年度 | 2010 |
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科目名 | 環境コミュニケーション論 |
教員名 | 山田 修嗣 |
授業概要 | 「環境コミュニケーション」という用語は、環境に関係する学問では重要な概念の一つです。この概念をやさしく説明し、環境をテーマとする研究とその方法のイメージをつかんでもらうのがねらいとなります。とくに、「コミュニケーション」は会話(言葉)の部分にのみ注目が集まり、交換の側面が見失われがちといえるかもしれません。そこで本講義では、コミュニケーションを言語も含んだ情報の交換や、モノの交換として考え、そこから環境問題にアプローチしようと思います。つまり、ここでの関心は、社会のコミュニケーションと環境問題の結びつきを考えることにありますが、あくまでもその導入編の講義をするつもりです。 |
授業計画 | 講義ガイダンス コミュニケーション論の基礎(情報と交換・認識と認知) 情報化社会と個人(情報の流通と情報の共有) モーティブ・トーク(ボキャブラリーと社会的統制) 地域社会の環境コミュニケーション 企業の環境コミュニケーション 公害における環境コミュニケーション(1) 公害における環境コミュニケーション(2) 公害における環境コミュニケーション(3) 市民社会と環境コミュニケーション 国際化と環境コミュニケーション 総括 |
評価方法 | 毎回の出席と学期末の試験で総合的に評価します。出席者には必ず質問やコメント等の記述を求め、この提出により出席をカウントします。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 環境コミュニケーションの意図や意味を概説し、まずは環境をあつかう学問に興味を持ってもらいたいと思います。また、「コミュニケーション」というキーワードに関心がある他学科・他学部の学生も受講してください。さまざまな角度から、コミュニケーションを考えられると思います。 |