文献講読

年度 2008
科目名 文献講読
教員名 友安 弘
授業概要 ●説得コミュニケーション,広告,政治宣伝に関する基礎理論を極めて平易に述べている社会心理学の文献を読みながら,コミュニケーションとマス・コミュニケーションを「他者を説得する」という視点から考察していく.●他者や相手をだましてまで商品を買わせようとしたり,自己の所属する党派を有利にしようとする広告・政治宣伝の姿を,主にアメリカ合衆国の例をもとに具体的に一つずつ検討していく.●広告・政治宣伝に関する基礎理論を習得することを目標とする.理解を促進するために,授業中に小テスト(自己採点)を行う.
授業計画 プロニカス/アロンソン著,社会行動研究会訳『プロパガンダ,広告・政治宣伝のからくりを見抜く』を読む.
1.日常生活のなかの説得
2.説得のお膳立て・・・効果的な説得を行うために
3.伝達者の信憑性・・・本物とまがい物
4.メッセージ・・・それはどのように伝達されるか
5.感情にアピールする説得
6.説得の戦略を打ち破るために
7.情報戦略が失敗するとき・・・プロパガンダと社会
評価方法 プレゼンテーション,及び出席状況.
教科書
参考書
メッセージ ●社会心理学の文献を読むので,この分野に興味のある者の履修が好ましい.●主にアメリカ合衆国の事例を扱うので,アメリカについての知識を得たい者にとっても有益である.
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文献講読

年度 2008
科目名 文献講読
教員名 田畑 則重
授業概要 一つの作品が本や雑誌、テレビ、ラジオ、アニメ、ウェブ、ケータイの壁を越えて多メディア展開される流れが急速に進んでいる。私が専門とする出版メディアから発して多メディア展開する流れもあれば、逆の流れもある。いまや出版論だけを学んでいては大きな流れの全体像が見えない時代となった。各メディア間のしきりを越える広い概念で「コンテンツ」を学ぶ必要がある。また、将来、メディア界を目指す人は、コンテンツ・プロデューサーの目を持つ必要がある。大学生向けの「コンテンツ学」教科書はこれから出てくるだろうが、昨年刊行された『コンテンツ学』を読みながら、関連領域、事項を補足していきたい。この分野は刻々変化していくので、学生諸君とともに私も大いに学んでいきたい。
授業計画 1、コンテンツの大まかな見取り図と授業の進め方について
2、コンテンツとは何か
3、コンテンツ制作プロセスと表現要素
4、コンテンツの制作方法と技術
5、映像デジタル時代のコンテンツ流通
6、コンテンツ創造の環境・人材教育
7、コンテンツビジネスの基本モデル、日本のコンテンツ市場
8、コンテンツビジネス経営、世界のコンテンツ産業
9、コンテンツと知的財産権法
10、知的財産権法以外のメディア法
11、日本のコンテンツ政策
12、海外のコンテンツ政策
13、コンテンツと文化
評価方法 毎週の事前準備と理解の度合いを50%、期末レポートを50%の割合で評価する。
教科書
参考書
メッセージ 新しい領域だけに授業の前にテキストを読んだ上で、関連事項を自発的に調べてきて欲しい。将来メディア、コンテンツ産業に進みたいと真剣に考えている人に受講して欲しい。
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文献講読

年度 2008
科目名 文献講読
教員名 飯野 守
授業概要 今年度は、今や著作権法を学ぶ人にとって必読書とも言える、ローレンス・レッシグ教授の『フリー・カルチャー』に挑戦します。
最近著作権に関心を持つ人が増えているように思いますが、著作権法は実は大きな問題を抱えています。それは、簡単に言えば、著作権保護が強まれば強まるほど、情報の自由な流れという目標は遠のくという問題です。例えば、デジタル技術とネットワークによりコピーが氾濫し、それがCDの売上減に結びつく。だから、著作権保護は強化しなければならない。このような一見すると分かりやすいとも思える論調には、どのような問題が潜んでいるでしょうか。
レッシグ教授はクリエイティブ・コモンズの提唱者として知られていますが、上述のような問題に「創造を育むコモンズ」という発想から提言を続けています。『フリー・カルチャー』の内容は著作権に関するものが中心で、教授の提言の集大成とも言えるものです。
本書は決して読みやすい本ではありませんが、豊富な実例を知ることを通じて、著作権の保護強化に対する批判的な見方があることを学ぶことができるでしょう。
授業1回目のガイダンスと2回目の著作権についての講義を経て、あとは受講者が内容を報告し、皆でそれを検討していくというスタイルで進めていきます。
授業計画 1.授業の進め方-ガイダンス
2.講義:著作権制度の概略
3.~13.分担して、発表形式で文献を読んでいきます。
評価方法 平常点(発表、授業内レポート、授業への参加状況を含む):90%、出席点:10%とします。
教科書
参考書
メッセージ 大学の授業で一冊の文献を仕上げる(全部読む)という経験は貴重なはずです。インターネットで小間切れの情報を集めることを否定はしませんが、その情報の質を判断するためには、批判的精神や判断能力が備わっていなければなりません。
文献をとにかく丁寧に読むことで、大切な批判精神や判断能力を養ってもらいたいと思います。
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文献講読

