政治学

年度 2009
科目名 政治学
教員名 藤嶋 亮
授業概要 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化しています。本講義では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や、概念、理論の枠組について整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るか?」、という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。
授業計画 ガイダンス/現代政治をどう見るか?
現代社会の変化
政治の役割・課題とは何か?
政治と権力
権力をめぐる諸理論
支配の正統性
エリート理論
現代民主政と非民主的体制
現代民主政の成立
「ポリアーキー」
全体主義体制と権威主義体制
民主化
現代民主政の制度と類型
政党の発展と変容
政党の役割と機能
政党の類型
政治家のリクルート
投票行動と政治意識
投票行動論
政治意識とマス・メディア
現代社会と公共性
NGOとNPO
市民社会と新しいデモクラシー論
評価方法 学期末の筆記試験によって、成績を評価します。
教科書
参考書
メッセージ レジュメを配布し、それに基づいて講義を進めます。政治学というと、難解そうな響きがあります。しかし、実際は、日々の生活の中の様々な体験や情報から、、社会や政治の問いに気づき、自分なりの答えを考えるための有効な手立てであり、魅力的な学問です。したがって、できるだけ新聞や、テレビ、インターネットなどを通じて、最新の情報に触れるように心がけてください。
カテゴリー: 2009

専門ゼミナール III

年度 2009
科目名 専門ゼミナール III
教員名 林 薫
授業概要 本ゼミでは国際開発協力を中心に国際協力全般をテーマとして扱います。7セメスターにおいては5、6セメスターの学習成果を基礎に、卒業論文の準備にとりかかります。基礎的な文献、資料、データの収集と分析が中心です。卒業論文の執筆にあたっては「世の中にどのようなメッセージを発出するかを重点的に討議します。また、テーマの選択は自由ですが、ゼミ全体で共通の柱を打ち立てることを目指します。また個々のテーマを通じてゼミ員全体の知識の共有を目指します。
授業計画 卒業論文の執筆準備(基礎的な文献、資料、データの収集と分析)
(以上は実際の学期授業実施回数とは一致しません)
評価方法 出席および授業への参加のレベルを考慮します。
教科書
参考書
メッセージ 世界で現在起こっている問題、起こりつつある問題、解決すべき事項などについて強い関心を持つことが必要です。
カテゴリー: 2009

社会と言語

年度 2009
科目名 社会と言語
教員名 岡野 雅雄
授業概要 この科目では、言語学から見た「社会と言語」のかかわりについて学びます。このテーマについては、社会言語学や、認知言語学などの言語学の諸分野で活発な議論がなされています。それらを参照しつつ、「言語の多様性」・「言語接触」・「言語と社会・文化」の3つを柱として、重要なトピックを見てゆきたいと思います。
授業計画 社会による言語の多様性
標準語・共通語・方言
男性語・女性語、レジスターなど
言語意識
言語変化—-世代方言など
言語接触—-ことばとことばが交わるとき
2言語併用(バイリンガリズム)
ピジンとクレオール
言語摩擦
言語と社会・文化
言語政策と言語計画
言語と偏見–言語的不平等、言語欠陥説など
言語と認識—-言語相対性仮説など
言語と認識(2)—-認知言語学の話題から
まとめ
※上記は、必ずしも学期授業予定回数と一致するものではありません。
評価方法 中間課題(20%)・期末試験(80%)によって評価します。
教科書
参考書
メッセージ
カテゴリー: 2009

