モミジバフウ

学園祭も終わり湘南キャンパスでは秋の気配が色濃くなりました。

特に図書館の前に1列に立ち並んでいる樹木の紅葉は目を奪われてしまうほど鮮やかです。ヨーロッパの街並みを再現したような校舎とマッチして、思わず日常を忘れてしまいそうですね。

 

さて、この樹木の名前をご存知でしょうか。

名前はモミジバフウ(紅葉葉楓)です。

モミジとありますので、モミジの仲間かと思ってしまいますが、モミジはムクロジ科カエデ(楓)属で、モミジバフウはフウ(楓)科フウ(楓)属の仲間です。
モミジバフウは、葉の形が5つから7つに切れていて日本のモミジの形に似ているために、この名が付きました。

「楓」は音読みは「フウ」で、訓読みは「カエデ」です。

           分類  代表的樹木
      フウ(楓)科フウ(楓)属 フウ
タイワンフウ
モミジバフウ
      ムクロジ科カエデ(楓)属 イロハモミジ
ヤマモミジ
サトウカエデ

日本へ渡来したのは大正から昭和初期で、アメリカ庭園協会から寄贈されました。
紅葉の美しさは庭木の中でも際立ちます。
紅葉が進むにつれ、緑→オレンジ→赤→紫などと葉色が変化していき、紅葉のグラデーションを楽しむことができます。

また雌雄同株で同じ木にそれぞれの花が咲き、雌花は秋になると非常に特徴のあるトゲトゲしたボール状になった果実となります。
形が面白いので、クリスマスリースなどによく使われているようです。

いつかどこかで、モミジバフウを見かけることがあるでしょう。

その時は湘南キャンパスを思い出してください。

 

参考文献

https://www.kuwanacmc.or.jp/rijichoblog/14368/

支援室所蔵「改定版 学びのティップス 大学で鍛える思考法」

春学期も3か月が過ぎようとしています。

新入生の皆さんは大学生活が軌道に乗り始めたころでしょうか。

例年は梅雨入りと同時に心も低気圧になりがちですが、

今年は梅雨が駆け足で通り過ぎそうですね。

 

さて、今年も学生支援室に新しい書籍が配置されました。

今回は、「改定版 学びのティップス 大学で鍛える思考法」(著・神戸大学教授 近田正博)を紹介します。

 

この本は新入生向けに、大学で学ぶことの意味や自発的に学習できるようになるための思考法や方法論についてのアイデアを提供するものです。「ティップス」とはちょっとしたコツとかノウハウという意味です。

 

本編は、以下の構成になっています。

Chapter1   その1~5   あなたが大学で学ぶことの「意味」

Chapter2   tips1~16    大学の授業・学習に適応する方法

Chapter3   tips17~37   自ら学ぶ習慣を身につける方法

例えば、Tips16「夏休みを有効活用しよう」では、「アルバイトにはのめりこまないように注意した方がよい」との意見がありました。アルバイト情報があふれる昨今では、目から鱗が落ちる思いがします。

大学時代に自発的に学ぶ習慣を身につけて、あなたの大学生活をより充実したものにしましょう!

 

学生支援室では、沢山の書籍があります。

冷房が効いた学生支援室へ、バス待ちの時間にぜひお立ち寄りください。