流通論

年度 2005
科目名 流通論
教員名 那須 幸雄
授業概要 今日見られるところの流通の全般にわたる基礎知識を習得し、流通についての総合的な視野を身につけるのがねらいである。今回は「現代の流通」に焦点をあてて、現代の流通の競争、構造、変革、課題を求める。「流通」は、生産と消費の間をつなぎ、消費生活を豊かにして、楽しいショッピングを作り出し、家庭の豊かな団らんをもたらす存在である。自由な世界でいかにすればよい流通が得られるのか、考えたい。ホットな話題をはさみながら、進める。
授業計画 流通論を始めるにあたって: 経済の営みと生産・流通・消費、商業のマクロ的・ミクロ的視点、など
現代流通の背景・基盤
現代流通の競争
現代流通の構造
・流通の概念と商業の機能
・卸売の役割
・小売の役割
現代流通の変革
・現代小売業の変革
・戦後日本の小売業態
・アメリカ小売業の展開
現代流通の課題
・メーカーの市場支配
・大規模店舗立地法の時代
・現代流通と消費者
新しい経営方針による流通業の挑戦
・経営方針転換の必要性
・総合スーパーの地域密着化
・中堅企業のRISC戦略
・新業態の展開
物流、ロジスティックスの改革
流通業の国際化
・我が国流通業の海外への製品発注、輸入
・日本へなだれ込む流通業外資
・アジアでの競合
ネットワーク経営管理
評価方法 期末試験の結果をベースに、出席状況、レポート等を加味する。
教科書
参考書
メッセージ 流通や消費について関心を持ち、新聞・雑誌記事をよく読んで頂きたい。参考書は購入随意とする。