情報表現・デザイン IIA(出版)

年度 2010
科目名 情報表現・デザイン IIA(出版)
教員名 藤掛 正邦
授業概要 本講座はパソコン教室での演習を通して、広報学科の学生の誰もが修得して欲しい表現能力を育成する表現応用科目です。出版メディアにおける雑誌や書籍などの世界に興味を持ってもらうことが目的です。課題は地域情報誌の制作です。4人から6人で協力し合い、自由に企画します。制作進行は編集現場と同じに文章作成、写真撮影、情報素材のレイアウト、カラー印刷、製本という流れで経験できます。デザイン1(DTP)を履修してきた学生が履修してきますので、さらに高度なDTPトレーニングが用意されています。グループワークにより学生間のコミュニケーション、行動力、企画力、取材力、編集力が自然に訓練され、創り上げる熱意を経験できるわけです。出版編集、広告企画制作、行政広報、デザイナー希望者のための基礎デザイン実習です。
授業計画 組写真1:写真ポストカード4枚の構成
組写真2:写真16枚の構成
組写真3:写真のレイアウト。キャプション、タイトル、文章。
組写真4:人物切抜きトレ。マグネット選択ツール。
組写真5:人物切抜きレイアウト。キャプション、タイトル。
フリーペーパー1:企画会議。
フリーペーパー2:企画会議。取材撮影開始。
フリーペーパー3:取材撮影写真検討会。
フリーペーパー4:レイアウト制作。
フリーペーパー5:レイアウト制作。誌面デザイン検討会。
フリーペーパー6:印刷。
フリーペーパー7:印刷。製本。
フリーペーパー8:グループ発表。講評会。
フリーペーパー9:全体製本配布。アンケート。
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業内での企画、文章、撮影、DTP技術、レイアウトなどの能力と熱意や意欲などを考慮し、最終講評会の時に完成した地域情報誌で総合的に評価する。成績評価の基準は次のとおり。AAは発想とDTP技術の両方とも特に優れている。Aは発想とDTP技術が想定基準を満たしており出題内容に応じた平均的作品。Bは発想とDTP技術のいずれかに若干難点がある。Cは意欲が感じられず発想とDTP技術共に基準を満たしていない。Dは課題が未提出のため不合格。
教科書
参考書
メッセージ 広告、出版、Webなどのクリエーティブやマスコミに興味のある学生にお薦めの基礎デザイン講座です。デザイン I (DTP)で使用した「イラレでデザイン」トレーニング教科書と「速効!図解 Photoshop&Illustrator CS2」ぶ厚い技術書を持参すること。授業開始時から全員フォトライターとして行動しますのでデジタルカメラを各自購入しておくことが望ましい。デザイン1(DTP)の単位を修得しないと、デザイン2A(出版)は履修できませんので注意して下さい。
カテゴリー: 2010

ベンチャービジネス論B

年度 2010
科目名 ベンチャービジネス論B
教員名 小林 謙二
授業概要 ベンチャービジネスとは「知識集約的な現代的イノベーターとしての中小企業によるビジネス(事業)」と定義される。ハイリスク・ハイリターンの特質をもち、このようなビジネスを創造する人を起業家(entrepreneur)という。夢とロマンをもちリスクを恐れないリーダーの経営行動を研究対象とするのがベンチャービジネス論である。ベンチャービジネスの理論はもとより実践的な内容を中心とする。実際に起業し、経営する場合にどのようなプロセス(成長過程)で進むのかをバーチャル的に体験する授業とする。
授業計画 Introduction(全体の構成と講義の進め方・参考文献の紹介)
会社の設立
マネジメントチームの組成
ビジネスプランの作成(1)
ビジネスプランの作成(2)
ビジネスプランのプレゼンテーション
事業の実際的な運営(社長の仕事)
ベンチャーファイナンス(1)
ベンチャーファイナンス(2)
企業価値の評価
M&Aの具体的事例と戦略的活用
ベンチャー企業の課題
評価方法 1.成績評価の方法は(1)毎回の出席を基本とし、出席点を30%、(2)期末の課題レポートを70%の割合で評価する。2.成績評価基準は、AA)内容が特に優れている、A)出題意図に応じた内容である、B)内容がやや不足である、C)形式・内容ともに若干の難点がある、D)課題がこなせていない、である。
教科書
参考書
メッセージ ベンチャービジネスに興味を持つ学生に受講して欲しい。1.本講義の特徴はベンチャービジネス論A(5セメスター)とB(6セメスター)を一体として体系的な構成としている。2.理論と実践の融合を基本として、Aは理論に重点を置きつつも実践的な内容で補完する。BはAで学習した理論を活用して、実践的に起業をバーチャル的に体験する。AとBはそれぞれ相互補完的な関係にある。3.本講義における学生の目標は以下の3点とする。(1)ベンチャービジネスに関する基本的な知識を習得する(2)ビジネスプランの作成とプレゼンテーション(3)グループで仮想企業を設立して事業運営を体験する。
カテゴリー: 2010

