コーポレート・コミュニケーション論

年度 2009
科目名 コーポレート・コミュニケーション論
教員名 横内 清光
授業概要 会社と君たち自身の関係を考える講座だと思ってください。私たちは、なんらかのカタチで会社と一生つきあっていく。だとすれば、会社とは一体何なのだという素朴な疑問から主発してみたい。まして、世界経済が一瞬のうちに未曾有の恐慌に突入している現在、これから私たちのサラリーマンライフはどうなるのだろうという不安に答えをだすためにも、コーポレート・コミュニケーションは是非学んでおいたほうがいい。今は、従来の「広報論」の枠を越えた「会社論」が必要だと思われる。
授業計画 コーポレート・コミュニケーションとは? 企業広告との違いはどこに。
最新の新聞広告例から、企業からのメッセージを読み解く。 「エコ」が目立つのは、なぜ?
ステークホルダーという考え方を学ぶ。 企業を取り巻く利害関係者はたくさんいる。
誰にメッセージをとどけるか? 企業側から見たコーポレート・コミュニケーション。その1.
主要ステークホルダーが変わってきた。 株主なのか? 従業員・経営者なおか?
生き延びることが会社の目的である。 では、誰のための会社か?
コーポレート・ガバナンス理論からのアプローチ。
資本主義の原点に帰って会社を考えてみる。日本型経営とアメリカ型経営の違い。
優秀な企業とはどんな会社だろう? 生き延びることが会社の目的ならば、利益を追求することはどのような位置づけになるのか? ここで、日本の優秀企業例を研究してみる。
会社はどこへ行くのか? ものづくりへ戻るのか? 金融経済の行き過ぎ是正が会社の経営にどのような影響を与えるのか? 前半部分の授業の総括編。(※2回の講義にわたることあり)
改めて、会社とステークホルダーとのコミュニケーションのあり方を考える。
一人一人が従業員であり、消費者であり、地球市民であり、時には株主であったりする状況分析。
コーポレート・コミュニケーションの「5つの位相」を考える。
第1にマーケティング・コミュニケーション。 マーケティングとはなにか?
第2の位相、マーネージリアル・コミュニケーションを考える。
つい最近までは、ここでI Rを中心に考えてきたのであるが、次なる経営課題はなにか?
第3の位相、インナー・コミュニケーションを考える。
企業アイデンティティの危機に際して、経営者と従業員の関係は?、雇用の多様化の影響は?
第4の位相、ソシアル・コミュニケーションを考える。
地球環境問題は、企業が生き延びるための緊急課題になってきた。 いまなぜエコなのか?
第5の位相、シンタックス(統合分野)を考える。
企業の統合的ブランド価値について。企業イメージとはなにか? 換算できる価値なのか?
企業の社会責任(CSR)を考える。新経済主義が崩壊した後の社会的責任論をさぐる。
社会的責任を果たすことは、実利があるのか?それとも啓蒙的自己利益にすぎないのか?
前回の続編で、社会責任投資(CSI)の有効性を考える。
最近の研究では、CSIは実利が伴うことが解ってきている。新しい投資価値からの研究を見る。
コーポレート・コミュニケーションの未来について。
長続きする企業生命を、ブランド価値の視点から総括する。
評価方法 試験は論述式。基本的な理論を踏まえた、応用問題を出題する。出席点は10%の枠内。
教科書
参考書
メッセージ 2008年秋のアメリカ発の世界不況。「新自由主義」といわれる経済体制が破綻した。株主資本主義の優勢な理論に支えられたコーポレート・コミュニケーション理論はどう変わるのか? いま、世界中で「会社」が混沌状況に陥っている。会社とはいったい何者なのか? 資本主義はどこに行くのか? こんなことを考えながら、この講座を受講して欲しい。 (※授業は、毎朝、新聞を読むことから始まっていると思ってください。)
カテゴリー: 2009

