年度 |
2005 |
科目名 |
文章演習B |
教員名 |
野地 安伯 |
授業概要 |
文章演習Aの授業を通して、文章表現の基礎を学んだ。それを踏まえて、この授業では、6種類の文章の書き方の講義と実作を行う。作品の添削と助言は、文章演習Aの場合と同様に、その文章の内容に即して具体的に行う。授業で扱う6種類の文章とは ア.随想文 イ.論述文 ウ.紹介文 エ.案内文 オ.手紙文 カ.鑑賞文 である。 |
授業計画 |
「達意の文」という言葉とその意味を、文章演習Aの欄で述べておいた。この授業の目標も全く同じである。わかりやすい、誤解されない文章を書き上げること。行きつく所はその一点にある。そして、このことは上記ア~カの各種の文章のどれにもあてはまることなのである。実際の授業時数は10数時間だから、それぞれの文章の性質と、皆さんの表現力の実態を見きわめて時間配分する。特に、論述文を苦手にしている人がかなり見受けられるので、この分野については、できるかぎり多くの時間を割り当てる予定である。6種類のうち、随想文と論述文は、800字程度のものを60分以内で書けるようにしたい。 |
評価方法 |
ア.出席状況を重視する。毎時間の講義に基いた文章を書くためである。イ.提出文の内容・表現力を毎回評価する。ウ.定期試験の結果上記3項目によって、総合的に評価する。 |
教科書 |
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参考書 |
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メッセージ |
さまざまな種類の文章が書けるということが、実社会においてどんなに役に立つか計り知れない。しかも、このような訓練を行ったり、人から教えられたりする機会は、今後、ほとんどないだろう。皆さんは今、多くのことを吸収できる頭の働きの柔軟さを持っている。その時期を空しく過ごすべきではないのだ。授業で与えられた課題を、あたりさわりのない、その場しのぎの書き方ですり抜けている人がいないわけではない。そういう人は、進歩、向上とは無縁の人だと言ってよい。皆さんの意欲的な姿勢に接することを楽しみにしている。 |