| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | プロジェクト演習 III |
| 教員名 | 佐野 昌己 |
| 授業概要 | プロジェクト演習( I 、 II 、 III )は第2セメスターから第6セメスターに配置されている必修科目です。プロジェクト演習は教室での通常の講義型授業と は学習方法が異なり、学生の主体的・能動的な授業への参加姿勢が求められます。プロジェクト演習( I 、 II 、 III )では、「ものづくり」の計画立案と計画通りに進めていくための様々な工夫・手法、実際の「ものづくり」と専門知識・技術との関係理解、共同作業におけるコミュニケーションの役割や技法、協調 作業における情報共有と手段などの大切さを、グループ協調作業による「ものづくり」をとおして気づくこと、プロジェクトを進める上での基本的な手法やスキ ルを身に着けることを狙いとしています。このプロジェクト演習 III では、プロジェクト演習の総仕上げとして、学生発案・企業発案・教員発案のテーマについてプロジェクトチームを編成し、プロジェクト計画の立案、成果物作成、プロジェクトで発生する問題解決をプロジェクトの実践を通じて学習します。 |
| 授業計画 | 第1回 オリエンテーション 授業のねらい プロジェクトの進め方の説明 第2回 プロジェクト計画の立案 プロジェクト計画書作成 進捗報告 第3回 プロジェクト計画の立案 プロジェクト計画書作成 進捗報告 第4回 要求定義 プロジェクト要求の洗い出し 要求定義書の作成 進捗報告 第5回 要求定義 プロジェクト要求の洗い出し 要求定義書の作成 進捗報告 第6回 要求定義 プロジェクト要求の洗い出し 要求定義書の作成 プロジェクト計画の見直し 進捗報告 第7回 中間発表準備 進捗報告 第8回 中間発表 各プロジェクトの目標、成功基準、成果物、プロジェクト計画、現状の課題と解決案について報告 第9回~第13回 プロジェクト計画に沿ったプロジェクトの実施 進捗報告 第14回 プロジェクト成果のまとめ(中間) 目標達成度の確認、現状の課題と解決案について報告、プロジェクト計画の再考 春学期貢献度表作成 第15回~第24回 プロジェクト計画に沿ったプロジェクトの実施 進捗報告 第25回~第26回 プロジェクト成果発表会準備 第27回 プロジェクト成果発表会 プロジェクト成果の発表 他チーム成果の評価 第28回 プロジェクト成果のまとめ 成果の文書化 秋学期貢献度表作成 |
| 評価方法 | 共同作業におけるコミュニケーション、チームワークとリーダーシップ、役割分担と協調、情報共有などの大切さに気づくことを学習の達成目標とし、以下を総合的に評価します。・グループ発表会の評価・具体的な評価基準とレベルに基づくグループメンバー個人毎の貢献度・各チーム作業報告書の内容成績評価は次の通り。(AA)達成目標をほぼ90%以上満たしている。(A)達成目標をほぼ80%以上満たしている。(B)達成目標をほぼ70%以上満たしている。(C)達成目標をほぼ60%以上満たしている。(D)達成目標に対し、60%未満の達成度である。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業での学習目標は、教員から知識や技術を教えてもらう受身の姿勢で得られるものではなく、創造的な「ものづくり」共同作業の体験を通して「創造的協調作業のつぼ」を会得していくことです。これにより、情報システム学科が提供している様々な専門科目への知的興味が沸いてくること、理論と実践を結びつけることの大切さが理解できることを期待しています |
「2009」カテゴリーアーカイブ
財務諸表分析
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | 財務諸表分析 |
| 教員名 | 石田 晴美 |
| 授業概要 | 企業の公表財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書等)は、当該企業の財政状態、経営成績等、多くの有用な情報を提供する。しかし、財務諸表がいくら有用な情報を提供したとしても、財務諸表の利用者がそれを適切に理解できなければ意味がない。本講義では、企業が実際に公表している財務諸表を複数取り上げ、その基本的な分析手法と有価証券報告書の読み方を習得する。 |
| 授業計画 | イントロダクション 分析の基礎(1)(貸借対照表・損益計算書の見方) 安全性分析 成長性(トレンド)分析 分析の基礎(2)(キャッシュ・フロー計算書の見方) 収益性分析 生産性分析 財務レバレッジ CVP(損益分岐点)分析 分析の基礎(3)(セグメント情報) 事例分析(1) 事例分析(2) 事例分析(3) 総まとめ |
| 評価方法 | 課題提出(60点)および定期試験(40点)により評価する。課題提出は3回を予定している。評価基準は次のとおり。AA)90点以上、A)80点以上、B)70点以上、C)60点以上、D)60点未満。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 簿記演習 I ・ II および財務会計情報をすでに履修していることが望ましい。毎回講義に加え、実際の企業の公表財務諸表を分析するので、電卓と定規を忘れずに持参すること。 |