社会と言語

年度 2009
科目名 社会と言語
教員名 岡野 雅雄
授業概要 この科目では、言語学から見た「社会と言語」のかかわりについて学びます。このテーマについては、社会言語学や、認知言語学などの言語学の諸分野で活発な議論がなされています。それらを参照しつつ、「言語の多様性」・「言語接触」・「言語と社会・文化」の3つを柱として、重要なトピックを見てゆきたいと思います。
授業計画 社会による言語の多様性
標準語・共通語・方言
男性語・女性語、レジスターなど
言語意識
言語変化—-世代方言など
言語接触—-ことばとことばが交わるとき
2言語併用(バイリンガリズム)
ピジンとクレオール
言語摩擦
言語と社会・文化
言語政策と言語計画
言語と偏見–言語的不平等、言語欠陥説など
言語と認識—-言語相対性仮説など
言語と認識(2)—-認知言語学の話題から
まとめ
※上記は、必ずしも学期授業予定回数と一致するものではありません。
評価方法 中間課題(20%)・期末試験(80%)によって評価します。
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール III

年度 2009
科目名 専門ゼミナール III
教員名 林 薫
授業概要 本ゼミでは国際開発協力を中心に国際協力全般をテーマとして扱います。7セメスターにおいては5、6セメスターの学習成果を基礎に、卒業論文の準備にとりかかります。基礎的な文献、資料、データの収集と分析が中心です。卒業論文の執筆にあたっては「世の中にどのようなメッセージを発出するかを重点的に討議します。また、テーマの選択は自由ですが、ゼミ全体で共通の柱を打ち立てることを目指します。また個々のテーマを通じてゼミ員全体の知識の共有を目指します。
授業計画 卒業論文の執筆準備(基礎的な文献、資料、データの収集と分析)
(以上は実際の学期授業実施回数とは一致しません)
評価方法 出席および授業への参加のレベルを考慮します。
教科書
参考書
メッセージ 世界で現在起こっている問題、起こりつつある問題、解決すべき事項などについて強い関心を持つことが必要です。
カテゴリー: 2009

政治学

年度 2009
科目名 政治学
教員名 藤嶋 亮
授業概要 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化しています。本講義では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や、概念、理論の枠組について整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るか?」、という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。
授業計画 ガイダンス/現代政治をどう見るか?
現代社会の変化
政治の役割・課題とは何か?
政治と権力
権力をめぐる諸理論
支配の正統性
エリート理論
現代民主政と非民主的体制
現代民主政の成立
「ポリアーキー」
全体主義体制と権威主義体制
民主化
現代民主政の制度と類型
政党の発展と変容
政党の役割と機能
政党の類型
政治家のリクルート
投票行動と政治意識
投票行動論
政治意識とマス・メディア
現代社会と公共性
NGOとNPO
市民社会と新しいデモクラシー論
評価方法 学期末の筆記試験によって、成績を評価します。
教科書
参考書
メッセージ レジュメを配布し、それに基づいて講義を進めます。政治学というと、難解そうな響きがあります。しかし、実際は、日々の生活の中の様々な体験や情報から、、社会や政治の問いに気づき、自分なりの答えを考えるための有効な手立てであり、魅力的な学問です。したがって、できるだけ新聞や、テレビ、インターネットなどを通じて、最新の情報に触れるように心がけてください。
カテゴリー: 2009