コーポレート・コミュニケーション論

年度 2009
科目名 コーポレート・コミュニケーション論
教員名 横内 清光
授業概要 会社と君たち自身の関係を考える講座だと思ってください。私たちは、なんらかのカタチで会社と一生つきあっていく。だとすれば、会社とは一体何なのだという素朴な疑問から主発してみたい。まして、世界経済が一瞬のうちに未曾有の恐慌に突入している現在、これから私たちのサラリーマンライフはどうなるのだろうという不安に答えをだすためにも、コーポレート・コミュニケーションは是非学んでおいたほうがいい。今は、従来の「広報論」の枠を越えた「会社論」が必要だと思われる。
授業計画 コーポレート・コミュニケーションとは? 企業広告との違いはどこに。
最新の新聞広告例から、企業からのメッセージを読み解く。 「エコ」が目立つのは、なぜ?
ステークホルダーという考え方を学ぶ。 企業を取り巻く利害関係者はたくさんいる。
誰にメッセージをとどけるか? 企業側から見たコーポレート・コミュニケーション。その1.
主要ステークホルダーが変わってきた。 株主なのか? 従業員・経営者なおか?
生き延びることが会社の目的である。 では、誰のための会社か?
コーポレート・ガバナンス理論からのアプローチ。
資本主義の原点に帰って会社を考えてみる。日本型経営とアメリカ型経営の違い。
優秀な企業とはどんな会社だろう? 生き延びることが会社の目的ならば、利益を追求することはどのような位置づけになるのか? ここで、日本の優秀企業例を研究してみる。
会社はどこへ行くのか? ものづくりへ戻るのか? 金融経済の行き過ぎ是正が会社の経営にどのような影響を与えるのか? 前半部分の授業の総括編。(※2回の講義にわたることあり)
改めて、会社とステークホルダーとのコミュニケーションのあり方を考える。
一人一人が従業員であり、消費者であり、地球市民であり、時には株主であったりする状況分析。
コーポレート・コミュニケーションの「5つの位相」を考える。
第1にマーケティング・コミュニケーション。 マーケティングとはなにか?
第2の位相、マーネージリアル・コミュニケーションを考える。
つい最近までは、ここでI Rを中心に考えてきたのであるが、次なる経営課題はなにか?
第3の位相、インナー・コミュニケーションを考える。
企業アイデンティティの危機に際して、経営者と従業員の関係は?、雇用の多様化の影響は?
第4の位相、ソシアル・コミュニケーションを考える。
地球環境問題は、企業が生き延びるための緊急課題になってきた。 いまなぜエコなのか?
第5の位相、シンタックス(統合分野)を考える。
企業の統合的ブランド価値について。企業イメージとはなにか? 換算できる価値なのか?
企業の社会責任(CSR)を考える。新経済主義が崩壊した後の社会的責任論をさぐる。
社会的責任を果たすことは、実利があるのか?それとも啓蒙的自己利益にすぎないのか?
前回の続編で、社会責任投資(CSI)の有効性を考える。
最近の研究では、CSIは実利が伴うことが解ってきている。新しい投資価値からの研究を見る。
コーポレート・コミュニケーションの未来について。
長続きする企業生命を、ブランド価値の視点から総括する。
評価方法 試験は論述式。基本的な理論を踏まえた、応用問題を出題する。出席点は10%の枠内。
教科書
参考書
メッセージ 2008年秋のアメリカ発の世界不況。「新自由主義」といわれる経済体制が破綻した。株主資本主義の優勢な理論に支えられたコーポレート・コミュニケーション理論はどう変わるのか? いま、世界中で「会社」が混沌状況に陥っている。会社とはいったい何者なのか? 資本主義はどこに行くのか? こんなことを考えながら、この講座を受講して欲しい。 (※授業は、毎朝、新聞を読むことから始まっていると思ってください。)
カテゴリー: 2009

CALL101(IU6)

年度 2009
科目名 CALL101(IU6)
教員名 生田 祐子
授業概要 CALL(Computer Assisted Language Learning=コンピュータ利用の外国語学習)教室の機能を利用し、リスニング・スピーキングを中心として総合的な英語力向上のための演習を行います。 音声としての英語に慣れ、高校までに習得した語彙や文法を使って、英語で発話することへの抵抗をなくすことを目指し、英語での情報の伝達を可能とすることを目標とします。CASECの目標は、650点以上とします。
授業計画 (以下、中心に扱う内容です。)
第1回 レベル診断テスト受験
学習法ガイダンス
第2回~第13回 Net Academy Unit 1~25
第14回 CASEC受験 課題提出
評価方法 毎回の出席を基本とし、授業中の活動と課題を含めた平常点を50%とし、期末の課題を50%とする。平常点にはCASECの向上点を加味する。
教科書
参考書
メッセージ 英語を学ぶ動機と目的があること。毎日継続して楽しく学ぶこと。これが英語力を増強するための必須条件だと思います。外国語を習得する基本は、「音」を聞き分け、「音」を真似るという単純作業です。徹底的にリスニングに時間をかけるとともに、お腹からしっかりと声をだして、音読することをおすすめします。ピアノは楽譜が読めても弾けない曲があるように、英語も英語が読めても、コミュニケーションの道具として使っていなければ、知識のままです。毎日こつこつと積み重ねていくことで、必ず英語を自分の言葉として使うことができるようになります。留学など、皆さんの目標のよきお手伝いができればと願っています。電子辞書は、必ず携帯してください。
カテゴリー: 2009

