プログラミング演習

年度 2010
科目名 プログラミング演習
教員名 松原 康夫
授業概要 プログラミングは、人間とは独立して自動的に動作するプロセスを構築する作業であり、人間の理解力、知識、創意を必要とする創造的な過程である。この授業では、Javaを使って、できるだけ高度なプログラミングにチャレンジすることを目標とする。
授業計画 基本的に以下の内容を取り上げるが、受講者の理解状況に応じて進める。
1. オブジェクト指向の考え方
1-1.クラスとインスタンス
1-2.スーパークラスとサブクラス
2. SwingとGUIプログラミング
2-1.JFrameクラスの拡張
2-2.各種イベントの処理
3. 2Dゲームプログラミング
3-1.スレッドプログラミング
3-2.アクションゲームの作成
3-3.RPGの作成
4. 参照を用いたデータ構造
4-1.木構造の実装
4-2.木構造の表示
5. 言語処理系
5-1.CFGと構文図
5-2.Scannerの作成
5-3.再帰的下降法による構文解析
6. ネットワークプログラミング
6-1.TCP/IDとUDP
6-2.クライアント/サーバプログラミング
6-3.オンラインゲームの作成
評価方法 日頃の課題の遂行状況による。こちらの提示した課題をどれだけ理解し、またどれだけ意欲を持って取り組んだかを見る。
教科書
参考書
メッセージ 大学院における研究テーマによっては、プログラミング能力が必須となる場合がある。また将来システム開発の上流工程に携わるとしても、具体的なプログラミング能力を身に着けておかなければ有能なSEにはなれない。ぜひともプログラミングに慣れ親しんでもらいたい。
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CALL103(IU4)

年度 2010
科目名 CALL103(IU4)
教員名 藤澤 恒夫
授業概要 CALL(Computer Assisted Language Learning=コンピュータ利用の外国語学習)教室の機能を利用し、リスニング・スピーキングを中心として総合的な英語力向上のための演習を行う。101を発展させ、多くの英語を聞き、話す訓練を重ねる。スピーキングの比重を増やすとともに、情報伝達に加え、意見を述べる練習を行う。
授業計画 第1回 オリエンテーション
以降、第2回より、毎授業においてリスニング Unit 26-Unit 50からUnitをひとつずつ消化+オリジナルのリスニング問題
最終授業時にCASEC実施
評価方法 出席率、授業中のクイズ、課題、学期末試験により判定します。
教科書
参考書
メッセージ 英語力ではなくやる気が必要です。やる気がないのなら何をやってもうまくいきません。積極的な姿勢で授業に取り組んでください。
カテゴリー: 2010

管理科学(S)

年度 2010
科目名 管理科学(S)
教員名 八卷 直一
授業概要 オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,企業や組織の経営,業務の計画・運用上でおこる問題を把握し,それを解決してゆく考え方と方法である.従って常に,まず何が問題か,問題ありき,と言うところから始まる.しかし,ORの勉強は,問題からではなく問題を考えるためのモデルやモデルの解きかたなどが主になるので,この科目では,具体的な事例でORの本質を考え,応用力を付けることを試みる.目標とする成果は,「数理的手法による経営活動の考え方を理解し,とりわけ線形計画法の基礎と応用事例を理解する」ことである.
授業計画 1.ORはこのように始まった — ORの発祥と考え方
2-3.いくつかの事例を紹介します.
4-5.線形計画法の復習
標準的な線形計画(LP)モデルと,Excelのソルバーなどを知っておく
6-7.生産計画問題
簡単な生産計画問題を実際に解いてみる
8-9.スプレットシート(表計算ソフト)の利点を知っておこう
Excelはデータを単に表にまとめることだけが機能ではない.その利点を知って,実際の問題への利用に備えておく
10-11.LPTOOLによるモデリング
Excel場で開発されたツールが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る
12.-15.事例の研究 — 内外の学会誌に報告された事例から,問題へのアプローチのいろいろを理解することに勤める
評価方法 授業中の小テスト,演習問題のレポート,授業への参加の積極性の度合い,出席状況などで評価する.
教科書
参考書
メッセージ 教室に入ったらまず一番後ろの席に座ったり,受動的に単位をもらいにくるだけの人は,この授業を履修しないでください.問題を見つけ,モデルを作り,問題を解き,解決するためには,何にでも疑問を持ち,積極的な態度で取り掛かることが要求されます.それができない人には不向きなことですから.
カテゴリー: 2010

