情報学特殊講義A

年度 2009
科目名 情報学特殊講義A
教員名 深瀬 槙雄
授業概要 テレビは,単なる時代を映す鏡にとどまらず,時代を変革したと言われる.例えば,ソ連崩壊に至る東欧革命は,西側の情報を流し続けるテレビ映像に触れた東欧の人々の自己覚醒であった.速報ニュースとエンターテイメントと並んで,テレビジョンを支えるもう一つの分野にドキュメンタリーがある.日本に於いても,1950年代から今日まで,ドキュメンタリーは,時代を深くえぐる作品を放送しつづけて来た.テレビドキュメンタリーとは,膨大な情報を生産蓄積するテレビメディアが,その情報を整理し,時代の方向性を予見する創造的作品である.本講では,先行メディアとしてのドキュメンタリー映画や内外のテレビドキュメンタリーを視聴しながら,その作品と社会の実想を検証する.
授業計画 ドキュメンタリーとは
記録映像の発生
ドキュメンタリー映画
テレビドキュメンタリー(日本)
アメリカのドキュメンタリー作品
イギリスのドキュメンタリー作品
ヨーロッパのドキュメンタリー作品
国際共同製作のドキュメンタリー
フィクションとドキュメンタリーのはざまで
評価方法 期末リポートによる.
教科書
参考書
メッセージ この授業は,実際のドキュメンタリー作品を観ながら進行します.さらに,作品が生まれた時代に関する情報を,他のメディア(新聞,雑誌)と比較しながら,テレビドキュメンタリーの持つ社会的インパクトの虚と実を考えます.
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ゼミナール III

年度 2009
科目名 ゼミナール III
教員名 田畑 則重
授業概要 全員で一つの雑誌編集部を編成し、高度なレベルで4色カラー雑誌の編集をする。その作業の全過程を通して、雑誌という媒体の特性、編集者の仕事、雑誌ジャーナリズムの役割、社会とのかかわり、取材の要件・モラル、記事作成、誌面構成、デザイン・印刷の基礎、著作権などの知識と実務能力を鍛え、社会に出て通用するスキルを育成する。
授業計画 1.ゼミナールの目的や進め方の説明。
2. 雑誌のジャンルや方向性について、全員でブレーンストーミング。
3. 各自が担当記事について構想を述べ、相互批評。
4. 予備取材、資料収集、取材、撮影に当たっての質疑応答。取材開始。
5. 取材、記事作成。ビジュアル要素の選定など。
6.原稿と最終タイトル案を提出、相互批評。
7.校正済み原稿を返却。
8.完成原稿をデータで提出。
9.講評。データ修正。
10.印刷所に入校
*学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 授業中の参加度、また担当記事の制作過程とその成果で総合的に判定、評価します。自発的な参加がすべてのゼミナールなので、単に出席するだけで単位を与えることはありません。
教科書
参考書
メッセージ 一連の編集・制作過程を通して、編集・取材・執筆の実務能力を鍛えるのはもちろんですが、積極的に学外に出て、ビジネス・コミュニケーション能力を育成することは、将来どの分野に進むにしても必要不可欠なスキルとなります。
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マルチメディア・コンテンツ特論

年度 2009
科目名 マルチメディア・コンテンツ特論
教員名 岡野 雅雄
授業概要 現在、さまざまなメディアにおいて、バーバル・コミュニケーションとノン・バーバル・コミュニケーションが融合して用いられる例が増加してきている。 本講では、このような複合的なメッセージについて理解を深めること、および、効果的な応用を目指して、コンテンツの分析のしかたを学んでゆく。 具体的には、コンテンツは何を訴求しているのかという「訴求内容分析」と、受け手がどのような評価・印象を抱くのかという「受容内容分析」の2つの面から代表的な研究方法を概観する。 さらに、さまざまな分析事例について演習形式で検討してゆくので、各学生の持つ課題への応用を考えていってほしい。
授業計画 はじめに
訴求内容分析の方法
受容内容分析の方法
訴求内容分析の研究事例
受容内容分析の研究事例
※上記は、学期授業予定回数と一致するものではありません。
評価方法 出席40%,期末課題60%で評価。
※期末課題は、次の基準で評価する。(A)内容(論拠と議論の妥当性)(B)講義との関連性(C)形式
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

