ソフトウェア作成

年度 2005
科目名 ソフトウェア作成
教員名 竹田 仁
授業概要 本授業ではソフトウェア作成の講義と実習を並行して実施する。講義内容に沿った形でC言語によるプログラミング技術の習得を目的とする。C言語は、ミニコンのOSであるUNIXと共に進化した高級言語で、汎用性が強くシステム記述、数値計算処理、テキスト処理、事務処理などの領域で最も活用されているプログラミング言語である。従って、C言語についての知識を有することは、計算機に関連した分野では極めて重要である。本授業では、問題解決のためのアルゴリズムの考え方を詳しく解説しながら、このC言語を用いたプログラミングの講義と実習を行う。科目「プログラミング」に引き続き、基礎を復習しながら、その応用を行う。Cプログラミングにおいては、ポインターを理解することが重要であり、その基本的な課題を取り上げる。なお、本授業は毎回、講義と実習をセットにした2コマ授業で行われる。
授業計画 C言語(歴史的背景、C言語の特徴)とエディタ操作について[講義と実習]
基本規則1(変数と型、流れの制御、標準入出力)[講義とエディタ操作実習]
基本規則2(配列、関数)[講義と実習]
基本規則3(アルゴリズムについての構造化定理)[講義と実習]
文字型データ(文字型、文字変換)[講義と実習]
ビット操作(ビット論理演算、シフト演算)[講義と実習]
ポインター1(アドレスとポインター変数)[講義と実習]
ポインター2(配列とポインター、関数と引数)[講義と実習]
文字列操作(文字列操作の基礎、文字列操作関数の作成と応用、文字列変換関数)[講義と実習]
記憶クラスと初期設定(内部変数と外部変数、記憶クラス、初期設定)[講義と実習]
ポインターの応用(ポインターを用いた分類アルゴリズム、ポインター配列・関数)[講義と実習]
構造体1(構造体の基礎、構造体とポインター)[講義と実習]
構造体2(リスト処理とそのアルゴリズム)[講義と実習]
ファイル処理1(ファイルの概念、順次編成ファイルとそのアルゴリズム)[講義と実習]
ファイル処理2(乱編成とそのアルゴリズム)[講義と実習]
評価方法 学期末試験を評価の対象とするが、出席、演習の際の提出物を加味する
教科書
参考書
メッセージ C言語は難しいプログラミング言語であると思われているようであるが、本講義ではC言語の特徴であるポインターを中心にプログラミングの基本をやさしく講義する。途中で休むと授業についてこられなくなる可能性がある。受講を決意したら休まないように努力して欲しい。なお、本授業を受講する者は、科目「プログラミング」を履修しておくのが望ましい。