外国人と裁判

年度 2010
科目名 外国人と裁判
教員名 金井 惠里可
授業概要 この国には日本国籍を持たない人々が数多く暮らしています。彼らにとって日本はどんな国でしょうか。この授業では、日本国籍を持たない原告が起こした訴訟を素材として、日本の中で日本国籍を持つ人々と持たない人々とが共に生きる途を模索します。
授業計画 国家と国籍
国籍を持たない人の基本的人権
出入国管理と外国人登録の仕組み
難民認定と帰化の仕組み
日本国籍を持たない人への社会保障
不正規就労者の持つ労働者の権利
家族の保護
戦後補償と国家賠償
評価方法 成績評価は、論述式の学期末試験に、授業中の発言などの平常点を加味して行ないます。5回を超えて欠席した場合は、学期末試験の受験資格を失いますので、注意して下さい。
教科書
参考書
メッセージ 六法必携。模範六法が望ましい。手持ちのものがあれば指定外でもよいが、2006年以前に発行されたものは不可。
カテゴリー: 2010

環境コミュニケーション論

年度 2010
科目名 環境コミュニケーション論
教員名 山田 修嗣
授業概要 「環境コミュニケーション」という用語は、環境に関係する学問では重要な概念の一つです。この概念をやさしく説明し、環境をテーマとする研究とその方法のイメージをつかんでもらうのがねらいとなります。とくに、「コミュニケーション」は会話(言葉)の部分にのみ注目が集まり、交換の側面が見失われがちといえるかもしれません。そこで本講義では、コミュニケーションを言語も含んだ情報の交換や、モノの交換として考え、そこから環境問題にアプローチしようと思います。つまり、ここでの関心は、社会のコミュニケーションと環境問題の結びつきを考えることにありますが、あくまでもその導入編の講義をするつもりです。
授業計画 講義ガイダンス
コミュニケーション論の基礎(情報と交換・認識と認知)
情報化社会と個人(情報の流通と情報の共有)
モーティブ・トーク(ボキャブラリーと社会的統制)
地域社会の環境コミュニケーション
企業の環境コミュニケーション
公害における環境コミュニケーション(1)
公害における環境コミュニケーション(2)
公害における環境コミュニケーション(3)
市民社会と環境コミュニケーション
国際化と環境コミュニケーション
総括
評価方法 毎回の出席と学期末の試験で総合的に評価します。出席者には必ず質問やコメント等の記述を求め、この提出により出席をカウントします。
教科書
参考書
メッセージ 環境コミュニケーションの意図や意味を概説し、まずは環境をあつかう学問に興味を持ってもらいたいと思います。また、「コミュニケーション」というキーワードに関心がある他学科・他学部の学生も受講してください。さまざまな角度から、コミュニケーションを考えられると思います。
カテゴリー: 2010

生体機能論

年度 2010
科目名 生体機能論
教員名 中島 滋
授業概要 この授業では、ヒトの体を構成している分子と体の機能との関係について解説する。体を構成している分子としては、糖質、脂質、タンパク質、核酸(遺伝子)を取り上げる。生命の維持、体の機能、疾病等について、体を構成している分子がどのように関係しているかを理解する。
授業計画 糖質の分子構造
糖質と生体機能との関連(2回)
脂質の分子構造(2回)
脂質と生体機能との関連(2回)
タンパク質の分子構造(2回)
タンパク質と生体機能との関連(2回)
核酸(遺伝子)の分子構造(2回)
核酸と生体機能との関連
評価方法 1.試験 2.出席 それぞれの割合は4:1。
教科書
参考書
メッセージ 生体構成分子についての知識が必要です。基礎生理学を履修していることが望ましい。
カテゴリー: 2010

