出版論

年度 2002
科目名 出版論
教員名 浜崎 廣
授業概要 出版とは、われわれのいちばん身近なメディアとして常日ごろ接しているが、さてその実態はいかなるものか?

出版といわれる分野には書籍・雑誌・ムックなどのほか最近では電子出版・オンデマンド出版など多岐にわたっており、それぞれ成立過程が異なりその役割もまたちがう。

こうしたいまの出版状況をまず総括的に捉え問題を整理し、その上で中心的である書籍と雑誌をより深く広く考察してみることにしよう。
’97年からはじまった出版不況はこれからどう展開していくのだろうか。こうした近未来のことにも触れながら、出版のおもしろさを体験的な話をまじえながら伝えてみたい。

授業計画 出版とは何を指すのか-書籍と雑誌の類似性と相違性。

出版はどのようにして生まれたか-出版誕生と成立の歴史。

出版は“志”か“商売”か?-出版社研究。

ホンはどうしてつくられるか-書籍・雑誌の製作プロセスと利益計画。

ホンはどんな方法で売るのか-出版広告にみる宣伝販売戦略。

どのようにホンは流れていくのか-出版流通の実態と問題点。

いいホンと悪いホンとは何か-ベストセラーと発禁の歴史。

評価方法 学期末に提出したレポートで評価採点する。出欠は評価しないが、全体の半分以上の出席がないとレポート提出権を失う。
教科書
参考書
メッセージ 出席するか欠席するか、はっきりさせること。出席したならばマジメに聞くこと。