表計算とデータベース

年度 2009
科目名 表計算とデータベース
教員名 牧野 倫子
授業概要 近年では、自分の部門の業務にコンピュータを活用するようなり、エンドユーザ部門の中にもコンピュータについての知識や技術を有する人材の育成が必要となっており、そのための資格試験も行われるようになった。本講義では、習得必要なテーマのうち、表計算とデータベースについて行う。【表計算】 表計算の代表的なソフトにエクセルがあるが、そのようなソフトを有効にかつスムーズに利用するために、絶対参照・相対参照の概念や、データの分析や整理を行うための重要な関数の使用法などを中心にわかりやすく説明を行う。さらに演習、過去問を通じ知識の定着を図る。【データベース】 従来のデータ管理では、それぞれのプログラムとに専用のデータファイルが作成されデータの互換性がなかったが、プログラムからデータを独立させデータベースを構築し、複数の利用者やプログラムに対してデータを共有することによってデ-タの有効利用ができるようになった。本講義では、データベースを設計する際に必要となる技法E-R図、表のデータ構造を適切なものにする正規化、表を定義したり表を操作したりするために開発されたデータベース言語SQLについて説明をし、演習、過去問を通じて理解を深める。講義の前半回は表計算、後半回をデータベースと分けて行う。
授業計画 表計算
表計算ソフトの基本構造
セルの複写とセルアドレスの調整
絶対参照と相対参照の違い
”$”をどうつける?
表計算ソフトで使用される関数
関数の種類
IF関数
その他の関数
演習、過去問にチャレンジ!
表計算 小テスト1
データベースの概論
データベース
データ
データベースとファイル
データベース管理システム(DBMS)
データモデリング
関係データベースの設計と正規表現
キー項目
表の正規化
操作機能の演算
データベース言語SQL
定義言語CREATE
操作言語INSERT、DELETE、UPDATE
操作言語SELECT
・問い合わせ FROM
・重複行削除 DISTINCT
・抽出条件 WHERE
・集計関数 SUMなど
・並び替え ORDER BY
・グループ化 GROUP BY
・グループに対する検索 HAVING
・結合問合せ
・副問合せ
・存在検査 EXIST
・その他
演習、過去問にチャレンジ
データベース 小テスト2
午後問題に対応できる応用問題にチャレンジ!
評価方法 毎回出席することを基本とする。出席回数による点と提出物の有無、内容に関する点で30%、2回行う小テストの点で70%を評価する。
教科書
参考書
メッセージ 一般的にも非常に有用な内容ですのでしっかり習得してください。
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社会科・公民科教育法 I

年度 2009
科目名 社会科・公民科教育法 I
教員名 奥田 孝晴
授業概要 新制中学校の誕生(1947年)と同時期に中学校社会科は発足した。その展開は戦後社会の発展と軌を一にしており、教育実践はすでに半世紀以上を経たこととなる。中学社会科の基本的目標は科学性・総合性を基礎とした平和的国家を希求する公民の育成にあり、その要請に応えるものとして時代に対応して内容を変えてきた。一方、高等学校にあっては社会科の再編が近年進み、「地歴科」・「公民科」への分岐を経験するに至った。本講座では戦後「社会科」の位置づけが社会の変化に応じてどのように変容を遂げてきたかを概括したうえで、現在の中学校社会科(特に「公民分野」)・高等学校公民科カリキュラム内容や構造の分析と、中学・高校における授業実践例、教科教育法の幾つかをケーススタディーとして取り上げ、考察したい。また、対象が国際学部学生であることをふまえ、社会科・公民科教育の国際的比較や、発展途上諸国における、いわゆる「開発教育」の実践例にも言及する予定である。
授業計画 戦後日本の中等社会・公民教育の変遷(1947年~高度成長期まで)
戦後日本の中等社会・公民教育の変遷(1970年代以降~)
中学校社会科「公民分野」カリキュラムの内容と構造
高等学校公民科カリキュラムの内容と構造
教科教育法/授業実践例研究-いわゆる「正統型」の知識伝達指向教育をめぐって(1)
教科教育法/授業実践例研究-いわゆる「正統型」の知識伝達指向教育をめぐって(2)
教科教育法/授業実践例研究-「体験知」を重視する社会科の授業をめぐって(1)
教科教育法/授業実践例研究-「体験知」を重視する社会科の授業をめぐって(2)
