英語コミュニケーション論

年度 2010
科目名 英語コミュニケーション論
教員名 高橋 礼子
授業概要 この授業の前半では、英語コミュニケーションの基本ルールを学びます。高度なコミュニケーション能力を身に付けるために、発音学習方法から、言葉の背景にある社会的ルールまでを総合的に学びます。サブテーマにあるように、Global Lingua Franca(国際共通語)としての英語という視点から学びますので、特定の英語圏におけるルールとは限りません。授業の後半では、今日地球上で、英語がどのような役割を果たしているかを、World Englishes(世界英語)の流れから学びます。歴史や文化の側面に留まらず、途上国の開発と経済、平和構築という観点からも英語使用の現状を紹介したいと思います。きっと英語が使われている世界を知ることで、皆さんの英語学習への動機付けになるかと思います。また授業の中で、実践的な言語・生活に関する事柄についても、多く取り上げます。英文テキストの予習を前提に、ディスカッション形式で授業を進めますので、積極的な授業参加を期待しています。学期末には、受講者自身が、英語を使って日本のことを伝えるメディアプロジェクトを課題にします。アメリカとオーストラリアの短期留学に参加する学生には、留学前の良い準備になると思いますので、特に受講をすすめます。
授業計画 第1回 第2言語としての英語とその学習法
*メディアプロジェクトへのガイダンス
第2回 英語発音の多様性と学習法
第3回 多文化社会と英語のコミュニケーションルール
第4回 英語の歴史から見るコミュニケーションルール
第5回 国際共通語としての英語コミュニケーションルール
第6回 国際語としての英語の多様性(World Englishes) :アジアの英語
第7回 国際語としての英語の多様性(World Englishes): 欧州の英語
第8回 国際語としての英語の多様性(World Englishes) :日本の英語
第9回 公用語論と英語
第10回 サピアウオーフ仮説と言語のアイデンティティ
第11回 未来における英語の役割と英語教育
第12回 プロジェクトプレゼンテーション
※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 平常点(出席・毎回の課題・授業参加態度):50%学期末試験・プロジェクト:50%
教科書
参考書
メッセージ 世界における英語使用の現状や、今日、英語がどのような役割を果たしているかについて、様々な角度から見ていきます。外国語(英語)を習得し、コミュニケーションの手段として使っていく上で大切なことについても、一緒に考えていきたいと思います。皆さんとって英語、英語学習とは何なのか、英語を使って何がしたいのかについて考えるよい機会になればと願っています。
カテゴリー: 2010

プレゼンテーション(S)

年度 2010
科目名 プレゼンテーション(S)
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 高校までの学習スタイルとは大きく異なる大学の授業の内容を知り、各人が4年間で何をどのように学んでいくのか、大まかなプランを立てる必要があります。この授業では学習方法や施設の活用法、2年次から始まる3コース別カリキュラムの内容、学びと仕事とのつながり、人間関係づくりなどについて、グループ実習、講演などを交えながら進めていきます。なお、この科目は、「プレゼンテーション」と組み合わせて授業計画が立てられています。
授業計画 第1回(予習:なし)
・オリエンテーション
・チーム分け
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第2回(予習:プレゼンテーションの仕方(e-ラーニング))
・メンバー紹介プレゼンテーション
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第3~7回(予習:調べ学習の仕方(e-ラーニング))
・構成的グループエンカウンター
・ポスター企画
・ポスター制作
・ポスター制作のレビュー
・わかりやすい文章の書き方(e-ラーニング)
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第8~10回(予習:ノートの取り方・レポートのまとめ方(e-ラーニング))
・学びと仕事のつながり(情報システム)
・学びと仕事のつながり(デジタルコンテンツ)
・学びと仕事のつながり(教育システム)
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第11回(予習:集計の仕方(e-ラーニング))
・報告書の評価とチェックシートの作成
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第12回(予習:プレゼンテーションの仕方(e-ラーニング))
・プレゼンテーションの準備
.
第13回(予習:なし)
・学びの企画書作り
評価方法 作品、報告書、プレゼンテーション、参加態度を総合的に評価します。
教科書
参考書
メッセージ 大学では、自分の将来像を見据え、計画的に学習することが求められます。この授業は、単なる講義紹介ではなく、大学で学ぶ上で最低限必要な能力が養成されます。従って、この授業で扱われる内容が身についていない者には、大学での学習資格が無いと言っても過言ではありません。すべてのチーム作業では、各人の果たした役割が報告され、評価の対象となります。他人に頼らず、一人ひとりが高い参加意識を持って受講してください。
カテゴリー: 2010