専門ゼミナール IV
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | 専門ゼミナール IV |
| 教員名 | 塩沢 泰子 |
| 授業概要 | 塩沢ゼミの「卒業研究」では、大学4年間の総まとめとして、コミュニケーションに関する論文を書き上げる(卒論)か、もしくはこれまでのゼミ活動を発展させた「作品」を制作(卒業制作)します。「卒論」では、自分が決めたテーマについて、論理的で説得力ある論文を書くことを目標とします。テーマはコミュニケーションに関することなら何でもOKですが、実際に関心があり、追究してみたいテーマを選ぶことが肝心。関連文献を数多く読むことに加え、必要に応じてアンケートやインタビューなども用い、分析・考察し、何らかの結論を導きます。「卒業制作」では、ゼミで重視してきたオーラル・コミュニケーション活動の実績を活かして「作品」にします。つまり、3年次より実践してきた学童プロジェクトや劇、スピーチなどの実践活動により磨きをかけて十分鑑賞に堪える、或いは同士や後輩達の役に立つような「形」にします。映画や文学作品の翻訳も十分卒業作品となり得ます。いずれの場合も自分の興味や性格を考え、自分で決定し、納得のいくようなものを作り上げましょう。 |
| 授業計画 | 卒業研究のテーマに関する文献(主に英語)を読んで、議論。 卒業研究の進捗状況をレジメを作って発表 スピーチや英語劇を卒業研究に選択した学生はその準備と発表 卒論の読み合わせ、相互批評 英語学習自己管理と効果的な英語学習についての情報交換(主にBBS利用) 卒業研究の中間・最終発表会(3年生と合同。11月と2月に開催予定) 卒論発表会への参加 |
| 評価方法 | 授業への参加度、課題への取り組み、発表活動の成果などを総合的に評価します。詳細は授業時に説明します。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | ゼミ生同士の意見交換、交流を大切にします。自律的な学習者となることを目指し、毎回、ゼミは学生が司会、運営します。物事を多方面から見ることができ、自分をより良く知り、自信を持って行動が出来ることが目標。ゼミ活動、そして大学生活4年間のしめくくりです。満足できる卒業研究を作り上げましょう。 |
マーケティング・リサーチ
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | マーケティング・リサーチ |
| 教員名 | 金 必中 |
| 授業概要 | マーケティング戦略を立案する際に、市場需要や競争状況に関する情報を把握することは非常に大切で、その情報を迅速かつ的確に把握することはマーケティング戦略の成果を大きく左右することになる。マーケティング・リサーチ(市場調査)はそのようなマーケティング戦略の立案に必要な情報を把握してくれるもので、経験や直感による主観的ではなく、科学的根拠に基づいた客観的情報を提示してくれるものである。したがって、マーケティング・リサーチはマーケティング戦略の方向や精度を高める、いわば羅針盤やナビゲーションのような役割を果たすといえる。本授業では、マーケティング・リサーチを理解し、その手法やプロセス、データの収集や解析方法について理論的に学習することを、目標としている。 |
| 授業計画 | 授業ガイダンス マーケティング・リサーチとは データベース・マーケティングとデータ・マイニング マーケティング・リサーチのプロセス 調査計画の立案 1次データとその収集 2次データとその収集 測定と尺度 調査票の設計 サンプリング 調査の実施方法 集計と解析 報告書の作成とプレゼンテーション まとめ ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
| 評価方法 | 毎回出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を30%、課題レポートを20%、定期試験を50%の割合で評価する。ただし、成績評価は次のとおり。AA) 形式に不備が無く内容が特に優れている、A) 形式に不備が無く内容が良い、B) 形式は満たしているが内容がやや不足している、C) 形式・内容ともに若干の難点がある、D) 課題・定試をこなせていない。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業を理解するためには、マーケティングに対する知識が必要となる。マーケティングについて勉強していない学生は『マーケティング』授業も併せて受講してほしい。なお、この授業は『マーケティング・リサーチ演習』の前提となる。 |
CALL101(TH2)
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | CALL101(TH2) |
| 教員名 | 駒井 一仁 |