教科教育法/授業実践例研究-「参加と情報の創造型」としてのwebbing topic teaching(1)
教科教育法/授業実践例研究-「参加と情報の創造型」としてのwebbing topic teaching(2)
社会科・公民科教育の国際比較研究(欧米)
社会科・公民科教育の国際比較研究(東アジア)
「開発教育」をめぐって-発展途上諸国の社会環境と教育
「開発教育」をめぐって-informal educationとenpowerment を考える
まとめと総括
評価方法 出席、課題発表、期末レポートなどを総合的に評価する。(出席・課題:1/2、レポート:1/2)なお、レポート課題部分についての成績評価基準は次のとおり。AA)内容が非常に優れており、題意に良く対応している。A)内容が優れており、題意に良く対応している。B)内容は標準で、題意に沿っている。C)内容は乏しいものの、題意には沿っている。D)内容が乏しく、題意が踏まえられていない。
教科書
参考書
メッセージ この講座は中学校や高等学校の教員を真摯に目指す学生諸君のためのものであり、中学「社会」・高校「公民」教員免許を取得するためには“避けては通れない”多くの出会いの機会でもあります。「education」という言葉は、もともと「個々に秘められている能力・個性を引き出すこと」を意味しており、あくまでも個人の主体性を重んじることが教育の原点です。温かく、心優しく、そして冷静な判断力を兼ね備えた教員に育って欲しいとの願いを込めて、また、国際学部学生にふさわしい複眼的思考と、社会的弱者の「痛み」が分かる温かい感性、そして逞しい行動力のある教員に育ってほしいとの期待を込めて、この講座を開きたいと思います。
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時事解説A

年度 2009
科目名 時事解説A
教員名 川村 二郎
授業概要 乱世に、ただ存在するだけの「人在」で終わるか。それともチャレンジを続け、「人材」、さらにはその上の「人財」になるか。それは、体と頭をどこまで鍛えるかにかかっている。まずは体力である。どんな仕事も、一に体力である。新聞記者の仕事が頭脳労働だと思ったら、間違いである。さらに必要なものは好奇心と笑顔である。頭を鍛えるのに最も確実な方法の一つは、文章を書くことである。一度でも文章を書いたことのある人なら、わかるだろう。文章を書くことは自分を見つめることだ、ということを。この講座では読売新聞の朝刊一面に、火曜日から土曜日に掲載される竹内政明論説委員のコラム「編集手帳」などを教材に社会事象を考える。講義中に学生を指名し議論するので少なくとも「編集手帳」を読んでおく、コラムを持参することが履修条件である。自宅購読や大学図書館で読むか、「社説・コラム 読売新聞」でネット検索し「編集手帳」で一週間分のコラムを印刷して読むことも可能である。文章を書くときになくてはならないのが辞書である。言葉の意味や使い方で、少しでも疑問に思ったときは、辞書を見ること。辞典は大きいもののほうが良い。毎授業、国語辞典を持参してください、電子辞書は不可です。
授業計画 オリエンテーション
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
新聞コラム 各種報道
評価方法 毎回の出席を基本として、授業中の議論や演習、宿題、期末の課題レポート(800文字)で総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 「読者がスラスラと読める文章は、書く人が苦労しているんです。読みにくい文章は、筆者がスラスラ書いているんじゃないかな」と直木賞作家の海老沢泰久さんに聞いたことがある。僕は2年間朝日新聞夕刊に250字の小さなコラムを連載した。早い時で3時間、どうかすると6、7時間かかった。2年間スラスラと書けた日は、一日もない。
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専門ゼミナール III

年度 2009
科目名 専門ゼミナール III
教員名 奥田 孝晴
授業概要 ゼミナール4年次(ゼミ III & IV )では、卒業論文の作成、執筆、発刊をめざす。4年間(或いはそれ以上?)の「知の集大成」として、一生記憶に残る知的探究を送って欲しい。またそのために、指導教官として最大限の指導援助を惜しまない!