年度 2008
科目名 文献講読
教員名 日吉 昭彦
授業概要 この授業では、『ギフト、再配達 –テレビ・テクスト分析入門』(藤田真文著、せりか書房、2007年)を輪読します。この書籍は、1997年にフジテレビ系列で放映されたテレビドラマ『ギフト』を題材として、テレビドラマの多様な分析アプローチを紹介する学術書です。
輪読(受講者がレジメを作って発表する方式)を通じて、身近な映像文化の分析の多様なアプローチを学習し、実証研究の進め方を考えていきます。また、研究成果をレジメとしてまとめて整理する方法や、レポートや論文に研究成果を引用する場合の資料の用い方などアカデミック・ライティングの方法、プレゼンテーションの仕方などを身につけることも合わせて目標とします。
教科書には、物語としてテレビドラマを分析する方法や、カメラワークの分析から映像表現に迫る方法、精神分析的なアプローチによる方法、ドラマから時代背景を読み解く方法・・など多様な論考が収められています。授業では、輪読の後に実際にテレビドラマを視聴して、ディベートを行うなどの時間も設けます
授業計画 1 イントロダクション:授業の進め方
2 – 12 文献の輪読・発表・プレゼンテーション・ディベート等
3 全体のまとめ
なお、レジメの作り方、アカデミック・ライティングの方法、プレゼンテーションの仕方など、随時、資料や講義の時間も設けます。
評価方法 個別の発表をはじめ、授業への取り組み等を主な平常点として60%の割合で評価します。また、期末に行う課題レポートを40%の割合で評価します。成績評価の規準は、AA) 平常点・課題レポートともに取り組みが特に十分である、A) 平常点・課題レポートともに取り組みが十分である、B)平常点・課題レポートで授業の目標に到達できている、C)平常点・課題レポートで授業の目標にやや到達できている、D)課題がこなせていない、とします。
教科書
参考書
メッセージ 身近な素材を扱ったテキストの輪読から、学術書を読み込む楽しみを知ってほしいと思います。また、ゼミナールでの討論や卒業研究での文献利用などの際のトレーニングにもなると思いますので、積極的に参加してください。なお、一冊を輪読する方式ですので、テキストは購入してほしいと思います。
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情報化社会(S)

年度 2008
科目名 情報化社会(S)
教員名 宮川 裕之
授業概要 情報システムを企画・計画する際に、その情報システムが利用者に与える影響を考え、設計や計画に反映させていくことが重要である。近年、社会を構成する重要な基盤システムとしての役割を担う情報システムがますます増えてきている。このような情報システムの企画や計画を立てる場合には、それが社会・経済に与える影響を認識していることが大切になる。この授業では、情報化の進展に伴って経済はどのように変化してきたのか、また、今後どのように変化していこうとしているのか、国民経済の中で情報活動や情報産業はどのように位置づけられるのか、経済構造や産業構造からみてどのような役割を果たそうとしているのか、といった問題を扱う。
授業計画 オリエンテーション(e-ラーニングの受講の仕方、授業の進め方などの説明)
情報化社会
情報とは何か
インターネット
情報化社会の社会基盤
情報技術
商品の価格決定
生産・分配・消費のメカニズム
新しい商品が生まれるまで
情報コスト
情報ネットワーク
消費者の動向と技術への期待
情報の価値と価格
新産業発生の構図
仕事の仕組みと情報システム
情報化社会に求められる人材像
評価方法 期末試験とe-ラーニングでの理解度クイズの成績をもとに評価する。
教科書
参考書
メッセージ この授業は、オンデマンド型のe-ラーニングで行う。質問や意見交換は、e-ラーニングシステムの電子掲示板や電子メールが使える。さらに深い学習を希望する学生、授業進行の遅い学生のために、講義室に集まっての授業も適宜行う(単位互換協定大学の受講生については他の手段で対応する)。
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線形代数学