情報システムの倫理と専門性(E)

年度 2010
科目名 情報システムの倫理と専門性(E)
教員名 小林 信武
授業概要 この授業は、情報システム全般について総合的に理解し、倫理観を持った高度な専門家として継続的な研鑽を続けることができる基礎的知識を習得し理解することを狙いとする。 情報システム専門家(プロフェッショナル)になる上で、情報システムとコンピューティングの基本と歴史、社会や企業と情報システムの関わり、情報システム産業と開発方法など全般について広く理解する。この知識に立って、情報システムに関する法と倫理、コンピュータ犯罪とセキュリティ、そして情報システム専門家への道筋について理解する。
授業計画 情報システムとは
コンピュータと情報システムの歴史
社会基盤としての情報システム
生活基盤としての情報システム
企業活動と情報システム
インターネットと情報通信システム
ネットビジネスと情報システム
情報システムの開発
情報システムの法と倫理
コンピュータ犯罪とセキュリティ
情報通信技術
情報システム専門家への道
評価方法 毎回の出席を基本とし出席点を30%、課題レポートを30%、期末試験を40%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次の通り、AA)理解度が非常に高い、A)理解度が高い、B)理解度は普通、C)理解度がやや不十分、D)理解度が著しく不十分。
教科書
参考書
メッセージ 情報システムは現代の情報化社会のあらゆる局面で基盤となっている。情報システム専門家は、これらの企業活動、社会基盤、生活基盤などの諸活動を支える専門家であり、これからの情報化社会の中で極めて重要な責務を負う。この授業では、情報システム専門家として知っていなければならない基本事項を学ぶとともに専門家としての遵法義務や倫理、自己研鑽を継続するための知識など幅広く学ぶ。テキストは授業時間中にPOWERPOINTで示すとともにeラーニングシステムで閲覧できようにする。
カテゴリー: 2010

Webプログラミング(E)

年度 2010
科目名 Webプログラミング(E)
教員名 池辺 正典
授業概要 近年、インターネットを利用したオンラインショッピングや企業内システムといったWebページから商品情報や企業内情報を管理するシステムが増加しています。これらのシステムはデータベースに蓄積されたデータをHTMLで作成されたWebページから利用者が情報を入力し、その情報に応じてサーバサイドのプログラムがデータベースのデータを操作するという構成となっています。この授業ではWebプログラミング言語として広く普及しているPHPを使用してWebアプリケーションを構築することを目的とします。
授業計画 Webコンテンツの構成
プログラミングの基礎(1)・・・PHPの記述方法
プログラミングの基礎(2)・・・変数と演算子
プログラミングの基礎(3)・・・処理の制御(1)
プログラミングの基礎(4)・・・処理の制御(2)
要件定義・・・データと処理の流れ
データベース・・・データベースの概要説明
SQL・・・データベース操作言語
システム設計(1)・・・データベース設計
システム設計(2)・・・画面設計、処理設計
システム実装(3)・・・画面作成
システム実装(4)・・・サーバサイドプログラミング
システム検証
ドキュメント作成
評価方法 出席を加味しながら、実技テストと課題などにより評価を行います。
教科書
参考書
メッセージ 近年のWeb2.0という単語に代表されるようにWebアプリケーションのあり方は日々変わっています。その中でも、この授業では、データベースに関する知識やPHPを用いたプログラミングなど、主にサーバ側での処理をテーマとして実習形式の授業を行います。
カテゴリー: 2010

国際文化協力演習 III(イスラームと開発)