| 授業概要 | CALL(コンピュータ利用の外国語学習)教室にてパソコンを利用し、リスニング・スピーキングの英語力向上のための授業を行います。英語の発音やリスニングストラテジーを学びリスニング力向上の手助けとします。スピーキングにおいては、身近な話題に関して会話練習から始まり1つの段落のスピーチができるように学習していきます。 ネットアカデミー(リスニングコースUnit 1~25)を教材として用いて、さまざまなリスニングや音読練習をして役に立つ単語や表現の知識を定着させ、その知識を使って会話練習、文章を書く活動、スピーチ活動を通してリスニング力とスピーキング力の強化を行います。 |
| 授業計画 | オリエンテーション 授業で使用するソフトウェアの使用方法の説明 口頭会話練習 ネットアカデミーの教材を利用した演習(Unit 1~Unit 25) CALLシステムを用いたリスニング・音読・シャドーイングによるスピーキング練習 学習教材についてペア練習、会話練習、暗唱 学習教材のトピックに関するグループ・ディスカッション 学習教材のトピックに関してのエッセイ・ライティングとスピーチ、プレゼンテーション コミュニケーションのための文法学習 |
| 評価方法 | 授業中の積極的な活動参加(プレゼンテーション、スピーチ、シャドーイング、会話、暗唱)50%、レポート、確認テスト、CASEC 30%、授業時間外での課題(ネットアカデミー)20% AA:非常に優れている、A:指定した要求水準である、B:指定した要求水準は満たしているがやや不十分な部分がある、C:指定した水準に対して若干の難点がある、D:指定した要求水準が満たせていない。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | コンピューターを使用した英語学習を通して英語を聞く能力、話す能力を伸ばすことを目標とします。身の回りの日常的な話題から時事問題まで興味深いさまざまな英語を聞きます。リスニングや音読活動を通して役に立つ単語や表現を学習していきます。応用として学習したことを使って英語で表現する活動や意見を発表する活動を行います。授業に積極的に参加して学習することにより英語の力を向上させていきます。コンピューターを最大限に活用して英語に触れることにより自立した英語の学習者になりましょう。みなさんのがんばりを期待しています。 |
マーケティング・リサーチ演習
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | マーケティング・リサーチ演習 |
| 教員名 | 金 必中 |
| 授業概要 | マーケティング戦略を立案する際に、市場需要や競争状況に関する情報を把握することは非常に大切で、マーケティング・リサーチは、その情報を迅速かつ的確に把握し、科学的根拠に基づいてより効果的かつ効率的にマーケティング戦略の意思決定を遂行できるようにしてくれる。本授業では、講義と実習を通じて、マーケティング・リサーチのプロセスを明確に理解し、その手法、データの収集・整理や解析方法、および報告についてスキルやノウハウを修得することを、目標としている。 |
| 授業計画 | 授業ガイダンス 調査計画の策定 調査票の設計 フィールド・ワーク EXCELの利用法 SPSSの利用法 データの転写とデータ・クリーニング 度数分布と仮説検定 クロス集計 分散分析 相関・回帰分析 因子分析 報告の準備とプレゼンテーション まとめ ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
| 評価方法 | 毎回出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を40%、課題レポートおよびプレゼンテーションを60%の割合で評価する。ただし、成績評価は次のとおり。AA) 形式に不備が無く内容が特に優れている、A) 形式に不備が無く内容が良い、B) 形式は満たしているが内容がやや不足している、C) 形式・内容ともに若干の難点がある、D) 課題・定試をこなせていない。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業を理解・習得するためには、マーケティング・リサーチに対する知識が必要となる。受講する前に、『マーケティング』や『マーケティング・リサーチ』を履修することが望ましい。 |
英語表現B
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | 英語表現B |
| 教員名 | 塩沢 泰子 |
| 授業概要 | The purpose of this class is to develop English language communication skills using drama techniques and theatre exercises. Through performance, students will be able to develop confidence and self-assurance in learning how to express themselves in English. Through recitation, script reading, and writing their own narrative and dialogue, all four skills (speaking, listening, reading and writing) will be dealt with in this class. The final class of the semester will be a performance (“showcase”) of the students’ own work. |