年度 2008
科目名 線形代数学
教員名 惠羅 博
授業概要 「線形空間」の概念は、数学上の様々な構造で頻繁に現れる、もっとも基本的な概念である。ベクトルと行列、連立方程式の解法などの個別的問題を学習していき、最終的にそれらを統合し俯瞰する「線型空間」の理解にたどり着くことを目指す。
授業計画 行列の定義
行列の演算
連立1次方程式(1)
連立1次方程式(2)
行列の階数(1)
逆行列
行列式(1)
行列式(2)
クラメルの公式
ベクトル(1)
ベクトル(2)
線形空間の定義
線形空間の基底と次元
線形写像
固有値と固有ベクトル
評価方法 学期末試験の成績による。基礎概念の理解ができていればC以上、簡単な応用問題を処理できればB以上、いくつかの重要な定理、公式などを理解し数理的な考察力を習得していればA以上、という基準で出題、採点、評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 予備知識はあまりいらないが、根気よく考える、計算するといった努力が求められる。これまで自分には未知であった数学の新しい概念を学ぶときに、安易な態度でとりくめば、必ず失敗する。教科内容で簡単に理解できない部分が必ずある。何度でも、判るまで粘り強く学習することが肝要である。
カテゴリー: 2008

代数学

年度 2008
科目名 代数学
教員名 惠羅 博
授業概要 「群」の概念を出発点とする近代以降の抽象代数学を概観することが、この講義の目標のひとつであるが、いたずらに抽象の世界のみを逍遙し、その果実を味わうには、半期2単位の講義では短すぎる。古典的な代数方程式の解法、置換群、多項式環などの具体的な対象を扱い、数学の歴史にも触れながら、徐々に抽象代数の世界へ学生諸君を誘って行きたいと考えている。
授業計画 数の体系(1回)
代数方程式(2回)
群の概念
群の公理(1回)
置換群(2回)
部分群と準同型定理(2回)
環と体
多項式環(2回)
整域と体(2回)
有限体(1回)
代数学の基本定理(1回)
評価方法 数回のレポートおよび学期末の定期試験で評価する。基礎概念の理解ができていればC以上、簡単な応用問題を処理できればB以上、いくつかの重要な定理、公式などを理解し数理的な考察力を習得していればA以上、という基準で出題、採点、評価を行う。
教科書
参考書
メッセージ 高度に抽象的な現代数学への入門です。わからなくなったら、抽象化の背後にある具体例を丹念に追跡して行きましょう。きっと道は開けます。
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知識システム

年度 2008
科目名 知識システム
教員名 広内 哲夫
授業概要 私達は、日常的に仕事や生活の場で色々な判断を行っている。例えば専門店の店員は経験的に身につけた知識を用いて、顧客に適切なアドバイスを行う。このような人間の知的行為はコンピュータでシミュレートできるのであろうか? これは現在、エキスパートシステム(知識システム)と呼ばれるシステムではある程度可能となっており、そこでは人間の思考のメカニズムが応用されている。本授業では、その基本的な原理を論理代数を用いてモデル化する方法を学ぶ。授業の後半では研究室で製作した推論シミュレータ(推論エンジン)を用いて、学生諸君の作成したモデルベースを実際に稼動させることにする。
授業計画 1.チェスの世界チャンピオンにコンピュータが勝った!!!
2.人工知能の歴史・・・揺籃の時代、失望の時代、AIビジネスの時代
3.人工知能とは・・・人工知能の定義とその判定方法
4.思考のメカニズムとモデル化・・・パズルにおける探索、ヒューリスティックス
5.人間における推論・・・演繹推論、帰納推論、発想推論
6.論理代数の基礎・・・命題論理、推論規則、ド・モルガンの法則と分配率
7.思考のシミュレーション・・・エキスパートシステム(知識システム)の実現
8.モデルベース作成演習(1)・・・モデル化の方法
9.モデルベース作成演習(2)・・・推論プロセス
10.専門家の思考方法・・・仮説生成-検証の方法
11.推論シミュレータを用いた実習(1)・・・仮説生成・検証プロセス
12.推論シミュレータを用いた実習(2)・・・モデルベースの検証
13.推論シミュレータを用いた実習(3)・・・演繹推論の検証
14.推論シミュレータを用いた実習(4)・・・仮説生成・検証の確認
15.総合演習(まとめと討論)・・・アナログ思考とデジタル思考について
評価方法 試験は実技試験+口頭試問である。学生諸君が好きな領域を選んで何らかのモデルベースを事前に作成し、試験当日、実際に稼動させる。その結果に基づいて口頭試問を行う。評価基準は、口頭試問に合格し、精巧なモデルベースを構築すればする程、高得点となる。
教科書
参考書
メッセージ 1997年5月、マスコミは「チェスを指すコンピュータが人間のチェス世界チャンピオンに勝った」と言う衝撃的なニュースを報じた。(専門家を含め)誰もが起こり得ないと信じられていたことが起こったのである。実はこのチェス・コンピュータは、人間の思考をシミュレートしたシステムである。是非、この授業を通して、チェス・コンピュータが如何にして人間に勝ったのかを考えて欲しい。授業では、そのヒントを提供する。乞うご期待!
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ゼミナールⅠ