年度 2010
科目名 国際文化協力演習 III(イスラームと開発)
教員名 青木 武信
授業概要 現在、イスラーム教徒は世界の人口の約5人に1人を占め、その多くは開発途上国にくらしています。また、イスラームは基本的に聖俗不可分で、生活のすべてが宗教的な規範(イスラーム法)に強く根ざしています。そのため、イスラーム社会では、開発もイスラームの教えに基づくことが求められ、実際にイスラームの教えを基盤とする開発が多数おこなわれています。こうしたイスラーム社会の開発をめぐる試みを理解することは、異文化間での国際協力・開発援助における、文化的価値の衝突をどのように乗り越えていったら良いのか、という課題を考える上でも大きな意味をもっています。そうした視点から、本演習では、イスラーム的な開発の事例についての論文の講読を通して、ムスリムたちがイスラーム的価値と開発における近代的な価値をどのように折り合いをつけているのかを、考えます。
授業計画 開発と文化:異文化間協力をめぐる可能性と課題
イスラームの基本:聖俗/政教/経教不可分性
イスラームにおける開発をめぐる議論
イスラーム市民社会論
イスラーム福祉国家論
ザカートとワクフ:イスラームの寄進制度
イスラームとボランティア/チャリティー
イスラーム的組織論
イスラームとNGO
イスラームにおける災害援助
イスラーム的環境保護運動
イスラームにおける社会開発/援助と政治的戦略
開発・環境をめぐるイスラーム社会との協力関係のあり方
まとめ:これからのイスラーム社会と開発
評価方法 毎回の出席を基本とし、論文講読時の活動により評価します。ただし、成績評価の基準は次の通り。AA)講読論文の内容を正しく理解し、発展的な議論を導くことができている、A) 講読論文の内容をほぼ正しく理解している、B) 講読論文の内容理解がやや不十分である、C) 講読論文の内容理解に若干の難点があるD)講読論文の内容をまったく理解していない。
教科書
参考書
メッセージ 異文化間協力について考えるときに、イスラーム社会の事例は大変興味深く、参考になるものです。国際開発協力事業に関心のある、あるいはそうした国際協力に携わりたいという受講生の積極的な参加をまっています。
カテゴリー: 2010

エアライン人材開発

年度 2010
科目名 エアライン人材開発
教員名 山口 一美
授業概要 日本において国際観光を発展させるために、エアライン・ビジネスは重要な役割を果たす。それは観光者が海外に出かける場合あるいは海外から日本に来る場合、いずれにおいてもエアラインが最も速く観光者を目的地まで移動させることのできる手段だからである。エアライン・ビジネスでは観光者を速く安全に目的地まで運ぶという使命を持つとともに、航空機を使って目的地に行き、観光やビジネスなどを行う、つまり手段としての役割をもつ。このような使命や役割を持つエアライン・ビジネスではどのような人材を開発、育成していくことが、安全性の確保や快適な旅を提供することにつながるのであろうか。本授業では、エアライン・ビジネスにおける人材の開発と育成について学ぶことを目的とする。講義に加えて、ビデオ教材も使用する。外部講師による講演からも学ぶ。
授業計画 1.オリエンテーション
授業の進め方、「エアライン・ビジネス」について
2.エアライン・ビジネスとは
(1)エアライン・ビジネスと安全性
(2)エアライン・ビジネスの特性
(3)空港の役割と仕事その1
(4)空港の役割と仕事その2
(5)エアライン・ビジネスとホスピタリティ
3.エアライン・ビジネスと人材開発
(1)エアライン・ビジネスと人材開発その1
(2)エアライン・ビジネスと人材開発その2
(3)日本のエアラインと人材
(4)海外のエアラインと人材
4.これからのエアライン・ビジネスと人材
(1)LCCと人材
(2)エアライン・ビジネスと環境保全
(3)これからのエアライン・ビジネスで望まれる人材とは
評価方法 出席点を30%、課題レポートを20%、期末レポートを50%の総合評価を行う
教科書
参考書
メッセージ 日本のエアライン・ビジネスは今まさに変革期を迎えています。これからのエアライン・ビジネスを担う人材はどのような人材なのか、講義を通して考えてみましょう。
カテゴリー: 2010

数的処理

年度 2010
科目名 数的処理
教員名 杉山 富士雄
授業概要 公務員試験には「数的推理」、「判断推理」という科目があり、大企業の採用試験ではSPI(適性検査)によって、新卒者の数学的能力の有無を調べる。そこで、本講義では中学校や高等学校で学んだ数学の復習をしながら、過去の出題傾向を分析していく。
授業計画 一次方程式・不等式
約数・倍数
比・割合
速さと距離・時間
座標とグラフ
仕事算と濃度
等差数列、等比数列
不等式とその領域
条件計算問題
二次方程式と解の公式
二次方程式の平方完成による解き方
二次関数の最大値、最小値
評価方法 出席・試験などの総合評価
教科書
参考書
メッセージ 毎回、問題プリントを配布するので、それを各自で解いて下さい。
カテゴリー: 2010