| 授業計画 | The final goal of this class is to make and perform an original play produced by the students themselves. The instructor will conduct this class as a facilitator in a style of theatre workshop. The story line will be created based on the students’ discussion and improvisation. The rough outline is as follows: Week 1 ~ Week 3 : Presentation about intercultural issues Week 4 ~ Week 6 : Discussion about the topic of the presentation Week 7 ~ Week 9 : Creating narrative and dialogue (or monologue) through improvisation Week 10 ~ Week 11 : Modifying the script Week 12 ~ Week 14 : Building a character Week 15 : Performance (Warming-up exercise and theatre games will begin each class.) |
| 評価方法 | All the following will be included in grading: Class participation, Performance, Homework Assignments, Term report, Journal*.*The instructor will explain about the journal at the beginning of semester. |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | No need to have special acting skills or experiences! Just bring your curiosity and interests in expressing yourself through performance. Students are expected to participate actively on their own initiative to acquire English language skills! In this class, the students will be the performer, playwrights, and producers! |
ゼミナール
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | ゼミナール |
| 教員名 | 友安 弘 |
| 授業概要 | ●広報学科で,最も基本的・中心的な領域であるマス・コミュニケーションの中から,マス・コミュニケーションの影響と効果に関する理論的な分析を研究対象とする.●ゼミナールでは,主に「マス・メディアの子どもへの影響」の問題を検討する.●最初に心に関する文献を読む.社会心理学の文献と「こころ」についての日本精神史にかかわる文献である.●次に,マス・メディアの子どもへの影響について検討を加えながら,マス・コミュケーションの諸理論と社会調査の方法を理解していく.●同時に,新聞の切り抜きを実行していく.そのために,最初に日本の政治に関する平易な文献を読む. |
| 授業計画 | 学期の始まる前に,『社会心理学入門(上)(下)』,『一語の辞典,こころ』,『現代民主主義の病理』を読んでおく. 4月に,上記文献について検討を加える. 5月より,『メディアと暴力』を読みながら,メディアの影響,マス・コミュニケーションの諸理論について理解を深めていく. 同時に,新聞の切り抜きを行いながら,今日の社会問題,政治問題,経済問題,文化的問題についての知識を強化していく. 夏休み,及び秋学期に社会調査および簡単な統計処理についての基本的な知識を得るため,ゼミ合宿をする予定である. 秋学期に,テキストを更に読み進めながら,メディアの影響の問題について考察を加えていく. 最後に,まとめとしてメディアの政治への影響について簡単に触れる. |
| 評価方法 | ゼミナールへの参加度,提出物の内容,及び出席状況. |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | ●自らゼミナールを運営していく気持ちをもって,ゼミに参加すること. |
管理科学(S)
