| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 歴史学 |
| 教員名 | 尾崎 修治 |
| 授業概要 | 古代から19世紀までのヨーロッパ史をたどることで、ヨーロッパとその社会への理解を深めることをめざします。まず前半で、今なお、ヨーロッパの人々の思考や社会のありかたを根底で支えるキリスト教に焦点をあてます。後半では、16世紀以降のヨーロッパによるアジア進出に注目し、近代ヨーロッパ社会の成り立ちや人々の暮らしに、いかにアジアが関わっていたのかを見ていきます。 |
| 授業計画 | 第1部 キリスト教の成立 ローマ帝国におけるキリスト教 中世のキリスト教(1):ローマ・カトリック教会の確立 中世のキリスト教(2):村の教会 中世のキリスト教(3):民衆の信仰と「異端」 宗教改革 第2部 大航海時代ーヨーロッパ人の世界進出 アジアと新大陸 イギリス植民地帝国 産業革命 19世紀の社会問題 インドの独立運動 |
| 評価方法 | 3分の2以上の出席が単位取得の前提です。評価は、学期末試験の点数を基準に、出席状況を考慮しておこないます。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 歴史とは、時間を超えた「異文化」との出会いではないかと思います。それを知ることで、自分のなかで当たり前だったことが崩れるという面白さがあります。授業であげる参考文献などを積極的に読んで、新たな関心を見つけてください。。 |
「2010」カテゴリーアーカイブ
映像コンテンツ制作
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 映像コンテンツ制作 |
| 教員名 | 川合 康央 |
| 授業概要 | 映像という表現は,時代における技術に応じた様々な表現手法を伴い,今日に至るまで発展してきた.また,何を表現するかといった目的に応じ,これら表現手法は使い分けられてきた.本講義では,前半にストップモーションアニメーションについて,事例研究・作品制作を行い,アニメーションの基礎を学ぶこととする.後半は,テーマに応じてグループ分けを行い,各テーマに応じた映像表現手法を用いて,伝えたい情報を映像という形で表現する. |
| 授業計画 | 1:オリエンテーション~授業概要 2:ストップモーションアニメーション(1)~animeとanimation/表現手法と先行事例研究 3:ストップモーションアニメーション(2)~企画・撮影編集計画 4:ストップモーションアニメーション(3)~撮影 5:ストップモーションアニメーション(4)~撮影 6:ストップモーションアニメーション(5)~編集 7:ストップモーションアニメーション(6)~編集 8:ストップモーションアニメーション(7)~講評 9:映像コンテンツ(1)~グループ再構築・企画 10:映像コンテンツ(2)~企画・撮影編集計画 11:映像コンテンツ(3)~撮影・編集 12:映像コンテンツ(4)~撮影・編集 13:映像コンテンツ(5)~撮影・編集 14:映像コンテンツ(6)~講評 |
| 評価方法 | 作品講評会の相互評価・グループ内の貢献度・出席率を乗じたものを各人の評価とする.AA:90点以上,A:80点以上,B:70点以上,C:60点以上,D:これらに満たないもの. |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 映像系の業種へ就職を目指す受講生のために有用なレベルの演習をグループワークで行うことから,課題については授業時間外の制作時間が十分確保できることが必要である.また,優秀作品については,コンテストへの応募・イベントへの参加を行うこととする. |
スポーツ健康実習B (月3)
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | スポーツ健康実習B (月3) |
| 教員名 | 小林 勝法 |
| 授業概要 | IT化や機械化が進み時間に追われるようになって、現代人はますます強いストレスにさらされるようになった。その結果、心身のバランスを崩し自律神経失調症や心身症などを発症することがある。インドのヨガや中国の気功、日本の座禅など東洋では古来から心身を調整したり治療する方法が開発され、多くの人に実践されてきた。現代でも野口体操や操体法など新しい手法が生まれているし、欧米でも自律訓練法やフェルデンクライス・メソッドなどが開発されている。 本授業ではこれらの身体技法(ボディワーク)の中からリラクセーションとマッサージに関して容易に修得できるものを取り上げて実習する。授業の目的は以下の通り。(1)身体技法(ボディワーク)に関する理解を得る。(2)自分で自分の、そして他人の心身を調整する方法を修得する。(3)身体観や健康観を再検討する。 |
