文章演習B

年度 2009
科目名 文章演習B
教員名 野地 安伯
授業概要 文章演習Aは、文章表現の基礎力を養うものであった。本授業はその内容を踏まえて展開する。「達意の文」を書くことを目標に、随想文、論述文、案内文、紹介文、手紙文などの書き方の講義と実作を行う。提出作品は、添削・評価して返却する。
授業計画 上記の各種の文章について、2~3時間ずつ演習を行う。割り当てる分量は、それぞれの文章の性質と、受講生の表現力の実態に応じて決める。この中では、論述文を書くことを苦手としている人がかなり見受けられるので、できるかぎり演習の回数を多くしたい。仕上げの時期には、600字程度の文章を時間内に書き上げることを目標にしている。
評価方法 (1)毎回の出席状況を基本とし、これに提出作品の評価を加え、総合的に評価する。
(2)「出席点」(単に出席するにとどまらず、積極的に授業を受ける態度を加味した点)を40%、提出作品を60%の割合で評価する。段階は次のようになる。AA)出席点が高く、提出物も授業内容をよく理解した極めて良い作品である。A)出席点が高く、提出物も授業内容を理解した良い作品である。B)出席点が基準に達し、提出物も授業内容をおおむね理解した作品である。C)出席点が低く、提出物の仕上がりの度合が低い。D)出席点が極めて低く、提出物の評価も低い。
教科書
参考書
メッセージ さまざまな種類の文章が書けるということは、実社会において大変役に立つものです。しかし、それを書く訓練を行ったり、添削を受けたりする機会はなかなかないのが実情でしょう。この授業を通して、文章表現力をさらに磨いてください。皆さんの生き生きとした作品に接するのを楽しみにしています。
カテゴリー: 2009

現代社会と文化

年度 2009
科目名 現代社会と文化
教員名 上谷 香陽
授業概要 この講義では、文化と社会の関連について社会学の発想で考察します。「文化」という言葉はそもそも、明治時代以降に、英語のcivilizationやcultureあるいはドイツ語のKulturの翻訳語として使われ始めた、比較的新しい言葉です。今日文化と総称される一連の人間社会現象は、翻訳語「文化」の登場を含む、日本の近代社会化の中で生み出されてきました。講義では産業社会、国民国家、性別をキーワードに、現代社会が明治以降の近代社会化の過程に位置づけられることを理解します。その上で、わたしたちの日々の生活に見出せる身近な文化現象を題材に、文化のあり方が社会のあり方といかに関連しているかを社会学します。最終目標は、受講者各自が自分自身の関わっている文化現象を題材に、自ら社会学的に考察してみることです。受講者が問題意識を持って授業に参加できるように、予習課題や授業コメントのやり取りを取り入れて進めます。
授業計画 オリエンテーション
現代社会の文化の諸相
社会とは何か
予習課題1:『翻訳語成立事情』から「まえがき」と「社会」
文化と近代社会
学校教育と産業社会
予習課題2:『遅刻の誕生』から「子どもに時間厳守を教える」
雑誌と男女別の文化
ナショナルメディアとしてのテレビ
予習課題3:『メディア文化論』から「テレビが家にやってきた」
産業社会と消費文化
服装と性別
予習課題4:『文化の社会学』から「ファッション」
化粧と性別
グローバリゼーションの中のファッション
予習課題5:『マリクレール』から「フェアトレードレポート」
フェアトレードとファッション1
フェアトレードとファッション2
現代社会と文化を学んで
予習課題6:授業の講評
評価方法 出席1回1点×14回=14点満点(遅刻や早退は減点)、授業コメント1回1点×14回=14点満点、予習課題1回3点×6回=18点満点(締切に遅れた場合は減点)、学期末レポート54点満点の合計。学期末レポートは、以下の4段階で評価。(AA:授業を十分に理解し身近な文化現象について社会学的に新たな発見を提出している、A:授業を十分に理解し身近な文化現象について社会学的な考察ができている、B:授業の理解について多少の誤解があるが身近な文化現象を社会学的に考察しようと努力している、C:授業の理解は不十分であるが身近な文化現象を考察しようと努力している)。なお単位修得のためには、予習課題全ての提出と出席2/3以上を必要とする。
教科書
参考書
メッセージ この授業で重要なことは、「文化」や「社会」について考えるとはどういうことかを、受講者各自が自分の興味関心を持って、自ら思考実験してみることです。そのために、この授業では予習課題としてA4版用紙1枚程度の小レポート(計6回)を指定された授業の前日までに提出してもらいます。これは高校までの「宿題」とは違います。受講者各自が自分自身の問題意識を持って、授業の議論に積極的に参加するための準備です。提出された予習課題や授業コメントは授業の教材として使います。この授業をとおして、高校までの勉強と大学での「勉強」の違いを理解し、身に付けていってください。なお、受講希望者は、特別の理由がない限り、第1回目のオリエンテーションに必ず出席して下さい。
カテゴリー: 2009