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | 管理科学(S) |
| 教員名 | 八卷 直一 |
| 授業概要 | オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,企業や組織の経営,業務の計画・運用上でおこる問題を把握し,それを解決してゆく考え方と方法である.従って常に,まず何が問題か,問題ありき,と言うところから始まる.しかし,ORの勉強は,問題からではなく問題を考えるためのモデルやモデルの解きかたなどが主になるので,この科目では,具体的な事例でORの本質を考え,応用力を付けることを試みる. |
| 授業計画 | 1.ORはこのように始まった — ORの発祥と考え方 2-3.いくつかの事例を紹介します. 4-5.線形計画法の復習 標準的な線形計画(LP)モデルと,Excelのソルバーなどを知っておく 6-7.生産計画問題 簡単な生産計画問題を実際に解いてみる 8-9.スプレットシート(表計算ソフト)の利点を知っておこう Excelはデータを単に表にまとめることだけが機能ではない.その利点を知って,実際の問題への利用に備えておく 10-11.LPTOOLによるモデリング Excel場で開発されたツールが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る 12.スケジューリング問題の概要 スケジューリング問題は分かりやすいものではあるが,その最適解を求める方法がない問題が多い.その複雑さを知る 13.スケジューリング問題の難しさと面白さ この問題は複雑デアルガ故に難しいが,ある場合については工夫次第で解決できる面白さがある.それを専門家の外部講師から聴く. 14-15.事例の研究 — 内外の学会誌に報告された事例から,問題へのアプローチのいろいろを理解することに勤める |
| 評価方法 | 授業中の小テスト,演習問題のレポート,授業への参加の積極性の度合い,出席状況などで評価する |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 教室に入ったらまず一番後ろの席に座ったり,受動的に単位をもらいにくるだけの人は,この授業を履修しないでください.問題を見つけ,モデルを作り,問題を解き,解決するためには,何にでも疑問を持ち,積極的な態度で取り掛かることが要求されます.それができない人には不向きなことですから. |
日本文化史
| 年度 | 2009 |
|---|---|
| 科目名 | 日本文化史 |
| 教員名 | 高師 昭南 |
| 授業概要 | 縄文,弥生にはじまり古代,中世,近世,近代まで歴史に沿ってテ-マを選択し,比較文化論的視点も組み込みながら,日本人の思想と行動様式にいささかなりとも迫れればと考えている。「描く」「住まう=境界の思想」「宗教」「芸能」をテ-マとする。補助教材としてVTRを積極的に活用する。 |
| 授業計画 | 1 先史=考古学時代の文化概略 ~縄文の遺跡「三内丸山」をめぐって~ 2 描く( I )弥生の絵画を読む~情報としての絵~ 3 描く( II )「やまと絵」の系譜~複合視点~ 4 描く( III )日本画・東西クロス(風景画,風俗画を例として) 5 描く( IV )王朝文化と絵巻き・かな文字とやわらかな感性 6 描く( V )琳派の美~俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一~ 7 1~6のまとめのテスト(1)と解説 8 境界の思想( I )俳句とコピ-ライティング 9 境界の思想( II )『日本の美― 境の思想―』を通して 10 境界の思想( III )京町屋~坪庭・伝統住宅~多様な住宅 11 境界の思想( IV ) 結界と過程の文化 12 境界の思想( V )日本人のデザイン原理~変化の中に美あり~ 13 8~12のまとめのテスト(2)と解説 14 宗教( I )仏教伝来=カルチュア・ショック ~王権のシンボル,そしてアクセサリ-~ 15 宗教( II )神仏習合と東大寺二月堂のお水取り ~慈光寺から湯殿山神社に神輿が渡る~ 16 宗教( III )阿弥陀信仰と浄土教思想 17 宗教( IV )鎌倉新仏教と選択・専修・易行 18宗教( V )日本人の宗教観・現世利益主義 19 14~18のまとめのテスト(3)と解説 20 芸能( I )①芸能―芸道とは,伎楽・雅楽・舞楽 ②阿弥号と芸能者―世阿弥をめぐって― 21芸能( II )歌舞伎・人形浄瑠璃の歴史・演出 ~バサラ(婆沙羅)とかぶく~ 22芸能( III )江戸,天保期の庶民の生活と河竹黙阿弥「髪結新三」 23芸能( IV )文楽。歌舞伎鑑賞 ~文楽『曽根崎心中』,歌舞伎『東海道四谷怪談』~ 24芸能( V ) 演歌と「哀」 25 20~24のまとめのテスト(4)と解説 26 江戸幕末,地方武士の生活と藤沢周平『隠し剣・鬼の爪』(山田洋次監督) 27 戦前の国民生活と『我が青春に悔いなし』(黒沢明監督) 28 昭和30年頃の庶民生活と『泥の河』(小栗康平監督) |
| 評価方法 | レポ-ト(3,4本)と出席点にて評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ |