ゼミナール

年度 2002
科目名 ゼミナール
教員名 惠羅   博
授業概要 コンピュータ・サイエンスの発展に伴い、それを支援する目的で、あるいはその影響を受けるかたちで、この半世紀の間、数学の世界に多くの新しい領域が生まれ、現在も猛烈な勢いで発展しつつある。そのような領域の多くは、離散数学と呼ばれる分野に集中している。このゼミナールでは、離散数学の様々な領域の初歩的な概念と応用例を学ぶ。授業の進め方は輪講形式で、テキストの講読と演習問題を行う。受講者の自発的な探究心を育てるとともに、プレゼンテーションの訓練も目的の一つとしている。
授業計画 グラフの定義と様々な例
道と最短経路問題
次数と隣接行列
オイラーグラフと中国人郵便配達人問題
ハミルトングラフと巡回セールスマン問題
木の基本的な性質と最適木
探索木
評価方法 毎週のゼミナールでの発表内容と受講態度により評価する。
教科書 入門組合せ論 ロバース他著 共立出版
参考書 グラフ理論 惠羅・土屋著 産業図書
メッセージ グラフ理論の世界は極めてパズル的な知的な世界です。考えることが好きな人の挑戦を待っています。
カテゴリー: 2002

社会調査演習

年度 2002
科目名 社会調査演習
教員名 八ツ橋 武明
授業概要 パソコンを利用することにより、社会調査を個人レベルで実施することが出来るようになったが、社会調査論の学習だけでは、まだその能力は不足する。そこで社会調査論の学習を踏まえて、実際に調査を実施・体験して、調査実施の方法とノウハウを修得する。
なお調査結果の集計にはパソコンソフトのSPSSを利用する。この利用法を修得するのが「調査統計Ⅰ」である。「社会調査論」、「調査統計Ⅰ」、「社会調査演習」の3科目で、一定水準の調査に必要な能力を修得できる組み立てとなっている。この授業の前には、少なくとも「社会調査論」は履修してあることが必要である。
授業ではグループを作り、グループ毎にテーマを決めて、具体的な調査項目を決め、それを把握するための設問を作成し、調査票にまとめる。次に実査を行い、回収した調査票のデータをコンピュータに入力して、集計・分析を行う。その結果をグループ毎の報告会で報告し、さらに個人レポートで報告する。創意工夫に努力した学生諸君は、データが語りかけてくる色々な事実に、心を躍らせることであろう。そうなれば受講は成功である。
授業計画 適当な人数のグループに分かれ、各グループごとに、次の順序で作業を進めていく。
授業ガイダンス
グループと調査テーマの決定
調査テーマ/仮説の検討
調査項目、質問文と回答選択肢の作成
調査票の作成
調査の実施、回答の回収
調査票の点検とデータ入力
調査結果の分析
報告会
評価方法 筆記試験は行わない。1.授業や作業への取組状況(含む出欠)、2.報告会発表、3.個人レポートにより評価する。
教科書
参考書
メッセージ 1.グループ作業で進め、かつ積み上げ式の能力修得であるので、出席は特に重要である。グループ活動に前向きに取り組んで欲しい。
2.授業時間以外の取組が必要となることを前提に受講すること。
カテゴリー: 2002

日本文化史A

年度 2002
科目名 日本文化史A
教員名 高師 昭南
授業概要 政治史,経済史を除く,普通「文化」の名でよぶところのものを対象として扱う。縄文,弥生にはじまり古代,中世,近世,近代まで歴史に沿ってテ-マを選択し,比較文化論的視点も組み込みながら,日本人の思想と行動様式にいささかでも迫れればと考えている。今年は特に,「描く」,「住まう」,「宗教」をテ-マとする。補助教材としてVTRを積極的に活用する。
授業計画 文化とは,文明とは―縄文の遺跡「三内丸山」
描く(Ⅰ)―弥生の絵画を読む
描く(Ⅱ)―「やまと絵」の系譜・日本画・東西クロス
描く(Ⅲ)―王朝文化と絵巻き・かな文字とやわらかな感性
描く(Ⅳ)―日本人のデザイン原理・「桂離宮」
住まう(Ⅰ)―柱の建築と壁の建築
住まう(Ⅱ)―「日本文化は生活文化である」・京町屋~坪庭
住まう(Ⅲ)―伝統住宅~多様な住宅
宗教(Ⅰ)―仏教伝来=カルチュア・ショック
宗教(Ⅱ)―神仏習合と東大寺二月堂のお水取り
宗教(Ⅲ)―阿弥陀信仰と浄土教思想
宗教(Ⅳ)―鎌倉新仏教と選択・専修・易行
文学(Ⅰ)日本文学の特質 (Ⅱ)源氏物語をめぐって (Ⅲ)万葉集をめぐって
その他―(Ⅰ)中世の庶民生活~はく,かぶるを通して~
評価方法 セメスタ-末に提出の課題レポ-トと,授業中の小レポ-ト及び出席点によって評価。
教科書
参考書
メッセージ 制作としての学習姿勢―作りつつ学ぶ姿勢を習得していただきたい。レポ-ト作成及び参照プリントは,その趣旨に従ったものである。
カテゴリー: 2002

