xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
文教キャリeyeとは、業界・企業研究と実際に企業への「訪問とインタビュー」の過程を通じて、社会人基礎力を体験的に学習するプログラムです。
今回は昨年度二つの会社が合併して新たに誕生した、株式会社SCSK様にインタビューをさせていただきました。当日は、緊張と期待を胸に臨み、身の引き締まる思いでした。
現在、ITを使わない日はないといっても過言ではないほど、ITは私たちの生活の一部となっています。それにもかかわらず、私は今までIT企業がどういうものなのか認識が薄かったと自覚しています。しかし、インタビューを通してIT企業とは、人と人との繋がり無くしては成り立たないものだということに気付きました。直接顧客と触れ合う営業やシステムコンサルタントだけでなく、谷口様がおっしゃっていた、「一見、顧客とは関わりのないように思えるシステムエンジニアでも、顧客とコミュニケーションを取りながらアイデアを具体化していく」ということからもわかるように、システムを作り上げるエンジニアの職種でもコミュニケーションや人との繋がりが必要であると感じました。そして様々な職種や役割からなる一連のシステムサイクルの中で、それぞれが果たすべき役割をきちんと果たさなければシステム作りは成り立たず、互いのコミュニケーションが必要不可欠であると言えます。
また、インタビューの中で西口様がおっしゃっていた「チームメンバーとは楽しく仕事をしたいから、一人一人に対してリスペクトする部分を必ず持つようにしている」という言葉が印象的でした。尊敬することによって、お互いを思い合える関係作りができ、コミュニケーションが円滑になります。そして一つのプロジェクトとしての仕事がスムーズに進むことで成功を得ることができるそうです。
インタビューを通して、情報システムは私たちの生活を豊かにするツールであり、それを作り上げる職業はとても人間味があることに気づきました。これからもITは進化し続けると考えますが、あくまでも人間が主体になるようなシステムを作り続けることが重要だと考えました。今回の貴重な経験を、今後の人生に活かしていきたいです。
国際学部 国際理解学科 河住玲奈