広告メディア論

年度 2005
科目名 広告メディア論
教員名 横内 清光
授業概要 広告の基本は「表現」と「メディア」である。本講座は「広告メディア」についての専門的知識の修得を目的とする。6セメスターの「広告表現論」と対になった専門講座としての位置づけである。広告が効くか効かないかはメディアの使い方次第である。近年、広告メディアはIT革命によって多様性を増してきたが、主体は、全広告費の2/3が投下される新聞・雑誌・テレビ・ラジオのマス媒体にある。各メディアの特性を理解し、効果的に組み合わせるメディア・プランニングを学ばずして現代の広告は理解できない。よりよい広告効果を求めての科学的な手法解明。本講座では最新の「メディア・マーケティング理論」に至る過程を、ケーススタディを交えて授業展開して行く。
授業計画 導入=メディアの選択が広告効果を決める
メディアリテラシーの原則(メッセージを創って載せる過程)
広告マスメディアの種類と特性(新聞・雑誌・テレビ・ラジオはどう使うか)
広告メディアの拡散(新しいメディアの可能性)
マーケティング環境の変化(マスから個への訴求へ)
メディア環境の変化(マルチメディア時代の媒体=求められる複数の選択眼)
マス広告のメディア・プランニング(基本編=理論的なメディア・ミックス)
メディア・プランニングの実際(実践編=媒体市場からのメディアの仕入れ)
メディア・マーケティングという新しい理論(メディア・データ・ベースの進歩)
メディア・マーケティングの手法紹介(日本の最新技術)
広告メディアに関する研究成果から(アメリカのケーススタディ)
近未来展望=より効果的なメディアの使用法を求めて(IT時代の広告メディアの選択)
評価方法 定期試験での評価を90%、出席率を10%の範囲で行う。
教科書
参考書
メッセージ 広告で一番お金がかかるのが、メディアの買い付けです。どうしたら効果的にお客にメッセージを届けられるか。理論と市場のせめぎ合い。ここを知らないで広告の奥深さはわかりません。広告を本格的に学びたい人は「広告表現論」を受講する前に、2年次でこの講座をとっておいてください。