専門英語

年度 2009
科目名 専門英語
教員名 秋葉 敏夫
授業概要 専門英語として、栄養・食品・調理などに関する基本的な説明、理論などを正しく読めるよう訓練します。また、その発展として、新聞、雑誌などに掲載される、広い意味での栄養、健康についての記事を扱い、英語読解力を高めます。また、食品のラベルや調理用具、レシピなども、その説明文が確実に理解できるよう、教材として加えています。この科目を終了すれば、中級程度の英文には自信をもって臨めるでしょう。
授業計画 1.初めに
(1)テーブルマナー
(2)健康アンケート
(3)ホテルのメニュー
(4)紅茶のおいしい淹れ方
2.新聞、雑誌、ホームページから
(1)イギリスの朝食
(2)牛乳配達屋の仕事
(3)マーケットでの野菜、果物の販売
(4)マルドン海塩(イギリス)
3.さまざまな調理用具
4.数、量、重さなどの表し方
5.レシピの読み方
その英文説明の特徴
略語、記号など
(1)パンケーキ
(2)白粥(しろがゆ)
(3)ポテトサラダ
6.各種栄養素について
(1)炭水化物 (Carbohydrate)
(2)たんぱく質 (Protein)
(3)脂質 (Fat)
(4)ビタミン (Vitamins)
(5)カルシュウム ほか (Calcium and others)
学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 期末試験、授業への参加度(小テストを含む)、出席状況などを、6:2:2の割合で考慮し評価します。AA:英検2級、TOEIC450以上の学力が十分ある。 A:英検2級、TOEIC450にほぼ近い学力がある。 B:Aには及ばないが、英語の発音・基本文法・構造などをかなり理解している。 C:Bには及ばないが、それぞれある程度理解している。D:テスト、出席点、平常授業時の得点から考慮して、合格の評価を下せない。
教科書
参考書
メッセージ 成果をあげるために、予習、復習をしっかりしましょう! 特に生活に関する単語、用語がたくさん出てくるので、それらを確実に覚えてゆきたいものです。いつか英語圏諸国で暮らしても、それほど苦労することはないようになるはずです。
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インターンシップ(K)

年度 2009
科目名 インターンシップ(K)
教員名 八ツ橋 武明
授業概要 インターンシップは、大学の休暇中に企業・市役所などの機関で短期間、実際の職場体験をすることです(また大学の授業期間中に高校でのインターンシップを行なうことも、インターンシップに含まれます)。その目的は、次の3つです。(1)学生が自己責任に基づいて、納得できるより良い職業選択をできるようにするために、また早期離職をしないために、より高い職業意識と職業観を育成する。(2)実務経験を通して、人生設計の手がかりを探る。(3)働くことの意味や実態を把握するとともに、業界の概要や職種について理解を深める。履修した場合、3年生の6セメを終了した時に、初めて単位が付与されます。実習の期間は夏期休暇中に原則として2週間(実働10日)以上です。この講義は6セメに設定されていますが、実際の職場における実習のみならず、5セメ(春学期)において実施されるオリエンテーション、事前研修、実施説明会、6セメ(秋学期)に実施される事後研修、体験発表会などに一貫して参加し、これによって念入りな準備を行なうこと、体験をまとめることを要求されます。これは大学が紹介する実習先の職場のみならず、自己開拓によるインターンシップの場合も同様です。これらを実施できない時(職場実習のみの場合など)は、単位を評価されないことがあります。
授業計画 1.インターンシップ履修オリエンテーション(4月)
2.キャリア支援説明会(4月)
3.説明会と受入れ先仮登録(5月)
4.受入れ先公表と選考(6月)
5.事前研修と実施説明会(7月)
6.現場における実習(夏期休暇)
7.報告書提出(9月)
8.事後研修(9月)
9.体験発表会(10月)
10.成績発表(翌年3月)
評価方法 事前・事後研修、体験報告会など行事への出席状況、実習の内容と成果、手続きの実施状況などによって、学科の担当教員が評価します。
教科書
参考書
メッセージ インターンシップの単位認定を受ける者は、第6セメスターの「インターンシップ」を履修すること。
カテゴリー: 2009

