年度 | 2010 |
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科目名 | 地域研究D(アフリカ) |
教員名 | 林 薫 |
授業概要 | アフリカは貧困問題や地域紛争など多くの課題を抱えており、国連のミレニアム開発目標の成否を握る鍵となる地域である。このため、先進国や国際機関がさまざまな形で支援を展開しており。またアフリカ自身もNEPAD(アフリカ開発のための新パートナーシップ)の旗のもとに主体性・自助努力と互恵の精神のもとに課題に取り組もうとしている。日本もアフリカ諸国にODAを供与するとともに、アフリカ開発東京会議(TICAD)を3回にわたって開催し、2008年5月には横浜で第4回目を開催するなど重要な役割を果たしている。アフリカは多様性にとんでおり、北アフリカ・マグレブ、サブサハラ、南部アフリカでは様相も課題も大きくことなる。このことから、本講義では通常方法の講義のほか、可能な範囲内で開発の実務経験を有するプロフェッショナル(国際協力機構の専門家など)を何回か招聘し現場の生の姿にできるだけ迫り、受講者のよりリアリティーのあるアフリカ理解を形成することを目指す。この授業ではアフリカに関する基礎的な知識と認識を修得することを達成目標とする。 |
授業計画 | アフリカの概観(1)人文(民族、文化、宗教) アフリカの概観(2)歴史 アフリカの概観(3)アフリカアフリカの自然と環境問題 地域研究(1)ケニア 地域研究(2)タンザニア その他東アフリカ諸国 地域研究(3)エチオピア 地域研究(4)西アフリカ仏語圏諸国 地域研究(5)南部アフリカ(南アフリカ共和国、その他) 地域研究(6)マグレブ 地域研究(7)エジプトおよび中東 アフリカの紛争 アフリカの資源と国際関係 日本とアフリカとの関わり 日本のアフリカへの開発援助 (以上の授業計画は実際の学期授業予定回数・回次と一致するものではありません) |
評価方法 | 何回かの試験およびレポートの平均点で評価します。詳細は初回授業にて説明します。アフリカに関して十分な知識を獲得できたかどうか、アフリカが抱える諸問題について純分な理解力が獲得できたかどうか、アフリカに対する関心を高めることができたかどうかを評価基準にします。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | アフリカは日本から遠いところですが、アフリカの現実を知らずして世界を語ることはできません。アフリカの現実を見ることにより、われわれがどのような協力を行っていくべきかを考えたいと思います。 |