授業計画 教育支援課にお問い合わせ下さい。
評価方法 日頃の知的活動全てが評価の対象である。
教科書
参考書
メッセージ
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現代世界経済論

年度 2009
科目名 現代世界経済論
教員名 奥田 孝晴
授業概要 講座の名のとおり、現代世界経済に関する実態と諸問題を考えていく。グローバル資本主義と呼ばれる今日の世界経済の一体化状況を踏まえ、資本、商品、労働力の移動がもたらすダイナミクスを、いろいろな視点から見ていこう。講座は1テーマ数時間をかけて進めてゆくが、簡単なマクロ、ミクロ経済学の知識を解説しつつ、後半では地域経済統合など、最近の国際経済学の基本的問題にも焦点をあてたい。ごく入門的な話が多いと思うので、「経済」の苦手の諸君も来て欲しい。
授業計画 現代世界経済を学ぶために・・・国際経済学の考え方いろいろ
戦後世界経済の変遷と今日の国際経済・・・IMF-GATT体制を巡って
国際貿易の理論と実態・・・貿易はなぜ発生するのか、その理論と現実。
自由貿易か保護貿易か・・・簡単なミクロ経済学理論をもとに考える。
現代の企業と国際的投資の実態・・・多国籍企業と海外投資
南北問題の実相と低開発諸国の経済離陸をめぐって
現代世界の地域経済統合・・・欧州、東南アジア、環太平洋他
評価方法 テキストおよび事前に配布するプリントをベースに話を進めていくが、ごく一般的ながら、「出席」・「授業時の積極性」は評価の重要な要素だ。また、学期末にはレポートもしくは試験を課す予定。(レポート:2/3、出席、プレゼン、小テスト:1/3)なお、レポート課題部分についての成績評価基準は次のとおり。AA)内容が非常に優れており、題意に良く対応している。A)内容が優れており、題意に良く対応している。B)内容は標準で、題意に沿っている。C)内容は乏しいものの、題意には沿っている。D)内容が乏しく、題意が踏まえられていない。
教科書
参考書
メッセージ 国際学部には「経済学」全般にいわれなき嫌悪感を持っている学生諸君が多いような気がする。しかし、経済学は「この世の中」の実相を解析する上で欠かせない知的な武器である。多少の原理原則を理解すれば、得られるものは限りなく多い。なるべくわかり易く解説していくので、多くの諸君に参加して欲しいものだ。蛇足ながら、少々疲れている時には、ギターライブもやってみっか・・・まずは御参加を。
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プロジェクト演習 I

年度 2009
科目名 プロジェクト演習 I
教員名 石井 信明
授業概要 プロジェクト演習(I、II、III)は第2セメスターから第6セメスターに配置されている必修科目です。プロジェクト演習は教室での通常の講義型授業とは学習方法が異なり、学生の主体的・能動的な授業への参加姿勢が求められます。プロジェクト演習(I、II、III)では、「ものづくり」の計画立案と計画通りに進めていくための様々な工夫・手法、実際の「ものづくり」と専門知識・技術との関係理解、共同作業におけるコミュニケーションの役割や技法、協調作業における情報共有と手段などの大切さを、グループ協調作業による「ものづくり」をとおして気づくこと、プロジェクトを進める上での基本的な手法やスキルを身に着けることを狙いとしています。このプロジェクト演習Iでは、以後のプロジェクト演習IIおよびプロジェクト演習IIIを進めるのに必要な基礎的な事項を学習します。共同作業におけるコミュニケーション、チームワークとリーダーシップ、役割分担と協調、情報共有などの大切さに気づくことを学習の到達目標とします。
授業計画 第1回 オリエンテーション (予習:なし)
・この授業の狙いと評価基準 ・授業の進め方・グループ分け (6名/チーム、10チーム(以内)/クラス)
・グループ名決め ・グループ代表者決め
第2回 課題プロジェクト(1)の説明(予習:著作権と情報倫理(e-ラーニング))
・課題プロジェクト(1)の説明・授業で利用するICT(Information&Communication Technology)環境・会議の進め方(e-ラーニング)・グループごとのミーティング