財務会計情報

年度 2009
科目名 財務会計情報
教員名 石田 晴美
授業概要 財務会計とは、企業外部の利害関係者に当該企業の経営成績と財政状態を財務諸表(貸借対照表や損益計算書等)を通して報告する会計である。そして、その目的は、財務報告の利用者が意思決定を行うのに有用な情報を提供することである。本講義では、財務会計の基本的な考え方を学習するとともに、わが国の会計基準(財務諸表作成のルール)を学ぶ。
授業計画 講義ガイダンス
簿記復習
<総論>会計の意義と役割
<総論>会計制度の理論と体系
<総論>企業のディスクロージャー
<資産会計>総論、当座資産
小テスト
<資産会計>有価証券、デリバティブ
<資産会計>棚卸資産
<資産会計>有形固定資産-減価償却
<資産会計>有形固定資産-減損
<資産会計>その他の資産(繰延資産等)
小テスト
<負債会計>総論、借入金、引当金等
<負債会計>リース、社債
<負債会計>退職給付引当金
<負債会計>資産除去債務
<純資産会計>新株予約権など
小テスト
<損益会計>総論、収益・費用の認識規準
<損益会計>工事進行基準
<損益会計>税効果会計
キャッシュ・フロー計算書
外貨換算
企業結合会計
連結会計(1)
連結会計(2)
総まとめ
評価方法 小テスト3回(60点)と定期試験(40点)により評価する。評価基準は次のとおり。AA)90点以上、A)80点以上、B)70点以上、C)60点以上、D)60点未満。ただし、定期試験の結果が著しく悪い場合には小テストの結果如何にかかわらずD評価とする。
教科書
参考書
メッセージ 簿記の基礎知識を有していることが望ましい。
カテゴリー: 2009

オペレーションズ・リサーチ事例研究

年度 2009
科目名 オペレーションズ・リサーチ事例研究
教員名 八卷 直一
授業概要 オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,企業や組織の経営,業務の計画・運用上でおこる問題を把握し,それを解決してゆく考え方と方法である.従って常に,まず何が問題か,問題ありき,と言うところから始まる.しかし,ORの勉強は,問題からではなく問題を考えるためのモデルやモデルの解きかたなどが主になるので,この科目では,具体的な事例でORの本質を考え,応用力を付けることを試みる.
授業計画 1.ORはこのように始まった — ORの発祥と考え方
2-3.いくつかの事例を紹介します.
4-5.線形計画法の復習
標準的な線形計画(LP)モデルと,Excelのソルバーなどを知っておく
6-7.生産計画問題
簡単な生産計画問題を実際に解いてみる
8-9.スプレットシート(表計算ソフト)の利点を知っておこう
Excelはデータを単に表にまとめることだけが機能ではない.その利点を知って,実際の問題への利用に備えておく
10-11.LPTOOLによるモデリング
Excel場で開発されたツールが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る
Excelが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る
12-15.PBLケーススタディ
ケースを示し、グループまたは個人で挑戦する。
評価方法 授業中の小テスト,演習問題のレポート,授業への参加の積極性の度合い,出席情報などで評価する.
教科書
参考書
メッセージ 教室に入ったらまず一番後ろの席に座ったり,受動的に単位をもらいにくるだけの人は,この授業を履修しないでください.問題を見つけ,モデルを作り,問題を解き,解決するためには,何にでも疑問を持ち,積極的な態度で取り掛かることが要求されます.それができない人には不向きなことですから.
カテゴリー: 2009