ビジネス倫理

年度 2002
科目名 ビジネス倫理
教員名 小坂 勝昭
授業概要 雪印のバレバレの事件が世間に与えた影響は非常に大きい。スノウ・ブランドのイメージ崩壊を意味するこの事件から我々は何を学ぶことができるか。江戸時代の商家の家訓はビジネスにとって何が重要かを示唆するものである。その商家の家訓には、正直と誠実、勤倹節約を示唆する内容が読み取れる。他方、西洋のM・ウエーバーの『プロテスタンィズムの倫理と資本主義の精神』においても誠実さと勤倹節約が説かれており、こうした文化の中から資本主義が成長してきたとウエーバーは考えた。この講義では、ビジネス倫理の比較社会学的研究を行なう。
授業計画 ビジネス倫理とは何か。
マックス・ウエーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』について。
江戸時代の商家の家訓。
杉村広蔵の経済哲学について。
現代の日本企業のビジネス倫理。
評価方法 出席点とリポート
教科書
参考書
メッセージ 現代のような企業倫理が崩壊している時代にあっては、古典的なビジネス倫理のあり方についての勉強は大変大切である。アメリカの大学では、ビジネス倫理の講座は非常に一般的であるのに対して、日本の大学では最近ようやくこのような講義が行われるようになってきた。
カテゴリー: 2002

英語Ⅱ[広報]

年度 2002
科目名 英語Ⅱ[広報]
教員名 福島 佳雄
授業概要 英語Ⅱは英語Ⅰと同じ教員が、原則的に担当する。各クラスの受講生も、基本的に変わらない。

 授業内容は、英語Ⅰの延長線上にある、と言える。

 基礎固めの英語Ⅰが終わったとしても、基礎固めの努力を続けなければならない。つまり、英語Ⅱの目標は、読解力のさらなる向上である。英語Ⅰとの違いがあるとすれば、英語Ⅱは、速読と、まとまった文章全体の内容の把握に重点を置くことであろう。しかしいずれにせよ、
英語の基礎力に基づいた的確な読解力の養成をすることになる。

 なお、2年次の英語には6種類の内容の授業があるが、自分が取りたいと思う授業を受講出来るかどうかは、この英語Ⅱの成績によって決まる。《英語B(入門講読)の項参照》

授業計画 英語Ⅰでの学習をふまえて、テキストの精読を中心にさらに英文読解力を高めていきますが、テキストを読む速度を多少はやめます。特に英語の文型(語順)およびその基礎となる品詞への理解を深め、センテンスの意味そしてパラグラフの内容をより正確により速く読む能力の向上をめざします。また、英語の文型をよりよく理解するためと英語による表現力を養うために英文を作る練習も行います。テキスト以外の教材(プリント配布)も随時用いて多様な英語の構文・言い回しに触れるようにします。毎週1回行う小テストでは授業の復習のための問題と応用問題を出題します。
評価方法 成績評価は、期末試験の得点および小テストの合計点・平均点を総合して行ないます。また、授業中の成績(訳読・練習問題など)および学習意欲(予習の有無・欠席遅刻の回数など)も考慮します。
教科書
参考書 毎回プリントを配布する。テキストは指定しない。
メッセージ 英語はいま世界の共通語になっています。卒業後どんな分野に進むにしても英語はついてまわるでしょう。大学での4年間は英語をしっかり勉強しておくまたとない好機と言えます。前にも述べたとおり、授業前に必ず予習しておくこと。教室には常に英和辞典を持ってくること(小テストには辞書を使ってよい問題を出します)。欠席・遅刻はなるべくしないように(出席点重視)。
カテゴリー: 2002

