翻訳入門

年度 2008
科目名 翻訳入門
教員名 小泉 賢吉郎
授業概要 本講義はパートⅠとパートⅡに分かれる。パートⅠは文法の復習であり、基礎的な事柄の学習が中心となる。したがって、英文法の復習が中心となる。やさしすぎるという印象を持つ人もあるが、受講者の英語のレベルがあまりにも違いすぎるので、これを平均化するためである。パートⅡは実際の文章を翻訳することになるので、英語の理解力に加えて日本語の表現能力も問われることになる。本講義は、単に英語が好きだという人には向かない。翻訳とは、英語を理解することも重要であるが、最終的には善し悪しは日本語に翻訳された文章で判断されるので、日本語による表現能力が非常に重要となる。パートⅠにおいて基本的な文法の復習をした後、パートⅡでは翻訳するということの意味を説明する。直訳と意訳の違い、良い翻訳とはどういうもので、悪い翻訳とはどういうものかを説明する。その後、いろいろな例文を示し、翻訳上のテクニックを教える。これらのテクニックは教えられないと、なかなか習得するのは、むずかしい。比較的長い英文も扱う。
授業計画 パートⅠ
英文スタイルの問題
五文型の復習。第五文型の理解がポイント。
関係代名詞と前置詞
完了形。状態と経験を表す。
準動詞。不定詞と分詞の使い方。
仮定法。この表現は厳密な意味で日本語にはない。
複数と冠詞
特殊構文
パートⅡ
日本語に翻訳するとは、どういう意味か。
日本語と英語の特徴。動詞の多い言葉と名詞の多い言葉。
無生物が主語の翻訳。翻訳者泣かせ。
of名詞の翻訳。びっくりするほどいろいろな訳し方がある。
所有格の翻訳。
代名詞。いかに省略するか。
関係代名詞。
副詞の訳し方。
比較の訳し方。日本人は苦手。
受身の訳し方。
仮定法(ifのない仮定方を含む)。
直接話法・間接話法。間接話法は日本語にない。
評価方法 出席点は積極的に評価する。出欠票のなかの質問欄を利用して、この授業に積極的に取り組む姿勢を見せた者も評価の対象とする。小テスト(20分くらい)を複数回実施する。これらをあわせて50%。期末試験の評価を50% AA)躊躇なく「優れている」と評価できる。A)「優れている」と評価できる。B) もう少しがんばれば「優れている」と評価できる。C) がんばってほしい。D) 授業について根本的に考え直してほしい
教科書
参考書
メッセージ 英語の学習で一番難しいのは、覚えることである。というのは、われわれは忘れることにかけては名人だからである。いかに忘れないようにするかがポイントとなる。一つの方法は単に覚えるのではなく、理解して覚えるということである。この授業では英語を理解して覚えるということを試みてほしい。毎回、辞書を持ってくること。翻訳には、英語と日本語の、両方の理解力が必要であることを忘れないでほしい。