| 授業計画 | 1回目 オリエンテーションとアイスブレーキング 授業の内容や進め方などの説明と受講者の自己紹介 脱力した感覚を味わうための簡単なマッサージ 2回目 からだほぐし 自分のからだをほぐす:野口体操をもとにしたマッサージ 呼吸法でこころを落ち着かせる 3回目 気功と呼吸法 内部感覚に気づき、自分でリラクセーションする方法を学ぶ。 4回目 自律訓練法 5回目 フェルデンクライス・メソッド 6回目~9回目 マッサージ各種 ひとのからだをほぐすための技術と心構え、環境の整え方。 マッサージ実習レポート1の提出。 10回目~11回目 操体法 自分や人の体の不調をみつけ、調整する。 12回目~13回目 ヨーガ 簡単にできるヨーガで心身を調整する。 マッサージ実習レポート2の提出。 期末レポート:授業目的(シラバス)と授業記録をもとに、授業で何をどのように学んだかについて振り返り、この授業を友人や後輩に紹介する文章を書きなさい。 ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
| 評価方法 | 上記の目標の達成度に応じて、大学が定める評価基準(AA~D)にしたがって評価する。なお、配点と欠席・遅刻の減点は以下の通り。(1)技術(実技テストなど)・・・・・・・・・・・・・・20% (2)知識(課題及び期末レポートなど)・・・・・・・・・40% (3)態度(平常点の他に期末レポートなど)・・・・・・・40% 欠席・遅刻の減点は、欠席:-5、-10、-20、不可。 遅刻:-3、-6、-12、-24、不可。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 初回の授業から実技をするので、体操着に更衣して体育館の指定場所に集合すること。/ その他、履修に関しては、「体育科目の履修」(『履修のてびき』記載)を参照すること。 |
卒業研究
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 卒業研究 |
| 教員名 | 坪井 順一 |
| 授業概要 | 「現代経営の諸問題」というテーマのもとで、各自が関心を持つテーマを選び、論文を作成する。3年次の論文は進級論文として、4年次の卒論を書くための基礎を学ぶことが目的である。また、通常の授業では経営学と社会科学における基本的な図書を輪読する。他大学のゼミとの議論の場であるインナー大会にも参加し、日頃の研究成果を発揮し、ゼミとしてのチームワークの醸成も試みる。ゼミナールは、学生の自主的な活動であり、建設的・積極的な取り組みを期待する。3年生は、全員経営学検定の受験をして資格を取ることも目標とする。なお、年間を通して3・4年生合同で2時間のゼミをおこなう。 |
| 授業計画 | 経営学基本図書の輪読 討論形式によるテ-マ発表(グル-プ単位) 進級論文の指導 春合宿(論文テーマ発表) 夏合宿(論文報告・提出) 論文添削・書き直し 経営学検定の受験(初級・中級) 6月下旬・11月下旬 インナー大会論文作成・大会参加 論文集作成 |
| 評価方法 | 日頃のゼミ活動への参加・貢献度、発言、経営学検定の資格取得、論文の提出等をポイント化し、総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | ゼミの活動は非常に多彩であり、かなりのやる気と努力が要求される。3・4年合同でゼミを行っている唯一のゼミである。そのため3・4年生の仲は非常によく、楽しいゼミになっている。「学ぶときは学び、遊ぶときは遊ぶ」ということをモット-として、けじめさえつければ、何でもありのゼミ。ゼミ生が自主的に計画をする。また、経営学系の大学院を志望する学生には研究計画書を含めて指導する。 |
中国語 I
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 中国語 I |
| 教員名 | 丸山 鋼二 |
