| 年度 | 2007 |
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| 科目名 | 国際関係史 |
| 教員名 | 林 薫 |
| 授業概要 | 本講義では国際関係の歴史を学びますが、支配者、政治的リーダー、外交官のレベルでの協調と対立、合従連衡、権謀術数というだけではなく、一般市民の視点から国際関係の歴史的変遷がどのような意味を持っていたのか、また生活者がどの程度国際関係の変化に力を及ぼすことができたのかを見ていきたいと思います。これを考える媒介項として、安全保障確保、交通インフラ網、情報(言語)、制度(市場やルール)などの「国際公共財」を見ていきます。これらの「国際公共財」は人々を結びつけるために極めて重要ですが、同時に誰がどのように供給するかについては、その時々の国際関係に大きく左右されるからです。この授業を通じて、国際社会を安定させ人々の暮らしを支えるためには何が必要か、そのために自分はどのように貢献できるか、という基礎的な認識とそれを支える知識の修得を目指します。 |
| 授業計画 | 国際関係の歴史的展開と国際公共財(国際公共財の考え方、覇権国家と国際協調) 古代の国際関係の展開。ギリシアとローマ(全ての道はローマに通ず) アジアの大帝国と東西通商 世界資本主義の形成(16~18世紀):国際貿易と重商主義、大航海時代のヨーロッパ大国、絶対王政と革命、商人資本と殖民主義、大国覇権の交替(オランダ→英国) 英国の時代:世界の工場としてのイギリス、パックス・ブリタニカの外交、英国資本主義と自由主義、アジアと英国 帝国主義時代:重工業化と資本蓄積、交通網の発展、ポンド19世紀末のイギリス外交、20世紀初めの大国と外交、第一次世界大戦、ワイマール共和国の成立、ウィルソンと国際協調、大恐慌と30年代のブロック化 社会主義の70年:ソ連の成立と共産党支配体制、1920年代の国際経済、東西冷戦と社会主義、社会主義の行き詰まり、市場経済移行 第2次世界大戦後の国際制度:国連のブレトンウッズ機関(各専門機関の役割)、さまざまな分野における国際協調、制度的・物的インフラ整備 冷戦後の世界:国連主導と単独主義、グローバリゼーションのリスクとその制御 21世紀の公共財とその供給:自由貿易、貧困削減・南北格差解消、環境・地球温暖化防止、防災、人間の安全保障、人類の遺産の継承 |
| 評価方法 | 出席(50%)、レポートもしくは試験(50%)で評価します。レポートや試験の実施方法については授業中に指示します。授業への貢献(プラス面=よい質問等、マイナス面=私語等)も考慮します。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ |