総合科目A

年度 2007
科目名 総合科目A
教員名 林 他
授業概要 現代はグローバル化とローカル化が同時進行する時代と言われている。これはグローバルな動きがローカルのコミュニティーに迅速かつ甚大な影響を与えるという側面と、ローカルなコミュニティーが直接世界に働きかけていく力を持つようになてきているという二つの側面がある。また、グローバルな問題解決とローカルな問題解決は表裏一体の関係の関係にもある。たとえば、地球規模の気候変動の防止は個人やコミュニティーの日常の温暖化ガス排出削減努力に大いに依存している。どこの国でも、所得の向上や貧困削減は村や町レベルでの生計向上の取り組みに左右される。この総合科目Aでは、グローバルな問題とローカルな問題が密接に関係を有していることを、個別的なケーススタディーを通じて考え、新たな知見の獲得を目指すこととする。本授業は、林薫を中心に宮原辰夫、山口一美、三木佳光、海津ゆりえの5名の教員がそれぞれの専門分野の知見を基に授業を行う。
授業計画 林:グローバルな問題解決とローカルな対応の重要性
宮原:東洋と西洋 身土不二の考え方
宮原:食と健康を考える
林:ローカルからグローバルへ 徳島県上勝町などの挑戦
林:日本の町おこし地域おこしの経験と世界(一村一品と道の駅)
山口:観光資源の発掘と展開
山口:観光開発と人的資本
宮原: 世界を覆う高齢化の波
海津:エコツーリズム入門
三木:
林:グローバル化と地域社会の対応
評価方法 評価方法については、出席点に加えて、学生発表や課題などの結果を総合化して成績をつける予定である。
教科書
参考書
メッセージ 「総合科目」は、一人の先生が行う通常の授業とは違って、複数の教員が一つのテーマをめぐってそれぞれの専門の立場から講義を行ってゆく学際的なアプローチの授業である。授業のスタイルも評価方法も他の科目とは異なっているので、必ず最初の授業に出席してガイダンスを聞くこと。