ドイツ語 I

年度 2009
科目名 ドイツ語 I
教員名 越智 洋
授業概要 はじめてドイツ語を学ぶ人のための入門の授業です。とくべつの進め方をするわけではありません。発音のきまりを学び、口頭練習するところからはじめ、基本的な文法を理解しつつ、練習問題を通じて、少しずつ基礎をかためていきます。文法力、読み書く力、聞き話す力、それらを有機的なつながりの中で身につけることをうたっているテキストを選びました。それにそって進みますが、テキストに直接関係のない話(もちろんドイツや言語に関係はある)もたくさんしようと思っています。また映像を通じてのドイツ紹介もできるだけ。
授業計画 各課、以下のような構成のテキストを、順に進みます。
1)ていねいな文法説明
2)文法事項との対応が一目でわかる練習問題
3)ベルリンを舞台とした各場面での会話文と表現練習
4)会話内容を展開した読章
評価方法 出席状況、授業での参加度を半分、テスト(何回かの小テストのみか、定期テストも加えてかは未定)の結果を半分にみて、総合的に評価します。部分的な習熟度というより、取り扱った内容全般への理解度に重点をおいた評価をしたいと考えています。
教科書
参考書
メッセージ さいきんよく思います。人生は複雑かもしれないけれど、じぶんにかかわりのある人に対して、深いかかわりにせよ、浅いにせよ、気持ちを伝えるときに言うべき言葉というのは、かんたんで普通ないくつかに尽きる、と。たとえば「ありがとう」とか「こんにちは」、「元気でね」とか「うれしいね」、「ごめんなさい」など。日本語や英語ではなく、ドイツ語で、それがどういう響きのコトバか、耳にしてみませんか?
カテゴリー: 2009

日米関係論

年度 2009
科目名 日米関係論
教員名 瀧澤 道夫
授業概要 アメリカは政治から経済、文化からビジネスまで大きな影響力を持つ。黒船に始まる150年間の日米の歴史と戦後の同盟関係を概観し、アメリカへの理解を深め、グローバルな世界との関わりを理解する。良き市民としての社会人基礎力、グローバルなセンスを養うことを目指す。
授業計画 9.11後の日米関係と世界の動きを理解する
アメリカの基本構造を理解し、大統領選挙の意味あいや影響を理解する
アメリカの建国の精神、歴史や文化を概観する
黒船来航に始まる日本の近代化と欧米との関係を理解する
太平洋戦争、日本やアジアの戦後の発展におけるアメリカの役割を理解する
WTO/FTA時代の日米通商構造を理解する
アメリカの文化や精神の背景を理解し、日本との相異を考える
アメリカの多国籍企業やグローバルな動向を理解する
日米とアジアの関連など多面的な側面を理解する
知識時代、グローバリゼーション、経済のサービス化などを日米関係を通じて考える
評価方法 授業での積極的参加、レポートの両面を半々で評価します。レポートは授業の際に指示します。
教科書
参考書
メッセージ 2009年1月にオバマ新政権が発足し改革が始まりました。グローバルな変化、新しい時代の始まりについて考えてみましょう。
カテゴリー: 2009

オペレーションズ・リサーチ事例研究(E)

年度 2009
科目名 オペレーションズ・リサーチ事例研究(E)
教員名 八卷 直一
授業概要 オペレーションズ・リサーチ(OR)とは,企業や組織の経営,業務の計画・運用上でおこる問題を把握し,それを解決してゆく考え方と方法である.従って常に,まず何が問題か,問題ありき,と言うところから始まる.しかし,ORの勉強は,問題からではなく問題を考えるためのモデルやモデルの解きかたなどが主になるので,この科目では,具体的な事例でORの本質を考え,応用力を付けることを試みる.
授業計画 1.ORはこのように始まった — ORの発祥と考え方
2-3.いくつかの事例を紹介します.
4-5.線形計画法の復習
標準的な線形計画(LP)モデルと,Excelのソルバーなどを知っておく
6-7.生産計画問題
簡単な生産計画問題を実際に解いてみる
8-9.スプレットシート(表計算ソフト)の利点を知っておこう
Excelはデータを単に表にまとめることだけが機能ではない.その利点を知って,実際の問題への利用に備えておく
10-11.LPTOOLによるモデリング
Excel場で開発されたツールが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る
Excelが広範囲にモデルの作成に利用さえている例を知る
12-15.PBLケーススタディ
ケースを示し、グループまたは個人で挑戦する。
評価方法 授業中の小テスト,演習問題のレポート,授業への参加の積極性の度合い,出席情報などで評価する.
教科書
参考書
メッセージ 教室に入ったらまず一番後ろの席に座ったり,受動的に単位をもらいにくるだけの人は,この授業を履修しないでください.問題を見つけ,モデルを作り,問題を解き,解決するためには,何にでも疑問を持ち,積極的な態度で取り掛かることが要求されます.それができない人には不向きなことですから.
カテゴリー: 2009