年度 | 2010 |
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科目名 | スポーツ健康実習B (月3) |
教員名 | 小林 勝法 |
授業概要 | IT化や機械化が進み時間に追われるようになって、現代人はますます強いストレスにさらされるようになった。その結果、心身のバランスを崩し自律神経失調症や心身症などを発症することがある。インドのヨガや中国の気功、日本の座禅など東洋では古来から心身を調整したり治療する方法が開発され、多くの人に実践されてきた。現代でも野口体操や操体法など新しい手法が生まれているし、欧米でも自律訓練法やフェルデンクライス・メソッドなどが開発されている。 本授業ではこれらの身体技法(ボディワーク)の中からリラクセーションとマッサージに関して容易に修得できるものを取り上げて実習する。授業の目的は以下の通り。(1)身体技法(ボディワーク)に関する理解を得る。(2)自分で自分の、そして他人の心身を調整する方法を修得する。(3)身体観や健康観を再検討する。 |
授業計画 | 1回目 オリエンテーションとアイスブレーキング 授業の内容や進め方などの説明と受講者の自己紹介 脱力した感覚を味わうための簡単なマッサージ 2回目 からだほぐし 自分のからだをほぐす:野口体操をもとにしたマッサージ 呼吸法でこころを落ち着かせる 3回目 気功と呼吸法 内部感覚に気づき、自分でリラクセーションする方法を学ぶ。 4回目 自律訓練法 5回目 フェルデンクライス・メソッド 6回目~9回目 マッサージ各種 ひとのからだをほぐすための技術と心構え、環境の整え方。 マッサージ実習レポート1の提出。 10回目~11回目 操体法 自分や人の体の不調をみつけ、調整する。 12回目~13回目 ヨーガ 簡単にできるヨーガで心身を調整する。 マッサージ実習レポート2の提出。 期末レポート:授業目的(シラバス)と授業記録をもとに、授業で何をどのように学んだかについて振り返り、この授業を友人や後輩に紹介する文章を書きなさい。 ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 上記の目標の達成度に応じて、大学が定める評価基準(AA~D)にしたがって評価する。なお、配点と欠席・遅刻の減点は以下の通り。(1)技術(実技テストなど)・・・・・・・・・・・・・・20% (2)知識(課題及び期末レポートなど)・・・・・・・・・40% (3)態度(平常点の他に期末レポートなど)・・・・・・・40% 欠席・遅刻の減点は、欠席:-5、-10、-20、不可。 遅刻:-3、-6、-12、-24、不可。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 初回の授業から実技をするので、体操着に更衣して体育館の指定場所に集合すること。/ その他、履修に関しては、「体育科目の履修」(『履修のてびき』記載)を参照すること。 |