ユーザインタフェース

年度 2010
科目名 ユーザインタフェース
教員名 佐野 昌己
授業概要 本講義では、ユーザインタフェースの理解を通して、モノと人間の接点について学びます。これからの機械、装置、各種システムは人間との共生がますます重要になることは確実です。そのため、情報システムの設計・製作においては、モノと人とが良い関係を保つために必要な知識を習得している必要があります。さらに、映像の世界における架空のモノの創造においても、ユーザインタフェースの理解は欠かせません。映像制作者に必要なモノ(デザイン)についての知識の習得も目指します。
授業計画 1.ユーザインタフェースとは
2.現実世界のインタフェース~デザインとは~
3.インタフェースと人間工学
4.映像の中のインタフェース
5.ヒューマン・マシン・システムの入出力
6.人間の情報処理(1)
7.人間の情報処理(2)
8.人製品開発プロセス、インダストリアルデザイン
9.コンピュータ・インタフェース
10.ユーザインタフェース設計法
11.ユーザビリティ
12.ユニバーサルデザイン(1)
13.ユニバーサルデザイン(2)
14.ユーザインタフェースの展望
評価方法 レポート30%。期末試験70%の割合で評価する。期末試験は記述が主体である。成績評価の基準は次の通り。AA:内容が優れており、なおかつ、独自の視点がある A:内容が優れている B:必要十分な内容かつ形式に不備がない C:形式に不備がある D)内容が不十分
教科書
参考書
メッセージ ユーザインタフェースは異文化の接点です。それは、モノと人間であるだけでなく、ユーザとデザイナーの接点でもあります。現実世界のインタフェースだけでなく映像世界のインタフェースを考えることから、ユーザビリティについて学びます。そこから、新しいインタフェースを創生する能力を身に付けることを目的とします。モノつくりや、クリエイティブなことに興味がある学生の履修を望みます。
カテゴリー: 2010

ESP IV

年度 2010
科目名 ESP IV
教員名 J.バンフォード
授業概要 In this class, you use English (speaking, listening, reading and writing). You learn how to use a lot of new words. And you also learn something even more important:“If I give you a fish, you will eat for a day. If I teach you to fish, you will eat every day.”In this class, you will also learn how you can study English by yourself, so you can keep using and learning English after the class has finished, and after you leave Bunkyo.This class is 180 minutes on Wednesday morning. For the first 90 minutes, we enjoy using and practicing English with listening games, karaoke songs, enjoyable reading, diary writing and talking about your life. In the second 90 minutes, you learn how to study English by yourself.
授業計画 1. Do you like English?; Is learning English easy or difficult?
2.You are an English user!; Formal and daily English
3.Do what you enjoy!; Find something you love reading
4.Mistakes are great!; How to use a dictionary Part I
5.Forgetting is natural!; How to use a dictionary Part II
6.Don’t try! Let your brain learn naturally; How to use a dictionary Part III
7.Why people stop learning English; How to make a vocabulary notebook
8.Continuing is everything!; How to use a vocabulary notebook Part I
9.Be patient!; How to use a vocabulary notebook Part II
10.Useful grammar (“will” “going to”); common mistake (“will”)
11.Useful grammar (“if”); common mistake (“interesting” “interested”)
12.Useful grammar (“should have”); common mistake (“almost” “most”)
13.Useful grammar (“must have”); common mistake (“the” “a”)
14.Useful grammar (“have to”); common mistake (“ever”)
15.Last words; learning English for a lifetime
評価方法 To pass the class (C grade), come to 20 or more classes and be active in class. “B” is for coming to most classes and/or good work in class. “A” is for very good work and/or extra studying outside class. There is no final test.
教科書
参考書
メッセージ I’m looking forward to meeting you, and enjoying Wednesday mornings together.
カテゴリー: 2010

地域研究D(アフリカ)