年度 2008
科目名 ゼミナールⅠ
教員名 広内 哲夫
授業概要 ●『マルチメディア技術を通して人間とコンピュータの知的能力の相違を理解する』 このタイトルは本ゼミナールのキャッチフレーズである。ゼミ学習を通して、「現在のコンピュータの認知能力の本質は記号処理であり、その能力は人間の右脳に遠く及ばない」ということを理解してもらいたい。ゼミ生と一緒に、時間が許す限りこの話題で議論してみたいと思う。ゼミのテーマは以下の3つである。●バーチャル・リアリティ/バーチャル・リアリティとは、“仮想現実”と訳され、コンピュータ上に仮想世界ではありながら、それが実在の世界であると錯覚するような世界を作り出す近未来のマルチメディア技術(CGの一種)である。現在、3次元世界を描く手法としてVRMLが提案されているが、このVRMLを用いて、3次元の都市空間などを創造することを試みる。●JavaプログラミングⅠ/Javaはインターネット指向のプログラミング言語であり、ホームページ上でマルチメディア・プログラミングが可能である。この言語を用いて、ゲーム、高機能時計、2次元CG作成ツール、対話I画面編集などの作成方法を学ぶ。Javaは基幹システムの構築に用いられるものであるが、C言語よりも修得し易い言語である。●JavaプログラミングⅡ/Java用の3次元CGツールとしてJava3Dが登場している。このJava3Dを用いた3次元仮想世界の構築方法をテーマの一つに加える。Java3Dのプログラミングは比較的簡単なので、Javaプログラミングを基礎から学びたい人にはふさわしいテーマと言える。・・・・・・ゼミ内容は、以下のホームページに詳しく記載してあるので、ご覧下さい。http://www.bunkyo.ac.jp/~hiro/
授業計画 3年次の前半から、VRMLとJava/Java3Dのテーマを選んで学習する。4年次は、各自課題を設定し、それを卒業研究として完成させる。時間のある時には、全員で「コンピュータと人間の知的能力比較論」を討論してみたい。
評価方法 ゼミナールでの発表内容や出席状況などで課題作品(論文も含む)評価する。評価の基準は次の通りである。AA)質の高い良い課題作品である。A)良い課題作品である。B)一応の水準の課題作品である。C)最低限の課題作品である。D)ゼミ課題作品に該当しない。
教科書
参考書 プリントを配布する。図書を随時指定する。
メッセージ ◎各個人の主体的な学習意欲が大切である。VRMLグループは、これまで社会貢献を兼ねて、近隣高校の仮想キャンパスを創り、それらを当該高校に贈呈してきた。またJavaグループでは、クライアント・サーバー方式のシステムを自らの工夫で作成してた。このようなシステム構築は、自主性が要求されるので、討論には進んで意見を述べてもらいたい。◎文章演習の指導を行なうので、張り切って文章練習をして欲しい。◎各自が自分自身をアピールするホームページを作成して、就職活動に利用してもらいたい。・・・・・・ゼミ内容は、以下のホームページに詳しく記載してあるので、ご覧下さい。http://www.bunkyo.ac.jp/~hiro/
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ゼミナールⅠ

年度 2008
科目名 ゼミナールⅠ
教員名 松原 康夫
授業概要 Javaを使って自分の思うようなプログラムを作成できるようになることを目標とする。そのためには、オブジェクト指向の考え方や、部品を組み合わせてGUIを作成する方法を学ぶ必要がある。
授業計画 概ね以下のような順序で行うが、受講生の進度により補講を行ったり、別の問題を課したりする。
オブジェクト指向プログラミングの考え方
フィールドとメソッド
クラスとインスタンス
コンストラクタ
スタティックなフィールドとメソッド
mainメソッドの役割
パブリックとプライベート
ウィンドウのレイアウト
レイアウトマネージャの使用
レイアウトマネージャの不使用
パネルの使用
各種部品の搭載
イベント処理
ActionEvent
MouseEvent
KeyEvent
評価方法 日頃のゼミへの参加の状況と、課題の提出状況による。
教科書
参考書
メッセージ 必ず卒業研究を行う決意で志望してほしい。世の中にない、自分だけのオリジナルなプログラムを書くことは、それだけでとても面白いことである。Javaを使えば、ネットワークを使ったゲームが簡単にできてしまう。PCゲームやオンラインゲームなどのエンタテインメントコンピューティング、あるいはゲームを通して学習を行うソフトなどを書いてみよう。プログラミングを楽しむことが、このゼミの目的である。
カテゴリー: 2008