文献講読

年度 2009
科目名 文献講読
教員名 日吉 昭彦
授業概要 この授業では、『プロセスが見えるメディア分析入門 – コンテンツから日常を問い直す』(藤田真文・岡井崇之編、世界思想社、2009年)を輪読します。 この書籍は、テレビ・ドラマやバラエティ番組、スポーツ番組、コマーシャル、雑誌記事など、さまざまなメディア素材を分析するための方法を解説したものです。 輪読(受講者がレジメを作って発表する方式)を通じて、身近なメディア文化の分析の多様なアプローチを学習し、実証研究の進め方を考えていきます。また、研究成果をレジメとしてまとめて整理する方法や、レポートや論文に研究成果を引用する場合の資料の用い方などアカデミック・ライティングの方法、プレゼンテーションの仕方などを身につけることも合わせて目標とします。 教科書では、『熱闘甲士園』や『行列のできる法律相談所』『ビューティコロシアム』といった人気のテレビ番組が鋭く分析されています。また、ドラマを使った歴史の学習、メディアから理解するエスニシティやジェンダーについての考察・・・など多様な論考が収められています 授業では、輪読の後に実際にメディアを分析して、ディベートを行うなどの時間も設けます。
授業計画 1 イントロダクション:授業の進め方
2 – 12 文献の輪読・発表・プレゼンテーション・ディベート等
3 全体のまとめ
なお、レジメの作り方、アカデミック・ライティングの方法、プレゼンテーションの仕方など、随時、資料や講義の時間も設けます。
評価方法 個別の発表をはじめ、授業への取り組み等を主な平常点として70%の割合で評価します。また、期末に行う課題レポートを30%の割合で評価します。成績評価の規準は、AA) 平常点・課題レポートともに取り組みが特に十分である、A) 平常点・課題レポートともに取り組みが十分である、B)平常点・課題レポートで授業の目標に到達できている、C)平常点・課題レポートで授業の目標にやや到達できている、D)課題がこなせていない、とします。
教科書
参考書
メッセージ 身近な素材を扱ったテキストの輪読から、学術書を読み込む楽しみを知ってほしいと思います。また、ゼミナールでの討論や卒業研究での文献利用などの際のトレーニングにもなると思いますので、積極的に参加してください。なお、一冊を輪読する方式ですので、テキストは購入してほしいと思います。
カテゴリー: 2009

文章演習D

年度 2009
科目名 文章演習D
教員名 川村 二郎
授業概要 文章は、料理と似ている。料理の命がネタであるように、文章もまたネタ、題材が命である。どう書くかではなく、何を書くか。How to write.ではなく、What to write.肝に銘ずべきはこのことである。料理も文章もネタがよくなければ、目先はごまかせても、客や読者を納得させ、満足させることはできない。自分にしか書けないことを具体的に平易に書けばよい。しかしそれがなかなか難しい。どうすればもっと相手に伝わる文章が書けるのか豊富な経験と添削の実例を通してその極意を熱く伝授する。料理に包丁が欠かせないように、文章を書くときになくてはならないのが辞書である。言葉の意味や使い方で、少しでも疑問に思ったときは、辞書を見ること。辞典は大きいもののほうが良い。毎授業、国語辞典を持参してください、電子辞書は不可です。
授業計画 オリエンテーション
まずはよく観察すること
説明よりも描写をすること
蘊蓄よりエピソード
カギカッコの中を丁寧に
「文は人なり」は本当だ
恋愛も文章も気合です
会話文で始めるな
体で覚えたことを書こう
普段の言葉を使おう
自己PR
自己PR
自己PR
自己PR
評価方法 毎回の出席を基本として、授業中の議論や演習、宿題、期末の課題レポート(800文字)で総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 「文章がうまく書けるコツを教えてください」といわれると、「文章のコツを教えてくれるところがあれば、君に内緒で僕が習いに行くよ」と答えることにしている。日本を代表する料亭で材料とレシピをもらって、料理を作ったとする。同じ味が出せるだろうか。おそらく無理だろう。味付けの一番肝腎なところ、つまりコツは、レシピに書けるようなものではない。舌で覚えるしかないのだろう。文章も同じだ。苦しんで悩んで、自分で身につけるしかない。広報学科の学生に「炎の文章演習塾」を開くのを楽しみにしている。ただし、厳しい授業になるので意欲のある学生に受講してもらいたい。よろしく。
カテゴリー: 2009