第3回~第5回 課題プロジェクト(1)の遂行(予習:報告書の書き方(e-ラーニング))
・進捗報告 ・質疑応答
第6回 発表資料作成
・成果物のまとめ・レビュー(作業過程、反省点、次のプロジェクトへの留意点)
第7回 課題プロジェクト(1)の発表会
・グループ発表・チェックシートによる他のグループの評価
第8回 課題プロジェクト(2)の説明
・課題プロジェクト(2)の説明・グループ代表者決め
・グループウェアの使い方
・前回の反省点をふまえた課題プロジェクト(2)の作業計画
第9回~11回 課題プロジェクト(2)の遂行 (予習:発表評価の集計)
・進捗報告 ・質疑応答
第12回 発表資料作成
・成果物のまとめ ・レビュー(作業過程、反省点、前回の反省点を生かせたか)
第13回 課題プロジェクト(2)の発表会(クラスごと)
・グループ発表・チェックシートによる他のグループの評価
第14回 課題プロジェクト(2)の発表会(全クラス)(予習:発表評価の集計)
・3クラス合同での発表会
・課題プロジェクト(2)の発表会の評価で上位となったグループの発表
評価方法 到達目標について、以下を総合的に評価します。・グループ発表会(第1回目、第2回目)の評価・具体的な評価基準とレベルに基づくグループメンバー個人毎の貢献度・グループメンバー個人毎の作業報告書の内容
教科書
参考書
メッセージ この授業での学習目標は、教員から知識や技術を教えてもらう受身の姿勢で得られるものではなく、創造的な「ものづくり」共同作業の体験を通して「創造的協調作業のつぼ」を会得していくことです。これにより、情報システム学科が提供している様々な専門科目への知的興味が沸いてくること、理論と実践を結びつけることの大切さが理解できることを期待しています。
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専門ゼミナール I

年度 2009
科目名 専門ゼミナール I
教員名 金井 惠里可
授業概要 春学期は毎週全員に、新聞記事から関心のある題材を選んで10分程度の報告と質疑応答をしてもらいます。新聞を読むことは社会人になる準備として必要不可欠です。最初はチンプンカンプンだった政治・経済の記事も、3ヶ月読み続ければスッと頭に入るようになり、質疑応答によって皆で社会事象に対する見方・考え方を深めあうことができます。その上で興味のあるテーマを見つけた人から、卒論の準備に少しずつ入っていきます。
授業計画 オリエンテーションと自己紹介
新聞記事の紹介と質疑応答①
新聞記事の紹介と質疑応答 ②
新聞記事の紹介と質疑応答③
新聞記事の紹介と質疑応答④
新聞記事の紹介と質疑応答⑤
新聞記事の紹介と質疑応答⑥
新聞記事の紹介と質疑応答⑦
卒論プラン(案)の報告①
卒論プラン(案)の報告②
卒論プラン(案)の報告③
評価方法 毎週の報告と質疑応答の内容を平常点として評価します。
教科書
参考書
メッセージ 参考までに昨年度卒業生のテーマは、地方都市におけるまちおこしと景観保全、横浜市と神戸市の明治期洋風建築の保存手法の比較研究、児童虐待防止法の歴史と現状、児童の生育歴と少年犯罪との関係、少年による尊属殺事件の系譜、個人情報保護法が企業のプライバシー保護方針にもたらした影響、在日日系ブラジル人子弟の教育問題、でした。
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キャリア研究C

年度 2009
科目名 キャリア研究C
教員名 小林 信武
授業概要 キャリアとは、仕事を通して築いていく人生行路です。職業を選択し職務能力を向上させ生きがいを見出していくことは人生の最重要課題です。人生経験の少ない若者には、「どのような職業を選び如何に能力を向上させていくべきか?」で悩みを抱えるものが少なくない。本授業では、(1)人生におけるキャリアの位置付け(2)時代の変遷を軸に、社会、職業の実際と課題(3)求められる能力を理解させる。これを受けて、受講生に自己分析に基づいたキャリアデザインをさせる。情報学部生の特性も考慮する。実施には、eラーニングを活用し受講生に課題を与え考え記述させる。また、放送メディアを活用することにより実際の企業活動の実態も理解させる。
授業計画 キャリア研究とは?