| 授業概要 | 中国語の基本を学びます。日本語の発音とは異なる中国語の発音を学びながら、中国語の初歩的な文法を理解して、中国語に親しむことができることが目標です。日本語にない一部の発音を除くと、同じような漢字を使用しているなど、中国語は日本人には取り組みやすい外国語で、一つひとつの文法事項は容易に理解できるでしょう。しかし、それを積み重ねてしっかりと自分のものにしていかないと、まもなく文法事項を混同するなど難しい言語であると感じるようになると思います。そこで、予習・復習は欠かさずやって下さい。また、みなさんの勉学をサポートするために、単元ごとに単語テストを行ないます。半年の学習で中国語の初歩的な実力が習得できるように目指したいので、1回も休まないよう、熱心な学習態度を期待します。 |
| 授業計画 | 中国語はどんな言語? 発音(母音・子音、声調) 基本形(「是」の構文、動詞、SVO構造) 否定・疑問文の言い方 量詞(ものの数え方) 疑問詞・助動詞 副詞(曜日・年齢など) 比較の言い方 中国語的文法(補語=様態補語・結果補語・方向補語) |
| 評価方法 | 授業中の単語テストと学年末定期試験で評価します。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 楽しく勉強していきましょう。中国語はもちろん中国についてもいろいろと質問して下さい。 |
デザイン論(K)
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | デザイン論(K) |
| 教員名 | 藤掛 正邦 |
| 授業概要 | この講座はデザインセンスやアイデアを磨きながら、身近な問題としてデザイン理論を理解しデザイン知識を身につける初心者のためのデザイン講座です。美の原理を学び発想の方法を知り、一流の美術やデザインや映像のよいものを観て真似てみるのが早道です。講義は日本の美意識から始まり、色彩、形、構成学、写真、イラスト、映像まで続き、グラフィックデザイン業界の作品や、広告産業が培った発想方法の入口を幅広く知ることができます。広報学科のデザインⅠからⅡD授業は制作に追われ他の学生作品を見る余裕がありません、スライドで優秀作品を見ながら振り返り復習しましょう。目的はメッセージを効果的に伝えるために、文字、絵、映像を加工し発信できる人材を多数育成することです。 |
| 授業計画 | 日本の美意識 色彩学 色面構成 サイン 美の構成学 グラフィックデザイン キャラクター 出版 広告会社 広告制作 広告発想 外部講師講演会 映画論 映像論 |
| 評価方法 | 毎回の出席を基本とし、定期記述試験、ノート提出、出席日数などで厳正に評価します。出席日数を最優先に厳しく評価します。教室入口に各自の出席表を用意しますので開始前に氏名サインをしていただきます。遅刻が許されるのは授業開始15分まで、それ以降は出席表をしまいます。定期試験は記述式で厳しく採点いたします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 板書をしながら知識と美意識を学びますので「薄いノート(コクヨCampus40)」等を最初の授業から用意してください。バインダー式ノートなどかさばるものは不可。パワーポイントで映された理論を集中し板書し身につけます。塵も積もれば山となるのたとえのように、14回の授業記録で1冊のデザイン知識本が完成します。定期試験はもとより、ノート提出採点、作品提出などの演習も予定しています。大学の教育とは、講義室で行われる授業は単なるガイダンスに近い。そこでヒント、課題、興味を発見して学ぶとよい。講義では毎回違った切り口で、クリエーティブ世界の入口をご紹介いします。 |
ゼミナール II
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | ゼミナール II |
| 教員名 | 竹田 仁 |
| 授業概要 | 待ち行列理論は、オペレーションズ・リサーチの中で一つの重要な研究分野であり、この理論は歴史的にも古く電話通信における待ち行列から発達してその後、数多くの論文が発表され、理論的側面および実際問題への応用に大きく貢献してきた。 われわれの日常生活でも、病院での待ちや、高速道路の出口での渋滞などよく行列に並び待たされることがある。もし、この行列をなくそうとすると、巨額な費用がかかり、費用と待ち時間を較べながらシステムを設計する必要がある。 特に近年めざましい発展をとげている情報処理システムの中には、数多くのタイプの待ち行列を見うけることができる。例えば、ディジタル通信の高度化に伴い、ディジタル通信ネットワークの高効率化がよく問題になる。パケットがバースト的に発生するメディアを含んだマルチメディア通信の場合には、メディアごとに待ち時間遅延、パケット損失率などの要求が異なるため、これらの要求を満たすネットワーク構成や制御方法をみいだすことは極めて重要である。ゼミナールでは、待ち行列理論を用いて上記の様な問題を理論解析し、シミュレーションによるシステムの検討を行う。 |