年度 2010
科目名 地域研究D(アフリカ)
教員名 林  薫
授業概要 アフリカは貧困問題や地域紛争など多くの課題を抱えており、国連のミレニアム開発目標の成否を握る鍵となる地域である。このため、先進国や国際機関がさまざまな形で支援を展開しており。またアフリカ自身もNEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ)の旗のもとに主体性・自助努力と互恵の精神のもとに課題に取り組もうとしている。日本もアフリカ諸国にODAを供与するとともに、アフリカ開発東京会議(TICAD)を3回にわたって開催し、2008年5月には横浜で第4回目を開催するなど重要な役割を果たしている。アフリカは多様性にとんでおり、北アフリカ・マグレブ、サブサハラ、南部アフリカでは様相も課題も大きくことなる。このことから、本講義では通常方法の講義のほか、可能な範囲内で開発の実務経験を有するプロフェッショナル(国際協力機構の専門家など)を何回か招聘し現場の生の姿にできるだけ迫り、受講者のよりリアリティーのあるアフリカ理解を形成することを目指す。この授業ではアフリカに関する基礎的な知識と認識を修得することを達成目標とする。
授業計画 アフリカの概観(1)人文(民族、文化、宗教)
アフリカの概観(2)歴史
アフリカの概観(3)アフリカアフリカの自然と環境問題
地域研究(1)ケニア
地域研究(2)タンザニア その他東アフリカ諸国
地域研究(3)エチオピア
地域研究(4)西アフリカ仏語圏諸国
地域研究(5)南部アフリカ(南アフリカ共和国、その他)
地域研究(6)マグレブ
地域研究(7)エジプトおよび中東
アフリカの紛争
アフリカの資源と国際関係
日本とアフリカとの関わり
日本のアフリカへの開発援助
(以上の授業計画は実際の学期授業予定回数・回次と一致するものではありません)
評価方法 何回かの試験およびレポートの平均点で評価します。詳細は初回授業にて説明します。アフリカに関して十分な知識を獲得できたかどうか、アフリカが抱える諸問題について純分な理解力が獲得できたかどうか、アフリカに対する関心を高めることができたかどうかを評価基準にします。
教科書
参考書
メッセージ アフリカは日本から遠いところですが、アフリカの現実を知らずして世界を語ることはできません。アフリカの現実を見ることにより、われわれがどのような協力を行っていくべきかを考えたいと思います。
カテゴリー: 2010

スポーツB (月3)

年度 2010
科目名 スポーツB (月3)
教員名 小林 勝法
授業概要 IT化や機械化が進み時間に追われるようになって、現代人はますます強いストレスにさらされるようになった。その結果、心身のバランスを崩し自律神経失調症や心身症などを発症することがある。インドのヨガや中国の気功、日本の座禅など東洋では古来から心身を調整したり治療する方法が開発され、多くの人に実践されてきた。現代でも野口体操や操体法など新しい手法が生まれているし、欧米でも自律訓練法やフェルデンクライス・メソッドなどが開発されている。 本授業ではこれらの身体技法(ボディワーク)の中からリラクセーションとマッサージに関して容易に修得できるものを取り上げて実習する。授業の目的は以下の通り。(1)身体技法(ボディワーク)に関する理解を得る。(2)自分で自分の、そして他人の心身を調整する方法を修得する。(3)身体観や健康観を再検討する。
授業計画 1回目 オリエンテーションとアイスブレーキング
授業の内容や進め方などの説明と受講者の自己紹介
脱力した感覚を味わうための簡単なマッサージ
2回目 からだほぐし
自分のからだをほぐす:野口体操をもとにしたマッサージ
呼吸法でこころを落ち着かせる
3回目 気功と呼吸法
内部感覚に気づき、自分でリラクセーションする方法を学ぶ。
4回目 自律訓練法
5回目 フェルデンクライス・メソッド
6回目~9回目 マッサージ各種
ひとのからだをほぐすための技術と心構え、環境の整え方。
マッサージ実習レポート1の提出。
10回目~11回目 操体法
自分や人の体の不調をみつけ、調整する。
12回目~13回目 ヨーガ
簡単にできるヨーガで心身を調整する。
マッサージ実習レポート2の提出。
期末レポート:授業目的(シラバス)と授業記録をもとに、授業で何をどのように学んだかについて振り返り、この授業を友人や後輩に紹介する文章を書きなさい。
※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。
評価方法 上記の目標の達成度に応じて、大学が定める評価基準(AA~D)にしたがって評価する。なお、配点と欠席・遅刻の減点は以下の通り。(1)技術(実技テストなど)・・・・・・・・・・・・・・20% (2)知識(課題及び期末レポートなど)・・・・・・・・・40% (3)態度(平常点の他に期末レポートなど)・・・・・・・40% 欠席・遅刻の減点は、欠席:-5、-10、-20、不可。 遅刻:-3、-6、-12、-24、不可。
教科書
参考書
メッセージ 初回の授業から実技をするので、体操着に更衣して体育館の指定場所に集合すること。/ その他、履修に関しては、「体育科目の履修」(『履修のてびき』記載)を参照すること。
カテゴリー: 2010