行政国家と法

年度 2002
科目名 行政国家と法
教員名 金井 惠里可
授業概要 行政の活動は、私たちの生活の隅々にまで、蜘蛛の糸のように張り巡らされ、私たちの日常は、知らず知らずのうちに、行政の活動から多大な影響を受けています。これが、行政国家化現象と呼ばれる、現代の国家のあり方の帰結です。そして一般に、行政の活動は、法に基づいて行われるべきだと考えられています。この授業では、行政国家における法と行政の関係を、私たちの生活に根ざした視点から取り上げます。
授業計画 授業の概要と六法の使い方
行政法とは何か~行政法と憲法・民法・刑法との関係
法律による行政の原理
行政規制と行政指導
行政上の強制と制裁
計画による行政
行政活動の事前手続き
行政と情報と市民
行政活動から身を守るしくみ
行政活動への監視と参加
評価方法 成績評価は、論述式の学期末試験に、授業中の発言などの平常点を加味して行ないます。10回を超えて欠席した場合は、学期末試験の受験資格を失いますので、注意して下さい。
教科書
参考書
メッセージ この授業の目的は、行政法の基礎知識を楽しく無理なく理解してもらうことです。「行政ってこんな事ができるんだ。」とか、「行政はこんな事をしてはいけないんだ。」とか、なんとなく感じがわかる、ということは、きっと皆さんの将来の生活の役に立つ、と考えています。つまり皆さんに、「賢い市民」になってほしいのです。受験用により詳しい行政法の知識が必要に人は、個別に相談に応じます。
カテゴリー: 2002

英語B(入門講読)[システム]

年度 2002
科目名 英語B(入門講読)[システム]
教員名 竹田 正明
授業概要  3年次以降のゼミナールなど専門分野の授業では、英語の文献を読むことが必要になることがある。入門講読は、そのような専門分野の英語を理解する力を養うことを、原則的に目標としている。1年次の英語Ⅰ、英語Ⅱで培った基礎力をバネとした、専門英語に向かう前の助走期間である、と言える。したがって、3学科の専門分野に関係のある教材を使用することもある。

 履修上十分注意してほしいことは、入門講読の受講生は指定されている、ということである。《英語Ⅱの項参照》情報学部の英語教育は、読解力の向上を主たる目標としているので、入門講読の受講生は英語Ⅱの成績を基に指定される。受講生の氏名はⅡ年次春学期の授業開始前に掲示される。

授業計画 第一回目に詳しく授業方針の説明、確認をします。

英文を正確に把握できる力を重点目標とします。そのためには、始めからは字句や文法にこだわらずに、背後や事実関係を吟味してから英文の解釈へ進むこと。

受講生が、関心と意図を持って主体的に学べるように、豊富なトピックスを提供したい。

上記目的のために、テキストの他に教材として、最近の英字新聞等を利用します。

受講生(グループ)には、テキスト・補助教材のなかで自分の得意分野を選び、事前に申告してもらい、予習したことを教室で発表しあう機会を作ります。

不可抗力の欠席・遅刻・早退であっても授業の迷惑にならないように注意して下さい。

評価方法 授業への参加態度(積極性はプラス、迷惑はマイナス)、平常授業中に行うテスト及び最終試験を総合して成績評価を行う。自分なりの学習法を実践して、この期を通じて著しく上達した場合はさらにプラス評価する。
教科書
参考書
メッセージ 授業という絶好のチャンスを大いに活用しましょう。そういう授業を目指します。

教材の中には難解な英語もあろうが、「私は英語ができない」と言ってはならない、思ってもいけません。自分の得意な分野・頻度の多い文例から一つでも多く学び取ればよい。

復習をおすすめします。各自の生活リズムと忘却曲線を検討して、できるだけ短時間で十分な効果が上がるように工夫して下さい。

参考書 授業中に指示する。

カテゴリー: 2002

特殊講義A

年度 2002
科目名 特殊講義A
教員名 宮本 倫好
授業概要 二十世紀における世界の歩みを総合的に振り返りながら、二十一世紀を展望する。宗教、哲学、人権、言語、コミュニケーション、教育、芸術などの分野で、人類はいったい何を成し遂げたか。それは、今後の人類の発展に、どういう影響を及ぼそうとしているのかを考える。二十世紀は一名「アメリカの世紀」との呼ばれる。アメリカが軍事的、政治的、経済的に覇権を確立した時代だが、文化、社会思想、娯楽などの面でも新しい潮流を次々生み出した。主として、この「二十世紀の主役アメリカ」の動きに目を配りつつ、現代社会のもつ種々相を分析する。
授業計画 ・テロと現代社会
・現代における宗教の役割
・人種差別はどこまで克服可能か
・女性解放運動の進展
・高齢者時代全開
・環境は高くつく
評価方法 授業への参加が重要。小レポートを含む意見表明も重視。期末筆記試験またはレポート。
教科書
参考書
メッセージ 現代社会に対する問題意義が重要。内外のニュースにも敏感に。
テキスト 特になし。資料を適宜配布。ビデオも随時使用。
参考書 適宜教示。
カテゴリー: 2002