授業の目的、進め方のオリエンテーション
人生とキャリア
人生の特徴とキャリアの位置付け、キャリア形成の諸問題について解説
自分とは?
自分を知ることは出発点、これまでの自分を振り返りこれからの自分を考えよう。
将来の自分とキャリア
キャリアの選択は、「自分に適した職業を選ぶ」と「社会が必要とする職業に適した人を選ぶ」のマッチングです。雇用形態の変化や現状も示す。
時代を知ろう
キャリアはその時代によって大きな影響を受け変遷する。これまでの半世紀の変化と今後の半世紀を考える。
社会を知ろう
社会と人の関係、ビジネス社会の実際について解説する。
職業を知ろう
“職業とは?”はキャリア研究の中心課題。業界や業態、職種を解説。
キャリアと基本能力
キャリアの前提になる自我の確立、基礎力について述べる。
大学時代を如何に過ごすか?
大学時代は社会人になる準備期間。如何に過ごすかが人生をキャリアを左右する。
キャリアパスと能力開発
キャリアパスとそれに必要な基本能力、専門能力の開発について解説。
キャリアデザインをしてみよう
自己分析、興味を持つ業種と職務、基本能力を踏まえ、キャリアデザインさせる。
情報学部生のキャリアデザイン
情報学部生としての特性や優位性を理解させる。
持続的なキャリアアップのために
キャリアは一生の問題、時代や状況の変化の中での対処について解説。
社会とビジネスの実相
テレビ放送番組「企業の履歴書」を放映し、各企業の経営者の経営理念、働く人の生きがい、苦労などを理解させる。各回の授業に組み込む。
評価方法 毎回の出席を基本としアンケート回答を含めた出席点で35%、キャリアデザイン関連の課題で25%、3回予定している課題レポートを40%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次の通り。AA)理解度が高く、自己の意見が明確である、A)理解度あるいは意見のいずれかが普通、B)理解度、意見のいずれも普通、C)理解度、意見が不十分、D)理解できていない、また自己の意見が不明
教科書
参考書
メッセージ キャリア形成は、就職という狭い目的でなく一生の課題です。また、個人個人で異なるものです。キャリア“研究”の名の通り、受講生と教官の双方向コミュニケーションで意義のある授業にしよう。
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情報処理概論

年度 2009
科目名 情報処理概論
教員名 石井 信明
授業概要 情報システム学科に入学した学生諸君の中には、これまでコンピューターや情報処理になじみがなかった人も多いだろう。しかしこれからはそれらに関する科目を専門科目として履修しなくてはならない.また高校時代にそれらについて一応の知識を持つ機会があった人も、さらに高いレベルを追求するためにはもう一度基礎を整理し直すことが必要になるだろう。この授業の目的は、学生諸君がコンピューターに関して知識を持っていることを前提にしないで、今後専門科目を理解する際に役立つと思われるごく基礎的な知識を、バラバラにならないようできる限り体系的に身につけるのを支援する事である。授業ではまず情報処理システムとは何かを述べる。続いて情報処理システムを構成する重要な要素の一つであるハードウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。おわりにもう一つの重要な構成要素であるオペレーティングシステムなどの基本ソフトウェアの概要とその機能の基礎を紹介する。 なお本授業では、「情報処理に関する基本的な知識を挙げ、説明することができる」、「ハードウェア、ソフトウェアに関する基本的な知識を挙げ、説明することができる」ことを達成目標とする。