画像処理プログラミング

年度 2010
科目名 画像処理プログラミング
教員名 下平 丕作士
授業概要 (1)概要:「画像処理 I 、 II 」で学んだ画像処理の基礎と仕組み・計算方法に基づいて、簡単な画像処理プログラムを作成する実習を行う。Javaのプログラミングについて必要な手法を学習した後で、画像処理のプログラミングに取り組む。課題は、Javaの基本的手法についての例題を打ち込んでランする問題と、画像処理についてのプログラムを穴埋め形式で作成しランする問題からなる。(2)目標:Javaを用いて簡単な画像処理のプログラムを作成できることを目標とする。(3)背景・重要性:Javaは、マシーンインディペンデント(計算機の機種に依存しないこと)なプログラミング言語として、ネットワーク社会でますますその重要性が高くなっている。また、今日、画像は携帯電話やパソコンのシステムで多用されている。ネットワーク社会では、画像処理の仕組みについて基礎知識を習得し、プログラミングについて理解しておくことは、システムの開発や利用にあたって不可欠である。
授業計画 授業計画と課題の説明
プログラムの入力・コンパイル・実行方法。
簡単なアプリケーションプログラムの作成。
整数の計算と入出力。
実数の計算と入出力。
配列と繰り返し処理。
簡単なアプレットプログラムの作成。
画像データの処理方法
画像の読み込み、ピクセルデータの抽出、画像の生成
演習課題のプログラムの作成1 濃度反転
演習課題のプログラムの作成2 線形濃度変換
演習課題のプログラムの作成3 移動平均フィルター
演習課題のプログラムの作成4 プレビットフィルター
演習課題のプログラムの作成5 鮮鋭化フィルター
演習課題のプログラムの作成6 カラー画像の濃度変換
評価方法 課題についてプログラムを作成し、処理結果とともに提示してもらう。これらの提示物の達成度によって評価する。Javaについて基本的なプログラムができれば、合格とする。また、毎回出席しなくても、出席したときに課題を提示すれば合格できるようにする。
教科書
参考書
メッセージ この科目を履修する前提として、画像処理 II に合格していることが必要である。画像処理では、数式を用いて処理の内容や方法を表す。これらの知識を習得した後、さらに実際にプログラミングしてみることにより、より深く理解できるようになります。画像処理の基本的手法(画像の読み込み、ピクセルデータの抽出、画像の生成)についての知識も習得できます。Javaの基礎から親切に教えます。合格ラインは高くないので、プログラミングが得意でない人も、是非履修して下さい。毎回出席しなくても、出席したときに課題を提示すれば、合格できるようにするので、就職活動に忙しい4年生の人も是非履修して下さい。
カテゴリー: 2010

スポーツA (金1/金2)

年度 2010
科目名 スポーツA (金1/金2)
教員名 高木 聡子
授業概要 授業の到達目標
1.様々なスポーツ種目を通して健康づくりのための運動における基礎知識を得る。
飲酒、喫煙などの健康に関する課題を実施し、健康に対する理解を深める。
2.実技授業の中で、自らの役割を考え行動する。コミュニケーション力を向上させる。
3.運動の意義を理解し、その効果を得るために意欲的に行動する。
4.積極的、協力的な態度で、マナーを守って履修する。
5.それぞれのスポーツ種目の特性を知り、生涯スポーツを楽しめるための基礎づくりをする。
授業計画 授業は3学部合同で行い、男女共修で実施します。
1.インディアカ
2.ソフトバレーボール
3.バレーボール
4.バスケットボール
5.バドミントン
6.室内テニス
以上の種目を数回ずつおこないます。
その他、「健康に関する課題」を課します。
※学期授業予定回数と一致するものではありません。
評価方法 1.知識・理解(20%):授業内レポート、宿題(ネットクイズ)など
2.思考・判断(20%):授業内レポート、練習や試合の中での取り組み方など
3.関心・意欲(20%):授業への参加度など
4.態度(20%):授業への参加度、マナーなど
5.技能・表現(20%):練習や試合の中での取り組み方、上達度など
なお、欠席回数により-5、-10、-20、不可、遅刻回数により-3、-6、-12、-24、不可とし、「関心・意欲」「態度」から減点する。
教科書
参考書
メッセージ 現代の生活様式では運動不足になりがちで、学生のみなさんの筋力、全身持久力は低下しています。また、人間関係も希薄になりがちで、ストレスも多いのが現状です。運動により体力をつけ、新しい友達をつくり、心身ともにリフレッシュさせましょう。
初回の授業には体育履修カードに貼付する写真(4cm×3.5cm)を持参し、体操着に更衣して体育館の指定場所に集合してください。その他、履修に関しては「体育科目の履修」(『履修の手引き』記載)を参照してください。
カテゴリー: 2010

情報技術史(S)