国際政治学

年度 2009
科目名 国際政治学
教員名 藤嶋 亮
授業概要 内戦やテロ事件の頻発、難民や貧困の蔓延といった国際社会の現実を目の当たりにすると、無力感に襲われそうになります。ここで、思考停止に陥らず、この現実と向き合うためには、骨太な思考の枠組みが必要とされます。そのために本講義では、まず、現代国際政治の歴史的背景や、国際政治を理解するための基本的な考え方、理論の枠組みについて整理します。その上で、現代国際政治の諸問題、とりわけ民族紛争への国際的対応(「人道的介入」)や、「帝国」としてのアメリカ、2001年の同時多発テロ事件以後の「対テロ戦争」などについて、掘り下げて考えてみたいと思います。
授業計画 国際政治の基礎概念
国際社会と国内社会
国家主権と国民国家の変容
グローバル化と国家
非国家的アクター
国際政治学の理論
リアリズムとリベラリズム
世界システム論
数理的アプローチ
国際政治史
戦間期の国際政治
第二次世界大戦
冷戦期の国際政治
現代国際政治の諸問題
「ポスト冷戦」の国際政治
民族紛争と国際社会:「人道的介入」
ヨーロッパの挑戦:EU
9・11と「対テロ戦争」
国際政治の変容
評価方法 学期末の筆記試験によって、成績を評価します。
教科書
参考書
メッセージ レジュメを配布し、それに基づいて講義を進めます。したがって、特に教科書は指定しませんが、できるだけ新聞やテレビ、インターネットなどを通じて、最新の情報に触れるように心がけてください。国際政治学は論争的な学問です。例えば「人道的介入」の是非。つまり、民族紛争や内戦において、生命が危険にさらされている人々に対し、国際社会は何ができるのかという問題です。彼らを救うために武力行使をすべきなのか、いや、いかなる場合でも、武力行使は排除されるべきなのか。あるいは、国家主権を重視し、内政干渉を問題視する立場もあるでしょう。容易には答えが見つからない問題です。本講義では、このような問題についてみなさんと考えてみたいと思います。
カテゴリー: 2009

日本語E

年度 2009
科目名 日本語E
教員名 清水 道子
授業概要 留学生は日本語を学習することに、あるいは専門を研究することにほとんどの時間を費やすためか、想像以上に日本について知らないことが多々ある。この授業では、日本の社会、文化、生活、日本人のものの考え方などについて学習し、理解を深めることを目的とする。学生による発表、及び、教師による補足説明等によって、授業を進めていく。
授業計画 日本の地理・歴史・政治・経済の分野(例えば、国土と人口/気候・自然災害/資源とエネルギー/農業/林業・漁業/工業・商業・貿易/交通・通信/住宅/家族/高齢化社会/教育/年中行事/労働観/食生活・料理/社会保障・福祉/環境問題/宗教/文化/政治/歴史/等)に分けて演習形式で学んでいく。
評価方法 出席、発表、発表時の質疑応答、試験による総合評価とする。
教科書
参考書
メッセージ 発表の際の資料は、インターネットからだけではなく、さまざまな書物から多角的にとる方法も身につけてほしい。自己学習に多くの時間を割く必要があるので、積極的に取り組んでほしい。参考書は授業内で適宜指示する。発表時の欠席は厳禁。出席を重視します。
カテゴリー: 2009

ゼミナール III

年度 2009
科目名 ゼミナール III
教員名 柳生 和男
授業概要 本ゼミには、教育やカウンセリングに興味と関心を持ち、卒業後は教職に就く、あるいは教育関係等の職業に従事するために強く学習に動機づけられている学生諸君に集まってほしい。学習は、概ね教育学や教育心理学の入門から始まり、カウンセリングの理論や演習に及ぶ。加えて、査定方法の演習やリサーチ法についてもじっくりと取組む。また、学校での授業づくりやカウンセリングの現場での観察や問題を抱える児童生徒達との人間関係づくりなどの実践を通しての体験学習にも取り組む。 主として将来教職に就きたい、あるいは情報教育に強い関心のある学生でないと継続が苦しくなるので覚悟して入ゼミしてほしい。なお、本ゼミは3学科共通の募集となるので、広報、経情、システムいずれの学生であってもエントリーできる。 下記の授業計画は①~⑯は講義時数を表してはいない。つまり1ユニットで数時間を費やすことが通常になると理解してほしい。さらに、授業計画の進行とらわれずに、各自の課題に即した少人数指導、学習を実施するので①~⑯のすべてを学習するものではない。各自の課題と目的に応じて、数多くの参考書図書を読破したり、演習や観察に積極的に参加したりすることを通して目的を達成してほしい。
授業計画 ①教育心理学 I (発達の意味・発達と教育)
②教育心理学 II (態度の学習・性格の形成・集団心理)
③逸脱行動の心理と対応 ④生徒指導と教育相談
⑤カウンセリング理論 I (カウンセリングの特質・カウンセリングの理論)
⑥カウンセリング理論 II (精神分析理論・自己理論・行動主義理論・特性因子理論・交流分析理論・ゲッシュタルト理論・論理療法・実在主義的カウンセリング・他)
⑦査定演習法 I ⑧査定演習法 II
⑨カウンセリング演習 I ⑩カウンセリング演習 II
⑪リサーチ I (母集団・サンプリング/測定法/統計的処理)
⑫リサーチ II (事例研究/実験研究/調査研究/プロポーザル作成)
⑬リサーチ III (データ分析/作成手順)
⑭授業参観/公開研究会参加・指導案作成法・模擬授業
⑮教育法規
⑯その他
評価方法 各自の研究成果物・発表内容・参加態度等について総合的に評価する。学習意欲が低く、参加態度が極端に悪い場合や他の学生の学習を阻害するゼミナール生には履修をお断りする。
教科書
参考書
メッセージ 本ゼミナールは情報学部に籍を置いて、なおかつ教育やカウンセリング心理学、臨床心理学に興味と関心を抱いている学生、あるいは将来、教職を目指している学生を対象としています。 教職選択学生に限らず広く募集しますが、情報の専門性を極めてなおかつ本ゼミのテーマにアプローチすることの困難度については十分に覚悟して応募してください。 ここでは基礎的な力を身に付けることによって、自分の考えをまとめたり、発展的な学習への橋渡しとなるレディネスの形成に力を入れていきます。私は強力に皆さんを引っ張っていきます。従って、勘違いして入ゼミし、自分を変えられないままでいますと苦しい2年間になりますので予めお知らせしておきます。
カテゴリー: 2009

