旅行法規

年度 2007
科目名 旅行法規
教員名 佐々木 正人
授業概要 観光産業に関係する業種は数が多い。従って、これら業種に係る法律、約款も多数存在する。これら観光産業を俯瞰できるポジションにあるのが旅行業である。現在、旅行業を取り巻く環境は、情報化の進展、消費者ニーズの多様化・質的変化、マーケットの成熟化等に伴い、旅行の内容、目的等も多様化・複雑化し、大きく変わりつつある。この様な環境変化に対応すべく平成16年に旅行業法・約款が改正され、平成17年から施行されている。本講では旅行業を律する「旅行業法」を前半に、又、後半では、旅行者と密接な関係がある「旅行業約款」を、考察研究し、特に約款では、旅行中発生する各種事故(バス・航空機・食中毒事故等)・トラブル(旅行日程の変更・倒産による旅行の中止等)の事例を紹介しながら、旅行業のみならず、各観光産業における賠償責任問題をも考察する。
授業計画 〔前半〕旅行業法を中心に
旅行業法の沿革
旅行業法とはどの様な法律なのか
旅行業の定義、種別
旅行事業を始めるに当たっての各種規制(営業保証金制度、登録制度等)
旅行営業上の各種規制(旅行業務取扱管理者制度、広告規制、添乗員制度等)
旅行業協会(トラブル発生時の対応、弁済業務保証金制度、研修制度等)
〔後半〕募集型企画旅行契約(パッケージツアー)約款を中心に
旅行業約款とは
旅行契約の種類と約款、旅行営業上関係する各種観光産業の約款(運送・宿泊等)
旅行契約の締結(店頭、電話、IT等による旅行の申込み、契約の成立時期等)
契約内容の変更(旅行業者が契約内容、旅行代金の変更ができるケース等)
契約の解除(旅行者側のキャンセル、旅行業者側の解除等)
旅程管理(添乗員の役割・業務内容等)
責任(どの様な場合、旅行業者が賠償責任を負うのか、具体的事例の紹介)
特別補償金制度(旅行業者に責任がなくても、補償金、見舞金等が払われる制度)
旅程保障制度(旅程に重要な変更が発生した場合、補償金が払われる制度)
評価方法 前半の「旅行業法」の授業終了時、及び後半の「約款」の授業終了時に行う試験50%、レポート及び出席状況、受講態度50%の配分により評価する。
教科書
参考書
メッセージ 法律といえば固苦しく難しく、とっつきにくいといったイメージがあるが、授業では出来る限り、分かりやすく、親しみやすく、又事例を数多く紹介しながら法・約款を論じて行きたい。授業の復習・予習は必ずして欲しい。又、「旅行業務取扱管理者」資格取得を目指す諸君は、授業を真面目に取り組めば、「法、約款」に関する限り合格点を取れることを約束する。