| 授業計画 | 前期は、待ち行列理論、シミュレーションについて講義と質問形式で行い。後期では、学会誌などに掲載している論文や解説書などのトピックについて講義と質問形式で行い、各自のテーマについて発表する。 |
| 評価方法 | 出席と各自のテーマの発表などにより評価を行う。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 4年次で「卒論論文」の履修を希望する。専門知識を是非習得してほしい。情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト)の資格を取得してほしい。工場見学などを予定している。 |
プロジェクト演習 I
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | プロジェクト演習 I |
| 教員名 | 宮川 裕之 |
| 授業概要 | プロジェクト演習(I、II、III)は第2セメスターから第6セメスターに配置されている必修科目です。プロジェクト演習は教室での通常の講義型授業とは学習方法が異なり、学生の主体的・能動的な授業への参加姿勢が求められます。プロジェクト演習(I、II、III)では、「ものづくり」の計画立案と計画通りに進めていくための様々な工夫・手法、実際の「ものづくり」と専門知識・技術との関係理解、共同作業におけるコミュニケーションの役割や技法、協調作業における情報共有と手段などの大切さを、グループ協調作業による「ものづくり」をとおして気づくこと、プロジェクトを進める上での基本的な手法やスキルを身に着けることを狙いとしています。このプロジェクト演習Iでは、以後のプロジェクト演習IIおよびプロジェクト演習IIIを進めるのに必要な基礎的な事項を学習します。 |
| 授業計画 | 第1回 オリエンテーション (予習:なし) ・この授業の狙いと評価基準 ・授業の進め方 ・グループ分け (6名/チーム、10チーム(以内)/クラス) ・グループ名決め ・グループ代表者決め 第2回 課題プロジェクト(1)の説明(予習:著作権と情報倫理(e-ラーニング)) ・課題プロジェクト(1)の説明 ・授業で利用するICT(Information&Communication Technology)環境 ・会議の進め方(e-ラーニング)・グループごとのミーティング 第3回~第5回 課題プロジェクト(1)の遂行(予習:報告書の書き方(e-ラーニング)) ・進捗報告 ・質疑応答 第6回 発表資料作成 ・成果物のまとめ・レビュー(作業過程、反省点、次のプロジェクトへの留意点) 第7回 課題プロジェクト(1)の発表会 ・グループ発表・チェックシートによる他のグループの評価 第8回 課題プロジェクト(2)の説明 ・課題プロジェクト(2)の説明・グループ代表者決め ・グループウェアの使い方 第9回~11回 課題プロジェクト(2)の遂行 (予習:発表評価の集計) ・進捗報告 ・質疑応答 第12回 発表資料作成 ・成果物のまとめ ・レビュー(作業過程、反省点、前回の反省点を生かせたか) 第13回 課題プロジェクト(2)の発表会(クラスごと) ・グループ発表・チェックシートによる他のグループの評価 第14回 課題プロジェクト(2)の発表会(全クラス)(予習:発表評価の集計) ・3クラス合同での発表会 ・課題プロジェクト(2)の発表会の評価で上位となったグループの発表 |
| 評価方法 | 共同作業におけるコミュニケーション、チームワークとリーダーシップ、役割分担と協調、情報共有などの大切さに気づくことを学習の達成目標とし、以下を総合的に評価します。・グループ発表会(第1回目、第2回目)の評価・具体的な評価基準とレベルに基づくグループメンバー個人毎の貢献度・グループメンバー個人毎の作業報告書の内容 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業での学習目標は、教員から知識や技術を教えてもらう受身の姿勢で得られるものではなく、創造的な「ものづくり」共同作業の体験を通して「創造的協調作業のつぼ」を会得していくことです。これにより、情報システム学科が提供している様々な専門科目への知的興味が沸いてくること、理論と実践を結びつけることの大切さが理解できることを期待しています。 |
管理科学(S)
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 管理科学(S) |
| 教員名 | 八卷 直一 |
