞞(欺瞞者の特徴、欺瞞検知の手がかり)
NVCと社会的影響(NVCが説得、応諾、威嚇などに及ぼす影響)
NVCの個人差(個人差と対人関係、社会的スキルなど)
まとめ
評価方法 学期末に行う客観式の筆記試験(約8割)+平常点(小レポートまたは小テスト、約2割)を加算して成績評価をします。原則として、加算した得点が9割以上をAA、8割以上をA、7割以上をB、6割以上をCとします。
教科書
参考書
メッセージ ●講義の進め方や評価方法について1回目の講義で説明をするので、受講希望者は1回目の講義に必ず出席して下さい。●講義計画は学生の理解度に応じて変更する可能性があります。●基本的にテキストをベースに講義を進めます(テキストの内容をそのままは話すわけではありません)。テキストは必ず用意してください。●講義の連絡や課題の提出などにe-learningを使用します
カテゴリー: 2009

マスコミュニケーション論 II

年度 2009
科目名 マスコミュニケーション論 II
教員名 友安 弘
授業概要 ●マスコミュニケーションを「モデル」という点から見ていく.マスコミュニケーションの過程と効果・影響を種々のモデルを通じて検討していく.同時に,テレビ番組やテレビゲームの子どもへの影響,政治的プロパガンダ,テレビによる選挙広告の影響のトピックを織り交ぜながら進めていく.●「マスコミュニケーション論 I 」と同様に,広報学科の基本的な科目であり,当然にも知っておくべき事柄のみ扱うので,充分に理解すること.
授業計画 モデルとは
最も単純なコミュニケーションの過程モデル
(1)アリストテレスの弁論術
(2)コミュニケーションの6要素
種々の過程モデル
(1)イントラパーソナル・コミュニケーション
(2)インターパーソナル・コミュニケーションとグループコミュニケーション
シャノン・モデル,オスグッド・モデルなど
(3)マスコミュニケーション・モデル
ラスウェル・モデル,ウェストリー=マクリーン・モデルなど
マスコミュニケーションの効果モデルの研究史
<メディアの子どもへの影響>
<ゲッべルスと政治宣伝>
「コミュニケーションの流れ」研究
「利用と満足」の研究
説得コミュニケーション研究
マスコミュニケーション効果についての一般化
<テレビと政治・・・アメリカ合衆国における選挙とテレビ>
議題設定機能仮説
沈黙の螺旋
涵養分析
その他のモデル
評価方法 ●学期末テストの結果によって評価する.●テストの内容は,授業で触れた基本的な事柄のみである.
教科書
参考書
メッセージ 広報学科における最も基本的な事項を扱うので,重要事項は出来る限り記憶すること.
カテゴリー: 2009

スケジューリング

年度 2009
科目名 スケジューリング
教員名 根本 俊男
授業概要 この講義では,問題解決技法やオペレーションズ・リサーチの中の重要なトピックのひとつである「スケジューリング」について学びます.スケジュールを計画する・管理する技術はITプランナーにとって必須の基盤知識のひとつです.また,経営情報学科出身者が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術のひとつでもあります.経営情報学科が経営学科ではないことを考えれば経営情報学科におけるITの重要性は容易に理解できるでしょう.ここでは,スケジュールを作成する手法や管理する手法をはじめとする実践的な技術の具体的な解説から,スケジューリングに関する理論的な背景の知識まで,幅広くスケジューリングに関する話題を提供します.本講義で扱う内容を修得するには多くの問題例に取り組む必要があり,講義時間だけでは足りないので相当量の課題を毎回課す予定です. 受講者は実習・課題に取り組む十分な時間を確保しておいてください.
授業計画 スケジューリングとは
プロジェクトを計画・管理する技術
プロジェクトを把握する方法
スケジューリングの図解
PERTの手法
日程情報に不確実性がある場合
コストを考慮する場合
加工順序を決めるスケジューリング
加工機械が2台の場合
工夫したアイディアの妥当性の示し方
加工機械が3台以上の場合
スケジューリングの問題のやさしさ・難しさ
アルゴリズムの評価
問題の難易度のとらえ方
まとめ
評価方法 講義への出席回数が規程を満たすことを成績評価の前提とする.各自の理解度は,スケジューリングに必要な基盤知識を講義中に数回実施する小テストにより測定する.評価は,その小テストの結果(100点相当)と講義への積極的な参加状況,演習・課題への取組状況などを加味し算出する
教科書
参考書
メッセージ この講義を受講するのに前提知識は不要です.ただ,スケジューリングが問題解決の技法の中でどのような位置付けになるのかなどをより深く理解するには,第2セメスタでの「オペレーションズ・リサーチ」などITプランナーコースの専門科目が履修済みであることが望まれます.一方,本講義では具体的にスケジュールを作成する面白さや難しさを体験できるので,問題解決の楽しさをここで学んでから,第4セメスタでの「ネットワークモデル分析」,第5セメスタでの「最適化モデル分析」や第5/6セメスタでの「経営情報演習A/B」を履修する準備としてもよいかもしれません.第6セメスタでの「ロジスティクス」を履修するには本講義の知識が前提にもなります.本講義では,基礎的な部分を広く扱うのはもちろん、理解が表面的なもので終わらないように,取り上げるテーマによっては,深い部分にも取り組んでいきたいと考えています. 時間も努力も多く要する講義ですが,有意義で充実した講義です.楽しんでください.講義に関する情報や過去の試験問題などは以下のURLにて閲覧できます. http://www.bunkyo.ac.jp/~nemoto/lecture/
カテゴリー: 2009