授業計画 情報処理とは:データと情報
情報処理の進化と産業界での利用
コンピュータの基本(1):ハードウエアとソフトウエア
コンピュータの基本(2):データの表現とコード
情報処理演習(第1回):データ表現とアルゴリズム
ハードウエア基礎(1):ハードウエアの基本構成と進化
ハードウエア基礎(2):命令の表現方法とCPUの基本動作
ハードウエア基礎(3):記憶装置の構造と特性
情報処理演習(第2回):コンピュータの動作と制御
ソフトウエア基礎(1):プログラムの基本概念
ソフトウエア基礎(2):OSの役割と進化
ソフトウエア基礎(3):OSの基本機能 プロセス管理、メモリ管理、入出力管理、ファイル管理
ソフトウエア基礎(4):アルゴリズムの基本
情報処理演習(第3回):アルゴリズムの作成
情報処理概論総合試験
評価方法 授業の達成目標への到達度合いを定期試験により計測し、成績として評価する。出席は必要条件とし、成績への直接の反映は行わない。成績評価は次の通り。(AA)達成目標をほぼ90%以上満たしている。(A)達成目標をほぼ80%以上満たしている。(B)達成目標をほぼ70%以上満たしている。(C)達成目標をほぼ60%以上満たしている。(D)達成目標に対し、60%未満の達成度である。
教科書
参考書
メッセージ このような基礎的な科目では、基本的な事柄をきちんと理解し、自分のものにすることが必要です。疑問があれば、いつでも遠慮なく質問をしてください。 これまでの実績では、出席と成績には強い関係があります。毎回、必ず出席するようにしてください。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール I

年度 2009
科目名 専門ゼミナール I
教員名 篠原 靖
授業概要 本年10月に観光庁が開庁され日本の観光も次世代に向け大きな転機を迎えています。国際観光時代を迎えた現在、観光業界では『旅』の基礎知識をしっかり身に付けた人材が必要とされています。本ゼミは、はじめて観光を学ぶ学生を中心に最も基本となる観光の知識をわかりやすく学びます。いくつか、事例を挙げれば、旅行とは何か?我国の『旅』の歴史を江戸時代から現代まで遡るともに、未来の旅として具現化している宇宙旅行に至るまで、世界のたびの歴史と特徴を学びます。 さらには衣・食・住・旅・・・・といわれるように、人間が旅に出たくなる潜在欲求と顕在欲求を検証したり、欧米人の『旅行』と日本人の『たび』の楽しみ方の違いなども楽しくわかりやすく学びます。
授業計画 (1)ガイダンス
一年間の授業計画を発表します。そして『学びたい』『興味深い』と学生が感じている観光事例を調査し授業に取り入れて行きます。
(2)文献研究とロールプレイング
課題図書を通してのロールプレイングを行います。テーマ毎の必要知識をゼミ生全員で共有します。
(3)フィールドワーク
世界一のタワー『東京スカイツリー』完成後の東京下町観光を研究分析し、観光まちづくりに必要な観光素材の見つけ方・商品加工・流通・受け入れ・の5段階をグループ毎に研究します。
(4)合宿の実施予定
評価方法 ゼミへの出席状況、発表や討議参加の積極性、レポートの内容等を総合的に判断して評価します。
教科書
参考書
メッセージ 楽しくなければ『たび』ではない!!旅のゼミも楽しくなくては『ゼミ』ではない!!これを合言葉に家族的な雰囲気で楽しく、キッチリ学んでもらいます。
カテゴリー: 2009