オペレーションズ・リサーチ

年度 2009
科目名 オペレーションズ・リサーチ
教員名 竹田 仁
授業概要 OR(オペレーションズ・リサーチ)とは、「執行部に対して、その管轄下にあるオペレーションに関する決定のために、数量的な基礎を与える科学的手法(手法や用具をシステム運用問題に適用し、その管理者に、その問題の最適解を提供する)である」である。この講座では、オペレーションズ・リサーチ(あるいは経営科学)の入門を講義する。
授業計画 1.オペレーションズ・リサーチとは
2.線型計画法
3. PERT.CPM
4.シミュレーション
5.在庫管理技法
6.待ち行列理論
7.動的計画法
8.ゲーム理論
評価方法 学期末試験を評価の対象とするが、提出レポート、出席なども加味する。
教科書
参考書
メッセージ 基本的にはシラバスに沿って講義を行う。その際、演習問題などを出題しレポート提出も予定している。途中で休むと授業についてこられなくなる可能性がある。受講を決心したら休まないように努力して欲しい。
カテゴリー: 2009

社会学

年度 2009
科目名 社会学
教員名 小坂 勝昭
授業概要 現代社会の国際化は否応なく進み、人間関係、コミュニケーションの多次元化、異文化と人種関係の問題、イデオロギーと政治的ダイナミックス、等々、理解する事柄は多い。この講義では、国際化の中で生きるための基本的視座を学ぶ。そのために自分の周囲の現象だけではなく、日々の新聞報道、他の資料を通して国際的な出来事に関心を持つことが必要であるという気持ちを忘れないようにしてください。そうした現実の社会でおきている「出来ごと」や「事象」、「現実」を読み解くことにしたい。そのためには社会学の基礎知識が必要である。
授業計画 はじめに(第1回)
1.社会学とはどのような学問か(第1~3回)
社会的行為
社会的相互作用
社会的役割
社会的システム
2.社会学の基本的なもののみかた(第4~6回)
社会体制
個人と社会のかかわり
3.社会学の可能性(第7~8回)
自己認識
市民社会の自己反省の学としての社会学
4.社会学の歴史(第9~11回)
まとめ(第12回)
評価方法 平常点(出席重視)、およびリポート。
教科書
参考書
メッセージ 講義へ出席を重視する。期末にはリポートを課す。
カテゴリー: 2009

最適化モデル分析(E)