ミュージアムと地域開発

年度 2010
科目名 ミュージアムと地域開発
教員名 海津 ゆりえ
授業概要 ミュージアムは単なる情報提供や展示施設ではありません。時には地域の暮らしや自然のうつりかわりや文化などの記憶をとどめる大きな壺となり、過去と未来、来訪者と住民が交流する場となることもあります。まちの中に計画的に配置されたミュージアムは、人々の動線を変えて地域全体を活性化するしかけとなることもあります。 この講義では、ミュージアムが地域づくりや、地域住民の意識変化、観光の促進、市街地の活性化などとどのように関わっているかを事例を多数交えて学びます。ミュージアムはどのように地域開発とつながってゆくのか、一緒に考えましょう。
授業計画 理論編
ミュージアムの分類、カテゴリー
地域計画からみたミュージアム配置論
野外博物館、エコミュージアム、まち化するミュージアム
事例研究編
住民を変えるミュージアム
町を活性化するミュージアム
地域にとけゆくミュージアム
ミュージアムと地域づくり(ゲスト講義)
ミュージアム・プランナーに聞いてみよう
役場の方に聞いてみよう
ミュージアムづくりに参加した人に聞いてみよう
総括
評価方法 平常点(出席や授業態度、コメントなど)50%、期末レポート50%とします。レポートだけを提出しても単位にはなりませんので、注意してください。
教科書
参考書
メッセージ さらに学びたい関心の高い学生は、井上先生の博物館関連科目をあわせて履修すると良いでしょう。大学の周りにもミュージアムはたくさんあります。ぜひ講義期間内に訪れてみましょう。
カテゴリー: 2010

ビジュアル数学 I(E)

年度 2010
科目名 ビジュアル数学 I(E)
教員名 惠羅 博
授業概要 数学のコンピュータ応用ソフトMATHEMATICAを用いて、直感的に数学の概念を捉えられるよう、実習をとおして訓練する。初等的な式の計算や、高校数学でも扱った2次関数、三角関数などの初等関数、2次、3次方程式などの復習的な内容から始め、無理なく数学の世界になじめるような内容である。
授業計画 四則演算(マテマティカの基本操作)
無理数の計算
文字式の計算
因数分解と方程式
関数のグラフ
方程式とグラフ
直線と曲線
微分係数
導関数
評価方法 授業中に出す課題の達成度と学期末の試験の成績で評価する。
教科書
参考書
メッセージ 煩雑な手計算や数式処理をコンピュータにまかせることで、これまで数学を苦手としていた学生でも、数学の世界の様々な概念を無理なく理解できるようになるはずである。
カテゴリー: 2010

ビジュアル数学 I(E)

年度 2010
科目名 ビジュアル数学 I(E)
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 数式処理ソフトウェアを活用し、視覚化された数理現象の観察を通して基本的な数学概念を理解する。まず、中学校・高等学校で学んだ因数分解や方程式を、数式処理ソフトウェアを用いて復習する。続いて、関数のグラフをコンピュータで描き、方程式と図形の関係を理解する。さらに、多項式で与えられる関数の増減を、関数のグラフの接線の傾きから考え、微分係数の考え方に至る。それを元に、導関数を導入し、微分法の基本的概念について理解する。また、三角関数・指数関数・対数関数などについて、その基本的性質について理解する。 この授業では、各自がコンピュータを操作して、数理現象の実験・観察を通して、数学概念を理解する。観察結果から規則性や法則を見出す参加態度が重要である。
授業計画 数式処理ソフトウェアを使ってみる
有理数と無理数
文字式の展開と二項定理
因数分解と方程式
関数のグラフとその平行移動
方程式とグラフ
直線と曲線
微分係数
導関数
評価方法 期末試験の成績に出席状況を加味して評価する。
教科書
参考書
メッセージ この授業は、講義ではなく実習であるので、高い参加意識と意欲が必要である。教員を目指す諸君は、コンピュータを用いた学習支援のモデルとしても活用してほしい
カテゴリー: 2010