年度 | 2008 |
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科目名 | ゼミナールⅠ |
教員名 | 日吉 昭彦 |
授業概要 | このゼミナールでは、実証的な社会調査の方法を用いて、メディアやメディア・コミュニケーション、メディア文化の研究を行います。メディアの内容分析法を用いたメディア・メッセージの研究や、メディアの効果・影響理論に基づいたコミュニケーション研究、フィールドワークによるコミュニティおよびコミュニティ・メディア研究など、多角的なアプローチで、実証的な研究を行っていきます。研究テーマは、ブログやミクシーといった新しいコミュニケーション・ツールを扱うものから、地域の公共政策報道などジャーナリズムの領域まで、あるいは、ヨン様現象からミニコミの研究まで、受講者のみなさんの関心に基づいて幅広く扱いたいと考えています。 3年次ゼミナールⅠでは、各自の研究発表と同時平行的に、グループで一つのテーマを決定し、実際に調査研究の計画立案を行いながら、社会調査による実証的な方法を学び、卒業論文執筆のための準備を行うことも目標です。 |
授業計画 | A. メディア研究の方法の理解 ~文献の輪読から~ 質問紙調査によるメディア効果の測定の方法 フィールドワークとエスノグラフィーの方法 フォーカス・グループ・インタビューと非構造的インタビューの方法 メディア・メッセージと内容分析の方法 テクスト分析とディスコース分析の方法 メディア研究に用いる実験計画法 B. メディアの調査研究の実際 ~グループワークから~ 研究課題の設定と調査仮説の立案のためのディスカッション 研究課題の設定と調査仮説の立案のための文献収集と講読 研究課題の設定と調査仮説の立案のための社会情報の探索 分析対象の決定と調査設計立案 調査の適用時点・集合範囲の決定 パイロット・サーベイの実施 パイロット・サーベイの報告とプレゼンテーション |
評価方法 | ゼミの評価は、ゼミナール活動への参加の度合いが中心です。ゼミ全体での活動の分担や、グループワークへの協力、個々の研究の経過報告などを総合して100%の評価をします。 AA)ゼミナール活動への参加の度合いが特に十分である、A) ゼミナール活動への参加の度合いが十分である、B)ゼミナール活動への参加の度合いがやや不足している、C)ゼミナール活動への参加の度合いが不足している、D)ゼミナール活動に参加したとはいえない、とします。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ゼミナールは、受講生のみなさんの主体的な参加によって作られていくものです。ゼミナール活動の内容は、またみなさんの企画・提案によって、柔軟に対応していきます。教室で、研究室で、フィールドで、日常生活で、いつでもゼミが開講している、そんな気持ちでいてほしいと思います。 |