年度 2009
科目名 最適化モデル分析(E)
教員名 根本 俊男
授業概要 「最速」,「利益最大」,「リスク最小」等と世の中には最適な状況が求められる場面であふれています.特に,経営・政策等での諸問題の場面では『最適』が鍵になることが多いようです.そこで,この講義では,そのような『最適な状況』をどのように見つけていくか,つまり『最適化を扱う手法』について学んでいきましょう.最適化を扱う手法は様々な問題の解決に対しては強力なツールになり,様々な問題の解決の糸口になること知られています.そのため,IT分野やプランニングの分野で活躍したいと考えている者にとっては最適化の手法は基盤知識のひとつであり,また,経営情報学科出身者が当然身につけているIT(情報技術)として企業が期待している中核技術のひとつでもあるのです.経営情報学科が経営学科ではないことを考えれば経営情報学科におけるITの重要性は容易に理解できるでしょう.しっかり学んでください.
授業計画 最適化モデル入門
最適化モデルに触れてみよう
最適化モデルの作り方
最適化モデルの分類
線形計画法
直線だけでもいろいろ表現できる
絵を描こう!絵で解こう!
連立方程式ってこんなに簡単に解ける
連立方程式を何度も解く際の工夫
工夫した解き方:シンプレクス法
もしこうだったら…でモデルを分析してみよう
感度分析
解くまでの足跡を記録する方法
最適な状況と教えてくれるヒント
問題を緩和して眺めてみる
双対から問題を眺めてみる
数理計画ソルバーの利用
整数だけで最適を示す場合:整数計画法
切除平面法
分枝限定法
まとめ
評価方法 十分な出席回数を有する者を評価の対象者とします.評価は最適化手法の基礎的な知識の修得度により行います.習得度は講義中に何度か実施する小テストにより随時測定します.その小テストの結果の平均点(100点満点)に加え,レポートへの取組状況や演習でのプレゼンテーションなどを加味し成績を算出します.
教科書
参考書
メッセージ 問題解決技法の集大成であるオペレーションズ・リサーチの重要な柱の一つとしてこの講義は位置付けられます.そのため,この講義の履修には,ITプランナー系の専門科目(例えば,『ネットワークモデル分析』,『スケジューリング』等)のいくつかを事前に修得済みであることが望まれます.また,講義内で取り組む演習の発表ではPowerPointを扱う必要があるので,第1・2セメスタの「プレゼンテーション」も履修済みであることも望まれます.同じセメスターで開設される「経営情報演習A(根本クラス)」でもこの講義の内容と近い内容の演習を展開するので同時履修が効果的でしょう.一方,本講義で学んだことは,以降のセメスターで履修できる「意思決定科学」や「ロジスティクス」を履修する際に大切な基礎知識のひとつになります.より専門的な後続科目の準備として大切な講義のひとつなので,しっかり学んでください.講義に関する情報や関連科目の過去の試験問題などは以下のURLにて閲覧可能です. http://www.bunkyo.ac.jp/~nemoto/lecture/
カテゴリー: 2009

スポーツB (火3)

年度 2009
科目名 スポーツB (火3)
教員名 白井 巧
授業概要 この授業では、最終的にダブルスのゲームが楽しめることができるようになることを目指す。そのために必要な技術、得点法、審判法およびマナーを習得していくことを目的とする。単に技術の向上を学習の中心とするのではなく、ダブルスのゲームを通じて、パートナーとのチームプレイからゲームを展開していくことを知る。テニスを通じ、学生間のコミュニケーションを築くことも重視している。「授業は3学部合同で行い、男女共修で実施します。」初回集合場所:テニスコート
授業計画 グリップの握り、ラケッティング、短い距離でのラリー
フォアハンド・ストローク、半面コートでのショート・ラリー(簡易ゲームを含む)
バックハンド・ストローク、半面コートでのショート・ラリー(簡易ゲームを含む)
ボレー&キャッチ(フォア)、半面コートでのミニゲーム
ボレー&キャッチ(バック)、半面コートでのミニゲーム
サービス、(簡易サービス、サービスラインから、ベースラインから)
全面コートでラリー(ストレート)、ダブルスのゲーム
全面コートでラリー(クロス)、ダブルスのゲーム
ダブルスゲーム1
ダブルスゲーム2
リーグ戦によるダブルスのゲーム
リーグ戦によるダブルスのゲーム
リーグ戦によるダブルスのゲーム
評価方法 100点満点/AA:100~90、A:89~80、B:79~70、C:69~60、D:59~不合格1)出席点:60点(4点×13回授業回数)全出席者は+8点で60点となる。2)実 技:20点3)取り組み:20点遅 刻:-3、-6、-12、-24。欠 席:-5、-10、-20、4回以上の欠席は不合格。
教科書
参考書
メッセージ 1)初回の授業には体育履修カードに貼付する写真(4cm×3.5cm)を持参して下さい。 (すでに、履修カードを作成している学生は不要です。)2)初回のクラスから、本格的に授業を進めます。テニスに対応できるシューズをご用意ください。■■■以下、重要なお知らせ■■■1. 携帯電話をジャージのポケットに入れて受講している学生を散見します。ご遠慮下さい。2. 貴重品や高価な通学着を、更衣室に置いてクラスに参加することは非常にリスクが高いです。バッグ、着替え、貴重品全てを教場であるテニスコートに持参してください。
カテゴリー: 2009