情報化社会(E)

年度 2009
科目名 情報化社会(E)
教員名 岩本 純
授業概要 まず、今日我々が生きている情報化社会を、未来論であった1970年代まで遡り、社会論の系譜を検討する。次いで、情報技術が、企業の組織・階層構造や、そこで働く人々の仕事内容や働き方、働く意味等に、いかなる影響と変化を与えているかを考える。コンピュータの商用利用が始まってから、40年あまりが経過したが、工場労働(ブルーカラーの仕事)と異なって、オフィス労働(ホワイトカラーの仕事)への影響は、近年までその範囲が限定されてきた。1990年代に入って、ようやく小型機を軸とした分散処理方式が、高度化した情報通信技術と結合し、本格化の時期を迎えた。長期の景気低迷、国際的経済環境の変化、少子化・高齢化等による労働力構成の変化等とあいまって、オフィスの事務系業務の情報化が進展してきた。
授業計画 情報とは何か:情報の概念
情報化社会論の系譜
脱工業化社会論以前:産業社会論・大衆社会論
未来論としての情報化社会論
脱工業化社会論から情報化社会論へ
技術革新と情報技術
ビジネス・オートメーション
オフィス・オートメーション
エンジニアリング・エンジニア・テクニシャン
量的情報と質的情報
組織構造とその変化:組織・コミュニケーションの類型
階層構造とその変化:1.中間管理職
階層構造とその変化:2.人的資源管理と評価
多様な働き方(就業形態の多様化)
評価方法 授業中のミニテストおよび定期試験
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

CALL101(IU2)

年度 2009
科目名 CALL101(IU2)
教員名 駒井 一仁
授業概要 CALL(コンピュータ利用の外国語学習)教室にてパソコンを利用し、リスニング・スピーキングの英語力向上のための授業を行います。英語の発音やリスニングストラテジーを学びリスニング力向上の手助けとします。スピーキングにおいては、身近な話題に関して会話練習から始まり1つの段落のスピーチができるように学習していきます。 ネットアカデミー(リスニングコースUnit 1~25)を教材として用いて、さまざまなリスニングや音読練習をして役に立つ単語や表現の知識を定着させ、その知識を使って会話練習、文章を書く活動、スピーチ活動を通してリスニング力とスピーキング力の強化を行います。
授業計画 オリエンテーション
授業で使用するソフトウェアの使用方法の説明
口頭会話練習
ネットアカデミーの教材を利用した読解演習(Unit 1~Unit 25)
CALLシステムを用いたリスニング・音読・シャドーイングによるスピーキング練習
学習教材についてペア練習、会話練習、暗唱
学習教材のトピックに関するグループ・ディスカッション
学習教材のトピックに関してのエッセイ・ライティングとスピーチ、プレゼンテーション
コミュニケーションのための文法学習
評価方法 授業中の積極的な活動参加(プレゼンテーション、スピーチ、シャドーイング、会話、暗唱)50%、レポート、確認テスト、CASEC 30%、授業時間外での課題(ネットアカデミー)20%
AA:非常に優れている、A:指定した要求水準である、B:指定した要求水準は満たしているがやや不十分な部分がある、C:指定した水準に対して若干の難点がある、D:指定した要求水準が満たせていない。
教科書
参考書
メッセージ コンピューターを使用した英語学習を通して英語を聞く能力、話す能力を伸ばすことを目標とします。身の回りの日常的な話題から時事問題まで興味深いさまざまな英語を聞きます。リスニングや音読活動を通して役に立つ単語や表現を学習していきます。応用として学習したことを使って英語で表現する活動や意見を発表する活動を行います。授業に積極的に参加して学習することにより英語の力を向上させていきます。コンピューターを最大限に活用して英語に触れることにより自立した英語の学習者になりましょう。みなさんのがんばりを期待しています。
カテゴリー: 2009