年度 2010
科目名 情報技術史(S)
教員名 広内 哲夫
授業概要 本授業では、“情報技術”と言うキーワードのもとで、これまでの既存の技術(印刷、電信/電話、無線、写真、映画、レコード、計算器械、コンピュータ、衛星通信、インターネットなど)がどのようにして発明されたのか、それらの技術とマスコミ等(出版、新聞、ラジオ/テレビ放送、図書館)の関わり合いは何なのか、それらがどのような原理でマルチメディアとして融合していくのか、などについて古代から近未来までを学際的な立場から講義する予定である。「技術が文化を生み出し、文化が技術の発展を支える」という観点から、科学技術と情報文化、情報社会について講義するので、現在のマルチメディア情報社会を出現させた要因は何であったのかを、歴史的な視点から理解して頂きたい。
授業計画 1.歴史的視点から情報技術を捉える
2.文字の発明と古代の情報蓄積
3.中世キリスト教修道院図書館における情報蓄積
4.ルネッサンスの大発明、活版印刷機
5.科学革命と計算・思考機械への夢
6.産業革命と電気通信装置の発明
7.19世紀における情報記録機器の発明
8.20世紀前半における情報メディアの発展
9.第2次世界大戦の遺産、コンピュータの誕生
10.コンピュータとソフトウェアの発展
11.コンピュータ通信による社会の制御
12.パーソナル・コンピュータの登場
13.情報ネットワーク・システムの構築
14.メディアの融合と世界電子図書館の誕生
上記の授業内容は体系的な全体計画であり、学期の授業予定回数と必ずしも一致するものではありません。
評価方法 出席も加味し、学期末の試験で評価する。成績評価の基準は次の通りである。AA)極めて良く解答している。A)良く解答している。B)一応の基準まで解答している。C)最低限の解答である。D)講義を理解した解答とはいえない。
教科書
参考書
メッセージ 人間は生活の中で、いつも身の回りの情報を処理しているが、それは感覚的・無自覚的に行われることも多いため、情報の持つサイバネティクッス的な意義には余り気がつかないものである。しかし、歴史的にはつい最近、コンピュータで情報が処理されるようになってから、情報の本質が理解され始め、多くの文科系学問分野でも情報の概念を用いてその再構築が行われるようになった。例えば、経営学、社会学、心理学の分野では、経営情報学、情報社会学、情報心理学と言ったような学問領域も成立し始めている。情報というキーワードを用いて各学問を横断的に統一できる日も間近いのではないかと思われる。本講義を通して、「情報は本質的に学際的な概念である」ということを理解してもらえれば幸いである。
カテゴリー: 2010

確率統計

年度 2010
科目名 確率統計
教員名 牧下 英世
授業概要 製品に不良品がいくつ含まれていたらメーカーに返品するか、バスの待ち時間をどう予測するか、製品の寿命はどれくらいか、などの問題を解決するには、確率分布を知る必要がある。この講義では、場合の数の数え方,確率の考え方と求め方、主要な確率分布の紹介と活用方法,統計的な推測の紹介と活用方法を学ぶ。
授業計画 古典的確率
場合の数と確率
複数の事象の確率
期待値
確率モデルとは
確率モデルの必要性
ベルヌーイ試行
確率分布とその活用
2項分布(あてはまる事象、実際の事象の解釈、商品の抜き取り検査)
正規分布(あてはまる事象、偏差値の統計学),2項分布の正規分布による近似
ポアソン分布(あてはまる事象、実際の事象の検証のしかた)
その他の分布
統計的な推測
推定と検定
評価方法 学期末に行う定期試験の点数による。出席点や練習問題などの平常点はない。出席は学生証によるデータ入力と練習問題の提出により確認している。出席回数が授業回数の3分の2以上ないと規則により「無資格」評価となる。
教科書
参考書
メッセージ 授業では,概念の把握を図るために演習問題を課す場合がある。必ず関数電卓を持参すること。「統計の見方」を受講しているほうが理解しやすいので、なるべく「統計の見方」を受講してから、この科目を履修したほうがよい。関数電卓は,文教サービスで購入できる。
カテゴリー: 2010

ESP I(A)

年度 2010
科目名 ESP I(A)
教員名 高橋 礼子
授業概要 This is an intermediate course designed to improve students oral presentation skills, overall speaking proficiency and their ability to speak differentially depending on their audience. This course will focus on developing students’ ability to structure discourse, various speech building strategies, how to select appropriate register and tone, pronunciation skills and will empower students with the confidence they need to present their own ideas clearly and effectively. Students will be encouraged to think critically so they can support and defend their positions with a global perspective.
授業計画 Week 1 Introduction to the course
Week 2 Self-Introduction Presentations; Developing speech skills
Week 3 Brainstorming and Outlines
Week 4 Patterns of Organization/Creating Visual Aids
Week 5~8 Presentation 1
Week 9 Audience Analysis
Week 10~11 Presentation 2
Week 12~13 Research skills
Week 14 Final Presentations
Week 15 Final Presentations
※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 Students’ final evaluation will be made up of their class attendance, their in-class participation, homework assignments and several presentations that they will be required to give throughout the course.
教科書
参考書
メッセージ If you want to communicate in English with confidence and develop your presentation skills, this course will help you to improve your speech skills while developing your socio-cultural awareness and inter-cultural communication.
カテゴリー: 2010