情報処理B

年度 2009
科目名 情報処理B
教員名 太田 信宏
授業概要 データを計算する、検索する、集計する、抽出する、グラフ化するといった処理はコンピュータがもっとも得意とする機能であり、いろいろな情報処理の場面でよく見かけることができる。この授業のねらいは、より実践的な情報活用である。具体的には、表計算ソフト(Excel)を用いて情報の加工・分析などを行っていく。また分析した情報を、相手に正しく伝えるための情報表現法も併せて学習する。
授業計画 表計算ソフトの基本操作
セルの編集と参照
表の作成と計算式の利用
関数の活用
グラフ表現(1)
グラフ表現(2)
条件の判定と表の探索
データベース機能(1)
データの抽出、並べ替え、集計
データベース機能 (2)
クロス集計とデータベース関数
複数ワークシートの処理
アンケートの集計と分析方法
効果的なデータ表現法(1)
効果的なデータ表現法(2)
効果的なデータ表現法(3)
授業のまとめ
評価方法 評価の割合は、定期試験(パソコンによる実技試験)50%、授業中の課題(8~9個)40%、出席等の平常点10%として100点換算する。定期試験では実技課題の完成度を総合的に評価する。授業中の課題は内容に加えて提出点も加算するので、期限に遅れないよう注意すること。100点換算した点数で90点以上をAA、80点以上をA、70点以上をB、60点以上をC、59点以下をDとする。
教科書
参考書
メッセージ この授業は表計算ソフトの演習が中心になります。パソコンの基本操作、キーボード入力、電子メールの使用方法については理解できていることが前提になりますので、できるだけ「情報処理A」のレベルは習得しておいてください。
カテゴリー: 2009

データモデリング(S)

年度 2009
科目名 データモデリング(S)
教員名 関 哲朗
授業概要 データベースに基礎をおく情報システムにおいて,開発対象となる業務=現実世界を分析し,そのモデル化,システム化を適切に行うことは,とても重要なことです.本講義では,この中でも特にデータのモデル化に理解の軸足を置きながら学習を進めていきます.「データベース」で学習した内容を一歩進めるとともに,いくつかの事例を見ながら情報システム構築におけるデータモデリングの役割について確認していきます.
授業計画 ガイダンス
この講義の計画と概要をお話しします.
※以下の計画は,進捗によって前週の内容に触れたり,内容が変更になることがあります
データベースとデータモデル(テキスト第1部第1章)
データベースの役割を復習するとともに,データモデルの意味,データモデリングとは何をすることか,リレーショナルデータベースとの関係などについて概観します.
データモデリング入門(テキスト第1部第2章) その1
この回から4回分の時間を使って,データモデリングの基本的な方法を学習していきます.
エンティティをまとめ,ER図を作成するといった「データベース」での学習を確認するとともに,正規化の技法について演習を含めて学習を行います.
データモデリング入門(テキスト第1部第2章) その2
第3回の続きです.
データモデリング入門(テキスト第1部第2章) その3
第4回の続きです.
データモデリング入門(テキスト第1部第2章) その4
第5回の続きです.
データモデリングの実際(テキスト第1部第3章)
テキストの第2章の内容を元にした,ややアドバンストな内容について触れていきます.
<例題学習>商品管理(テキスト第2部第1章)
この回以降は,テキストに示されている事例をもとに,当該システムの一般的な特徴,性質などを知り,そのデータモデルを作成することを学んで行きます.
理解の状況に応じて,6つの例題の内のいくつかを選択して講義する可能性があります.
<例題学習>在庫管理(テキスト第2部第2章)
<例題学習>販売管理(テキスト第2部第3章)
<例題学習>購買管理(テキスト第2部第4章)
<例題学習>取引先管理(テキスト第2部第5章)
<例題学習>会計管理(テキスト第2部第6章)
総合演習1
総合演習2
評価方法 出席や演習の状況と期末試験の成績を総合的に評価します.
教科書
参考書
メッセージ データベースは多くの情報システムで中核的な役割を果たすようになってきています.データベースの構築に興味がある人はもとより,将来SEとして活躍しようとするひとにとっても,情報システム設計の基礎になるものです.この授業は,「データベース」の受講を前提としています.講義内でも復習を行いながら進めていきますが,ER図の描き方,正規化の方法などについては,事前に復習しておくことと良いでしょう.
カテゴリー: 2009