マンガ表現

年度 2009
科目名 マンガ表現
教員名 西野 公平
授業概要 この授業ではプロのマンガ家が行っている実際のマンガ制作を体験し、その過程でマンガストーリー独特の構成や表現について学んでいきます。その方法論はそのまますべてのコンテンツ制作に通じる基本概念でもあります。コンピュータ全盛の時代にあってもマンガ家は手書きで原稿を作り続けています。そしてその個人的な手作業の成果であるマンガから、アニメやゲームなどのビッグビジネスが生まれているのです。それはなぜでしょうか?その答えをぜひ自分たちの手を動かす事によって発見して欲しいと思っています。授業ではまずマンガの基本的な描き方、ストーリーの構成、構図の取り方、読者の興味を喚起する方法などを学びます。その上でオリジナルの1ページマンガを各自が原稿用紙にペンとインクを用いて描いていきます。理論だけでなく実際にオリジナルのマンガを描く事で、作家として、情報の発信者としての考え方、テクニックをより深く身につけることが最終目的です。
授業計画 (1)~(5)(集中1日目)
マンガ業界の現状やマンガ家の仕事の進め方などを紹介しながら、基本的な道具や考え方などを説明します。
午後からは実際にペンとインクを使って、原稿に線を引く練習をします。
(6)~(9)(集中2日目)
それぞれのアイデアを原稿用紙の上に作品としてどう結実させていくか。各自のアイデアを検討しながら、その方法を解説していきます。読者に対して意図をどう伝えるか、読者の興味や感情をどのようにして誘導するかがポイントになります。
(10)~(13)(集中3日目)
午前中いっぱいと午後3時までの時間を使ってそれぞれの作品の完成を目指します。
作品提出後、全員で合評を行います。絵の上手い下手ではなく、いかに作者の意図が表現されているかが評価のポイントになります。
評価方法 毎回の出席を基本とし、練習課題提出を30%、授業中の活動を含めた出席点を40%、最終日の作品提出で30%で評価する。成績の基準は以下のとおり。AA)提出作品に不備がなく、内容が特に優れている。A)提出作品に不備がなく、出題意図に応じた作品である。B)提出作品に不備はないが内容がやや不足している。C)形式、内容ともに若干の難点がある。D)課題がこなせていない。
教科書
参考書
メッセージ この科目は、実際にマンガを描いてみたい学生に向いています。またマンガが好きな学生、その中でも特にマンガの実情を知りたい人や実際のマンガではどんな工夫がされているのか?どんな効果を上げているかを知りたい学生には向いています。読んではいるが気づいていない、様々なマンガの裏の技術を知ることができるでしょう。
カテゴリー: 2009

日本語D

年度 2009
科目名 日本語D
教員名 清水 道子
授業概要 日本語Dの授業では、専門科目やゼミでのレポートなどに備えて、論理的に文章を書く能力(読解能力も含む)の育成をはかることを目的とする。また、そのために必要な文法・語彙等の復習も行う。日常使用する文章の書き方も練習したい。
授業計画 オリエンテーション
文章を書くために必要な基礎的な知識・技術
論理的な思考の組み立て方
文章の構成の意識化
評価方法 学期末にレポートを提出してもらうが、授業への取り組み方、出席を重視し、総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 文章を書くためには、読解能力も必要です。さまざまな文章を読み、自分の言葉でまとめるという意識を持ってください。また、論文作成だけでなく、日常使用する文章の書き方も取り上げたいと思っています。出席を重視します。
カテゴリー: 2009

文章演習E

年度 2009
科目名 文章演習E
教員名 塚原 政秀
授業概要 分かりやすい文章を書くためには、書くことに慣れることが必要です。たくさんの文章を書くことによって書き方のこつが分かってきます。また、毎日、活字にできるだけ触れるよう努力させます。活字に触れる一番簡単な方法は、毎日、新聞を読むことです。新聞記事は文学作品とは異なり、短い文章で構成されており、5W1Hの中に事実が凝縮されています。読解力を養わなければ、良い文章は書けません。メディアリテラシーを養うためにも作文のテーマはできるだけ新聞を読んでいなければ分からないような今起きている旬の素材を取り上げます。
授業計画 ≪授業ガイダンス≫
作文のテーマは必ず前の週に提示します。2008年春学期のテーマを参考にしてください。時事問題を中心とするためテーマはそのときに応じて変わります。
後期高齢者医療制度
山口県光市の母子殺害事件死刑判決
思いやり
憲法61歳
要約第1回
要約第2回
裁判員制度
つぐない
秋葉原無差別殺傷事件
オリンピック・五輪
テーマなし、自由な題で
まとめ
評価方法 出席点重視。出席点は40%。あとは授業中に書く作文、小論文で評価。A,B,Cの3段階で、特に良くできた場合は「S」も付けます。テストはしない。
教科書
参考書
メッセージ 文章を書くことが楽しくなってくれれば、しめたもの。そのためにも思いついたことを必ずメモしよう。素材がなければ、なかなか文章は書けない。メモは文章の源泉。原稿用紙に鉛筆で書いてもらう。ボールペン、万年筆は不可。辞書類の持ち込みは電子辞書含め可。原稿用紙はB4の大きさのものを必ず持参すること。鉛筆はBか2Bの濃いものでしっかり書いてほしい。
カテゴリー: 2009

