画像処理プログラミング

年度 2010
科目名 画像処理プログラミング
教員名 下平 丕作士
授業概要 (1)概要:「画像処理 I 、 II 」で学んだ画像処理の基礎と仕組み・計算方法に基づいて、簡単な画像処理プログラムを作成する実習を行う。Javaのプログラミングについて必要な手法を学習した後で、画像処理のプログラミングに取り組む。課題は、Javaの基本的手法についての例題を打ち込んでランする問題と、画像処理についてのプログラムを穴埋め形式で作成しランする問題からなる。(2)目標:Javaを用いて簡単な画像処理のプログラムを作成できることを目標とする。(3)背景・重要性:Javaは、マシーンインディペンデント(計算機の機種に依存しないこと)なプログラミング言語として、ネットワーク社会でますますその重要性が高くなっている。また、今日、画像は携帯電話やパソコンのシステムで多用されている。ネットワーク社会では、画像処理の仕組みについて基礎知識を習得し、プログラミングについて理解しておくことは、システムの開発や利用にあたって不可欠である。
授業計画 授業計画と課題の説明
プログラムの入力・コンパイル・実行方法。
簡単なアプリケーションプログラムの作成。
整数の計算と入出力。
実数の計算と入出力。
配列と繰り返し処理。
簡単なアプレットプログラムの作成。
画像データの処理方法
画像の読み込み、ピクセルデータの抽出、画像の生成
演習課題のプログラムの作成1 濃度反転
演習課題のプログラムの作成2 線形濃度変換
演習課題のプログラムの作成3 移動平均フィルター
演習課題のプログラムの作成4 プレビットフィルター
演習課題のプログラムの作成5 鮮鋭化フィルター
演習課題のプログラムの作成6 カラー画像の濃度変換
評価方法 課題についてプログラムを作成し、処理結果とともに提示してもらう。これらの提示物の達成度によって評価する。Javaについて基本的なプログラムができれば、合格とする。また、毎回出席しなくても、出席したときに課題を提示すれば合格できるようにする。
教科書
参考書
メッセージ この科目を履修する前提として、画像処理 II に合格していることが必要である。画像処理では、数式を用いて処理の内容や方法を表す。これらの知識を習得した後、さらに実際にプログラミングしてみることにより、より深く理解できるようになります。画像処理の基本的手法(画像の読み込み、ピクセルデータの抽出、画像の生成)についての知識も習得できます。Javaの基礎から親切に教えます。合格ラインは高くないので、プログラミングが得意でない人も、是非履修して下さい。毎回出席しなくても、出席したときに課題を提示すれば、合格できるようにするので、就職活動に忙しい4年生の人も是非履修して下さい。