論理学

年度 2010
科目名 論理学
教員名 須藤 和夫
授業概要 この講義で扱うのは形式論理学で、哲学的論理学ではありません。この意味での論理学は正しい推理のあり方を明らかにするものですから、これからどんな分野を勉強するにしても一度は学んでおくとよいでしょう。筋道をたてて言ったり書いたりすることは、国際化する現代社会ではますます必要になると思います。この授業では、まず西洋で発展したアリストテレス以来の伝統的論理学を学び、次いで現代の記号論理学の初歩を学ぶことにします。伝統論理学の中心は三段論法ですから、前半の授業はこれをめざして進みます。一方、現代論理学の出発点は命題論理ですから、後半の授業はこれが中心になります。最後に、蓋然推理にも触れてみたいと思います。以上によって正しい推理や誤った推理についての基本的な知識が得られますが、真理値分析などによって論理学そのものの面白さを経験できるならばなおよいと思います。なお、述語論理についても触れたいところですが、半期の授業ですから、触れる余裕はないと思われます。
授業計画 言語と論理。論理学の位置。論理学の課題。
概念と定義。内包と外延。区分と分類。
判断あるいは命題。命題の種類。
オイラー図とヴェン図。周延。
直接推理(1)対当推理。
直接推理(2)変形推理。
間接推理(1)定言三段論法の格と式、規則。
間接推理(2)定言三段論法の還元。ヴェン図による判定。
命題論理(1)記号とその意味。真理表の作り方。
命題論理(2)真理値分析の実際。
命題論理(3)仮言三段論法と選言三段論法。ディレンマ。
蓋然論理の考え方。まとめ。
評価方法 授業内容を理解できたかどうかは自分で実際に推理や記号を扱ってみなければ確認できませんから、毎回簡単な小テストを行いたいと思います。小テストの問題は教科書のものを使用します。出席はこの小テストの提出によって確認します。成績は出席と期末試験とによって総合的に判定します。ただし、1/3以上欠席した場合は試験資格を失うものとします。
教科書
参考書
メッセージ この授業には特に予備知識は必要ありませんが、数学のように毎回それまでの内容をふまえて進みますから、何よりも欠席しないことが大切です。また、教科書は頻繁に使用するので必ず買い求めて下さい。持っていないと毎回の小テストも受けられません。
カテゴリー: 2010

データベース作成

年度 2010
科目名 データベース作成
教員名 久保田 幸子
授業概要 この授業では、データベースについて学びます。データベースとは何か、どんなことができるのか、なぜ必要なのかを講義と演習を通して考えていきます。同時に、ただソフトを利用するエンド・ユーザーとしてだけでなく、一歩踏み込んで、他のユーザーが利用しやすい環境を整える支援者としての技術を身に付けることを目標とします。授業の進行は毎回、講義+実習形式で、MS Access を用いたデータベースの構築、データベース検索、およびSQLの理解に重点を置いて学習します。
授業計画 データベース概論
モデリング
データ設計
データの正規化
データベースマネージメントシステム
SQL
データベース処理実行上の制御
分散・一貫性・同時実行・障害回復
必ずしも各項目が一時間の授業に対応しているわけではありません。
評価方法 課題により評価。
教科書
参考書
メッセージ かなり広範囲な学習になりますので、きちんと出席し、しっかりと考えるとともに積極的に参考書にも目を通して下さい。
カテゴリー: 2010

イスラーム社会論 II

年度 2010
科目名 イスラーム社会論 II
教員名 青木 武信
授業概要 「イスラーム社会論I」にひきつづき、さらにイスラームについての理解を深めることをめざします。現代のイスラーム社会の直面している諸問題について概説した上で、受講生には、テーマを選んで、資料収集をし、関連文献を読み、発表、レポート作成をしてもらいます。
授業計画 1. 現代イスラーム世界の諸課題
2.イスラームと国家
3.イスラームと福祉
4.東南アジアのイスラーム
5.ヨーロッパのイスラーム
6-14.受講生による発表と討論
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を20%、後半の授業での発表30%と期末のレポート50%の割合で評価します。ただし、成績評価の基準は次の通り。AA)形式に不備がなく内容が特に優れている、A)形式に不備がなく出題意図に応じた内容である、B)形式は満たしているが内容がやや不足である、C)形式・内容とも若干の難点がある、D)課題がこなせていない。
教科書
参考書
メッセージ この授業の受講は、「イスラーム社会論I」を受講した学生にかぎります。後半の授業では受講生の皆さんによる発表と討論が中心です。積極的な授業への参加を期待しています。
カテゴリー: 2010