食品学実験B

年度 2009
科目名 食品学実験B
教員名 笠岡 誠一
授業概要 食品学実験Aおよび講義(食品学総論および食品学各論)で得られた知識を元に実験を行う。フードスペシャリスト受験のための必須科目である。食品はタンパク質、脂質,糖質、水分などが複雑に影響しあい存在している。この科目では、主に、それら食品成分が食品の物性に与える影響について学ぶ。また、食品中の成分(タンパク質、脂質、水分等)の量を測定する。
授業計画 中和滴定(有機酸の測定)
ニンジンのビタミンC分解作用
電気泳動による卵白タンパク質の分離
回転粘度計による粘度の測定(ニュ―トン流体について)
食品のテクスチャー(咀嚼性、疑集性など)
牛乳成分(カゼインと乳脂肪)の分離
油脂の乳化(エマルジョンについて)
スナック菓子から脂質の抽出(ソックスレー抽出法)
アルコ-ル発酵
食物繊維の特徴
デンプンの糊化・糖化
たんぱく質の定量
水分の定量
ビタミン類の定量
無機質の定量(1)リンの定量
無機質の定量(2)カルシウムの定量
*学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 毎回の出席を基本とする。授業毎に作成するレポートを80%、授業態度(実験に取り組む姿勢)を10%、小テストを10%の割合で評価する。提出期限を超えたレポートは受け取らない。考察の内容を重点的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 食品学実験Aで行った基礎的な操作をもとにより高度な実験を行う。「普段食べている食品がどんな成分でできているのか自分の目で確かめる」という気持ちで実験に参加してほしい。
カテゴリー: 2009

財務会計情報

年度 2009
科目名 財務会計情報
教員名 石田 晴美
授業概要 財務会計とは、企業外部の利害関係者に当該企業の経営成績と財政状態を財務諸表(貸借対照表や損益計算書等)を通して報告する会計である。そして、その目的は、財務報告の利用者が意思決定を行うのに有用な情報を提供することである。本講義では、財務会計の基本的な考え方を学習するとともに、わが国の会計基準(財務諸表作成のルール)を学ぶ。
授業計画 講義ガイダンス
簿記復習
<総論>会計の意義と役割
<総論>会計制度の理論と体系
<総論>企業のディスクロージャー
<資産会計>総論、当座資産
小テスト
<資産会計>有価証券、デリバティブ
<資産会計>棚卸資産
<資産会計>有形固定資産-減価償却
<資産会計>有形固定資産-減損
<資産会計>その他の資産(繰延資産等)
小テスト
<負債会計>総論、借入金、引当金等
<負債会計>リース、社債
<負債会計>退職給付引当金
<負債会計>資産除去債務
<純資産会計>新株予約権など
小テスト
<損益会計>総論、収益・費用の認識規準
<損益会計>工事進行基準
<損益会計>税効果会計
キャッシュ・フロー計算書
外貨換算
企業結合会計
連結会計(1)
連結会計(2)
総まとめ
評価方法 小テスト3回(60点)と定期試験(40点)により評価する。評価基準は次のとおり。AA)90点以上、A)80点以上、B)70点以上、C)60点以上、D)60点未満。ただし、定期試験の結果が著しく悪い場合には小テストの結果如何にかかわらずD評価とする。
教科書
参考書
メッセージ 簿記の基礎知識を有していることが望ましい。
カテゴリー: 2009

フランス語 I

年度 2009
科目名 フランス語 I
教員名 新宅巌・溝口ファビエンヌ
授業概要 フランス語を楽しく学ぶクラスです。テキストは文法、読解、文明、コミュニケーションの四つの要素を取り入れたものでヴァラエティーに富んでいます。もっともそのすべてをこなすのは時間的に無理なので、それぞれの課のディアローグ(対話)を中心に授業を進め,コミュニケーション力のアップをねらいます。
授業計画 新宅と溝口がリレーしながら4課までを終えたいと思っています。
基本動詞(etre , avoir ,-er 動詞)をマスターすることが最重要。
評価方法 期末テスト(50%)および小テスト(20%) 毎回の授業への参加(30%)も重視します。新宅と溝口がそれぞれ評価をもちより、総合して成績をつけます。どちらかの授業に欠席ということでは成績がつきませんから、注意してください。
教科書
参考書
メッセージ 新しいことばを学ぶことで見えてくるものがあります。ただし根気がいります。欠席がちになると付いていけなくなりますからとにかく出席すること。では がんばって!
カテゴリー: 2009