日本文化史A

年度 2002
科目名 日本文化史A
教員名 田川 邦子
授業概要 神話は壮大なフィクションであり、実に魅力的な物語にみちみちている。須佐之男命(スサノオノミコト)の大蛇退治、大国主命と稲羽の白兎の話など知っている人も多いと思う。今回の授業は 「古事記」 「日本書紀」 の中から、面白い話を拾い集め受講生に紹介する形で進めて行く。魅力的な物語を楽しみながら、神話の中に隠されている日本文化の原型を探り、古代国家形成のいきさつ、大陸文化とのかかわり、日本人の祖先は何処から来たかなどの問題について考える。神話と古代史は謎とロマンに満ちている世界であるから、楽しみながら学べるのではないかと思う。
授業計画 伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の国生み神話
天照大神と須佐之男命の対立―須佐之男命の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治
出雲神話の世界-大国主命(オオクニヌシノミコト)の活躍
海幸彦・山幸彦と隼人族の伝承
神武天皇の東征の物語-ヤマトと九州の関係
三輪山伝説と箸中古墳群と邪馬台国
『三国志』魏志倭人伝について
悲劇の皇子倭建命(ヤマトタケルノミコト)の物語
古墳の出土品が語る古代文化の特質と変遷
神功皇后の新羅親征の物語の意味するもの
評価方法 1.出席
2.期末提出のレポート
教科書
参考書
メッセージ 最近の考古学の成果にも注目しながら、神話と古代文化を合わせて考える。簡単に結論の出る問題ではないが、いろいろな資料を通し、私たちの先祖の国造りと文化的創造に迫りたい。
カテゴリー: 2002

知識処理特論

年度 2002
科目名 知識処理特論
教員名 松原 康夫
授業概要 コンピュータをもっと使いやすいものにするためには、コンピュータに知識を入力し、コンピュータが自動的に推論できるようにする必要がある。そのためには構文や意味論の明確な言語体系が必要である。様々な言語が考えられたが、その中で命題論理と述語論理が最も基本的なものである。この授業ではこれらについて基礎から理解し、真理の木(タブロー法)による証明アルゴリズムを身につける。
授業計画 概ね以下の順序に沿うが、できるだけ直観的に理解できるような例題を用いるとともに、実際に手を動かすことで、観念的な理解でなく体で覚えることを目標とする。大半の受講生が各ステップを理解してから次のステップに進みたい。
論証とは何か:日本語で記述した文を使って、どのような関係が推論または論証と呼べるのかについて考察する。
命題論理と論理式:命題論理の論理式はどのように構成されるのか、どのような場合に真となったり偽となったりするのかについて述べる。またコンピュータを構成する論理回路と論理式の関係についても述べる。
論理式の間の関係と論理式の変形:分配則、結合則、ド・モルガンの法則など基本的な法則あるいは連言標準形などを解説する。
命題論理と意味論:原子式の意味から、論理式全体としてはどのような意味を持つのかを考え、真理値表を作って真偽値を調べる方法を学ぶ。
命題論理と推論:真理の木の方法を使って、幾つかの論理式の集合から別の論理式を証明する方法を習得する。
述語論理と論理式:述語論理の論理式がどのように構成されるのかについて学ぶと共に、命題論理では表現できない日本語の文の意味を述語論理の論理式でどう表現するかを学ぶ。
述語論理と意味論:述語論理の論理式が真である、あるいは偽であるとはどういうことか、モデル論による意味を述べる。また、論理式の間の関係や標準形についても学ぶ。
述語論理と推論:述語論理における真理の木の方法を使った証明法を習得する。
述語論理の拡張:時間が許せば、等号を含む場合や関数記号を含む場合について真理の木の方法を使った証明法を拡張する。
その他:述語論理が、原理的に決定不可能な問題を含んでいることや、第一階の述語論理では表現できない、高階の論理があること等に触れる。
評価方法 試験の成績を基本とするが、課題の提出状況等を考慮する。
教科書
参考書
メッセージ コンピュータの世界で論理は極めて基本的なものである。これからのコンピュータの世界に生きる人は、論理について基礎を理解するとともに、推論の具体的な方法について知っておくべきである。
カテゴリー: 2002