| 授業概要 | オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,企業や組織の経営,業務の計画・運用上でおこる問題を把握し,それを解決してゆく考え方と方法である.従って常に,まず何が問題か,問題ありき,と言うところから始まる.しかし,ORの勉強は,問題からではなく問題を考えるためのモデルやモデルの解きかたなどが主になるので,この科目では,具体的な事例でORの本質を考え,応用力を付けることを試みる.目標とする成果は,「数理的手法による経営活動の考え方を理解し,とりわけ線形計画法の基礎と応用事例を理解する」ことである. |
| 授業計画 | 1.ORはこのように始まった — ORの発祥と考え方 2-3.いくつかの事例を紹介します. 4-5.線形計画法の復習 標準的な線形計画(LP)モデルと,Excelのソルバーなどを知っておく 6-7.生産計画問題 簡単な生産計画問題を実際に解いてみる 8-9.スプレットシート(表計算ソフト)の利点を知っておこう Excelはデータを単に表にまとめることだけが機能ではない.その利点を知って,実際の問題への利用に備えておく 10-11.LPTOOLによるモデリング Excel場で開発されたツールが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る 12.-15.事例の研究 — 内外の学会誌に報告された事例から,問題へのアプローチのいろいろを理解することに勤める |
| 評価方法 | 授業中の小テスト,演習問題のレポート,授業への参加の積極性の度合い,出席状況などで評価する. |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 教室に入ったらまず一番後ろの席に座ったり,受動的に単位をもらいにくるだけの人は,この授業を履修しないでください.問題を見つけ,モデルを作り,問題を解き,解決するためには,何にでも疑問を持ち,積極的な態度で取り掛かることが要求されます.それができない人には不向きなことですから. |
論理学
| 年度 | 2010 |
|---|---|
| 科目名 | 論理学 |
| 教員名 | 須藤 和夫 |
| 授業概要 | この講義で扱うのは形式論理学で、哲学的論理学ではありません。この意味での論理学は正しい推理のあり方を明らかにするものですから、これからどんな分野を勉強するにしても一度は学んでおくとよいでしょう。筋道をたてて言ったり書いたりすることは、国際化する現代社会ではますます必要になると思います。この授業では、まず西洋で発展したアリストテレス以来の伝統的論理学を学び、次いで現代の記号論理学の初歩を学ぶことにします。伝統論理学の中心は三段論法ですから、前半の授業はこれをめざして進みます。一方、現代論理学の出発点は命題論理ですから、後半の授業はこれが中心になります。最後に、蓋然推理にも触れてみたいと思います。以上によって正しい推理や誤った推理についての基本的な知識が得られますが、真理値分析などによって論理学そのものの面白さを経験できるならばなおよいと思います。なお、述語論理についても触れたいところですが、半期の授業ですから、触れる余裕はないと思われます。 |
| 授業計画 | 言語と論理。論理学の位置。論理学の課題。 概念と定義。内包と外延。区分と分類。 判断あるいは命題。命題の種類。 オイラー図とヴェン図。周延。 直接推理(1)対当推理。 直接推理(2)変形推理。 間接推理(1)定言三段論法の格と式、規則。 間接推理(2)定言三段論法の還元。ヴェン図による判定。 命題論理(1)記号とその意味。真理表の作り方。 命題論理(2)真理値分析の実際。 命題論理(3)仮言三段論法と選言三段論法。ディレンマ。 蓋然論理の考え方。まとめ。 |
| 評価方法 | 授業内容を理解できたかどうかは自分で実際に推理や記号を扱ってみなければ確認できませんから、毎回簡単な小テストを行いたいと思います。小テストの問題は教科書のものを使用します。出席はこの小テストの提出によって確認します。成績は出席と期末試験とによって総合的に判定します。ただし、1/3以上欠席した場合は試験資格を失うものとします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業には特に予備知識は必要ありませんが、数学のように毎回それまでの内容をふまえて進みますから、何よりも欠席しないことが大切です。また、教科書は頻繁に使用するので必ず買い求めて下さい。持っていないと毎回の小テストも受けられません。 |